Object 416

Last-modified: 2023-02-06 (月) 18:00:04

R60_Object416.png

Tier 8 ソ連 中戦車

公式紹介ページ

スペック

車体装甲厚(mm)75/45/45本体価格(シルバー)2,500,000
最高速度(km/h)前進50.0マッチング範囲(戦闘Tier)8~10
後退20.0派生元車輌A-44
隠蔽率静止時0.419
移動時0.252

パッケージ

Obj. 430 II
E:150,500
S:3,450,000
Obj. 416
E:104,600
S:2,500,000
Object 416A
E:29,300
S:66,700
Object 416B
E:83,300
S:276,700

E:必要経験値
S:購入価格(シルバー)

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比地形抵抗旋回速度視認範囲
Obj. 416DG100 mm D10TObject 416 mod. 1952Object 416 mod. 19521,1009RM
40050 / [44.44]110/60/45525
16.440.8/0.9/1.840370
Object 416ADG100 mm D10TObject 416 mod. 1953Object 416 mod. 19531,200R-113
40052 / [45.54]110/75/45730
16.460.7/0.8/1.640380
Object 416BDG100 mm M-63Object 416 mod. 1953Object 416 mod. 19531,20010RT-26E
40052 / [46.12]110/75/45760
16.670.7/0.8/1.640380

※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。

 

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ発射速度AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
左<射界>右
最伏角
100 mm D10TAP
APCR
HE
252
11G
252
175
235
50
250
250
330
6.901,7242.300.39
2.73
2.18
35+15
75< >75
-3
7.501,8752.300.39
2.34
1.87
35+15
75< >75
-3
100 mm M-63AP
HEAT
HE
1,230
12G
1,170
201
330
50
320
320
420
7.502,4002.300.37
2.22
1.78
35+15
75< >75
-3

※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。

解説

  • 概要
    Tier8ソ連中戦車
    戦後、砲塔内に全搭乗員を収める目的でハリコフ工場が開発した試作対戦車自走砲である。
    限定旋回砲塔にTier8中戦車としては桁外れに強力な主砲をもつ上、移動時の隠蔽率低下が大きかったりと、性質は駆逐戦車に近い。
    低車高を追求した特徴的な外見からフライパンと呼ばれることもある。
     
    フリー経験値を投入しなければ苦行を強いられる。
    共通モジュールの通信機を開発済みでも最終パッケージまで総xp83,300も必要で非常にお高い。
    パッケージの内訳も中々悪意に満ちており中間パケにxp29,300もするのに初期砲のままで、その次の最終砲がある最終パケにxp54,000もかかる。
     
  • 火力
    俯角は-3°と非常に悪く、少しの起伏であっても影響を受けやすい。
    また中戦車でありながら左右75°ずつの射界制限があり、接近戦が苦手という欠点がある。
    • 100 mm D10T
      Object 416 mod. 1952の史実砲。
      T-44ISKV-3と互換性があるが、Tier8中戦車としては全く頼りにならない性能なので早急に換装しよう。
    • 100 mm M-63
      Object 416 mod. 1953の史実砲。
      単発火力320はTier8中戦車として高い部類であり、加えて良好な発射速度も兼ね備えている。
      その為、DPMはTier8中戦車としては破格の2,400を誇る。
      通常弾のAPは貫通力201mmとまずまずだが、金弾のHEATは貫通力330mmと非常に高く、格上相手でも貫通力に困る事は少ないだろう。
      精度や照準時間は平均的だが、照準拡散は射撃時、移動時、砲塔旋回時のいずれも非常に優秀なので扱いやすい。
      おまけに重量が軽く、100mm D10T搭載時より僅かに機動力が上がる。
      癖は非常に強いが、使いこなせればTier8中戦車随一の高性能砲と言えるだろう。
       
  • 装甲
    低い車高ゆえに投影面積は小さくなっており、遠距離なら敵の砲弾が外れる可能性もある。
    ただし装甲自体は脆弱であり、耐久値も1200と一部Tier7中戦車にすら劣っている。
    • 砲塔
      防楯付近および外縁部の傾斜がきつい部分は200~300mm超の防御力を発揮する。
      改良砲塔では向かって右側(キューポラのある方)の方が傾斜が鋭く、こちらの方がやや跳弾しやすい。
      しかし、防楯の両脇が広範囲に渡って120~180mmとかなり薄く、あくまで弾ければラッキー程度と言ったところである。
    • 車体
      正面上部は傾斜約55°の75mmで実効110mm、下部が傾斜約58°の60mmで実効100mmとなっている。
      前身のA-44から減少しており、このTier帯ではほぼ無いに等しい。
      後部砲塔ゆえに車体正面にエンジンがある為、損傷と火災が発生しやすい点には注意が必要。
       
