Graf Zeppelin

Last-modified: 2021-03-18 (木) 18:22:35

1938年 ドイツ帝国 航空母艦 グラーフ・ツェッペリン

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ドイツツリーの高ティア空母。ドイツ技術ツリーのシルバー解禁に伴い、本艦もシルバー購入が出来るようになった。
搭載可能機数は日米両正規空母に比べて少ないものの、代わりに艦載機自体の性能が高いことが特徴。また、空母としては強力な砲戦装備を備えている。空母のくせに主砲と副砲がある

他画像

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迷彩『大ドイツ』。値段1800Gと極めて高価だが、追加REXP+8%に加え火災発生率-35%と非常に有用。

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側面形。独特な形の艦橋や煙突などから、一目でそれと判別が付く。

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対空機銃などがモデリングされる以前のグラフィック。

基本性能

※数値は全て初期値

年代1938国家ドイツ帝国
艦種空母対潜×
耐久値26320(23500)戦闘成績(BR)490
無装甲排水量(t)16417無装甲速力(kt/h)38.2(34.8)
基準排水量(t)27275最大速力(kt/h)33.5(30.5)
最大排水量(t)33500最大舵角44.0(40.0)
可視距離(km)13.4(12.5)絶対視認距離(km)-
格納庫容量6000最大搭載機数65
アンロック費1720000S購入費用17200S
3500G

装甲防御

※単位はインチ(in)表示
※史実/技術ツリースペック準拠の場合。購入時は無装甲状態

防御区画前部中部後部装甲重量(t/0.1in)
甲板部1.02.00.8100
舷側部2.54.51.580

搭載武装

主砲名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)貫通力基本弾数(HE/AP)
65口径 10.5cm SK C/33 連装砲21017.76104720400(AA)/400
55口径 15cm SK C/28 単装砲59021.958.58397840/40
副砲名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)貫通力基本弾数(HE/AP)
15cm SK 艦砲4001510101565250/250
55口径 15cm SK C/28 単装砲59021.958.58397840/40

艦載機

機種名称耐久攻/防航続時間
(sec.)
巡航速度
(km/h)
海面視界
(km)
空中視界
(km)
機体重量
(t)
格納庫容量追加装備火力装備重量
(kg)
艦戦Ar197 V-3550200/35012504005.08.4175220lb 爆弾600×4100×4
MG151-15 ガンポッド100×250×2
Bf109 T-0585300/3505305385.95.9375250kg 爆弾1200250
MG151-15 ガンポッド100×250×2
Bf109585350/3506255655.95.9380250kg 爆弾1200250
MG151-20 ガンポッド150×250×2
艦爆Ju87 C-160090/23575839012.715.1280SC1000 爆弾2150500
220lb 爆弾600×4100×4
艦攻Ju87 D-4600350/2355584405.53.03120850kg 航空魚雷1700850
WB151 ガンポッド300×280×2
Fi16745590/20087532510.87.5350765kg 航空魚雷1531765
SC1000 爆弾2150500

※パイロット数7名。

部品改修

改修段階火力索敵速度装甲
射撃管制装置(主砲射程距離+13%)電波探信儀(理想発見距離+7%)制動機(後進加速度+15%)水密隔壁(浸水発生率-15%)
新式炸裂榴弾(榴弾ダメージ+12%)精密探信儀(強制発見距離+6%)新型艦首(旋回抵抗-9%)耐火コーティング(火災発生率-20%)
×特殊塗装(隠蔽性+7%)変速機(加速性能+10%)傾斜装甲(装甲HP+12%)
××舵輪(最大舵角+10%)船体強化(HP+12%)
××ボイラー(巡航速度+10%)ダメージコントロールシステム(スキル『応急修理』アンロック)

