IS

Last-modified: 2022-10-16 (日) 22:55:02

R01_IS.png

Tier 7 ソ連 重戦車

公式紹介ページ

スペック

車体装甲厚(mm)120/90/90本体価格(シルバー)1,424,000
最高速度(km/h)前進34.0マッチング範囲(戦闘Tier)7~9
後退14.0派生元車輌KV-85
発見可能範囲(m)静止時390.10
移動時417.35

パッケージ

初期LVL1LVL2LVL3LVL4LVL5LVL6LVL7LVL8
IS
E:22,400
S:1,424,000
無線
E:3,000
S:33,600
履帯
E:5,125
S:18,080
砲塔
E:27,700
S:26,300
主砲
E:16,500
S:78,180
主砲
E:17,000
S:84,980
エンジン
E:26,000
S:79,290
戦車
IS-M
E:77,000
S:2,550,000
戦車
IS-3
E:38,500
S:2,568,500

E:必要経験値
S:購入シルバー

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比地形抵抗旋回速度視認範囲
初期
IS
V-2IS85 mm D5T-85BM-1IS-1IS-851,13010RK
60032 / [20.71]100/90/90440
13.271.1/1.7/2.638330
LVL.1
無線
V-2IS85 mm D5T-85BM-1IS-1IS-851,13012RT
60032 / [20.69]100/90/90625
13.261.1/1.7/2.638330
LVL.2
履帯
V-2IS85 mm D5T-85BM-1IS-2MIS-851,13012RT
60035 / [27.48]100/90/90625
13.261.1/1.4/2.338330
LVL.3
砲塔
V-2IS85 mm D5T-85BM-1IS-2MIS-1221,23012RT
60035 / [27.31]100/90/90625
13.181.1/1.4/2.328350
LVL.4
主砲
V-2IS100 mm D10TIS-2MIS-1221,23012RT
60035 / [27.06]100/90/90625
13.061.1/1.4/2.328350
LVL.5
主砲
V-2IS122 mm D-2-5TIS-2MIS-1221,23012RT
60035 / [26.86]100/90/90625
12.961.1/1.4/2.328350
LVL.6
エンジン
V-2IS122 mm D-2-5TIS-2MIS-1221,23012RT
70035 / [31.38]100/90/90625
15.141.1/1.4/2.328350

※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。

砲性能

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ攻撃半径砲弾速度砲弾射程発射速度AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
85 mm D5T-85BM-1AP
APCR
HE
175
8G
139
160
220
44
180
180
300
---
---
1.32
950
1,188
950
720
720
720
10.341,8612.900.3768+25
-7
10.341,8612.900.3759
100 mm D10TAP
APCR
HE
252
11G
252
175
235
50
250
250
330
---
---
1.32
895
1,119
895
720
720
720
7.691,9232.700.3836+20
-7
7.891,9732.700.3836
122 mm D-2-5TAP
APCR
HE
1,025
12G
608
175
217
61
390
390
530
---
---
1.32
780
975
780
720
720
720
4.881,9033.400.4628+25
-6

※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
緑字:改良砲塔

解説

  • 概要
    Tier 7ソ連重戦車
    大戦末期に登場した通称スターリン戦車の前期型。
    ヨシフ・スターリン*1のイニシャルからIS。英語やドイツ語表記*2でJSと略される場合もある。
    KV-85から火力と装甲が強化されている。
     
    ちなみに有名な後期型のIS-2はソ連プレミアム車輌および中国車輌として実装されている。
     
  • 火力
    ソ連らしいラインナップで充実している。
    改訂前は主砲だけで5種類のラインナップがあったがバランス調整され3種類に集約された。
    • 85 mm D5T-85BM-1
      初期砲。T-43の最終砲。
      ソ連主砲としては俯角が非常に広く、精度やDPMも良好。
      貫通力がやや低めになっており、通常弾だけでは少々不安が残るため課金弾を多めに持っていこう。
      また、移動時の照準拡散が他国の100mm砲並の値であり、行進間射撃の命中率は低い。
       
    • 100 mm D10T
      中間砲。最終砲候補①。
      ただし、俯角が-3°と劣悪だったKV-85と違って-7°まで取れるようになり、地形への適応力は遥かに上がっている。
      課金弾の貫通力が122 mm D-2-5-Tより高く、格上戦車を貫通するのに一役買うこともできる。
       
      最終砲と比べて、精度は良好で課金弾の貫通力は高いがダメージは低い。
       
    • 122 mm D-2-5T
      最終砲。最終砲候補②。
      KV-85の最終砲で、このTier帯でも十分に通用する。
      発射速度や俯角が向上しているため、運用面での苦労も軽減されている。
      貫通力不足を補うためにも、課金弾は多めに持っておきたい。
       
      中間砲と比べて、精度が悪化し課金弾の貫通力は低いがダメージは高い。
       
  • 装甲
    同格ソ連重戦車のKV-3と比べるとやや劣るものの、丸みを帯びた砲塔正面や車体の傾斜装甲は避弾経始に優れ、貫通力200mm級の弾すら弾き返す防御力を誇る箇所が各所に点在する。
    • 車体
       前面は下部が100mm、上部が120mm。傾斜も加味すると全体的に140mm程度。
      格下の通常弾であればある程度弾けるが、同格以上の弾や格下でも金弾を使用されると簡単に貫通してしまう。
      特に操縦手バイザーは冷静に狙えば貫通力120mm程度の弾でも簡単に貫通してしまうので、悠長に身を晒してはならない。
       また、前面左右は楔型装甲の走りとも思える面取りされているような形状をしており、昼飯の角度を構えても効果が薄い。
      しかし、上部装甲と下部装甲の間は非常に強い傾斜がかかっており、格上の弾でもはじき返せる可能性がある。
       前面下部は中央に操縦士、その左右に燃料タンクが配置されているため、車体への被弾はできるだけ避けたい。
       
