ソ連 RankI 中戦車 T-34E
概要
T-34に16mmと10mmの装甲版をくっ付けた戦車。履帯をカバーするように設置されている装甲版は10mmで、他は全て16mm。
車両情報(v2.25.0)
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
砲塔旋回速度(°/s) | 25.0 |
俯角/仰角(°) | -5/30 |
リロード速度(秒) | 6.9 |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 無し / - |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 45 / 60 / 40 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 45 / 60 / 60 |
船体崩壊 | 無 |
重量(t) | 29.5 |
エンジン出力(hp) | 954 |
2,050rpm | |
最高速度(km/h) | 48 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** |
視界(%) | 83 |
乗員数(人) | 4 |
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | |
---|---|---|---|
主砲 | 76 mm F-34 cannon | 1 | 77 |
主砲 | 7.62 mm DT machine gun | 1 | 2898 |
弾薬*1
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
76 mm F-34 | BR-350B(MD-5 fuse) | APHEBC | 6.8 | 0.098 | 680 | 93 | 92 | 83 | 73 | 64 | 56 |
BR-350SP | APBC | 6.8 | - | 680 | 101 | 99 | 90 | 80 | 71 | 63 | |
BR-350A(MD-8 fuse) | APHEBC | 6.3 | 0.150 | 665 | 86 | 84 | 76 | 67 | 59 | 52 | |
OF-350M | HE | 6.8 | 0.621 | 680 | 21 | ||||||
OF-350P | APCR | 3.0 | - | 950 | 135 | 130 | 92 | 60 | 39 | 26 | |
D-350A | Smoke | 6.2 | 0.050 | 680 | 3 |
小隊ツリー
前車両 | T-34(第1親衛戦車旅団) |
---|---|
次車両 | BTR-152A |
解説
特徴
T-34 1941の車体に追加装甲を取り付け防御を向上させた車両。
【火力】
新たにBR-350P APCR弾が追加された。最大貫徹力が135mmなので格上含めすべての戦車の正面装甲を貫徹できる。しかしAPCRは傾斜装甲に弱くて距離減衰も激しいし加害力も低いため、APHEBCで抜けない相手にのみ使おう。
【防御】
履帯を覆うように設置された10mmとその他全て16mmの追加装甲が取り付けられ、全体的な防御力が向上した。しかし砲塔横が抜かれやすいのは変わっていない。
【機動力】
追加装甲を取り付けたため遅くなっており、最高速度が48km/h、後退速度は7km/h更に遅くなってしまっているがそれでも中戦車としての機動力は保っている。
【総評】
硬くなったT-34。攻撃力はAPCRが追加されたので400mm以内であれば貫徹力は100mmを超えており、追加装甲も付けられ車体はより一層貫徹されにくくなった。反面、機動力は落ちてしまっているがそれほど困る事もないため、全体的な性能が高くまとまっている。
史実
T-34は1941年にはソ連軍の主力戦車になりかけていたが、ドイツ軍によるバルバロッサ作戦により、ソ連の工場の多くドイツ軍によって破壊され、大半の戦車の製造が延期された 。その中でスターリングラードのジェルジンスキー・トラクター工場 (STZ) のみが生産を続け、当時のT-34の殆どを生産していた。
戦車の生存性を高めるために、STZ 工場のT-34設計は「アップリケ」と言われる追加装甲取り付け装甲強化された。これらのT-34のアップリケを搭載した型はT-34Eと呼ばれ、「E」はロシア語で「スクリーン」の意味の Eklanami:エクラナミの頭文字を取ってつけられました。これらの戦車には、砲塔の全周囲、さらにはのサイドスカートに至るまで、車両全体にアップリケ追加装甲が施されていました。アップリケ追加装甲の一部は、敵の砲撃に対して間隔をあけて空間装甲として機能するように配置されており、III号戦車の50 mm KwK 39に対して非常に効果的であることが証明された。しかし、この追加装甲は75 mm PaK 40や 88 mm FlakT-34のような75mm砲よりも大口径砲に対して役に立たないことも判明しました。
追加装甲も容易に貫徹できる IV号戦車やティーガー I など、75 mmおよび 88 mmを搭載した戦車の徐々に増えたため、T-34E実戦には大量に投入されませんでした。そのため、47個の試作車が製造されたに留まった。しかしSTZで製造された1つの追加装甲の車両はT-34Eという名前を持っていたが、実際に生産された時にはこの名前が広く使用されました 。この追加装甲車両は、設計を大幅に変更せず、車体前部に 15 mm の装甲を溶接することで前面装甲の保護のみに重点を置き、最も攻撃が集中する場所にのみ重点的に装甲を配置することでを重量増加を最小限に抑えることができました。この車両には、ロードホイールと履帯にも改良が加えられていました。これらのT-34Eは多くの戦線で使われ、レニングラード戦線で使用された写真も残っている。
小ネタ
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。
- ページの編集要望等ありましたら編集会議のコメント欄をご利用ください。
- 無印T-34とか4号F1でこいつと鉢合わせたら硬すぎて涙目不回避 -- Chicken? 2024-04-07 (日) 16:41:25