Sturer Emil

Last-modified: 2017-02-17 (金) 22:26:26

Tire 7 ドイツ 駆逐戦車

公式紹介ページ

スペック

車体

HP850
車体装甲厚(mm)50/30/30
最高速度(km/h)25
重量/最大積載量(t)33.44/36.5
本体価格(シルバー)1,300,000
修理費(シルバー)

戦車パッケージ

Rhm.-B. WT
(71,000/2,040,000)
St.Emil
(43,400/1,300,000)
Pz.Sfl. V Moritz
(9,400/33,700)
Pz.Sfl. V Max
(67,900/268,700)

詳細

パッケージ名エンジン武装履帯砲塔
出力弾種貫通力ダメージ総弾数弾代発射速度
照準時間
精度
旋回速度砲塔装甲旋回速度視認範囲HP通信範囲
St.EmilMaybach HL 116 S10.5 cm k 18 L/52VK3001H SESturer Emil850265
300AP
APCR
HE
169
227
53
300
300
380
607.69
2.30
0.36
30--/--/--26400
Pz.Sfl. V MoritzMaybach HL 116 S10.5 cm k 18 L/52VK3001H SE Ausf.ESturer Emil850310
310AP
APCR
HE
169
227
53
300
300
380
607.69
2.30
0.36
34--/--/--26400
Pz.Sfl. V MaxMaybach HL 116 S12.8 cm SF L61VK3001H SE Ausf. ESturer Emil850700
310AP
HE
231
65
490
630
154.35
2.50
0.36
34--/--/--26400

解説

アップデート・ラピッドファイア(2014/07/18)で追加された車両です。
アップデート1.4より、車両名が「Pz.Sfl. V」から「Sturer Emil」に変更されました。
アップデート1.5より、車両名が「Sturer Emil」から「Pz.Sfl. V」に変更されました。
その後、時期不明ながら車両名が再び「Sturer Emil」に変更された。

VK 30.01(H) 重戦車の車体を用いて開発された試作駆逐戦車です。2 両のみ製造され、東部戦線において実戦投入されました。故障が頻発したため、シュタール・エミール (Sturer Emil: しぶといエミール) という愛称でも知られています。
生産された2両のうち、1両はロシアのクビンカ兵器試験所博物館で保存されており、その姿を見ることが出来ます。(ただし、説明書きはなぜかVI号装甲自走砲とされている)

史実

1941年3月、開発中止となったVK 30.01(H)の車体を利用して、主砲に高射砲である12.8cm FlaK 40を対戦車用にラインメタル社が改良した12.8cm K40 L/61 カノン砲(Pz.Kpfw.IVの解説にてカノン砲の定義を説明)を搭載する事が決定した。この大型のカノン砲を搭載する為に車体は延長され、砲塔が装備されるはずだった部分には代わりに大型のオープントップ式戦闘室が設けられ、エンジン前方の台座の上に主砲が設置された。ただ、現存写真からは改造の跡も見られず、また後部形状も変更されており機関部の配置も違うので、実際は新規に製作されたのではないかと思われる。
1941年8月~1942年3月にかけてラインメタル社によってプロトタイプが2両製作された。こうして完成した車両は12.8cm Selbstfahrlafette L/61(Panzerselbstfahrlafette V)と名付けられた。
この2両はドイツの画家にして詩人ヴィルヘルム・ブッシュの絵本である『マックスとモーリッツ 七つのいたずらの話』の主人公であるマックス、モーリッツの愛称を付けられたが、俗称としてのSturer Emil(頑固なエミール)が有名であるが、マックスに付けられたのかモーリッツに付けられたのかは不明である。
1942年6月28日から開始されたブラウ作戦に実戦投入され、第521戦車駆逐大隊に配属となった。それぞれの運命は異なり、1両は第2装甲師団第38装甲猟兵大隊に配属され1944年半ばにソ連の爆撃によって破壊され、第521戦車駆逐大隊に配属されたもう1両は1943年1月、スターリングラード攻防戦で無傷でソ連によって捕獲された。
この車両は砲身に22のキルマークが描かれており1943年~1944年の間モスクワのマクシム・ゴーリキー記念文化と休息の中央公園(ゴーリキイ公園)の捕獲兵器展示会で展示された。
現在はモスクワ郊外にあるクビンカ基地の敷地内にあるロシア最大の戦車・装甲車輌の博物館であるクビンカ戦車博物館で展示されている。

参考程度ではあるが、本車両は「しぶといエミール」と紹介されているが、しぶといのドイツ語はzäh。頑固はsturと書く。よって本説明では頑固の意味をとらせて頂いている。もっとも頑固なエミールとドイツ語で書くと「Hartnäckige Emile」になってしまうが。
興味があればドイツ語ではあるが1998年1月に出版された改訂復刻版「Waffen-Arsenal Highlight Band 3 - Panzerkampfwagen MAUS und andere deutsche Panzerprojekte」を参照してみるのも良いだろう。

コメント

  • Tier7最弱のTD。格下にも格上にもオラオラ&NDKされたら何もできない。隠蔽が低く、リロードも照準も遅いので狙撃戦が得意ともいえない。ハルダウンは有効に使えるが、自走砲のホールインワンが怖いので限定的。玄人が使えばそれなりに強いかもしれないが、ラインメタルに乗ればもっと強いのだから、こだわる必要も感じない。フリーでとっとと飛ばしたい戦車。 -- 2014-09-08 (月) 12:28:39
    • 扱いは難しいが最弱とは感じない。足も装甲も隠蔽も悪いが、ティア9相手にも安定して貫通を狙える砲性能は魅力的。味方依存が異常に高いため、劣勢からの挽回は難しい。よって味方が残っている序盤から中盤までにどれだけ働けるかがキモ。最終砲は搭載弾数も少ないので持久戦は不利。前線の支援ができる位置をキープし、短期決戦を狙うべし。 -- 2014-09-08 (月) 14:11:11
  • 火力は152の金弾に劣る。AT7の様な装甲もなくごり押しはできない。ヤクパンやT25等の様に柔軟な運用も無理。再弱としか思えないが。敵を発見してもレティクルを絞りきるころには第六感が発動して逃げられる。こいつで活躍できるときは味方が優秀なので、ぶっちゃけいなくても勝てる試合になる。上級者は「最弱」という言葉にすぐ反応して、運用が間違っていると言いたがるので「最難」と呼ぶほうがいいか。 -- 2014-09-08 (月) 22:46:22
    • 最後の一文はいらないんだよなあ -- 2014-09-08 (月) 23:45:34
    • 負けてる試合をひっくり返す事はできないが、拮抗してる試合を押し切る力はある、そんな戦車。 -- 2014-09-13 (土) 17:06:26
  • この戦車、射界の狭さも欠点ですよね。強い戦車の1つ前の戦車って、みんな癖がありすぎる戦車ばかりですけどw -- 2014-09-13 (土) 17:33:34
    • そうそう。照準速度遅いくせに射界狭いからなwそれで絞り切って撃った挙句に外れた日には涙が出るね。十数秒のお手つきタイムを終えたころには敵は逃げるか味方にやられてるかのどっちかが多いし。 -- 2014-09-13 (土) 17:57:46