立ち回り方

他の空母同様、戦線後方から攻撃を行おう。砲戦設備が多少充実しているからといって前線に出るような真似は自殺行為である。
基本的にまず戦闘機を上げて防空しつつ航空偵察で戦況を把握しよう。その後は臨機応変に立ち回ろう。
ドイツ機は速度が速いものの旋回性能が悪い機体が多いが、後発のペーター・シュトラッサーと異なり本艦は格闘戦に偏重した機体も積めるため型を読まれにくいのは地味な長所。

航空兵装

戦闘機3種、艦爆1種、艦攻2種から選択可能。パイロット数は7人。
格納庫容量はこのサイズの空母としてはかなり小さいものの、幸い機体も容量を食わないものがほとんどであり、最大搭載機数自体も65機と少なめなので容量不足に悩まされることはないだろう。

艦戦

  • Ar197 V-3
    複葉の戦闘機。旋回性能が非常に高い上に空中視界も広く、攻防性能もそれなりで航続時間も長いと優秀な機体だが、唯一致命的な欠点として速度が400km/hと非常に遅いことが挙げられる。艦上戦闘機ワーストであり、水上機の瑞雲よりも遅い。
    戦闘の際は一撃離脱には絶対に乗らず、格闘戦か乱戦に巻き込むようにしよう。
    220lb(100kg)爆弾を四発搭載可能であり、集団で爆撃すれば軽装甲の艦艇に対しては打撃も与えられる。ただしオートでは全く当たらないので手動操作必須。
  • Bf109 T-0
    天下のメッサーシュミットBf109、その艦載型。加速性能と横転性に優れ、攻防性能も十分。旋回性能についてもアメリカのF4Fシリーズとほぼ互角の数値を確保している。
    ただし最高速度については零戦二一型より微妙に速いレベルなので、加速が優秀だからと慢心して高速機に一撃離脱を仕掛けるとあっさり追いつかれる。
    零戦三二型同様、横転性能を活かしやすい乱戦で輝く機体である。
    航続時間が短い点には充分に注意を払おう。
  • Bf109
    Bf109 T-0の改良型。攻防能力と速度は順当に強化されているが、その代償に旋回性能が大きく低下しており、格闘戦はF4Uなどの相手を除き厳禁。
    元々優秀だった加速性能はさらに向上しているため、一撃離脱型の戦闘機としてはかなり強力。
    T-0と本機は250kg爆弾を装備することができるが、命中率が低い上に威力も今ひとつ。手動で落としても極めて当たりにくく、Ar197のように数を撒くこともできないので、基本的に爆撃任務には期待しない方が良い。

なおツェッペリンの艦戦は全て追加装備でガンポッドを搭載可能で、攻撃力をさらに増強することができる。しかし装備すると速度や機動性がガタ落ちするため、制空戦闘にガンポッド装備機体を投入する方が良いかどうかは難しい判断である。

艦爆

  • Ju87C
    かの有名なシュトゥーカ。某大佐が大戦初期に愛用していた機体の艦上機型である。
    なぜか1トン爆弾の名前になっているが500kg爆弾一発、もしくは220lb爆弾四発を搭載可能。やや緩降下気味に攻撃するので、手動での爆撃には慣れが必要。オート爆撃の場合、敵艦の艦首方向から進入すればそこそこ命中弾を出してくれる。
    海面視界・空中視界の双方が非常に広く、偵察要員との兼用もできる。もっとも最高速度が400km/hにも届かないため、敵戦闘機に見つかってしまったら逃げるのはほぼ不可能。
    艦爆としては旋回性能も良好なので格闘戦に限ればそれなりに戦闘機とも渡り合えるが、期待はし過ぎないようにしよう。

艦攻

  • Ju87D-4
    Ju87の雷撃機型。航空魚雷もしくは攻撃力が兇悪なガンポッドを搭載できる。
    アメリカの艦爆であるSB2C同様、素の攻撃力と防御力が高い。旋回性能も劣悪というほどではないので、ガンポッド装備状態でヘッドオンをすると意外と敵機を減らしてくれたりすることもあるが、その後はお察し
    基本的には空戦は二の次で、雷撃機として動くことを第一に考えよう。
  • Fi167
    複葉の艦上攻撃機。速度・魚雷威力でJu87Dに劣り、緩降下爆撃ゆえに爆弾命中率は当てにならず……と散々である。かつては頼りにできた旋回性能もなぜかナーフされた結果、今では単葉機にも遅れを取る有様。
    視界はそこそこ広く格納庫容量も食わないが、積む意義は現状薄い。

