XM551 Sheridan

Last-modified: 2023-06-01 (木) 22:32:00

A116_XM551.png

Tier 10 アメリカ 軽戦車

公式紹介ページ

スペック

車体装甲厚(mm)14/32/13本体価格(シルバー)6,100,000
最高速度(km/h)前進65.0マッチング範囲(戦闘Tier)10~11
後退22.0派生元車輌T49
発見可能範囲(m)静止時344.67
移動時344.67

パッケージ

初期LVL1
Sheridan
E:229,000
S:6,100,000
主砲
E:?
S:230,000

E:必要経験値
S:購入シルバー

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比地形抵抗旋回速度視認範囲
初期
Sheridan
General Motors 6V53T105 mm Lightweight GunAR/AAV XM551 SheridanAR/AAV XM551 Sheridan1,600AN/VRC-12
65055 / [48.89]38/16/16750
41.740.8/0.9/1.843420
LVL.1
主砲
General Motors 6V53T152 mm Gun-Launcher XM81
(conventional)
AR/AAV XM551 SheridanAR/AAV XM551 Sheridan1,600AN/VRC-12
65055 / [50.48]38/16/16750
43.100.8/0.9/1.843420

※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。

砲性能

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ攻撃半径砲弾速度砲弾射程発射速度AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
105 mm Lightweight GunAPDS
HEAT
HE
1,100
12G
815
236
280
55
390
390
480
---
---
1.91
1,200
900
700
720
720
720
6.522,5431.700.3842+20
-10
152 mm Gun-Launcher
XM81 (conventional)
HE
HEAT
P HE
750
770
13G
76
152
85
910
700
910
3.66
---
5.11
683
683
683
720
720
720
3.002,7303.300.5028+20
-10

※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。

解説

  • 概要
    Tier 10のアメリカ軽戦車
    キャデラック社が開発したM551空挺戦車の試作車輌。
     
  • 火力
    • 105 mm Lightweight Gun
      自走榴弾砲として計画されていた試作砲。
      本ゲームでは戦車砲として扱われている。
      簡単に言えば90mm砲の性能向上版。
      152mm砲とは対照的に安定した中ダメージを与えられる。
      通常弾がAPCRなのも同じ。
      照準時間が短く、単発が他Tier10中戦車と大差ないため比較的扱いやすく、DPMも高い。
      ただし、貫通力は軽戦車らしくやや低めとなっており、精度が低いのもあって重装甲の車輌相手にダメージを与えるのは若干厳しい。
      本砲を扱う際には軽戦車と中戦車の中間の様に扱うとダメージを稼ぎやすいだろう。
      ちなみに"軽量砲"と名乗ってはいるが、152mm砲の約2倍の重量を持つ。
       
    • 152 mm Gun-Launcher XM81 (conventional)
      XM551 Sheridanの史実砲。
      有名ではあるが本ゲームではT49から引き継ぐ榴弾砲として扱われている。
      T49から各種性能が大幅に向上しており、命中も期待しやすくなった。
      とはいえ精度は自走を除くTier 10車輌中最低であり、外れることも多々ある点はT49と同様。
      また、威力や貫通力に関しては何も変化していないという点についても注意したい。
      本砲を使用する際に一番注意したいのはT49の時より拡散が少し大きいことだ。
      照準時間と精度こそ向上したが、飛び出し撃ちに関しては車体が長くなっていることを含めむしろ難しくなっている。
      当然、拡散が大きいということは移動後の照準時間がT49より長くなるので注意。
       
      なお、T49で本砲を扱っていた戦車兵諸君にはわかりきったことかもしれないが、本砲を使用している限りたとえ相手が格下であろうとNDKできる状態であろうと絶対に一人で真正面から戦ったりしてはいけない。
      思ったようなダメージが出なかったり、そもそも外してしまうことがよくあり、なにより装填が遅すぎるからだ。
      退路や味方の援護が確保できる位置で隙を見て撃ったり、速度を使って背面に一発入れて即退散する等と言った戦略を上手く使うことがTier 10においても活躍する方法である。
      Tier 10まで来て言うことでもないが、貫通できない相手には履帯を狙うことでダメージやアシストが入りやすい。
       
