Tier 3 アメリカ 自走砲
スペック
車体装甲厚(mm) | 101/12/12 | 本体価格(シルバー) | 47,000 | |||
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最高速度(km/h) | 前進 | 38.6 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 3~5 | ||
後退 | 10.0 | 派生元車輌 | ||||
発見可能範囲(m) | 静止時 | 396.81 | ||||
移動時 | 420.91 |
パッケージ
初期 | LVL1 | LVL2 | LVL3 | LVL4 | LVL5 | LVL6 | LVL7 | |||
M7 Priest E:1,130 S:47,000 | ━ | 無線 E:? S:33,600 | エンジン E:? S:13,900 | 履帯 E:? S:1,650 | エンジン E:? S:29,000 | 無線 E:? S:54,000 | 主砲 E:? S:32,200 | ━ | 戦車 M37 E:3,150 S:130,000 |
E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
初期 M7 Priest | Wright Continental R-975C1 | 105 mm Howitzer M3 | VVSS T49 | M7D1 | 300 | SCR 508 | |
400 | 18 / [15.75] | ---/---/--- | 395 | ||||
17.40 | 1.4/1.6/2.7 | 16 | 330 | ||||
LVL.1 無線 | Wright Continental R-975C1 | 105 mm Howitzer M3 | VVSS T49 | M7D1 | 300 | SCR 506 | |
400 | 18 / [15.74] | ---/---/--- | 615 | ||||
17.39 | 1.4/1.6/2.7 | 16 | 330 | ||||
LVL.2 エンジン | Wright Continental R-975C4 | 105 mm Howitzer M3 | VVSS T49 | M7D1 | 300 | SCR 506 | |
460 | 18 / [18.08] | ---/---/--- | 615 | ||||
19.97 | 1.4/1.6/2.7 | 16 | 330 | ||||
LVL.3 履帯 | Wright Continental R-975C4 | 105 mm Howitzer M3 | VVSS T51 | M7D1 | 300 | SCR 506 | |
460 | 20 / [19.89] | ---/---/--- | 615 | ||||
19.97 | 1.3/1.5/2.5 | 16 | 330 | ||||
LVL.4 エンジン | Ford GAA early | 105 mm Howitzer M3 | VVSS T51 | M7D1 | 300 | SCR 506 | |
500 | 20 / [21.47] | ---/---/--- | 615 | ||||
21.55 | 1.3/1.5/2.5 | 16 | 330 | ||||
LVL.5 無線 | Ford GAA early | 105 mm Howitzer M3 | VVSS T51 | M7D1 | 300 | SCR 528 | |
500 | 20 / [21.50] | ---/---/--- | 745 | ||||
21.58 | 1.3/1.5/2.5 | 16 | 330 | ||||
LVL.6 主砲 | Ford GAA early | 105 mm Howitzer M2A1 | VVSS T51 | M7D1 | 300 | SCR 528 | |
500 | 20 / [21.45] | ---/---/--- | 745 | ||||
21.53 | 1.3/1.5/2.5 | 16 | 330 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
砲性能
主砲性能 | ||||||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 攻撃半径 | 砲弾速度 | 砲弾射程 | 発射速度 | HE弾 予測 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 左<射界>右 最伏角 | |
