Tier 10 アメリカ 重戦車
スペック
車体装甲厚(mm) | 229/45/45 | 本体価格(シルバー) | 6,100,000 | |||
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最高速度(km/h) | 前進 | 35.4 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 10~11 | ||
後退 | 12.0 | 派生元車輌 | T54E1 | |||
発見可能範囲(m) | 静止時 | 411.03 | ||||
移動時 | 428.02 |
パッケージ
T57 Heavy E:250,000 S:6,100,000 |
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E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
T57 Heavy | Continental AV-1790-5C | 120 mm Gun T179 | T97 | T169 | 2,250 | AN/VRC-3 | |
810 | 30 / [27.69] | 152/127/51 | 745 | ||||
14.88 | 1.2/1.3/2.4 | 36 | 400 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
※青字:オートローダー砲・機関砲
砲性能
主砲性能 | ||||||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 攻撃半径 | 砲弾速度 | 砲弾射程 | 発射速度 連射[間隔] 弾倉[交換時間] | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
120 mm Gun T179 | AP HEAT HE | 1,050 11G 900 | 258 340 60 | 400 400 515 | --- --- 2.42 | 1,067 1,067 1,067 | 720 720 720 | 7.74 連射[2.00] 弾倉[25.00] | 3,096 | 2.90 | 0.35 | 36 [4×9] | +12 -8 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier 10アメリカ重戦車。
1950年代、M103の車体をベースに開発された揺動砲塔の試作重戦車である。 - 火力
俯角は-8°とそこそこだが、仰角が+12°と狭くなっている。
Tier10のオートローダー重戦車はいずれも狭い仰角が共通の欠点だが、俯角は本車両が一番劣っている。- 120 mm Gun T179
T57 Heavy Tankが搭載していた史実砲の一つ。
1セット4発の自動装填砲。弾倉合計攻撃力は前身からほぼ据え置き(1,600ダメージ)だが、貫通力が大幅に改善されている。
Tier10オートローダー重戦車のAMX 50 BやKranvagnの主砲と比較すると、弾倉交換時間は5~8秒ほど短く、連射間隔が0.5~1秒ほど速い点で優れている。
2秒の連射間隔は優秀であり、4発撃つまでに6秒と大体の重戦車に有利なダメージ交換が出来る。
また、弾倉交換時間の短さも長所であり、オートローダーではありながらDPMは3,000超と非常に高い。ラマーを考慮しなければ重戦車中トップの値になる。
ただし、照準時間2.9秒は連射間隔2秒よりも長く、絞り切って撃つ場合はAMX 50 B(照準時間・連射間隔ともに2.5秒)よりも全弾撃ち切るまでに時間がかかってしまう。
加えてAMX 50 BやKranvagnよりも照準拡散が大きく設定されており、走り撃ちや咄嗟の射撃には不向きである。
- 120 mm Gun T179
- 装甲
各所に弱点があるので防御性能は限定的である。
なお、耐久値は2,250とTier10オートローダー重戦車の中では一番多くなっている。- 砲塔
Kranvagnほどの堅牢さは無いが、似た形状のAMX 50 Bと比較した場合、こちらは砲塔の側背面にも最低限の装甲を確保している。
主砲の付け根は300mm超、さらにその周辺も傾斜があるので250~260mm程度であり、揺動砲塔の上部分*1は一定の防御力がある。
しかし、主砲直下~アメリカの星マークのある下部分*2は広範囲かつ脆弱であり、この部位は傾斜が緩いので170~220mm程度しかなく、格下にも容易に撃ち抜かれる弱点となっている。 - 車体
Tier9重戦車M103と同様。
正面上部は230~280mm程度の防御力があり、傾斜のきつい部分は300mm超にもなる。
一方、正面下部は114.8mm+傾斜50°程度=実質200mmほどの明確な弱点となっている。
- 砲塔
- 機動性
最高速度は35.4km/hと重戦車相応であり、T54E1から8km/hほど劣化している。
AMX 50 Bはもちろん、Kranvagnにも最高速度では水をあけられており、陣地転換能力では大幅に劣っている。
とはいえ加速力自体はそこまで悪くなく、最低限の機動力は確保されているといえる。
なお、車体を共有するM103と同じく後退速度が12km/hと遅い点には注意が必要だ。 - 総論
優れた弾倉交換時間を有する攻撃重視のオートローダー重戦車である。
オートローダーの中でも優れた貫通力・弾倉交換時間・連射間隔という長所があり、とりわけ弾倉交換時間の短さは明確な強みだ。
ハルダウン特化のKranvagnや機動性特化のAMX 50 Bといった一芸に秀でたTier10オートローダー重戦車と比べた場合、本車両は重戦車としての最低限の装甲・機動性は持ち合わせており、火力重視のバランス型と言えるだろう。
ただし、大きい照準拡散、遅い後退速度、弱点の多い装甲などの欠点もあり、それらは立ち回りでカバーしなければならない。
一定の状況下においては最強クラスの性能と言えるため、得意な戦場で戦うことで多くの戦果を得られるだろう。
史実
揺動式砲塔と自動装填装置をそなえた重戦車で、開発は1951年に開始された。
120mmから155mm砲に対応した各種試験砲塔が1957年に生産されたが、計画は失敗と判断され打ち切られた。
コメント
- ローダーでありながら、その装填の速さは暴力装置と言って過言ではなく、ハマった時は5000ダメージを軽く超える。しかし忘れてはならない、本車は装甲、機動力、拡散が致命的に低レベルで、4連射に固執して状況把握を怠るとあっという間に昇天する。他にも注意すべきは、金弾ヒートは空間装甲に弱い点。極端な例だと、ソ連HTに対し自らがフリーな状態で仕掛ける時に、オートロックで側面連射しようものなら全弾非貫通もありえる事。さしもの当車両も適宜瞬時に弾込めし直す事は出来ないので、弾種は何を込めているのか、敵の空間装甲は堅牢か、時間をかけて尻を撃つべきか、全段命中を捨てて下部を狙うか、などなどを瞬時に理解できる事が望ましい。これだけの攻撃性能を持ちながら、野良で大暴れする当車両が少ないのは前述の判断力が無い為である。 -- 2020-11-09 (月) 19:45:56