  • 装甲
    M551_SP.PNG
    装甲モデルはtanks.ggより
    実は箱型の車体は本装甲ではなく、T49をそのまま大型化したような形状の車体を3mmの空間装甲が覆う形となっている。
    HEATやHEの貫通を防ぐことは可能であるが、AP等はとても防げないだろう。
    そしてHEに関しては空間装甲に直撃しても爆風ダメージを食らうことになる。
    また被弾面積がT49からかなり増えているため隠れるための草むらなどは見直しが必要だ。
    本車に対して榴弾を撃つ場合、できるだけ砲塔を狙うと貫通を狙いやすい。
    車体を撃つと空間装甲に阻まれ、かなりの確率で非貫通となってしまう(特にHESH使用時や榴弾砲搭載時は要注意)。
     
    重量は15トン余りしかないので体当たりは非常に不利。
     
  • 機動性
    前身のT49と比べると車体旋回速度を中心に改善されているものの、やはり全体的に他の軽戦車よりやや物足りないものとなっている。
    また、重量のある105mm砲を使うと加速がわずかに遅くなってしまうという点に注意してほしい。
     
  • 総論
    前身T49の正当進化といえる車輌である。
    しっかり引き継いだ高火力とアメリカらしい優秀な俯角が嬉しい。
    武装に関してはT49での経験をそのまま生かすのなら152mm砲でも悪くないが、現在の評価としては105mm砲でDPMを発揮する方が良いと言われている。
    とはいえ152mm砲とは違い、弱点狙撃と金弾の使い分けが必須であるため自身の実力や性格と良く相談してほしい。
    Tier 10軽戦車の中では視認範囲と砲性能に優れる。
     
    特に砲性能は優秀であり、105mm砲は単発、DPM共に高く、中戦車のような火力支援も可能である。
    弱点は低めの最高速とこのルート恒例の隠蔽であり、どちらもTier 10軽戦車最下位である(突出して低いという訳ではないが)。
    軽戦車としては火力寄りであり、長視界を活かした偵察に加え、火力を活かすことでも勝利に貢献していきたい。

史実

Sheridan
XM551Pilot1.jpg
ゲーム内のモデルとなったXM551 Sheridan Pilot No.1
 

M551 Sheridanはアメリカが開発した水陸両用の空挺戦車である。
現状、アメリカ軍が制式化した最後の軽戦車でもある。
ちなみに愛称の「Sheridan(シェリダン)」は南北戦争の英雄の一人フィリップ・H・シェリダン将軍に由来している。

 

1950年代、M41 Walker Bulldog軽戦車とM56 Scorpion空挺対戦車自走砲を統合・代替する、AR/AAV(Armored Reconnaissance/Airborne Assault Vehicle:装甲偵察/空挺突撃車輌)計画が開始された。
新型空挺戦車の基本構想は

  • 水陸両用
  • 空中投下可能
  • 既存の軽戦車を凌ぐ機動力と火力
  • 車重10トン以内
     
    という厳しい要求が出された。
     
    計画に応募した12社のうち、キャデラック社の提出した設計案が採用され、1960年6月にXM551として開発契約が結ばれた。
    1961年12月には最終モックアップが完成し、1962年に試作車が完成。
    各種試験を重ねた後、1965年11月にM551として正式採用された。
    1966年6月から生産が開始され、1970年11月までに1,662両が生産された。
     
    主砲には開発中のM81 152mmガンランチャーの搭載が予定された。
    これはM41 Walker Bulldog軽戦車のM32 60口径76.2mm戦車砲よりも軽量でありながら、大火力を発揮する火砲であった。
    弾種はMGM-51シレイラ対戦車ミサイルとHEAT-MP(多目的対戦車榴弾)の2種類、計30発である。
     
