M103

Last-modified: 2023-06-01 (木) 18:29:34

A66_M103.png

Tier 9 アメリカ 重戦車

公式紹介ページ

スペック

車体装甲厚(mm)229/44/44本体価格(シルバー)3,640,000
最高速度(km/h)前進34.0マッチング範囲(戦闘Tier)9~11
後退12.0派生元車輌T32
発見可能範囲(m)静止時413.00
移動時428.80

パッケージ

初期LVL1LVL2LVL3LVL4LVL5LVL6LVL7
M103
E:168,500
S:3,640,000
無線
E:?
S:54,000
砲塔
E:?
S:55,000
履帯
E:?
S:61,500
主砲
E:?
S:230,000
エンジン
E:?
S:100,000
主砲
E:?
S:310,000
戦車
T110E5
E:185,000
S:6,100,000

E:必要経験値
S:購入シルバー

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比旋回速度視認範囲
初期
M103
Continental AV-1790-5B105 mm Gun T5E1M1T97E1M891,800AN/GRC-3
81028 / [23.36]254/86/76410
14.891.2/1.5/2.632380
LVL.1
無線
Continental AV-1790-5B105 mm Gun T5E1M1T97E1M891,800AN/GRC-7
81028 / [23.36]254/86/76745
14.891.2/1.5/2.632380
LVL.2
砲塔
Continental AV-1790-5B105 mm Gun T5E1M1T97E1T1401,800AN/GRC-7
81028 / [22.70]254/99/53745
14.471.2/1.5/2.632400
LVL.3
履帯
Continental AV-1790-5B105 mm Gun T5E1M1T97E2T1401,800AN/GRC-7
81030 / [28.06]254/99/53745
14.471.2/1.3/2.432400
LVL.4
主砲
Continental AV-1790-5B120 mm Gun T122T97E2T1401,800AN/GRC-7
81030 / [27.87]254/99/53745
14.371.2/1.3/2.432400
LVL.5
エンジン
Continental AV-1790-7C120 mm Gun T122T97E2T1401,800AN/GRC-7
86030 / [29.58]254/99/53745
15.251.2/1.3/2.432400
LVL.6
主砲
Continental AV-1790-7C120 mm Gun M58T97E2T1401,800AN/GRC-7
86030 / [29.42]254/99/53745
15.171.2/1.3/2.432400

※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。

砲性能

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ攻撃半径砲弾速度砲弾射程発射速度AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
105 mm Gun T5E1M1AP
APCR
HE
1,000
12G
680
218
265
53
320
320
420
---
---
1.91
945
1,181
945
720
720
720
7.062,2592.100.3860+15
-10
7.062,2592.100.3860
120 mm Gun T122AP
HEAT
HE
1,060
11G
900
242
340
60
400
400
515
---
---
2.42
945
1,067
945
720
720
720
5.562,2242.300.3733+15
-10
5.562,2242.300.3733
120 mm Gun M58AP
HEAT
HE
1,060
12G
900
258
340
60
400
400
515
---
---
2.42
1,067
1,067
1,067
720
720
720
5.772,3082.300.3533+15
-10

※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
緑字:改良砲塔

解説

  • 概要
    Tier 9アメリカ重戦車
    戦後、ソ連のIS-3に対抗してクライスラー社が開発・量産した重戦車である。
    日本では「Fighting Monster(ファイティングモンスター)」の愛称で知られている
    E 75ST-Iといったゲーム内屈指の強力な車両がいるTier 9重戦車の中でも、最も走攻守のバランスに優れる。
     
  • 火力
    • 105 mm Gun T5E1
      初期砲。
      T32の最終砲。
      Tier 9 重戦車としては火力・貫通力共に心許ないが、金弾APCRを使えば格上車輌とも渡り合えなくも無い。
      車体など弱点を確実に狙おう。
       
    • 120 mm Gun T122
      中間砲。
      初期砲から精度はそのままに照準時間が増加するが、単発火力・貫通力は大幅に伸び実用域となる。
      最終砲の下位互換に過ぎないが初期砲と比べれば段違いの高性能。
      初期砲でも戦えなくは無いがお金がかかるので、出来ればフリー経験値を使いこの中間砲から始められれば力強い。
       
    • 120 mm Gun M58
      最終砲。
      貫通力がT32から大幅に上がり、単発火力で劣るが良好な装填速度を持つため、Tier10を相手にしてもさほど不足は感じないだろう。
      俯角も10度あり、これまで通りハルダウンによる運用がしやすい。
      それでもハルダウン最中だろうと棒立ちすれば小さな弱点を突かれることもある。
      細かく砲塔を振ったり、前後運動をすることで狙いを絞らせないようにし、少しでも弾く可能性を高めることで補おう。
       
  • 装甲
    耐久値は改良砲塔で1,900とTier 9重戦車の中では平均的な数値である。
    全体的に防御面は不安が残る性能。格下に対してなら有効であるが、同格以上の砲撃は弾ければラッキー程度に考えておこう。
    車体、砲塔共に真正面を向いた際にもっとも防御力が高まる形状をしている上、側面装甲がかなり薄いことに留意されたい。
     
