シロウ神父

シート

《サーヴァント》
【クラス】キャスター
【真名】シロウ神父
【容姿】カソックに赤いストラを身に着けた白髪褐色の青年神父。
【英雄点】45点(ステ25点・スキル20点)　令呪1画消費
【ＨＰ】25/15+10
【筋力】C：3
【耐久】C：3
【敏捷】B：4
【魔力】A：5
【幸運】EX：8(10)
　
【スキル１】啓示：A
５点：最大HPを10増やす。魔術攻撃時に補正値5を得る。
　
【スキル２】魔術（偽）：EX(道具作成)
１０点：移動フェイズ時に味方陣営1体のHPを(対象の耐久値)d6回復できる。
　　　　交戦フェイズごとに1回まで、味方陣営の任意の判定に補正値5を与える。
　
【スキル３】領域外の生命：A
５点：キャラシート作成時に英雄点10点と神性特性を得る。
　
【宝具】『島原地獄絵巻(コール・オブ・サニティ)』　1/1
【ランク・種別】EX・対人類宝具
【効果】交戦フェイズの自陣営の手番時に陣地を作成できる。
　　　　陣地内では魔術攻撃時に補正値10を得る。
　　　　この宝具で作成した陣地は交戦フェイズ終了時に消滅する。
　
【その他】混沌・中庸　地属性　神性　真名看破は「天草四郎時貞」は不可
　

泥

プロフィール

【出典】史実？、クトゥルフ神話
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】天草四郎時貞？／ナイアルラトホテップ
【異名・別名・表記揺れ】ナイ神父、シロウ神父
【性別】男性
【身長・体重】169cm・59kg
【肌色】褐色　【髪色】白　【瞳色】金
【外見・容姿】カソックに赤いストラを身に着けた白髪褐色の青年神父。
【地域】日本？
【年代】17世紀前半？
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】人型、神性、超巨大、人類の脅威
　

クラススキル

陣地作成：EX（C相当）
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
工房の性能自体はCランク相当だが、この世にあらざる術理を用いて作られるためEXランク判定。
　
道具作成：EX（C相当）
魔力を帯びた器具を作成できる。
礼装の精度自体はCランク相当だが、この世にあらざる術理を用いて作られるためEXランク判定。
　

保有スキル

啓示：A
“天からの声”を聞き、最適な行動を取る。
直感は戦闘における第六感だが、啓示は目標の達成に関する事象全て（例えば旅の途中で最適の道を選ぶ）に適応する。
ただし、根拠がない（と本人には思える）ため、他者にうまく説明できない。
……声が聞こえるのはキャスターのみであり、彼以外の者にその声の主が如何なる存在かを知る術は無い。
　
狂気のカリスマ：A+
あるいは、正気喪失とも呼ばれるスキル。
関わった者の精神に狂気を、人生に混沌をもたらし、破滅の坩堝へと招く性(さが)。
生まれながらに備わった性質（権能）の類であるため、カリスマスキルとして表記される。
　
魔術（偽）：EX
天草四郎が生前に幾度も起こした奇跡の正体。
あらゆる魔術基盤に接続し、如何なる魔術も行使可能にする万能鍵(スケルトンキー)を有する。
別のクラスでは宝具として所有するが、キャスタークラスでありながら何故かスキルとして保有する。
また、キャスター自身が魔術を修めているわけではないため、魔術スキルとしては（偽）の字が付く。

　
洗礼詠唱：-
魔術スキルに含まれており、このスキル単体では保有していない。
……あるいは、本当に持っていないのかもしれない。
　
領域外の生命：A
外なる宇宙、虚空からの降臨者。
邪神の貌のひとつにして、その権能の先触れを身より流して揮うもの。
その名に意味はなく、価値も無い。重要なのはその男が“褐色肌の神父”であることのみ。
即ち、この男の真名は────。
　
神性：A
外宇宙に潜む高次生命、その貌のひとつとして強い神性を帯びる。
とある英霊に扮しているだけであり、他の降臨者たちよりも混じり気の無い神性を有する。
　

