アレイスター・クロウリー〔降〕

Last-modified: 2018-08-17 (金) 18:35:38

キャラシート

【クラス】フォーリナー
【真名】アレイスター・クロウリー
【外見・容姿】画像参照/画像参照
【英雄点】35点(ステ20点・スキル15点):令呪2画消費
【HP】40/(25+15)
【筋力】C+:4
【耐久】B+:5
【敏捷】E :1
【魔力】A :5
【幸運】A :5

 

【スキル1】領域外の生命:EX^2
5点:交戦フェイズ中に相手前衛に対し、奇襲攻撃を行える。
交戦フェイズごとに1回まで、相手のクラス固有スキルの補正値を無効にする。

 

【スキル2】生命神の加護:A
5点:奇襲攻撃時、補正値5を得る。
また物理防御時、補正値2を得る。

 

【スキル3】時空神の加護:A
5点:魔術攻撃時、補正値5を得る。
また物理防御時、補正値2を得る。

 

【宝具1】『愛は法なり、意志の下の愛こそが生命なり(リーベル・アル・ウェル・レーギス)』 1/1
【ランク・種別】ランク:EX 種別:対魔 レンジ:100 最大捕捉:10人
【効果】奇襲攻撃時、補正値10を得て攻撃ができる。
この宝具で相手のHPを0にした場合、与えたダメージだけ自分のHPを回復する

 

【宝具2】『新世界へ導け二十一の階位』(ステアウェイ・トゥ・アウターユニバース) 1/1
【ランク・種別】ランク:B+ 種別:対界 レンジ:1 最大捕捉:1人
【効果】発動時令呪を一画消費する。物理・魔術防御時、1d22-1を振る。出た数値だけその防御時に固有値補正値を得れる。
0が出た場合、その攻撃でHPが0になった場合、1度だけHPを1回復して耐える事ができる。

 

【その他】混沌・悪、地/人属性

「クフハハハハハハハハッ!!運命は変わらぬッ!!コロンゾンの導きの下に!!」
「ええ、ええ…………。全て、全てはエイワスの下に、回帰するだけです……。」
 

プロフィール

 
筋力■■■■■C耐久■■■■■B
敏捷■■■■E魔力■■■■■
幸運■■■■■宝具■■■■■EX

クラススキル

領域外の生命:EX^2
近くの領域外より訪れた生命、もしくは高位存在を霊基に内包することを表す。
彼/彼女に宿っている大いなりし外なる理の高位存在は、あろうことか2柱存在している。
故に彼/彼女は、測定不能の更に外、本来ならば決して在り得ざるスキルランクとして
例外的に乗算を用いられている。

 

二重霊基:A
上記のように、二柱の高位存在を同時に宿したことにより得た非常に特殊なスキル。
全く同じ空間座標、時間座標に「全く別の存在が」「同時に」存在することを可能とする。
全てを見下す天才魔術師か、全てを抱きしめる抱擁の母か。どちらでもあり、どちらでもない。
彼は、彼女は、どちらも"アレイスター・クロウリー"本人に他ならない。

 

固有スキル

矛盾精神:A+++ → -
クロウリーは生前、二つの矛盾する感情を抱いた。
『全てを愛し、抱きしめたい感情』『孤高の才能の元に、一人になりたい感情』
生前から愛を知らなかったが故に、彼はサバトと称し性魔術に耽溺した。
生前から才能だけは優れていたが故に、頂点をあらゆる分野で目指し続けた。
本来ならば決して在り得る事はない二つの相反する感情。それがクロウリーという男/女の本質である。
このスキルは上記の二重霊基に複合される形で消失している。

 

生命神の加護:A
彼女が触れた高位存在からの加護。
"命"を持つ存在に対して高い特攻を発揮する。
また、その霊基を傷つける攻撃によるダメージを和らげる力を持つ。

 

時空神の加護:A
彼が触れた高位存在からの加護。
運命を見通し、自身に有利となる攻撃手段を選択できる。
また、即死攻撃を疑似的に回避する、疑似単独顕現に似た能力も持つ。

 

宝具

【宝具1】『愛は法なり、意志の下の愛こそが生命なり(リーベル・アル・ウェル・レーギス)』
【ランク・種別】ランク:EX 種別:対命 レンジ:100 最大捕捉:10人
彼が、否、彼女がかつて受けた謎の高位存在エイワスよりの言葉を綴った魔導書。
それは本来は繋がってはならぬ外宇宙の理。全ての生命を生み出したとも謳われる"生命神"の神託であった。
大いなりし生命神の導きは彼女の内側に"黒き仔山羊"を発生させ、そして彼女の霊基と一体化させる。
黒き仔山羊と一体化した状態の彼女は、全ての生命の源たる高位存在の加護を一身に受け、
補足した対象を"抱きしめる"という結果を必ず生み出す。抱きしめられた相手は溶け合い、
呑まれ、彼女の一部となって永劫の安らぎと安寧、そして融和を享受する事となる。

 
 

【宝具2】『新世界へ導け二十一の階位(ステアウェイ・トゥ・アウターユニバース)』
【ランク・種別】ランク:B+ 種別:対界 レンジ:1 最大捕捉:1人
彼女が、否、彼がかつて邂逅した智慧の番人、そして全にして一、一にして全なる高位存在より得た至高を
22のタロットカードという変則的な魔導書に封印することで、絶対的なる未来の見通しを可能にした宝具。
既存体系の象徴であるマルセイユ式タロットカードをモチーフに、黄金の夜明けを指す新たなる象徴、
そして彼が神託を受けた高位存在の或る外宇宙を指す『世界(ジ・ユニヴァース)』を終局に置くことにより、
既存の魔術体系から新時代の幕開け、外宇宙の神々と理が支配するアセンションへの過程を示す。

