Tier 8 アメリカ 中戦車
スペック
車体装甲厚(mm) | 101/76/50 | 本体価格(シルバー) | 2,403,000 | |||
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最高速度(km/h) | 前進 | 48.0 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 8~10 | ||
後退 | 20.0 | 派生元車輌 | T20 | |||
発見可能範囲(m) | 静止時 | 355.73 | ||||
移動時 | 378.25 |
パッケージ
初期 | LVL1 | LVL2 | LVL3 | LVL4 | LVL5 | LVL8 | |||
Pershing E:98,100 S:2,403,000 | ━ | 無線 E:? S:54,000 | 履帯 E:? S:30,250 | 砲塔 E:? S:46,000 | エンジン E:? S:45,000 | 主砲 E:? S:165,900 | ━ | 戦車 M46 Patton E:174,690 S:3,450,000 |
E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 旋回速度 | 視認範囲 | |||||
初期 Pershing | Ford GAN | 90 mm Gun M36 | M26T80E1 | M26M67 | 1,350 | SCR 508 | |
560 | 36 / [31.20] | 102/76/76 | 395 | ||||
13.58 | 1.3/1.5/2.3 | 36 | 390 | ||||
LVL.1 無線 | Ford GAN | 90 mm Gun M36 | M26T80E1 | M26M67 | 1,350 | SCR 528 | |
560 | 36 / [31.20] | 102/76/76 | 745 | ||||
13.58 | 1.3/1.5/2.3 | 36 | 390 | ||||
LVL.2 履帯 | Ford GAN | 90 mm Gun M36 | M26T81 | M26M67 | 1,350 | SCR 528 | |
560 | 38 / [32.15] | 102/76/76 | 745 | ||||
13.58 | 1.1/1.3/2.1 | 36 | 390 | ||||
LVL.3 砲塔 | Ford GAN | 90 mm Gun M36 | M26T81 | M26M71 | 1,440 | SCR 528 | |
560 | 38 / [30.90] | 127/76/64 | 745 | ||||
13.05 | 1.1/1.3/2.1 | 38 | 400 | ||||
LVL.4 エンジン | Continental AV-1790-1 | 90 mm Gun M36 | M26T81 | M26M71 | 1,440 | SCR 528 | |
704 | 38 / [38.83] | 127/76/64 | 745 | ||||
16.40 | 1.1/1.3/2.1 | 38 | 400 | ||||
LVL.5 主砲 | Continental AV-1790-1 | 90 mm Gun T15E2M2 | M26T81 | M26M71 | 1,440 | SCR 528 | |
704 | 38 / [38.83] | 127/76/64 | 745 | ||||
16.40 | 1.1/1.3/2.1 | 38 | 400 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
砲性能
主砲性能 | ||||||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 攻撃半径 | 砲弾速度 | 砲弾射程 | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
90 mm Gun M36 | AP APCR HE | 255 11G 255 | 190 268 45 | 240 240 320 | --- --- 1.46 | 920 1,219 920 | 720 720 720 | 8.76 | 2,102 | 2.20 | 0.35 | 70 | +20 -10 | |
8.76 | 2,102 | 2.20 | 0.35 | 70 | ||||||||||
90 mm Gun T15E2M2 | AP APCR HE | 255 11G 255 | 221 268 45 | 240 240 320 | --- --- 1.46 | 975 1,219 975 | 720 720 720 | 7.32 | 1,973 | 2.10 | 0.35 | 70 | +20 -10 | |
8.22 | 1,973 | 2.10 | 0.34 | 70 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
※緑字:改良砲塔
解説
- 概要
Tier 8アメリカ中戦車。
Tiger Iに対抗する為、T20試作戦車から派生したT23をベースに開発された車輌。
アメリカ車輌らしく優れた俯角と堅い砲塔を持ち、地形を有効利用できる車長にはとても馴染みやすいだろう。 - 火力