    Sheridan_Shillelagh_Missile.jpg
    シレイラミサイル発射時
     
    重量を抑えるため、装甲材にはアルミ合金が用いられた。
    その他にもエンジンにアルミ合金、トランスミッションにはマグネシウムなど、とにかく徹底的な軽量化が図られている。
    一方で水陸両用としての用件を満たす為、車体側面部は中空構造とされ、内部にはウレタンフォームを充填して浮航性を確保している。
    車体前面上部には起倒式の波切板を設置し、車体上部外周部には防水スクリーンが装備されていた。
     
    エンジンはデトロイトディーゼル社製の6V-53T V型6気筒液冷ターボチャージド・ディーゼルエンジン(300馬力)が搭載された。
    戦車としては軽量なこともあり機動性は良好で、試験での路上最大速度は69.2km/hを記録している。
    水上航行用装備は5分以内での展開が可能であり、排水用のビルジポンプを装備している事から波のない湖沼や河川であれば本格的な水上航行が可能となっていた。
    Sheridan_Swimming.jpg
    水上航行形態
     
    また、「空挺戦車」の名の通り、輸送機からの空中投下が可能だった。
    投下の際はパレットに載せて固縛した状態で空中へ放出し、3個のパラシュートを開いて降下させる他、超低空を飛行する輸送機からパレットに載せた状態でパラシュートを開傘して機外に引き出し、そのままパラシュートによって減速して着地させる低高度パラシュート抽出システム(LAPES:Low-Altitude Parachute Extraction System)と呼ばれる方法によっても降下させる事もできた。
    なお、乗員は車輌とは別個に空挺降下し、着地後に合流して車輌に搭乗していた。
     
    Sheridan_Airdrop.jpg
    C-130輸送機から空中投下されるM551
     
    M551は制式採用後、1955年~1975年のベトナム戦争に投入された。
    しかし、残念な事に
  • 地雷や対戦車兵器の被害を受けやすい脆弱な装甲
  • 高温多湿による整備性の悪さ
  • 障害物の多い地形では不利な低重量
  • 湿地での機動性に難のある幅の狭い履帯
     
    など運用上の欠点が多かった為、兵士達の評価は良いものではなかった。
    そもそも売りであるシレイラミサイルは対戦車戦闘の少なさや北ベトナムを通じてソ連へ鹵獲される事を恐れ、ベトナムには持ち込まれなかった。
    ベトナム戦争では空中投下の機会も無かったが、のちに1989年のパナマ侵攻にて初めてパラシュートで投下された。
    ただし、着地の衝撃で半数ほどのM551が損傷・故障し、まともに運用できたのは残り半数のみであった。
    M551_Sheridan_history.jpg
    ベトナム戦争でのM551 Sheridan
     
    アメリカ陸軍ではM551の発展型として共通の車台を用いた各種の派生型を構想し、それらを装備した「空挺突撃車輌戦闘部隊」の編成が検討されていた。
    しかし、M551の運用結果が芳しくなかった事から、それら派生型は計画段階で中止となってしまった。
     

    参考1
    参考2

コメント

  • 自分をMTと思い込ん走り偵、置き偵どちらも適正が低い。割に強力な砲を積める為他国軽戦車に増して攻撃で貢献するべし。注意すべきは、それでも軽戦車だと言う事を忘れない事である。砲が強いからと何時までも後方に居るなど言語道断。敵のプレッシャーが弱まる頃合いを見て、先行偵察でMTを引率するなど臨機応変に。芋るな。繰り返す、芋ってはいけない。 -- 2020-11-11 (水) 16:24:17
  • 芋るしかない性能。隠ぺいは最悪で木陰に隠れても駆逐や中戦車に発見されるレベルなので置き偵が出来ない。走り偵もこのTierなら確実に当ててくるので後方で走り回って視線誘導して発砲発見を狙うのが良い。 -- ドーム? 2023-02-23 (木) 14:17:53