    • 砲塔
      防盾部分と傾斜がきつい部分こそ跳弾できるが、弱点が各所に点在している。
      砲塔上部の天板やキューポラは目立つ弱点であり、ハルダウン・豚飯時でも砲身より先にこれらを晒す事になる。特に天板は口径120mm以上の主砲なら掠っただけでも撃ち抜けてしまう。
      最大俯角でハルダウンを行えば天板とキューポラが隠せ、おでこも強固になる(-10°のハルダウンで330mm~相当)。
      初期砲塔は、正面向きでも大半の部位が200~240mm相当とかなり脆いため、早急に換装してしまいたい。
      改良砲塔では「ほっぺ」の脆弱さが改善されるものの、少しでも横を向くとあっさりと貫通するので注意が必要だ。
       
    • 車体
      正面上部や先端部分は丸みを帯びたきつい傾斜があり、230mm~300mm超の防御力を発揮する。しかし、最も防御力を発揮するのは外縁部のみであり、大部分は250mm前後なのでこのTier帯では安心できない。
      正面下部は114.3mm+傾斜で160~200mm程度の防御力しかなく、格下にも容易く抜かれてしまう弱点だ。
      言うまでもないが、側背面の装甲は59.7~44.5mmとHEが貫通しかねないレベルの脆弱さである。
       
  • 機動性
    T32から引き継げる装備がほとんど無いが、初期状態でも開発完了時のT32に近い機動力が備わっており乗り出しは楽な部類に入る。
    最高速度は34km/hとそれなりだが、加速力はT32から順当に強化されてる。
    一方で後退は12km/hとやや劣化しており、飛び出し撃ちをした際に後退がもたつく事もあるだろう。
    なお、本車の初期エンジンはT54E1の最終エンジンであるため、この戦車を開発すればそちらの経験値を浮かすことが可能。
     
  • 総論
    ハルダウンを戦術の主軸に据えたバランス型の重戦車である。
    バランス型とはいえ全体的に欠点の目立つ性能をしており、前線を張るには装甲が薄く、中戦車的運用をするにも機動性が足らず、遠距離射撃をしようにも精度が物足りない。
    器用貧乏な戦車ではあるが、裏を返せば使い手の実力がもろに反映される車両と言える。臨機応変に立ち回って勝利をものにしていこう。
    プレイヤースキルが問われるが、乗り手の要求にしっかり応えるポテンシャルを秘めることは間違いないだろう。

史実

第二次世界大戦終結直後の1945年9月に行われたベルリン戦勝記念パレードに登場したソビエト連邦のIS-3に脅威を覚えたアメリカが、これに対抗しうる車両として開発したもので、開発中の重戦車であったT34重戦車の設計を元に1948年2月にはT43重戦車(Heavy Tank T43)として自動装填装置付き120mm砲を装備する重量58tの重戦車として開発が決定された。
当初の要求仕様はその後修正され、1950年4月には装填手2名による手動装填式120mm砲を装備する重量56トンの重戦車として最終仕様が決定している。

 

アメリカ陸軍での戦車分類に変更に伴い、1950年11月には「120mm砲戦車 T43(120mmGun Tank T43)」と改名され、同年に勃発した朝鮮戦争への投入を最優先としてまず80両が発注された。
その後、発注数は300両に増やされ、1951年6月には最初の試作車がテストに入った。

 

T43は仕様が最終的に決定した後もT48(後のM48)といった他の戦車の仕様を取り入れて設計変更が繰り返されており、生産車両は当初の試作車両とはやや異なった形で1953年から1954年にかけてT43E1として生産された。
T43E1は試作車両が1953年から1954年にかけて朝鮮半島に送られて実地テストを受けたが、その結果多数の問題点が指摘され、1955年には配備の中止と生産車の予備兵器化が一旦は決定した。
しかし、既に300両近くを生産した車両を死蔵することには異論が多く、最終的には指摘された問題点を改修して制式化されることとなり、120mm砲戦車 M103(120mmGun Tank M103)として1956年4月に制式化された。

 

M103は西ドイツに駐留する独立戦車部隊に配備され、T43E1を改良したT43E2が開発された。
陸軍はこれを「T43E1(M103)で充分」として採用しなかったものの、海兵隊が採用、1957年6月にM103A1として制式化され、海兵隊の3個戦車大隊に配備された。
M103A1は後に海兵隊からリースされる形で1959年より陸軍にも装備された。

 

1962年には、アメリカ軍がM60戦車より装甲戦闘車両のエンジンのディーゼル化を進めたことに伴い、エンジンを換装した改修型が“M103A1E1”の名称で開発され、M103A2として制式化された。最終的には200両余りがA2仕様に改修されている。

 

M103は開発の遅れから朝鮮戦争への本格投入は間に合わず、その重量故にベトナム戦争にも投入されず、実戦を経験することはなかった。1960年代後半になると、本車の120mm砲と同等の攻撃力を持つM68 105mm砲を装備したM60及びM60A1主力戦車の配備が進み、重量過大で出力不足のために運用上の制約の多い本車の存在意義は減少し、陸軍戦車隊ではM60A1への置換えが進められた。
海兵隊ではその後も運用されたが、1973年には海兵隊でも前線からの引き揚げが決定し、1974年には最後の車両が退役した。

コメント

  • マジゴミ -- 2022-04-22 (金) 00:44:05
  • 砲性能以外見劣りしまくり。これならもっと砲が強いコンカラー乗った方がマシ。苦行。次の戦車もダサいから進めない方が良い。 -- 2022-04-22 (金) 20:43:07
    • コンカラーはチャーチル系列を我慢したご褒美だから。M103は道中が楽だからトレードオフじゃないかな -- 2022-05-02 (月) 07:42:53