    • 砲塔
      装甲厚はKV-85から据え置きではあるが、丸みを帯びた形状は避弾経始に優れ、真正面以外に被弾すれば貫通力の高い弾でもそこそこの確率ではじき返せる。
      避弾径始が活きない砲の根元あたりやキューポラは相変わらず弱点である。
       
  • 機動性
    Tier 7重戦車としては軽量な46t級の車体と700馬力のエンジンの組み合わせがIS及びIS-3の真価であり、KVシリーズとは一線を画した機動力を発揮する。
    とはいえ最高速度は34km/hと重戦車としては平均的。
    長距離を移動するためというより、市街地などの入り組んだ地形の移動や飛び出し撃ちなど、小回りや瞬発力が必要な場面で活きてくるだろう。
     
    ちなみに隠蔽率は同格重戦車の中でトップ。
    …なのだが、中戦車として隠蔽率が非常に低いBigtopと同程度しかないので見つかりやすいことには変わりない。
     
  • 総論
    同格重戦車のTiger IT29らにはHPや発射速度、貫通力、精度で劣るが、単発ダメージや操縦のしやすさ、隠蔽率などで勝り、高いレベルでバランス良く纏まっているのが魅力だ。
    格上に対しても跳弾を期待できる砲塔装甲も見逃せない。
    視界に恵まれない事と跳弾が期待できるとはいえ貧弱な車体装甲、総弾数が少ない事が弱点といえる。
    また、この辺りから修理費や弾薬費が高騰し始め、負担が重くのし掛かってくる。
    遮蔽物を利用し一撃の重さを生かした一撃離脱や良好な機動力で重戦車に格闘戦を挑む等、立ち回りでカバーしつつ一発一発を確実に貫通させていこう。

史実

IS-1

image_3.jpg

 

IS-1(ロシア語:ИС-1イーエース・アヂーン / 英語:JS-1ジェイエス・ワン)は、1943年末から短期間生産されたソ連赤軍の重戦車である。
「IS」とは、書記長ヨシフ・スターリン(Iosif Stalin/Joseph Stalin )の頭文字であり、失脚した「KV」(=ロシア語でКВ(カーヴェー)、国防人民委員クリメント・ヴォロシーロフ)に代わる、政治的な意味とソ連最強の戦車であることを強調し命名された。
重装甲化により機動性がますます悪化したKV-1重戦車の反省から、装甲厚と火力を増強させながらも45 t以内に収めるよう設計されている。
装甲厚は砲塔防楯100mm、前面/側面90mm
車体前面100-120mm 側面90mm 後面60mm
乗員は車長、砲手、装填手、操縦手の4人となり、無線手を車長が兼任している。
IS-1はT-34-85?の初期型と同じ85mm D-5Tを装備したが、ドイツ軍のTigerの8.8cm L/56の射程外からその装甲を撃ち抜くのは不可能と判明したことから、生産開始わずか15日で火力の更なる増強が決定された。
対策として100mm S-34及び改良型の100mm D-10Tを搭載するIS-100が試作されたが、全くの新型であり補給の問題から計画は中止となった。
そのため極少数の生産で打ち切られ、IS-2へと移行することとなった。

IS-2

is2.jpg
写真はIS-2として広く知られる後期型の「ローマ人の鼻」タイプ

 

IS-2(ロシア語:ИС-2イーエス・ドゥヴァ/英語:JS-1ジェイエス・ツー)は、IS-1をベースにD-25T 48.5口径122mm砲を装備したタイプで、ISと略された場合はこちらを指すことが多い。
砲の大型化により重量は45tを超えてしまったが、砲塔&車体共に前面は100mm以上の傾斜装甲持ちつつ
重量は50t以下に抑えられており、垂直装甲100mmで58tのTiger I 重戦車を大きく上回っている。
しかしそれは戦闘室容積を犠牲にして達成された数値であり、122mm砲の搭載により車内はさらに狭くなった。
ソ連戦車共通の弱点である砲の俯角はさらに悪化し、砲の最小射程と上り坂での射撃に著しい悪影響を与えた。
122mm砲の搭載弾数は当時の水準としてはかなり少数の28発であり、弾頭と装薬を別個に装填するタイプであったため、発射速度はT-34-85と比較して非常に低い値となった。
また開閉できる操縦士用直視型バイザーブロック(覗き窓)をドイツ軍に集中攻撃されたため、後期型(古い資料では研究者によってIS-2m、またはIS-2 1944年型とも呼ばれる)では車体前面の傾斜角を変更した「ローマ人の鼻」型に、固定されたバイザーにすることで防御力を増した。
IS-2は数々の欠点を抱えていたが、122mm砲の炸薬威力は凄まじく、陣地に対する攻撃力はもちろん、ドイツ軍のTigerやPantherを十分に撃破しうる性能を秘めていた。たとえ装甲を貫通できなくても、強力な榴弾の爆発が敵の装甲を叩き割ったり、(当時、ニッケルの不足で質が低下していたドイツ戦車の)装甲内壁を飛散させ、乗員を殺傷することができたからである。

コメント


*1 Ио́сиф Ста́лин、ローマ字に直すとIosif Stalin
*2 Joseph Stalin