アメリカ制90mm砲全般に言える事だが、課金弾(APCR)の伸びが非常に高く格上車輌への対抗用に多めに積むといいだろう。
また、いずれの砲も俯角は10度まで取ることができ、地形対応力はこれまでと同様高い水準にあると言える。- 90 mm Gun M36
初期砲。
特に装填速度が優れており、分間ダメージは最終砲よりも上。
課金弾を惜しまないのであればこちらを装備するという選択肢も大いにアリだろう。 - 90 mm Gun T15E2M2
最終砲。
初期砲と比べて装填速度が落ちる代わりに、精度・通常弾(AP)弾貫通力が大幅に強化され安定感が増している。
また、照準拡散がとても少なく、飛び出し撃ちや走り撃ちも当たりやすい。
性能が全体的に高水準でまとまっており扱いやすい砲である。
- 90 mm Gun M36
- 装甲
T20から砲塔正面を中心に大きく強化されており、装甲を活用する運用もある程度可能。- 砲塔
アメリカ戦車らしく比較的頑丈な砲塔装甲と優秀な俯角を有し、ハルダウンに適している。
T20で問題だった装甲の薄い砲塔が新しいデザインの物に交換され、改良砲塔の防盾は203mmと非常に頑丈でカタログスペック以上の防御力が期待できる。
また、サイズも小さく被弾機会を減らしやすい。 - 車体
アメリカ重戦車と同じレベルまで強化されているが、傾斜含め貫通130mm前後を防げるかどうかの際どい装甲厚。
結局T20と同じくHPで耐える戦い方になってしまう。
- 砲塔
- 機動性
重量増に大してエンジン強化が追いついておらず挙動が重くなったが、依然として中戦車として平均程度はあり、使い勝手は相変わらず良い。 - 総論
T20の防御力を大幅に強化した車輌になっているが、T20ほどの機動的な立ち回りはできなくなっており、よりHPや装甲を使う場面が増えることとなる。
元々重戦車として開発された為、Tier7重戦車と見ても遜色のない装甲を持つ。
そこに加えて貫通力の高い砲やそこそこ良い機動力を持ち合わせたまさにオールラウンダーである。
視界も広く、一人で様々な役割を担うことが出来るので、味方の動向をよく見て弱点を補う様な行動を意識したい。
史実
M4中戦車の欠点を見直した中戦車計画T20から研究開発が続けられた結果、ドイツ重戦車に対抗できる性能を持つT26E1試作車輌が完成したのは1944年1月のことでした。
M4A3で使用された76mmM1砲の搭載が予定されていましたが、ドイツ重戦車に対抗するには不十分とされ、より強力な90mmT7砲が採用されました。
搭載エンジンの問題から車高が高くならざるを得なかったM4に対する反省から、最初からフォードGAF500馬力V8エンジンのみと指定し、姿勢の低い車体として設計され、最大装甲も101mmと厚くされました。
足回りも従来のボギーからトーションバーに改められ、オートマチック・トランスミッションの搭載など、M4系列とは一線を画す戦車として作られています。
T26E3が運用テストを兼ねた先行生産が1944年末に開始され、翌年1月には20両がヨーロッパ戦線に送り込まれました。
運用テストでドイツ軍からの損害はあったものの、ティーガーを撃破できるという結果を経て、1945年3月にはM26重戦車として制式化されます。
その後、310両ほどが追加でドイツに送られましたが、程なくしてドイツ軍が降伏、1945年5月にはM26は重戦車から中戦車へと変更されました*1。
太平洋戦線にも12両が送り込まれましたが、対戦車戦をする機会もなく終わっています。
戦後もアメリカ軍の主力戦車として朝鮮戦争で使用されましたが、当初の使用想定がヨーロッパの平坦な戦場としていた為か、山がちで重戦車向けではない朝鮮半島では活躍する機会をなかなか得られず、戦場のマッチングが良かったM4に他の新型戦車共々のお株を奪われてしまったそうです。
バリエーション、及び派生車輌には70口径90mm長砲身のT15を搭載した支援型のT26E4 "Super Pershing"、装甲強化型のT26E5 "Pershing Jumbo"、車体を延長して火力と装甲を強化したT32、105mm榴弾砲を搭載した突撃戦車型のT26E2などがあり、T26E2は後にM45として制式採用されています。
これらのバリエーションを含め、1945年12月頃までに2,000両以上が生産されました。
活躍の機会に恵まれなかったM26ですが、パットンシリーズの元祖であるM46の母体となり、子孫達は世界各地で活躍を続けています。
M46やベトナム戦争時の主力戦車M48、湾岸戦争で活躍したM60、現役アメリカ軍主力戦車であるM1 Abrahamなど、現在のアメリカ軍戦車の礎になった重要な戦車と言えるでしょう。
ちなみに、アメリカ軍が自国戦車に対して正式に愛称をつけた車輌でもあります。
これ以前の戦車の愛称は英軍がつけたものです。
コメント
- ゲームだと中間砲と最終砲の位置が逆になっちゃってる。10榴がモジュールLv.6とかもう運営適当になってるでしょ… -- 2021-06-21 (月) 22:23:32
- 取り回しと課金弾の貫通が優秀な砲と広い視界、硬い砲塔とそこそこの機動性を持つ。そして大きな欠点や弱点が無い。オートローダーのような爆発力こそ無いが、初歩的な防御技術であるハルダウンさえ出来れば後から実装された優秀な同格中戦車に引けを取らない実力を秘めている。 -- 2022-08-05 (金) 20:29:09