ソ連 RankI 中戦車 T-28E
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概要
ランク1で使えるソビエト中戦車であり、ソビエトバイアスという謎弾きがよく起こる。
Mobileでは唯一の多砲塔戦車
車両情報(v2.25.0)
必要経費
必要小隊レベル | 10 |
---|
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
砲塔旋回速度(°/s) | 15.0 |
俯角/仰角(°) | -5/25 |
リロード速度(秒) | 5.0 |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 無し / - |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 30 / 20 / 20 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 20 / 20 / 30 |
重量(t) | 29.0 |
エンジン出力(hp) | 954 |
2,050rpm | |
最高速度(km/h) | 35 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** |
視界(%) | 95 |
乗員数(人) | 6 |
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | |
---|---|---|---|
主砲 | 76mm L-10 cannon | 1 | 69 |
機銃 | 7.62mm DT machine gun | 3 | 2646 |
弾薬*1
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
76 mm L-10 | Sh-354T | Shrapnel | 6.2 | 85 | 560 | 34 | 33 | 30 | 24 | 20 | 10 |
BR-350A | APHEBC | 6.3 | 150 | 555 | 68 | 63 | 58 | 51 | 45 | 40 | |
OF-350M | HE | 6.2 | 621 | 560 | 15 |
小隊ツリー
前車両 | T-34 1941 |
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次車両 | ZiS-12 (94-KM) |
解説
特徴
【火力】
このランク帯では大きめの76mm砲を搭載しており同格のほとんどの戦車を正面から撃破することが可能。そして気になっているであろう主砲塔の両脇にある砲塔は砲ではなく7.92mm機銃となっていて、7.92mmなので当然履帯は切れない。対空戦車か航空機にしか現在使い道はない
【防御】
装甲は正面含め貧弱で抜かれやすいが、正面の場合2つの機銃砲塔と構造が複雑なためソビエトバイアスが発動(謎弾き)をしやすい。機銃砲塔が抜かれたとしても主砲塔と機銃砲塔は別々に存在するため機銃砲塔と肉壁が主砲塔を守ってくれることもある。仮に車体を抜かれても乗員が6人と多いため1、2発耐えることもある。加えて後部のエンジンが非常に大きいため後部から車体を撃たれても1撃で死ぬことは少ない。しかし車体正面を撃たれれば大体は1発で死ぬ。また全体的に装甲が非常に薄く、最悪正面からでも対空砲に普通にやられる事がある為で慎重な立ち回りが求められる。
【機動性】
300hpの出力で約17tのため多少もっさりしているところもあるが非常に良好でT-34と同等の動きが出来る。だが車体が大きいため、市街地では引っかかることも多い
史実
T-28はソ連が開発した中戦車である。
1930年代、ソ連軍は強固な機銃陣地を突破し、さらに突破後迅速に機動可能な戦車として、イギリスが開発したインディペンデント以降一連の多砲塔戦車を参考(ライセンス生産権購入を目指したが果たせなかった)に開発された中戦車が本車、T-28である。
1933年に制式化されたこの戦車はソ連初の多砲塔戦車で、多砲塔戦車としては世界最多の503輌が生産された。
多砲塔といっても本車の支援用に開発された重戦車であるT-35のように砲を多数積んでいるわけではなく、前方機銃にも砲塔を用意してやった構造なので見た目の迫力には欠けるが、その分重量やサイズの点で有利だった。
最大装甲厚は30mm程度。その後、戦訓により増加装甲貼り付けなどで強化され、最終的には最大80mmに達した(本ゲームで言うT-28E)。
とはいえ、本格的に独ソ戦が始まった時期ならともかく、ロールアウト当時としては装甲厚30ないし20mmでも戦車として重装甲の部類であったのは書き添えておくべきだろう。
その他にもスタビライザーや砲塔バスケット(本車以降T-55までソ連戦車には搭載されなかった)が搭載され、溶接工法を広く導入するなど、当時としては先進的な戦車だった一方、それゆえに高価で繊細な戦車であり、25tという重量(改良型では32t)もあって生産や運用には困難が伴った。特に主砲や装甲の強化により重量が増えた後期型では、変速機や複雑なサスペンションの故障に悩まされたようである。
冬戦争に投入されたが、装甲が薄かったためフィンランド軍の対戦車火器や、厳寒による故障などにより大きな損害を出した。
その後上記のような改修が多くの車両に施されたのち、初期の独ソ戦に投入された。当時のソ連軍は大粛清後の混乱から立ち直りつつあったものの、兵器は整備されずに放置され、さらに(他の連合国もそうであったように)戦車に関わる戦術は十分に研究されていなかった。それでも改良されたT-28はドイツ軍相手に奮戦したが、多くはモスクワ攻防戦までに失われたようである。
なお、フィンランド軍は冬戦争でT-28を捕獲し、44年の継続戦争では双方がT-28を戦闘に投入していた。
フィンランド軍のT-28は大戦果を挙げたとする話もある…が、その一方で「あくまでプロパガンダの作り話、"伝説"に過ぎない」ともされ、正直な所鹵獲されたT-28がどこまで活躍したのかはよくわかっていない。
とにかく、フィンランド軍はその後も1950年代まで本車を運用していた。
小ネタ
ソビエト連邦が憧れたインディペンデント重戦車をT-35の開発によって達成されたことを記念し、初期生産型は砲塔天板に☆があった。後期型では無くなった。
外部リンク
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