105 mm Howitzer M3 | HE HEAT | 166 10G | 53 101.6 | 410 350 | 1.91 -- | 315 315 | 640 640 | 4.72 | 1,935 | 5.00 | 0.74 | 69 | +45 12< >26 -5 | |
105 mm Howitzer M2A1 | HE HEAT | 166 10G | 53 101.6 | 410 350 | 1.91 -- | 410 410 | 988 988 | 4.84 | 1,984 | 5.00 | 0.72 | 69 | +45 12< >26 -5 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier 3のアメリカ自走砲。 - 火力
初期砲も後期砲も単発威力・装填速度・照準速度は同一であり、精度も同程度で射程のみが大きく異なる。
仰角45°で射程ぎりぎりの位置を撃つ事で弾道が最も山なりになるため、恵まれた機動力を活かして積極的に陣地転換し、障害物越えの曲射を狙おう。
距離をうまく調節すれば岩や低い建物の陰に隠れた敵を狙う事もでき、天板を撃ち抜く可能性も高くなる。
HEATは近接戦で抜群の効果を発揮するのでお守りに10発前後持って行くと良いだろう。- 105 mm Howitzer M3
初期砲。
射程640m。
射程は短いが弾道が山なりに高く照射されるため射程ギリギリの敵車輌に対して、
天頂方向からの射撃となるために天板をぶち抜く可能性は高い。
装填時間・照準時間は短いが弾速が遅いためエイムが難しい。 - 105 mm Howitzer M2A1
最終砲。
射程は988m。
発射速度がわずかに上昇するが分間発射弾数ほぼ変わらない。
弾速も変わらないためエイム難度はそのまま。
- 105 mm Howitzer M3
- 装甲
前面下部(車体)は102mmの傾斜装甲というTierに比してオーバースペックにもほどがある代物となっている。
自走砲の性質上あまり活かせる場面は多くないが、敵に肉薄された際に命を拾うことが度々あり他の同格車両には無い隠れた長所となっている。
上部の戦闘室は他の自走砲と同じく紙装甲のため車体角度に注意が必要。 - 機動性
最終パッケージを開発すると500馬力を誇る大出力エンジンが搭載される。
最高速度こそ平凡な値に収まっているものの、僅かな時間で最高速に達するため総合的な機動力は高い部類に入る。
陣地転換時の移動や、発見された場合の緊急対処法として前面装甲と車体重量を利用した体当たりなど様々な利用法がある。 - 総論
始めて自走砲というものに触れどういう種類の車輌か大まかにつかみ、短射程と長射程の自走運用に慣らしていく車輌。
オープントップで風通しの良い自走砲ルートとなっている。
史実
↑M7自走砲
M7自走砲は、第二次世界大戦時にアメリカ合衆国で開発された自走砲。愛称はプリースト(Priest)。
砲兵の自走化を目指すアメリカ陸軍兵器局は、手始めにM3ハーフトラックに75mm野砲を搭載したM3A1自走75mm砲を製造した。その後、運用結果などから半装軌式のハーフトラックよりも完全装軌式の車両に搭載した方が良いとの結論に至り、兵器局はM3中戦車の車体に105mm榴弾砲を搭載したT32自走砲の開発を開始した。試作車は1942年始めに完成し、アバディーン性能試験場で試験を受けた。試験の結果、エンジン配置の関係による砲の仰角不足と対空兵器の不備が指摘され、これを受けて車体右前方に12.7mm重機関銃M2が装備された。
T32は、同年4月にM7自走砲として制式採用され、1942年だけで2,028両が生産された。また、1944年3月からは使用する車体がM3中戦車からM4A3中戦車に変更され、M7B1と呼ばれた。その後、105mm榴弾砲の装備位置を一段高くし、最大仰角をそれまでの35度から65度に引き上げたM7B2が生産された。
当初はアメリカ軍向けのみが生産されたが、1942年9月に90両がイギリス第8軍にレンドリース供与された。また、プリースト(聖職者)という愛称も、機関銃座が教会の説教台に似ていることから、イギリス軍がつけたものである。初の実戦参加は1942年10月の第二次エル・アラメイン会戦で、この戦いにおける本車の性能を見たイギリス軍は、M7のさらなる供与を要求し、終戦までに数百両が供与された。
対照的に米軍での本格的な実戦投入は遅れ、集団的に作戦に投入されたのは1944年6月のノルマンディー上陸作戦以降で、陸軍機甲師団麾下の自走野砲大隊に配置され活躍した。M7は、元々が中戦車だったこともあり、高い機動性と広い車内スペースを有しており、兵士たちから歓迎された。また、多くの部品がM3およびM4中戦車と同じであり、使用する弾薬は野砲と同じであったために整備・補給が容易な点も評価された。大戦終結後もM7は米軍の制式装備にとどまり、朝鮮戦争にも参加している。その後、米軍で余剰となった車両の一部は、M4中戦車および、その改良型を大量運用していたイスラエル軍に供与され、中東戦争でも活躍した。