BTR-80A

Last-modified: 2024-05-18 (土) 12:28:50

ソ連 RankVI 軽戦車 BTR-80A

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概要

最大貫徹力82mmのAPDSを撃てるソ連の装輪装甲車。

車両情報(v2.25.0)

車両性能

項目数値
砲塔旋回速度(°/s)30.0
俯角/仰角(°)-5/70
リロード速度(秒)
0.2
スタビライザー / 維持速度(km/h)無し / -
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
12 / 8 / 6
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
23 / 23 / 13
重量(t)14.6
エンジン出力(hp)496
2,900rpm
最高速度(km/h)97
実測前進~後退速度(km/h)*** ~ -***
視界(%)136
乗員数(人)3

武装

名称搭載数搭載弾薬数
主砲30 mm 2A72 cannon1300
機銃7.62 mm PKT machine gun12000

弾薬*1

名称砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(kg)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
30 mm 2A7230 mm APDSAPDS/APDS/APDS/APDS/HEF-T0.3917.861,120828179757269
30mm HEIHEF-I/HEF-I/HEF-I/AP-T0.475.46970656353443629
既定AP-T/HEF-I/AP-T/HEF-I0.475.46970656353443629
30mm APTAP-T/AP-T/AP-T/HEI-T0.417.86970656353443629

弾種

名称弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(g)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
APDS0.3-1,120828179757269
AP-T0.4-970656353443629
HEI-I0.3975.46960876543
HEI-T0.3917.86960987543

装備

設置場所装備名説明
車体水陸両用水上走行が可能
砲塔発煙弾発射機視界前方に煙幕を張る

迷彩

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砂漠
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小隊ツリー

前車両-
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解説

特徴

ソビエト製8輪装甲兵員輸送車。乗員3名。使用感はラーテルと87式RCVを足して割ったような具合。武装は30ミリ機関砲と7.62ミリ機関銃のみだがAPDSが非常に強力。水上航行可能。

 

【火力】
30 mmAPDSが本車最大の武器で、100mで約80mm貫徹可能。但しスタビライザーは装備しておらず後方への俯角はほぼゼロなので遭遇戦や奇襲にはやや不向き。それに俯角がそもそも取れないに等しいのでマップ環境をしっかり確認しよう。
貫徹力はそれなりにあるので側面をとれば装甲のある戦中戦車でも十分に撃破できる。(側面さえとることができれば、ティーガーⅡやT-54、T34の車体もしくは砲塔側面が貫通可能だ。)
砲塔旋回速度は頼りないが仰角に優れるので対空しやすい。携行弾数は1ベルト150発×2だがAPDSは1ベルトのみとなるのでむやみにAPDSを消費せず目標を区別したり拠点での補充に注意したい。

 

【防御】
装甲性能は軽戦車故に推して知るべし。ブローニングが非常に怖い。特にブローニングを三丁備えているT34なんかはかなり大きな脅威だ。そのほかにもT44やT55に搭載されている少々口径が大きいソ連の機銃にも撃破される。逃げ去ろうとしたところに
機銃掃射を受けてそのまま撃破なんてこともざらじゃない。できれば避けたいところだが不可能なら可能な限り機銃は無力化しておくべきだろう。
さらに問題がありそれは、その巨体である。兵員輸送車として開発されたその車体は、十分な歩兵戦力を運用できるよう大きな車体となっている。「軽戦車」というには大柄な車体は隠れられる障害物は乏しい。また、装輪車両である為に切り返して方向転換する必要に迫られる。その為咄嗟の回避離脱は難しい。
交戦時はあらかじめ退路を考えてのヒットアンドアウェイを狙っていきたい。

 

【機動性】
優秀。それほどストレスは感じないだろう。速度性はかなり良好だ。
しかし装輪装甲車なので不整地や川に入るとかなり遅くなる。先述の様に車体がそこそこ大きいので狭い道では身動きが取れなくなる。

 

史実

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1950年代半ば、ソ連軍は「ザヴォーツカェ・イズジェリェ49」の名称で新型装輪式装甲兵員輸送車の開発を計画した。
これは1959年11月に「BTR-60装甲兵員輸送車」として制式採用されたが、同車は2つの独立した変速・操向機がうまくシンクロせずしばしば故障した。
エンジンそのものの信頼性も低く、特に出力不足は深刻であった。
何よりも致命的な欠点は車体後部に配置されたエンジンで、このため兵士たちは下車戦闘する際、最も危険な車体上面から全身を銃火にさらけ出した状態で展開しなければならなかった。
続いて開発されたBTR-70装甲兵員輸送車では、車体側面の第2軸と第3軸の間に乗降用ハッチを設けることでこの問題を解決したが、それ以外では大幅な改良といえる部分は少なかった。

