ドイツ RankII 駆逐戦車 III号突撃砲 G型 StuG III Ausf.G
概要
突撃砲シリーズの最終型。III号戦車の車体に75mm砲を搭載している。
(本家WTには105mm砲搭載型や短砲身75mm砲搭載型などの突撃砲達がいる。)
車両情報(v2.25.0)
必要経費
必要小隊レベル | 10 |
---|
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
砲塔旋回速度(°/s) | 14.0 |
俯角/仰角(°) | -10/20 |
リロード速度(秒) | 5.9 |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 無し / - |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 50 / 30 / 30 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 50 / 30 / 30 |
重量(t) | 19.6 |
エンジン出力(hp) | 572 |
3,000rpm | |
最高速度(km/h) | 44 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** |
視界(%) | 99 |
乗員数(人) | 4 |
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | |
---|---|---|---|
主砲 | 75 mm KwK40 L/43 cannon | 1 | 54 |
弾薬*1
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
75 mm KwK40 L/43 | PzGr 39 | APCBC | 6.8 | 0.0289 | 740 | 137 | 135 | 123 | 110 | 98 | 88 |
Sprgr. 34 | HE | 5.74 | 0.686 | 420 | 10 | ||||||
PzGr.40 | APCR | 4.1 | - | 450 | 163 | 159 | 143 | 126 | 110 | 96 |
発煙弾
砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||||
K.Gr.Rot Nb. | smoke | 6.2 | 0.050 | 540 | - |
小隊ツリー
解説
特徴
Ⅲ号突撃砲の最終生産タイプ。様々な改良が加えられているが、もっとも分かり易い外見的な変化は車長用キューポラが追加された点である。これは戦闘室の拡大に伴った追加であり、後ろから見ると戦闘室付近の形状が微妙に違っているのが分かるだろう。キューポラの追加により車長は身を危険に晒すことなく周囲を索敵することができるようになった。また装填手席上方に防弾板が取り付けられているのも特徴的だ
【火力】
武装は75mmStuK40L48。少し砲身が伸びたため貫徹力も向上して、同格ならよほど距離が離れているか角度がつけられていた時以外はどこを狙っても貫徹できるほど。
ちなみに1943年末頃から鋳造防楯、所謂「ザウコプフ(豚の頭)」に変更したタイプが生産されているが本ゲームでは四角タイプの防楯を搭載している。
【装甲】
正面装甲はF型から30mm増大し80mmとなりやや傾斜してることもあり距離があれば自身のAPCRですら防ぐ・もしくは弾くことも可能。ただ、戦闘室正面(操縦手席前面)と主砲防楯はほぼ垂直で非常に抜かれやすく、F型から乗り継ぐ人はこの部分の脆さを理解しているだろう。30mm厚くなっているとは言え同ランクの貫徹力あるソ連戦車を意識すると不安が残る部分だ。発砲時以外は20~30度ほど傾けておくと良い。傾ける際は、乗組員が少ない右側を前に向けよう。
側面にはシュルツェン。HEAT弾のメタルジェットを空間をもってして弱めることができる。
【機動性】
シュルツェンを装備しているが最大速度44km/h、後進速度はー8km/hとG型とかわらない良好な機動性である。
史実
III号突撃砲G型は、III号戦車シャシー流用による突撃砲の最終生産型である。
G型は基本的にはF/8型と同じシャシーを流用し、上部車体を拡大して車長用キューポラが設けられたものであり、この変更により全高が2,160mmと高くなった。
従来型に設置されていた戦闘室側面の箱状バルジは無くなり、戦闘室全体の幅が拡張されて側面装甲板はわずかに傾斜を持つものとなった。
レイアウトの変更に伴い戦闘室の後面は垂直形状となり、同時に戦闘室天蓋後部は嵩上げされた。
天蓋の電気駆動式ヴェンチレイターは従来の位置から後方に移設されたが、駆動部本体は戦闘室内部の天井へ取り付けられており、円形の薄い装甲板のみが天蓋上面に出ているフラットな設計となった。
ヴェンチレイターの収納場所を確保するため戦闘室天蓋後部は嵩上げされていたが、それでも装填手の任務の妨げとなることから、1943年1月から天蓋のヴェンチレイターは戦闘室後部垂直装甲板の中央に移設された。
砲手上方と反対側の天蓋はやや傾斜した段差が無い平面となり、照準機の防御性が改善された。
戦闘室前面装甲は30度の傾斜角を持つ増加装甲板で強化され、操縦手席の左方に取り付けられた装甲ヴァイザーは従来と同じ型のものが用いられた。
フェンダーは上部車体側面に固定され、この結果中間点で段差を持つこととなった。
1943年10月までは車長用キューポラは全周旋回式構造となっていたが、ボールベアリングの欠乏によりそれ以降のキューポラは固定式となって、天蓋にボルト止めされていた。
しかし、1944年9月上旬から再びボールベアリングが供給されるようになり、生産終了時までキューポラは旋回式となった。
短期間で少量生産であった従来のIII号突撃砲各型とは対照的に、G型は1945年4月までの長期に渡り大量に生産されたが、報告書として提出された実戦部隊の戦訓を逐一反映した結果、生産期間中に生産効率性、装甲防御、製造方法の改善など実に多くの変更が導入された。
小ネタ
三号突撃砲は戦車ではなく突撃砲、突撃砲というのは対戦車砲に自走能力を持たせ、装甲を付与することである程度の戦闘力を持たせた車両のこと。
ドイツ軍はこれを主にトーチカや敵の塹壕を破壊するために出動させ、役目を終えたら後方へ帰還する運用方法をとっていた。
戦車ではないため、戦車兵ではなく砲兵が取り扱っている。ちなみに、戦車よりも取り回しが良かったという例もある。
外部リンク
コメント
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