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Tier 8 アメリカ 重戦車(課金戦車)
スペック
HP | 1,500 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 152/102/76 |
最高速度(km/h) | 35 |
重量/最大積載量(t) | 60/63 |
実用出力重量比(hp/t) | 20 |
本体価格(ゴールド) | 9,200 |
修理費(シルバー) |
パッケージ
Chrysler K (9,200G) |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回速度 | 視認範囲 | HP | 通信範囲 | |
Chrysler K | Chrysler 1200 HP | 105-mm Gun T5E1A | Chrysler K | Chrysler K | 1,500 | 『無線機名』 | |||||||
1,200 | AP APCR HE | 198 260 53 | 320 320 420 | 100 | 『弾代1』 『弾代2』 『弾代3』 | 5.94 1.9 0.36 | 32 | 254/127/89 | 24 | 380 | 745 |
解説
バージョン4.4で実装されたアメリカの課金戦車。
戦後、クライスラー社が提案した重戦車の計画案。
史実
1946年5月14日にIS-3のもたらした脅威からクライスラー社は独自設計した新型重戦車を戦争装備委員会に提案しました。
この計画案はクライスラーKまたはクライスラーK戦車(Chrysler K Tank)と呼ばれていたそうです。
クライスラー社には同じくChrysler Kの名を持つ自動車が存在しますが、それとは完全に別物であり、こちらはK-Carの愛称で呼ばれていました。
-閑話休題-
この計画案は、後部砲塔、MBT-70のような砲塔内に操縦手を含めた全搭乗員を収める構造、ユニークな形状のサスペンション、1,200馬力の高出力エンジンを特徴としていました。 ただし、電気・ガソリンのハイブリッド駆動装置を搭載しているのでエンジンで発電のみをするシリーズハイブリッドではなく、現代のハイブリッドエコカーによくあるモーター併用のパラレルハイブリッドだったのかも知れません。
面白い事に、ソ連でも同じく乗員を砲塔内に収める設計をこの頃から模索していました。
推定重量は約60t、車体・砲塔前面装甲厚は179mmあり、車体正面装甲は傾斜込みで約205mm、主砲には105 mm T5E1を搭載予定でした。 副武装は車体前部左右に7.62mm機銃、後部左右に12.7mm対空機銃を装備し、遠隔操作で射撃するようになっていました。
結局、詳細は不明ながらこの計画案が採用される事はなく終わりました。 例え試作されても、当時の技術ではハイブリッド機構の信頼性をクリア出来なかったであろう事は明らかである事は歴史の教える所となるでしょう。
恐らくデトロイト社を中心としたT29・T30系列の発展型であるT43重戦車(のちのM103。M103の量産を任されたのはクライスラー社であった)が優先された為とも言われ、どちらにしてもモックアップが作られただけで試作段階には至らなかったそうです。
1960年代後半、M60に代わるMBT-70の開発時にChrysler Kの設計が活かされのですが、肝心のMBT-70はドイツとの共作の際に設計段階から大揉めしていた事で立ち消えになり、そちらも採用される事はなく終わってしまいました。
MBT-70とは、1960年代にアメリカと西ドイツがタッグを組み、M60系列の後継として「夢の無敵戦車」のコンセプトの元に開発されましたが、運用面での考えの違いから意見が合わずに没案となり、それぞれM1エイブラムス戦車とレオパルド2を作るに至りました。
設計段階で寸法をアメリカのインチ・フィート法か西ドイツのメートル法にするかで揉めたり、色々と盛り込み過ぎて複雑化した弊害が顕著化して信頼性低下につながった結果ポンコツ化したり、コスト高で「あの」マクナマラ長官の合理化主義に反するとされたり等、失敗が確約するべくして提案されたとも言われていました。(米ロバート・マクナマラ国防長官は元自動車メーカー出身で、軍部内のローコスト化を推し進めた人物で、空海軍の戦闘機を一緒の機種にしたら経費が安くなる!と言って、空母への着艦距離が足りないならオプション装備でなんとかしろと無茶を宣い、後に空軍でしか採用されず、最終的に電子戦機としか使い道のないF-111戦闘爆撃機を作らせた張本人だったりします。)