      側面は45mmと豚飯もぎりぎり可能なレベルだが、上述の通り砲塔正面が薄いのでそちらを撃たれてしまう。
      豚飯の利点は正面のエンジンを隠しやすい事、HEATの履帯吸収を狙える事であり、相手の主砲性能によっては緊急時にやってみる価値はあるだろう。
       
  • 機動性
    最高速度は50km/hと平均的。
    一方でエンジンの馬力が400とかなり低く、A-44から多少改善されたが加速力はやや遅い。
    なお、ソ連中戦車でありながら超信地旋回が可能という地味な長所もある。
    ちなみに、本車に搭載できるエンジンは1種類のみなので機動性は初期状態でも最終状態とあまり変わらない。
     
  • 偵察性能
    視認範囲は380mとやや物足りない。
    一方で隠蔽性能は極めて高く、この車輌の特筆すべき長所である。
    静止時の隠蔽率はこのゲーム中のほぼ全ての軽戦車よりも高く、置き偵察であれば軽戦車の代行も十分務められるだろう。
    また、本車は中戦車ではあるものの隠蔽性については駆逐戦車と同じ扱いとなっており、移動時は静止時の6割に低下、迷彩塗装は+4%、迷彩ネットは+15%となる。
     
  • 総論
    高性能の主砲と高隠蔽を誇る、癖が非常に強い中戦車である。
    装甲の薄さに加え、中戦車でありながら限定旋回砲塔という明確な欠点があるものの、主砲と隠蔽が同格内でも極めて優秀な性能となっている。
    戦況の変化に合わせて柔軟に動く事が重要であり、偵察から火力支援まで様々な仕事をこなしていきたい。
    金弾を多用しがち&修理費が高いので収支が悪いなどの地味な欠点もあるが、Tier8中戦車の中でも個性と強さを兼ね備えた面白い戦車と言えるだろう。
    • 運用
      ここでは最終砲を積んだものとして話を進める。
      この車輌は隠蔽率が非常に高いが、装甲はマッチングする車輌からしてみれば紙同然なので戦闘開始直後は駆逐戦車のように後方から狙撃をしよう。
      金弾を使えば遠距離からでも330mmの貫通を発揮できるため、重装甲な敵にもしっかり対応できる。
      戦闘中盤からは持ち前の機動性と砲性能、車高の低さ、隠蔽率が光る。
      ここからようやく中戦車らしい動きが出来る。
      車高の低さを生かして敵に横付けをすればほとんどの敵戦車はこちらを撃てない。うまくいけば一方的に撃破できるだろう。
      移動中も高い隠蔽率のお陰で見つからずに奇襲することもできる。
       
      注意点としては敵に履帯を切られて背後に回られると、こちらは砲塔が後方へ旋回できないために反撃ができず、なにもできないまま撃破されてしまう可能性が高い事が挙げられる。
      また、車重も軽いので敵戦車のラムアタックは避けるべきだ。
       

史実

Object 416はソ連の対戦車自走砲です。
限定的重量に可能な限りの火力と装甲を与える方針のもと、75番工場の建設局で1949年秋より開発が始まり、設計案は1950年3月までに提出されました。
主砲には当時の主力戦車T-54と同じ100mm対戦車砲D-10を採用。
車体高を抑えるために採用された水平対向12気筒エンジンを含むパワーパックは車体前部に設置されています。

 

4名の乗員は全て砲塔内に収められ、特に操縦手は砲塔中心に位置し、特殊な機構により砲塔旋回と関係なく常に前方を向いていました。
また、砲塔内に搭乗員を収める事により車体及び砲塔の高さを低くする事に成功したものの、低い天井により装填手の作業が困難になるという問題がありました。
この砲塔の問題により、試作車は1952年4月まで準備ができず、1953年の夏には改良が行われ試作車も完成したましたが、砲塔などの斬新な機構がかえって動作や信頼性の低下をもたらし開発中止となってしまいました。

 

コメント

  • いくら何でも隠蔽高すぎる -- 2023-02-06 (月) 18:00:04