А-44

Last-modified: 2020-05-25 (月) 13:03:32

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Tier 7 ソ連 中戦車

公式紹介ページ

スペック

車体装甲厚(mm)150/60/60本体価格(シルバー)1,380,000
最高速度(km/h)前進59マッチング範囲(戦闘Tier)7~9
後退20派生元車輌A-43
隠蔽率静止時0.26KV-13
移動時0.19

パッケージ

Obj. 416
E:104,600
S:2,500,000
А-44
E:22,200
S:1,380,000
A-44B
E:9,800
S:67,990
A-44M
E:26,500
S:102,990
A-44-107
E:36,600
S:131,150
A-44-57
E:5,500
S:69,340

E:必要経験値
S:購入シルバー

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比地形抵抗旋回速度視認範囲
А-44V-2-3457 mm ZiS-4A-44A-441,0009R
50042 / [37.33]75/75/75325
13.890.8/0.9/1.842360
A-44-57V-557 mm ZiS-4A-44A-441,0009RM
60042 / [44.78]75/75/75525
16.660.8/0.9/1.842360
A-44BV-576 mm S-54A-44A-441,0009RM
60042 / [43.97]75/75/75525
16.360.8/0.9/1.842360
A-44MV-576 mm S-54A-44 enhancedA-44 shielded1,1009RM
60044 / [44.24]90/90/90525
15.960.7/0.8/1.644370
A-44-107V-5107 mm ZiS-6A-44 enhancedA-44 shielded1,1009RM
60044 / [43.07]90/90/90525
15.540.7/0.8/1.644370

※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。

 

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ発射速度AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
57 mm ZiS-4AP
APCR
HE
56
7G
28
112
189
29
85
85
95
26.092,2181.900.34
3.61
1.09
160+25
-5
76 mm S-54AP
APCR
HE
80
6G
48
125
156
39
115
110
165
18.182,0911.900.41
4.35
1.31
160+25
-5
18.182,0911.900.41
3.87
1.25
160+25
-5
107 mm ZiS-6AP
APCR
HE
270
11G
280
167
219
54
300
300
360
5.711,7133.400.45
4.25
2.74
60+15
-3

※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。

解説

  • 概要
    Tier7ソ連中戦車
    大戦初期、I.S.ベール技師によって提案された後部砲塔戦車の計画案である。
    開発先のObject 416とは違い全周旋回砲塔。
     
  • 火力
    57mm砲と76mm砲は2つ前のT-34に使われている砲であり、同格以上には殆ど通用しない。早急に最終パッケージまで開発してしまいたい。
    • 107 mm ZiS-6
      重戦車ルートのKV-2T-150などと共通。
      この砲は同Tier中戦車の中で最高の単発攻撃力と高めの貫通力を持つ優秀な砲。
      しかし、俯角は僅か-3°しかないという致命的な欠点を抱えている。
       
      この数値は俯角が取れない事で有名なKV-85SU-101と同値で、他の戦車であれば意識しない様な段差や斜面ですら射線に影響を受けてしまう。
      ちなみに同じソ連の同格中戦車のT-43は-8°、KV-13は-5°である。
      斜面を使ったハルダウンや稜線射撃を試みるのはおろか、急斜面での射撃すら困難である。
      行進間射撃の際には地面のわずかな傾斜に差し掛かっただけでも俯角の制限にひっかかって照準がずれることも多く、起伏の激しい地形とは相性が悪い。
       
      また、同Tier中戦車の砲と比べて照準収束速度3.4秒と1秒ほど遅い。
      俯角が取れず照準収束速度も遅いと言う事は距離を置いた射撃時に車体を大きく長く晒さなければいけない事を意味する。
      加えて砲塔が車両後部に有る配置の為、遮蔽物から前進しての飛び出し撃ちはこちらの射線が通る前に車体を撃たれ、最悪の場合履帯エンジンドライバーなどの駆動系がまとめて全滅してそのまま一方的に撃たれ続ける恐れもある。
      かと言って後進して砲塔を出した場合、砲塔下車体側面の弾薬庫に被弾し、破損する危険性が高まる。
      市街地戦では積極的に豚飯を使っていきたい。
      ただし、弾薬庫を晒すことには変わりないので被弾には注意。
       
  • 装甲
    T-43KV-13と同様、このTier帯の中戦車としてはかなり優秀な装甲厚と傾斜を持っている。
    後部砲塔であるため豚飯との相性が良い。
    後述の車体下部の弱点を隠すためにも、建物などがあれば活用しよう。
    砲が砲塔正中線よりも右に寄っており、更に弱点のキューポラは左にあるため車体右側面を晒す形を取るのが理想的。
    • 砲塔
      改良砲塔の防盾は中心付近を除いて75mmの裏装甲があり計165mmとかなり硬い。
      他の部位は全周90mmで特に厚くも無いが、丸く絞られているため角度によっては同格中戦車の弾程度ならば防ぎ得る。
      奇妙な形状のキューポラは太い場所が120mm、細い場所が60mmとなっている。
    • 車体
      正面の最上部(機銃穴が開いている一段高い部分)は150mm+傾斜で220mm相当と非常に硬いが、範囲は狭い。
      ライトより下の部分は75mmとなるが、それでも傾斜装甲(65度160mm厚相当、但し標準化や撃ち降ろしを考慮すれば140mm程度)で中戦車としては高い防御力があり、同格重戦車から撃たれても非貫通となる場合も多い。
      車体上部と下部の継ぎ目も150mm厚に厚くなっている。
      一方車体下部は傾斜が緩く、90mm相当の弱点となっており、格下中戦車にも簡単に貫通されてしまう。
      また車体前部にエンジンやドライバーが配置されているため、数発被弾するだけで損傷・破壊される危険性がある。
      エンジンの発火率は15%と低めなので燃えやすくはないが、2戦に1回くらいは損傷するので、あまりに気になるようであればサイクロン・フィルターの装着も一考である。
      車体側面は60mmの垂直なので、豚飯をする場合は傾けすぎないようにしよう。
       
  • 機動性
    機動性は良好であり55km/h前後で移動可能だが、出力が不足気味なので、重戦車や駆逐戦車に対してNDKを仕掛ける場合は気を付けないと相手に追いつかれてしまう。
    また俯角が取れないため、相手に近付きすぎると砲塔しか狙えない、ということもある。
    搭載している砲や装甲からすれば破格の機動力であることは間違いないので、それを活かした運用が求められる。
     
  • 総論
    高威力の砲と良好な機動力という利点と車体前部へのエンジン配置や俯角不足、107 mm ZiS-6の照準収束速度と精度という長所と短所がはっきりした戦車である。
    砲の欠点は拡張パーツの改良型射撃装置や改良型換気装置によりいくらか改善するので、装着しておいたほうが良い。
    砲性能から後ろに籠って支援射撃という戦い方も考えてしまうが、せっかくの機動力を殺してしまうことになるので、状況を見て判断すべきだ。
     
    砲性能と車体性能のミスマッチゆえに癖が強く、扱いにくさを感じるかもしれない。
    しかし、初動から足を活かした陣地展開と砲による威嚇が可能であり、前線に展開していける戦車であることは意識しておくべきだろう。
     

史実

1941年4月にプロジェクトが開始。
第183工場の主任技術者であったI. S. Behrが開発を主導した。
装甲、備砲、戦闘携帯品、速度の異なる 3 つのバリエーションが提案された。
プロトタイプの制作は1942年初を計画していたが、ドイツ軍の侵攻により施設は移転を余儀なくされ、開発も中止となった。

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