Ⅳ号戦車 H型

Last-modified: 2024-06-01 (土) 15:24:40

ドイツ RankII 中戦車 IV号戦車 H型 Pz.Kpfw.IV Ausf.G

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概要

IV号シリーズの最終型。
火力も上がり追加装甲も前面装甲と一体化し、対HEAT弾対策にシュルツェンも装備されている。

車両情報(v2.25.0)

必要経費

必要小隊レベル5

車両性能

項目数値
砲塔旋回速度(°/s)14.0
俯角/仰角(°)-10/20
リロード速度(秒)
5.9
スタビライザー/維持速度(km/h)無し / -
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
80 / 30 / 20
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
50 / 30 / 20
重量(t)26.1
エンジン出力(hp)572
3,000rpm
最高速度(km/h)43
実測前進~後退速度(km/h)*** ~ -***
視界(%)99
乗員数(人)5

武装

名称搭載数弾薬数
主砲75 mm KwK40 L/48 cannon187
機銃7.92 mm MG34 machine gun25,000

弾薬*1

名称砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(kg)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
75 mm
KwK40 L/48
PzGr 39APCBC6.80.02897401371351231109888
Sprgr. 34HE5.740.68642010
PzGr.40APCR4.1-45016315914312611096

発煙弾

砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(g)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
K.Gr.Rot Nb.smoke6.20.050540-

装備

設置場所装備名説明
車体外部装甲正面に20mmの履帯装甲
側面に5mmのシュルツェン
側面に15mmの転輪
砲塔外部装甲側背面に8mmのシュルツェン

小隊ツリー

解説

特徴

G型からの変更点としてはまず、主砲が43口径長のものからヘッツァーなどと同じ48口径長となり、初速が僅かに向上している。大きな火力強化とは言えないが、ここまでくればKVシリーズの装甲に力負けすると言う事は無いだろう。
そして、車体側面と砲塔を覆う簡易増加装甲「シュルツェン」が装備された。これは単体ではあまり意味が無いただの薄鉄板だが、対戦車ライフル弾やHEAT弾の威力を車体到達前に削いでくれるという優れものである。しかし大口径のAP弾やHE弾が飛び交うWarThunderMobileの戦場ではイマイチ機能してくれない。それどころか重量が増えた分機動力が低下している。…と言ってもそんなに悪いことばかりではない。シュルツェンのおかげで全体のシルエットが実際より大きく見えるため、「車体だと思った?残念!シュルツェンでした!」という感じで敵の砲弾が突き抜けていくこともある。
また、爆撃機の爆撃も時々シュルツェンを向けることである程度ダメージを防げることもある
車体本体に関しては、G型では50mm+増加装甲30mmであった前面装甲が一枚板の80mmになった事、トランスミッションが新型のものとなった事が変更点として挙げられるが、どちらも体感できるほどの違いは無い。引き続き車体側面装甲と砲塔をいたわる運用が要求される。

 

【火力】
最大貫通力140㎜の炸薬入りAPCBC、垂直装甲に特化していて使い道の無いAPCR、軽装甲車用のHE、視界を遮れる煙幕弾と豊富な弾種を使用可能である。炸薬は相変わらず少な目なのでちゃんと弱点を狙うといい。
俯角-10度とハルダウンしやすい。

 

【装甲】
車体正面80㎜、砲塔正面50㎜と砲塔が柔らかめ。G型に比べれば砲搭,車体側面のシュルツェンの追加で全体的に防御力がUPしている。
G型ではあった煙幕弾発射機は本車では廃止されたのでいざというときに煙幕は張れなくなった。
弾薬についてはスポンソンの弾薬が消える54発(満タンから-33発)か、操縦手後ろ以外の弾薬がなくなる30発(満タンから-57発)だけ搭載するのがおすすめである。

 

【機動性】
シュルツェンを装備したため最大速度43km/hと微かに落ちている。後進速度はー8km/hとG型とかわらない良好な機動性である。

 

史実

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IV号戦車H型は、IV号戦車の事実上の最終発展形である。
H型が登場する頃にはすでに新型主力戦車であるV号戦車「パンター」(Panther:豹)の生産が開始されており、IV号戦車は補助戦力となってしかるべきであった。
しかし戦線の拡大により戦車は常に不足しており、皮肉なことにH型はIV号戦車シリーズの中でも最大の生産数となることになった。
IV号戦車H型の生産は1943年4月から始まり、1944年7月までに3,774両が完成した。
H型は、G型の生産中に採り入れられた改良を初めから全て盛り込んで生産された型式といえる。
このため、主砲には初めからデュッセルドルフのラインメタル社製の48口径7.5cm戦車砲KwK40が搭載され、車体および戦闘室前面装甲板は80mm厚の1枚板となっていた(初期生産車の一部は基本装甲50mm+増加装甲30mm)。
それに伴い操縦手用視察口装甲クラッペが新型に変わり、クラッペの上に設けられていたペリスコープ用の開口部(2つの穴)も廃止されている。
車長用キューポラも装甲厚100mmの新型で、ハッチは片開き式の円形のものである。
車体側面および砲塔周囲を防護するシュルツェンも、最初から標準装備となっていた。
なおこのシュルツェンのうち車体のものは、IV号戦車G型ではシュルツェンに穴を開けてそれを車体側に設けられたフックに掛けるようになっていたが、H型ではシュルツェンに穴を開けるのを止めて、手摺り様のパイプを溶接してそれを車体側の三角形をした取り付け部に引っ掛けるように変わっている。
IV号戦車H型がG型と区別された最大の理由は、足周りの変更である。

まず変速機が、IV号戦車B型以降用いられていたZF社(Zahnradfabrik Friedrichshafen:フリードリヒスハーフェン歯車製作所)製のSSG76変速機から、新型のSSG77変速機(前進6段/後進1段)に変更されており、外形的にも変速機カバーの形状が変化している。
そして、起動輪がヒダ状のスポークの新型となっている。
他に各転輪のダンパーが新型となり、転輪のハブの形状も変更されている。
履帯も、表面にハの字型の滑り止めのモールドが施された新型となった。
また生産途中からの変化として、戦闘室右側面に2本のパイプ状のエアクリーナーが追加装備された。
そしてシュルツェンの装備で用を成さなくなった車体左右、砲塔左右ハッチの視察口および装甲クラッペ、砲塔後部左右のガンポートなどがまず溶接で固定されるようになり、後に完全に廃止されている。
また車長用キューポラには、副武装であるオベルンドルフ・アム・ネッカーのマウザー製作所製の7.92mm機関銃MG34を取り付けるための、パイプ状の対空機関銃架が取り付けられるようになった。
さらに後期の生産車では誘導輪が生産簡略のための鋳造製の新型となり、上部支持輪が資材節約のためゴム縁を廃止した全金属製のものになったりしている。
また車体後部下端に段が付いていたものが、これも生産簡略のため段無しになったりしている。

小ネタ

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

コメント

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  • こいつカスみたいな装甲しかないから砲塔正面余裕でぶち抜かれて戦闘不能なるわ。マジでクソ -- 2024-05-16 (木) 20:27:12

*1 爆薬量はTNT換算