 

解説

語らずとも知れた、20世紀最大の魔術師とも謳われた人間。
多くは語らない。なぜならばこの英霊の詳細を語るとするならば、それだけで1億はくだらない言葉を重ねる事になる。

 

何故ならば、アレイスター・クロウリーとはそれ即ち"可能性"そのものであるからだ。
根源へと至ったアレイスター・クロウリーがいた。人類悪の獣を呼び出したアレイスター・クロウリーがいた。
バビロンの大淫婦と化したアレイスター・クロウリーがいた。銀の星を開いたアレイスター・クロウリーがいた。
トート・タロットで未来を見通したアレイスター・クロウリーがいた。魔術の歴史を塗り替えたアレイスター・クロウリーがいた。
中には人類の進化の秘儀を解き明かし神にすら届いたアレイスター・クロウリーもいただろう。それだ。それこそが彼なのだ。
ありとあらゆる可能性を持ち、ありとあらゆる未知を知る魔術師。クラスによって180度を優に超える別の貌を持つ英霊。
…………………それが、それこそが、アレイスター・クロウリーの本質なのだ。

 

前置きが長くなったが、それを念頭に置いて彼の話をしよう。
その、ありとあらゆる可能性を実現できるクロウリーが、その技術を全て外に向けたとしたら、どうだろうか?
人類悪の獣すら呼び寄せ、バビロンの大淫婦をその身で再現すらできたその技術を、"外宇宙へと"向けたのならば?
答えは必然であった。この可能性の彼が、彼女が届いた高位存在は、我らの近くの外にある異形なりし者たちであったのだ。

 

彼が手を届かせた謎の存在。エイワスとコロンゾン。どの宗教体系にも属さない一対の天使と悪魔。
それも、アレイスター・クロウリーという英霊の可能性によって千変万化となる。例を挙げるとするならば、
獣に長じたアレイスター・クロウリーのエイワスとコロンゾンは、対になり人類の智慧を冒涜する第六の獣となる。
バビロンの大淫婦に長じたアレイスター・クロウリーのエイワスは、彼女が持つ力に名前を与えたシンボルの一つとなる。
では、外に繋がったアレイスター・クロウリーのエイワスとコロンゾンは如何?簡単な話だ。外の高位存在に他ならない。
其が繋がった存在は二つ。一つは『全にして一、一にして全なる者』、そして『全てと交わり、全てを生み出す者』の二柱。
それぞれはそれぞれ、彼/彼女が抱いていた二つの矛盾した願いにぴったりと合致した…………。

 

エイワスと名付けられた『全てと交わり、全てを生み出す者』、
コロンゾンと定義された『全にして一、一にして全なる者』、二柱はそれぞれのクロウリーと同調し、
そしてそれぞれ共鳴し合い、2つの魂に分かたれるまでに増幅させる事となる。

 

結果、二つの願い、二つの霊基、そして二つの高位存在を宿すという異例の英霊が誕生した。
其の名こそアレイスター・クロウリー。人類のたどり着ける可能性の具現なり。

 
 

余談だが、英霊となってから分かたれた彼の男性側面、女性側面はどちらも生前の彼とは似ても似つかない。
生前の彼(このアレイスターの可能性の話に限るが)は精神は男性寄り、肉体は女性寄りの両性具有であり、
その点が彼にとって非常にコンプレックスであった。その特徴ゆえに気味悪がられた過去が、抱擁の渇望に繋がったと見える。
またそれと同時に、周囲よりも高い才能に恵まれたが故に、彼のコンプレックスは加速していった。
このコンプレックスが、彼の持った二つの矛盾した欲に繋がったのかもしれない。

 
 

性格

男性的側面
冷静沈着で、何処か危なげな瞳を持つ狂った男。他者を見下し、そして自分こそが優秀だと信じている。
しかし、それは逆に言えば"あくまで他人を人として見ている"ことの裏返しであり、溝を生むことはあっても会話は可能。
感情が高ぶると非常に恐ろしい異形とも言える表情を見せ、更に昂ると彼に繋がる高位存在を著す瑠璃色の光が漏れだす。
だがそれでも彼の本質は人間であり、恐ろしい表情や人相を除けば非常に人間らしい人間。ネロの宝具を見て感動する所
を見ても、その点は明らかである。一言で例えるならば『ヤベーヤツに見えるまともな奴』

 

女性的側面
穏やかで母性的、全てを抱きしめたいという渇望を持つ慈愛の聖母の如き女性。
しかし、それは逆に言えば"それだけ"であり、自分が抱きしめるという欲を満たす事さえできれば相手の事はどうでも良い。
言うなれば母性の押し付けであり、その様は回帰の理を持つビーストⅡに似る。ここまでの渇望を抱いたのは、アレイスターが
生前に第一子を病気により失った事に起因する。その寂しさが彼/彼女を狂わせ、やがて愛に狂わせ性魔術へと耽溺させた。
その渇望の原初こそが『抱きしめたい』という願いだった。その渇望は最終的に、エイワスという行為存在を呼ぶ事となる。
例えるならば『まともに見えるけどヤベーヤツ』

因縁キャラクター