側面ハッチにしても極めて狭く、完全装備の兵士が素早く通り抜けるのは困難であった。
BTR-60およびBTR-70装甲兵員輸送車はアフガニスタン紛争でその弱点が露呈し、ソ連軍はBTR-70装甲兵員輸送車で不充分だった改善点をさらに進めてBTR-60装甲兵員輸送車を全面的に更新するために、1980年代に入ってBTR-80装甲兵員輸送車を開発することとなった。

1980年代初めよりニジニ・ノブゴロドのアルザマス自動車工場で開発が始められ、1986年から生産・配備が開始されたこのBTR-80装甲兵員輸送車は、BTR-60から始まるソ連軍の装輪式装甲兵員輸送車シリーズの集大成ともいえるもので、今日においては自動車化狙撃師団の主装備車両として、ロシア軍の装甲兵員輸送車の主力を担うに至っている。

BTR-80装甲兵員輸送車は現在数々のヴァリエーションが開発されているが、基本型はBTR-60PB装甲兵員輸送車以降の形態を受け継いでおり武装も同じである。
車体は圧延防弾鋼板の溶接構造で、最前部には操縦手席(左側)と車長席(右側)がある。
その後方には小型の砲塔が設けられ、これを操作する砲手席がある。
砲塔には、14.5mm重機関銃KPVTと7.62mm機関銃PKTが同軸に装備されている。

車体後部は兵員室となっており、中央部分に背中合わせで8名分のシートが配置されている。
変速・操向機は独立駆動式のものが採用され、サスペンションも全輪独立したものとなっているが、これはBTR-70装甲兵員輸送車とほぼ同様のシステムとなっている。
車体後部にはウォーター・ジェットが装備されており、約10km/hの速度で水上航行が可能である。
水上航行の際には、スノーケルを左右2本取り付ける必要がある。

BTR-70装甲兵員輸送車からの主な改良点は、まずエンジンが従来のガソリン・エンジン2基搭載という方式から、ディーゼル・エンジン1基式(260hpのKAMAZ-7403、または240hpのYaMZ-238M2)に改められたのが大きい。
これによって生産性・整備性の向上、安全性の向上(ディーゼル燃料はガソリンより燃え難い)、燃費の向上などが実現した。

車体側面の乗降用ハッチも全面改良され、より大型のものに変わっている。
これは2つのパーツに分かれており、上部を開くと下部のハッチが自重で外に倒れてステップになるというもので、兵員の迅速な展開が可能になった。
砲塔にも若干の改良が加えられ、搭載機関銃の仰角が+80度まで増やされており、対空射撃(アフガニスタンにおいては急斜面を見上げての射撃)が可能となった。

砲塔後部には6基の発煙弾発射機902B「トゥーチャ」(黒雲)が装備されており、車内には携帯式対空ミサイル9M36「ストレラ(矢)3」を2基標準装備させている。
また車内居住性を改善するため、兵員室天板をやや膨らませた形状に変えて容積を増している。
NBC防護は車内気圧を高めることで外気の侵入を遮断し、装甲の内側には放射線防護材が封入されている。
この基本型は生産開始後直ちにアフガニスタンに送られており、1986年のソ連軍のアフガニスタン撤退開始時の隊列の中に早くも目撃されている。
その他にヴァリエーションとして砲兵挺進観測車1V118や、通信機増設型NBC偵察車RKhM-4-01、装甲患者輸送車BMM-80等が生産されているが、ソ連崩壊後は海外輸出市場向けのヴァージョンも盛んに開発されている。

代表的なものとしては新型の半埋没型砲塔に、ドイツのマルダー歩兵戦闘車と似たスタイルで30mm機関砲2A72を装備するBTR-80A装甲兵員輸送車、同じ砲塔に14.5mm重機関銃KPVTを装備するBTR-80S装甲兵員輸送車、120mm直射・迫撃両用砲2A60を搭載した2S23「ノーナ(第9音)SVK」自走砲などがある。
また、民間の救難用や荒地踏破用等の各種輸送車もBTR-80装甲兵員輸送車をベースに開発され、輸出市場での売り込みが図られている。

小ネタ

Object 906より安定した水上走行

外部リンク

 

公式Devログ

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

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*1 爆薬量はTNT換算