宝具

『島原地獄絵巻(コール・オブ・サニティ)』
ランク：EX　種別：対人類宝具　レンジ：0～999　最大捕捉：視認した者全て
天草四郎時貞がその生前に味わった地獄、それを再現する固有結界。
……だったが、キャスターが行使するこれは、全く異なる世界を構築する。
展開直後こそ、生者の存在を赦さぬ炎と死者たちの怨嗟が渦巻く無間地獄が如き焼け野原の景色を見せる。
しかしその直後に世界は歪み、怨嗟は狂喜へ、絶望は背徳へ、地獄は混沌へと捩れていく。
打ち捨てられた人々の亡骸は山の如く積み重なり、一帯に広がる業火は天に集まって三つの燃ゆる瞳となり。
そして人の口では紡げぬ神々の呪文が虚空へと響き渡り、人の世に這い寄り混沌を齎す邪神の影が降臨する。
ソレは人間には決して理解できぬ、人智の許容を超えたモノであり、この固有結界に囚われた者は悉く正気を失い、永遠の狂気へと飲み込まれることとなる。
……だがそれも、まだ幸福だろう。
降臨した“ソレ”が自分たちの命を如何にして終わらせたのかを知ることなく、永劫の眠りにつけるのだから。
　

解説

天草四郎時貞については、ここでは語らない。
……ここまで読み進めた者は、彼が島原の乱の指導者を務めた少年ではないことを理解しているだろう。
　
キャスターの正体は、外宇宙より降臨した神の化身。
英霊・天草四郎時貞のとある現界における姿に親近感を覚え、それを自らの“貌”として被ったものである。
何故、彼はそのような形で現界を果たしたのか。抑止力の目を掻い潜り、外なる神の尖兵として人理に根を張るためか。それとも彼の神話にて語られるように、己が無聊を慰める悲喜劇を人界にて紡ぐためか。
人類にその行動の意味を汲み取ることはできない。
元より神の思惑、真意は人には理解できぬもの。神の行いはその殆どが人にとっては理不尽なものである。
ましてやそれが世界の外に座すモノとなれば、人の理解の範疇に収まることなどないのだ。
　

人物像

表向きには“貌”のモデルとなった少年と同じ振る舞いをしている。
若さの残る外見とは裏腹に超然的で達観しており、誰に対しても親切に接するが故に腹の底が知れない。
常に絶やさぬ微笑みが本心から生じたもののようにも、計算された仮面のようにも見える、謎めいた人物。
　
本来であれば、その心の内には人類を救済せんとする熱意と傲慢さを秘めているが、彼にはそれは無い。
彼の内にあるものは、人々や神々、そして父たる盲目白痴の神にさえ向けられた嘲笑。
退屈に渇く心を潤すためならば、人類を弄ぶことも、神々を利用することも、死や苦悩を味わうことも厭わない。
キャスターは善神でもなく、悪神でもない。
時に善意で人を助けることもあれば、悪意を持って人を害することもある。されど彼が関わった者が辿る結末は“破滅”の1つしか存在しない。
彼は邪神。根本的に人類とは相容れないモノ。
物語の途上でそう見えることはあっても、その行いが最終的な人類の利になることは決して無い。
　

関連人物

ネフレン＝カ〔アルターエゴ〕
面識はありません。
……ですので、お互い自由に活動しましょう。
　
BBホテップ
当然、面識はありません。
ですが気は合いそうですね。ははははは。
　
楊貴妃
申し訳ないのですが少し離れてくれませんか？
いえ、特に理由はないのですが。お願いします。
　
萩原朔太郎
これはこれは、興味深い方ですね。
面識はありませんが、機会があればお茶でも一つどうでしょうか。
……残念、断られてしまいましたか。
　
埋火
どこかの日帰り時空におけるマスター。
彼女の正気度と引き換えにギャグ世界に巻き込まれたことで危険性を削ぎ落されてしまった。
その割には普通に喋ってたような
「私よりよっぽど理不尽じゃないですか？」
「のじゃは無敵なのじゃな」