Tier 10 ドイツ 重戦車
スペック
車体装甲厚(mm) | 240/160/120 | 本体価格(シルバー) | 6,100,000 | |||
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最高速度(km/h) | 前進 | 33.0 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 10~11 | ||
後退 | 15.0 | 派生元車輌 | VK 45.02 B | |||
発見可能範囲(m) | 静止時 | 418.93 | ||||
移動時 | 431.97 |
パッケージ
Pz.Kpfw. VII E:196,470 S:6,100,000 |
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E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
Pz.Kpfw. VII | MB 517 | 12,8 cm Kw.K. 46 L/61 | Pz.Kpfw. VII | Pz.Kpfw. VII | 2,500 | 10WSc | |
1,200 | 24 / [22.00] | 200/160/120 | 720 | ||||
10.00 | 1.1/1.2/2.3 | 18 | 400 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
砲性能
主砲性能 | ||||||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 攻撃半径 | 砲弾速度 | 砲弾射程 | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
12,8 cm Kw.K. 46 L/61 | AP APCR HE | 1,260 11G 1,055 | 258 315 65 | 560 560 700 | --- --- 2.71 | 1,100 1,350 1,100 | 720 720 720 | 3.95 | 2,212 | 2.60 | 0.37 | 40 | +17 -7 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier 10のドイツ重戦車。
幻の重戦車Löweの後部砲塔案に12,8cm砲を搭載した架空戦車である。 - 火力
スペック上は俯角-7°だが、正面のみ-5°までの制限が掛かる。- 12,8 cm Kw.K. 46 L/61
VK 45.02 (P) Ausf. B7より長砲身となった12,8cm砲。
単発火力はTier10重戦車中でも上位に位置し、精度と貫通力もそれなりの水準を保っている。
一方で装填時間が長く、DPMはTier10重戦車中ワーストクラスである。
また、同レベルの精度の砲に比べて照準時間が長く、弱点狙撃には少し長めの静止を必要とする。
- 12,8 cm Kw.K. 46 L/61
- 装甲
特大内貼り装甲が搭載可能である。- 砲塔
避弾経始に優れた形状をしており生半可な弾は通さない。ただしLöwe同様よそ見は厳禁。
防楯の中心部、砲の付け根辺りが120mmの空間装甲のみとなっており、200mm程度の貫通力で抜けてしまう。
また防楯のすぐ横の膨らんだ部分(ほっぺ)もやや的が小さいが貫通230mm程度から抜かれてしまう。砲撃時以外は砲塔を揺さぶると良いかも知れない。
キューポラは120mm+微傾斜しかないが、的が小さい上に砲を少し持ちあげれば防楯で隠せるため狙い辛い。
ターレットリングは分厚い空間装甲に阻まれており、正面からだと貫通は困難。 - 車体
正面上部は350mm相当、中部は垂直300mm。下部は260mm相当の弱点となる。
天板傾斜部は80mmあるため3倍ルールで貫通される心配はない。
側面も160mmと厚く、砲塔が後ろ寄りな事から一見すると豚飯が得意そうであるが、車体を傾けると砲塔基部を垂直に晒け出してしまうため非推奨。
FV215bとは異なり正面向きであれば弱点になりづらいのが救いである。
- 砲塔
- 機動性
数値上は、最高速・出力重量比ともにドイツTier 10重戦車3両の中で最も優秀になっている。
実際、平原を直線で走る分には最高速に近い30km/h前後の時速を発揮できる為、重戦車に求められる移動能力は充足していると言えよう。 - 総論
弱点こそあれど優秀な正面装甲を持ち、ストレスのない機動力を手に入れた重戦車である。
火力に関しては高い単発火力と貫通力・砲弾速度を両立した強みを持つ一方、Tier 10ドイツ重戦車のもつ分間ダメージの低さが目立つ。
本車両が力を発揮するのはやはり最前線の角地での撃ち合いである。
高い防御性能をもつ装甲で敵の砲弾は弾きつつ、高い単発火力と貫通力を活かして確実に貫通させることで分間ダメージの差を補いたい。
特に角から車体下部を晒して攻撃していく本車両の特性を真似できる車両は少なく、独特の位置を占めると同時に味方重戦車との連携が取りやすいという大きな強みになっている。
一方で後部砲塔特有の取り回しの悪さや俯角制限、装甲の弱点から、角地の少ない開けたマップや稜線を挟んでのハルダウン戦などは苦手とする。
豚飯の姿勢で戦えた前身から大きく乗り方が変わったように感じるかもしれないが、強力な装甲と十分な機動力を使って先陣を切って前線を押し上げるという基本的な役割は変わらない。
良くも悪くもドイツの車両特性が濃く出た戦車であるため、自身の特性をよく理解し有利な状況に敵を引き込んで戦っていきたい。
史実
本来のPz.Kpfw. VIIであるTier8のLöweは史実に対して忠実なデザインをしているが、このTier10のPz.Kpfw. VIIはWG社の創作した架空戦車である。
この車両は後部砲塔案であった軽(leichte)タイプの見た目をしていながら、重量などは通常砲塔案の重(schwere)タイプをモデルとしており、加えて装甲厚はゲームバランスの為に調整されたりとかなり滅茶苦茶な状態になっている。
なお、15cm砲の計画は存在したものの、このPz.Kpfw. VIIの12,8cm砲を搭載する計画案は存在しない。
実はPC版で元々15cm砲搭載で実装予定だったが、その前に実装されたVK 72.01 (K)との差別化のために12,8cm砲を搭載して実装された。