主砲

10.5cm連装高角砲もしくは15cm単装砲を6基装備可能。
対艦攻撃力を優先するなら15cm砲、手動対空を優先するなら10.5cm砲を推奨する。

副砲・対空

副砲としては15cm単装砲・もしくは連装砲を装備可能だが、どちらも手動対空には非対応。そして副砲ゆえ砲撃精度は低い。
空母が副砲を使ってまで砲戦をしなければならない状況になっているとすればその時点で既に相当追い詰められているはずなので、敢えて搭載するかどうかは好みだろう。積むのであれば、手数が増える連装砲の方が命中弾を期待できる。

対空については空母である以上、高角砲や機銃に頼るよりも戦闘機に任せた方が良い。
一応主砲を連装高角砲にすることで手動対空は可能だが、いかんせん威力が低すぎるので牽制程度にしかならない。
自動迎撃の機銃は四連の対空機銃や単装の機銃等が設置され、船首にも二連装の高射機銃が設置されているが他の空母と比較すると少し頼りない。

装甲

張りまくればそこそこ固くすることは出来る。
速度を犠牲にしても対艦防御力を高めたいと考える人は重装甲型も選択肢に入れられるだろう。

機動性

他国の正規空母と同程度、移動に困らない30ノット以上の速力は確保している。
カタログスペック上の舵角は空母としては非常に大きいが、実際に舵を切るとそこまで旋回性能が高いわけでもないので魚雷や爆弾を回避する際には要注意。

総評

実装当初は一撃離脱一辺倒の空母だったが、艦載機のバリエーションが増えたことで柔軟な立ち回りが可能になった。
主砲・副砲を合わせて考えると空母としての自衛能力は高め。艦載機も癖はあるものの、得意不得意をしっかり把握していれば優秀な部類であり、空母戦に慣れてきたという人にはオススメできる。
問題は最大搭載機数が少ないこと。特に日米の空母を相手にすると数で押しきられる展開になる時も多いので、各個撃破を心掛けよう。
これで紅茶野郎を駆逐できる


歴史背景

1930年代にアドルフ・ヒトラーの命令により建造されたグラーフ・ツェッペリン級航空母艦1番艦である。ドイツ海軍による通商破壊作戦などに参加する目的(英国海軍に対する牽制もかねていた。)があった。しかし、実際は船体は完成しあとは艤装を取り付けるだけ、というだけだったが、戦況の悪化により、大型艦の建造が禁止され結局実戦には参加しなかった。グラーフ・ツェッペリンはよく「赤城のコピー」と言われるがそれは誇張である。確かに日本軍は赤城の秘密(訓練の様子や設計図)を見せはしたが、実際に参考にしたのは中央部の昇降エレベーターのみである。この時の赤城は三段甲板であり主砲もまだついていた。この点が赤城のコピー艦と言われる部分だろう、グラーフ・ツェッペリンにも主砲が取り付けられていた。
戦後ソ連に接収され標的艦にされ撃沈した。
仮に完成していれば、某スツーカ大佐が飛び回って大西洋が第二のアイアンボトムになっていたかもしれない。(あの人なら海を泳いで帰還してもおかしくない。川なら泳いで帰還したことがある、相棒は沈んだが)

【同型艦(全2隻)】
●ネームシップ:グラーフ・ツェッペリン
1938年12月 進水
1947年8月 標的艦として撃沈
●2番艦:ペーター・シュトラッサー
建造中止
1940年に解体


コメント

  • 誰か副砲の追加よろしく -- 2017-11-04 (土) 08:24:28