T92 HMC

Last-modified: 2023-06-01 (木) 16:33:24

usa.T92.PNG

Tier 10 アメリカ 自走砲

公式紹介ページ

スペック

車体装甲厚(mm)25/12/12本体価格(シルバー)6,100,000
最高速度(km/h)前進32.2マッチング範囲(戦闘Tier)10~11
後退10.0派生元車輌M53/M55
発見可能範囲(m)静止時427.23
移動時435.92

パッケージ

T92 HMC
E:271,000
S:6,100,000

E:必要経験値
S:購入シルバー

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比地形抵抗旋回速度視認範囲
T92 HMCFord GAF T92240 mm Howitzer M1T92 T80E1T921,400SCR 528 A
86026 / [21.67]---/---/---745
14.871.0/1.2/1.98400

※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。

砲性能

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ攻撃半径砲弾速度砲弾射程発射速度HE弾
予測
DPM
照準時間精度総弾数最高角
左<射界>右
最伏角
240 mm Howitzer M1HE
AP
P HE*1
2,500
2,500
20G
120
370
120
1,350
1,100
1,350
8.13
---
11.64
460
460
460
1,410
1,410
1,410
2.112,8486.800.8226+65
12< >12
-0

※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。

解説

  • 概要
    Tier 10のアメリカ自走砲
    M26 Pershingの車体に240mm榴弾砲を搭載した試作重自走砲。
    240mmというゲーム内最大口径の主砲を搭載している。
     
  • 火力
    限定回転砲塔ではない為、ティア9のM53/M55と比べれば射界は狭くなっている。
    それでも、左右12°と他国の固定砲塔の自走砲と比べれば広く射界をとれる。
    • 240mm Howitzer M1
      この戦車の最大の特徴は主砲の威力であり、ゲーム中最大口径の240mm砲でMaus等の重装甲車両にも無視できないダメージを通すことができる。
      榴弾の爆発半径も全車両中最高で通常榴弾で8.13m、課金榴弾では11.64mを誇る。
      他の車輌で同程度の爆発半径を誇る自走砲は、イギリスのティア 10自走砲ConquerorGCの11.10mのみである。
      砲精度は相応に低いが、この爆発半径の広さもあり直撃こそ難しいものの命中率は高く、至近弾のダメージも大きい。
      また、敵車輌に近接戦に持ち込まれた場合、俯角が0度のため地形によっては地面を撃って榴弾を爆発させダメージを与える手法が取りにくい場合がある。
       
  • 装甲
    紙装甲。
    車輌HPは1,400あるが近接戦になった場合は装填速度の長さも相まって1~2回程度。
    静止時の発見可能範囲427.33mと超重戦車並もあり見つかりやすい。
    常にミニマップを見て早めの陣地転換を心がけよう。
     
  • 機動性
    Tier 9のM53/M55と比べれば遅く、他国の遅めの自走砲と同等程度である。
    最大前進速度は32.2km/hあり、開始と同時に身を隠せる窪地や構造物へ素早く移動しよう。
     
  • 偵察性能
    視認範囲は400mと高めに設定されているが本車輌は自走砲である。
    直接視認できる範囲に敵車輌がいた場合そこは死地である。
     
  • 総論
    これまでのアメリカ自走砲ツリーに例を見ない低速力・火力極振り自走砲である。
    榴弾の爆発範囲がたいへんな撃破威力を発揮する。
    徹甲弾は砲精度の関係で自己責任の領域であるがTier 10帯では貫通力の低さもあり役立たずとなるだろう。
    他国の射界の狭い自走砲を経験したプレイヤーであればアメリカ自走の広い射界はとても使いやすいものに感じるだろう。

史実

T92 HMC

HMC_T92_history1.png
↑T92 240mm自走榴弾砲

 

T92 240mm自走榴弾砲とは第二次世界大戦中にアメリカ合衆国で開発された自走砲である。
同じくM1 8インチ砲を搭載したものがT93自走砲として開発された。どちらもごく少数しか生産されず、またこれらが投入される前に戦争は終了した。

 

牽引式のM1 240mm榴弾砲はその自重により運用が難しいものだった。M4シャーマン中戦車の車体に155mm榴弾砲を搭載した経験が示したことは、T26E3重戦車(公式には1945年3月にM26パーシングと命名された)の車体上におそらく搭載可能なこと、また同一の車体を用いて計画される「重戦闘チーム」の一部として、M1 8インチ砲も搭載可能と予測されたことだった。このうち後者に付与された呼称はT93自走砲である。この計画の他の構成車輌はT26E5突撃戦車、T84 8インチ自走砲となる予定だった。
両側面に7個の転輪を付与するため、転輪を1つ追加したことで車体の延長が必要となった。駆動輪もまた車体前方へと移動させられた。
1945年3月、4両の試験車輌の限定的な調達が実施され、最初の車輌はこの年の7月に仕上げられた。総計で5両のみが生産された。2両のT93自走砲は9月に完成した。第二次世界大戦終結により、全ての契約が打ち切られた。

 

T92自走砲、およびT93自走砲の試験では、日本本土への侵攻計画であるダウンフォール作戦で使用できるだろう事が示された。この目的のため、砲弾に用いる特別な信管が開発され、この兵器はコンクリートに対して投入できることとなった。
T92自走砲とT93自走砲は太平洋戦線への輸送準備が進められていたが、1945年8月15日に日本の降伏が起こった。

 

残存したT92自走砲がミシガン州ウォーレンのデトロイト工廠に保管されている。
T92自走砲と関連し、類似した車輌であるT93自走砲も製造されており、240mm榴弾砲の替わりにより長砲身のM1 8インチ砲を搭載した。

 

参考1
参考2

コメント

  • へ、ヘルス2100…? -- 2022-01-24 (月) 10:35:50

*1 Premium HE