シャーマンIC ファイアフライ

Last-modified: 2024-06-07 (金) 12:49:14

イギリス/ポーランド RankIII 中戦車 シャーマン IC トジネツ

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概要

第2ワルシャワ装甲旅団のシャーマンファイアフライ。
イタリアのファイアフライがM4A4車体を使用しているVC型(初期生産型)なのに対し、こちらはよりM4車体を使用した後期に生産されたIC型となっている。
ゲーム的にはイタリアのファイアフライより攻撃力が若干劣っている。

車両情報(v1.4.1.83)

車両性能

項目数値
砲塔旋回速度(°/s)45.2
俯角/仰角(°)-5/25
リロード速度(秒)
5.9
スタビライザー/維持速度(km/h)無し / -
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
51 / 38 / 38
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
76 / 51 / 51
重量(t)30.6
エンジン出力(hp)763
2,400rpm
最高速度(km/h)43
実測前進~後退速度(km/h)*** ~ -***
視界(%)107
乗員数(人)4

武装

名称搭載数弾薬数
主砲76.2 mm QF 17-pounder cannon180
機銃12.7 mm M2HB machine gun1800
機銃7.62 mm L3A1 machine gun15,000

弾薬*1

名称ベルト名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(g)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
76.2 mm
QF 17-pounder
Shot Mk.8APCBC7.71-883190187172155140126
Shell Mk.1HE6.98580883202018161513
Shot Mk.4APC7.71-883171168155139126113
Shot Mk.6AP7.71-883171168155139126113

発煙弾

砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(g)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
17pdr Shell SS Mk.1Smoke8.4450229-

装備

設置場所装備名説明
車体外部装甲正面に20mmの履帯装甲
側面に4mmの構造用鋼

小隊ツリー

前車両エクセルシアー?
次車両QF 3.7 ラム?

解説

特徴

イタリアの◎シャーマン Vcとの違いは機動性にある。
イタリア:重量35.3t:エンジン出力811hp 2,850rpm PWR 21.86
イギリス:重量31.5t:エンジン出力763hp 2,400rpm PWR 24.22
最高速度は2km程度の差だがイタリア版は45km/hでイギリス版は43km/hと2km/h遅いが、PWRは勝っているので加速力は本車の方が高い。しかしAPDSが使えず、炸薬のある弾がHEぐらいしかないので、攻撃力と最高速度は◎シャーマン Vcに劣っている。

史実

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イギリス軍は、レンドリースされたままのシャーマンに付けられている76.2mm(75mm)砲では、重装甲のドイツ戦車を前に頭を抱えていた。自国の戦車砲も頼りになるとはいいがたく、17ポンド砲でAPDSを使えば対抗可能であった。しかし、イギリス軍の戦車は様々な制約がかかるせいで、この17ポンド砲を搭載できる戦車はおらず、クロムウェルを元に開発され、17ポンド砲を搭載できるチャレンジャー戦車も開発が難航し、このままでは莫大な損害が出ることは明らかだった。そこで「シャーマンに17ポンド砲を積めばいいのではないか」という案を、王立砲術学校で勤務する"ジョシア・ジョージ・リッチー"少佐は提出した。彼は北アフリカ戦線にて負傷し、回復した後に渡米し、自らの経験をアメリカ軍の兵士たちなどに教訓として教えており、後に帰国した。当然、アメリカで戦車の技術も学んできており、彼はアメリカ軍の戦車が"大きい火砲を積んでも平気なようにリング径が大きめに作られている"ことも知っていた。そこで彼は、この案を提出したのであった。ただし、この案が到底すぐに受け入れられるはずもなく、上層部は「76mm砲で十分だろ」と高を括り、却下した。しかし少佐は諦めずに、総監に直訴し、ようやく試験が行われた。結果は良好で、すぐに大量の生産命令が出された。
本車は確かにシャーマンがベース(というよりそのもの)だったが、17ポンド砲を積むにはいくつかの改修を施した。まずは無線機であるが、これは砲塔後部に専用の箱を溶接し、そこに入れた。砲閉鎖器は横倒しになり、適合しなくなったスタビライザーは撤去され、砲塔にはハッチが新設された。外見上では目立たないが、一番の変更点は弾薬庫であろう。車体側面スポンソンの弾薬庫は撤去され、車体下部の弾薬庫を装甲で覆い、機銃手兼無線手の場所にも装甲で覆われた弾薬庫を新設した。
当初は西部戦線中心の配備だったが、後にイタリア戦線でも使用された。ドイツ軍にとって、本車の装備する17ポンド砲は厄介なモノになったため、本車は最優先攻撃目標とされた。その為、最初に普通のシャーマン隊が前進し、敵戦車を発見したら、ファイヤフライが前進し攻撃を行う戦法が採られた。なお、砲身を短く見せるために、砲身の途中から迷彩を塗装して誤魔化したり、砲の途中に偽のマズルブレーキを付けて偽装するなどの工夫がされた。因みに、装甲は全く強化されていない。

その後の1944年のイタリア戦役においてイギリス、アメリカ、ポーランドの指揮下で初めてイタリアに投入されたが、結局ドイツ戦車がファイアフライにとっては困難な相手であることが判明したため、実戦投入は中止されました。第二次世界大戦終結後、イタリアはアメリカとイギリスから1947年に就役したシャーマン ファイアフライ(派生型はM4 Tipo ICまたはM4 Tipo VCと呼ばれている) やM24 チャーフィーなどの戦車が供給され、それがきっかけとなりイタリア最初の戦車兵学校設立が設立され、同年10月1日には正式に陸軍学校組織が設立されました。
その後、M4 Tipo VCは陸軍学校などで練習車として使用され、1952年には全車が退役しました。

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

公式Devログ

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

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*1 爆薬量はTNT換算