KV-220

Last-modified: 2024-05-26 (日) 18:22:27

ソ連 RankIV 重戦車 KV-220

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概要

ソ連のOP*1車両。ランクⅣではもはや過剰なスタリニウム装甲と格上にも通用する火力を持っている。

車両情報

必要経費

車両購入費(GE)4,415

車両性能

項目数値
砲塔旋回速度(°/s)19.2
俯角/仰角(°)-6/23
リロード速度(秒)
7.4
スタビライザー/維持速度(km/h)無し / -
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
100 / 100 / 100
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
100 / 100 / 100
重量(t)62.7
エンジン出力(hp)1,351
1,900rpm
最高速度(km/h)37
実測前進~後退速度(km/h)*** ~ -***
視界(%)100
乗員数(人)6

武装

名称搭載数弾薬数
主砲85 mm F-30砲191
機銃7.62 mm DT 機関銃23,780

弾薬

名称砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(g)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
85 mm F-30BR-365AAPHEBC9.21647921421391231059181
O-365KHE9.566078010

小隊ツリー

前車両-
次車両★M4A2

解説

特徴

乗員が6人とかなり多いので、一撃では撃破されにくい。大柄な車体で市街戦での取り回しに気を使うが、機動性は重戦車にしては良好。

 

【火力】
85mm砲は威力、貫徹力共に高い性能を持っており、このランクで困ることはないだろう。リロード速度や砲塔の旋回性能も悪くなく、使い勝手もいい。機銃は同軸機銃の他にキューポラ部分にも1挺装備されており、対空射撃に役立つだろう。
しかしイギリス重戦車は貫徹することが出来ないため、履帯か砲身を割って後は味方に任せよう。

 

【防御】
正面一部を除いた車体、砲塔、ターレットリングまでも全周100mm厚で昼飯の角度など取ると200mmや300mmにもなる。また上部装甲も車体30mm砲塔40mmあり、突き出たキューポラも130mmも装甲があるため機銃掃射やちょっと離れた爆弾なども物ともしない。 最大の弱点は車体機銃部分で、ここだけ装甲が鋳造で45mmと極端に薄い。そのほか操縦者ハッチや車体下部もよく抜かれてしまう弱点となっている。車体後方上部も60mmと相対的に薄いが、全体的に頼りになる装甲厚で、多少貫通されても乗員の数でカバーできる。

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……と言いたいところだが、劣悪な車内レイアウトに定評のあるソ連らしく、内部モジュール配置は酷い有様。車体前部はログハウスでも作ってるのかと思う程に弾薬庫と凹型に配置されている燃料タンクがみっちり詰め込まれ、車体後部はほぼエンジンで占められている。弾数を77発以下にすれば砲塔の弾薬庫判定は消える

後部弾薬
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(弾薬を78発積んだ状態、砲塔内に5発の弾薬がある)

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(弾薬を77発積んだ状態、砲塔内に弾薬がない)

しかし車体は1発でも貫通されればまず燃えるか爆発するかの二択になるので、後述の機動特性も相まって姿を迂闊に晒さないよう注意したい。

 

【機動力】
高出力なエンジンを積んでおり、重戦車としては加速が良好で扱いやすい。30km/h台で移動できるので移動には困らないだろう。ただし、大型のエンジンを載せた為KV-1より車体も大型化し、狭い場所での細かい動きや近距離での対戦車行動が取りづらくなっている。 後退速度や信地旋回速度も重戦車らしくもっさりしていて超信地旋回もできないので、迂闊に飛び出してモゴモゴしている間に側面を取られる…なんて事にならないよう注意しよう。
また、加速が良好というのも前方限定で前進を絡めた行動でないと機動力を発揮しないためスモークを視界内に焚かれると一気に機能不全に陥りやすいので孤立しすぎないようにしよう。

 

史実

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開戦前、ソ連は独軍戦車を実際より装甲火力ともに強化されていると誤認し、重戦車の強化を図った。
まず完成したのがT-150である。T-150はKV-1の装甲を75mmから90mmに強化し車長用キューポラを設けたもので、1940年12月に試作車が完成し翌41年1月15日~2月14日にかけて試験が行われたがエンジンの信頼性や車載機銃の使いにくさを指摘され不満足な結果のまま終わった。
しかし計画が中止されたわけではなく改良型のKV-3(オブイェークト222)も試作された。
そしてT-150と同時に開発が始まったのがこのKV-220(KV-4/オブイェークト220)である。KV-220は85mm戦車砲F-30を搭載し車体装甲を全周100mm強化、砲塔上に対空機銃塔を搭載したものである。

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KV-220は予定より数か月遅れの1941年1月中旬に走行試験を行った(この時工場試験はスキップされていた)がエンジンが故障し3月に計画が中止された。
計画が中止されたKV-220であるが試作車は新型のエンジンや転輪の試験に使われ、レニングラードのキーロフ工場で独ソ戦の開戦を迎えた。
キーロフ工場は人員などの疎開が行われたが計画が中止されたKV-220は疎開の対象外であり包囲下のレニングラードに取り残された。そこで試作車2輌にF-32を装備したKV-1の砲塔を搭載し試作車1号(KV-220-1)は1941年10月5日、2号車(KV-220-2)は16日に第124戦車旅団に配備され、ドイツ軍への反撃に使用された。1号車がどうなったかは不明だが2号車は12月に撃破されてしまった。通常炎上撃破された戦車は回収されないのだが緊急時ということで回収され(第124戦車旅団は最終的に17輌を回収した)、1942年冬に修理されたのちに1944年まで乗員訓練に使われた。
なお、本来搭載する予定だった85mm砲塔は第22カレリア要塞地帯に「85mm砲装備装甲火点(KV)『勝利』」と名付けられて設置された。

小ネタ

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

コメント

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  • 格下からしてみたらこいつ見るだけでも禿げそうなくらい会いたくない車両 -- 2024-02-20 (火) 11:03:01
  • 砲塔内が乗員でギチギチで草 -- 2024-04-17 (水) 05:56:44
  • なんでこいつランク4で許されてんの?明らかに「格下から見て貫通不可能な装甲」持ってんじゃん -- 2024-04-20 (土) 02:59:19
  • 格下いじめはソ連の代名詞 -- 2024-04-20 (土) 03:18:49
  • 砲精度悪いな -- 2024-05-26 (日) 12:51:58
  • 立ち回り気をつければコイツのこと抜けるの王虎とか122mm持ち、格上のHEATくらいでつよつよ。だけど砲閉鎖が壊れやすいのはガチ -- 2024-05-26 (日) 18:22:27

*1 オーバーパワー、ぶっ壊れ