柴田勝家〔アナザー〕

シート

《サーヴァント》
【クラス】バーサーカー
【真名】柴田勝家
【容姿】二本角を生やした巨大な鎧武者。
【英雄点】40点(ステ20点・スキル20点)　令呪0画消費
【ＨＰ】35/25+10
【筋力】A+：6(7)
【耐久】A：5
【敏捷】B：4
【魔力】D：2
【幸運】D：2
　
【スキル１】狂化：B
１０点：物理攻撃時に補正値5、物理防御と魔術防御時に補正値3を得る。
　
【スキル２】鬼種の魔：B(魔性)
５点：キャラシート作成時に英雄点10点を得る。
　
【スキル３】背水の陣：A
５点：最大HPを10増やす。物理攻撃時に補正値5を得る。
　
【宝具】『鬼哭啾啾・黄泉行軍(かかれしばた、おにしばた)』　1/1
【ランク・種別】B+・対軍宝具
【効果】セッション中に1回まで、HPが0になった時にHPを5d6回復して復活できる。
　　　　その後、その交戦フェイズ中に1回まで、物理攻撃時に任意の1陣営の前衛全員に攻撃できる。
　
【その他】中立・狂　地属性　男性/魔性/鬼/源氏
　

陽林市聖杯戦争

泥

　

プロフィール

【出典】史実、怪談
【CLASS】バーサーカー
【真名】柴田勝家
【異名・別名・表記揺れ】権六、掛かれ柴田、鬼柴田、瓶割り柴田
【性別】男性
【身長・体重】219cm・116kg
【肌色】白　【髪色】白　【瞳色】緑
【外見・容姿】二本角を生やした巨大な鎧武者。
【地域】日本
【年代】16世紀
【属性】中立・狂
【天地人属性】人→地
【その他属性】人型、魔性、鬼、源氏*1
※上記画像はBing Image Creator様で作成
　

クラス別スキル

狂化：B
理性と引き換えに驚異的な暴力を所有者に宿すスキル。
全ステータスを1ランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。
特に「撤退すること」に拒絶反応を示し、視界から敵が消えるまで戦闘を止めることは無い。
　
騎乗：A
本来はライダーのクラススキル。
騎乗の才能。幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操ることが可能。
宝具使用時に魔獣ランクの「首無し馬」に騎乗する。
　

保有スキル

掛かれ柴田：A
戦闘時、特に攻勢においてプラス補正がかかる。
攻めるほどにステータスが強化されていく。また、進軍距離に応じて味方全体の士気を高める。
常に先陣を切って戦っていたことから付けられた異名に由来するスキル。
類似スキルの『加虐体質』とは異なり、冷静さや防御力は損なわれない。
　
鬼種の魔：B
鬼の異能および魔性を表すスキル。
天性の魔、怪力、カリスマ、魔力放出、等との混合スキルでもある。
魔力放出の形態は「熱」にまつわることが多い。勝家の場合は青い「鬼火」となる。

鬼やその混血以外は取得できないはずだが、勝家はこのスキルを保有している。
比喩であった鬼柴田の異名が、人々の信仰によって真と成ったのか。
或いは、密かに流れていた鬼の血が怨霊と化したことで目覚めたのか────。
　
戦場(いくさば)の鬼：-(B)
鬼柴田の異名に由来するスキル。
上記のスキル『鬼種の魔』と引き換えに失われている。
　
背水の陣：A
決死の覚悟を決め、限界以上の力を引き出すスキル。
危機的な状況を呼び込むが、その引き換えに味方全体の戦闘能力を著しく向上させる。
長光寺城に籠城した際、残り僅かな飲み水を蓄えていた瓶を自ら割って兵士たちを鼓舞したという逸話に由来。
魔力消耗の激しいバーサーカークラスとの相性は良く、魔力供給を断たれても十全以上の能力を発揮できる。
　

宝具

『鬼哭啾啾・黄泉行軍(かかれしばた、おにしばた)』
ランク：B+　種別：対軍宝具　レンジ：1～99　最大捕捉：400人
かかれしばた、おにしばた。
福井市に伝わる怪談、柴田勝家の命日に顕われる九十九橋の首無し行列が昇華されたもの。
織田信長の家臣としてではなく、豊臣秀吉に敗れた無念から亡霊と化した勝家のみが所有する宝具。
賤ヶ岳の戦いで戦死した家臣たちの亡霊を召喚し、行列を成して進軍する。
首無し馬に乗り、首のない亡霊たちを引き連れ、周囲に死の呪いを振り撒きながらの一斉特攻。
発動中は勝家自身も亡霊と化し、疑似的な不死を獲得。
限界を超えた疾走に体が崩壊しても構うことなく、立ち塞がる者を悉く轢殺する。
……死してなお進軍し続ける。これこそは勝家の狂おしいほどの無念と慟哭、その象徴。
守ろうとした物も、討つべき敵も、この世にはもう存在しない。
その怨念を晴らす術が失われている以上、彼らの行軍が終わる時も訪れることはない。
　

通常武器

『にっかり青江』
勝家が生前に所持していた名刀。
銘は「ある晩にっかりと笑う女幽霊を斬ると、翌朝その場所で石灯籠が両断されていた」という逸話に由来。
勝家が亡霊と化した影響か、実体のない存在への干渉力、魔性殺しの性質を獲得している。
　

解説

織田家重臣。織田四天王の筆頭。
武勇に秀で、「掛かれ柴田」「鬼柴田」「瓶割り柴田」の異名で知られた猛将。
織田信長の父・信秀の代から仕える重鎮であり、信秀の死後は織田信勝の家老となる。
信勝が信長に謀反を起こした稲生の戦いで敗れるも、信長たちの母の嘆願により助命される。
この一件を経て信長を認めた勝家は、信勝が二度目の謀反を企てた際には信長に密告。
信勝の死後は信長の家臣となり、桶狭間、長光寺、姉川など様々な戦いに参加し武功を挙げる。
しかし本能寺の変で信長が横死した際には出遅れてしまい、羽柴秀吉に明智光秀を先に討たれてしまった。

その後、織田家の後継者を決める清須会議を通じて信長の妹・お市と結婚。
しかし肝心の後継者問題はまたもや秀吉に先んじられ、秀吉の推す三法師が家督を継ぐこととなる。
これを機に秀吉との対立は本格化し、1583年に賤ヶ岳の戦いに挑むも敗走。
最後はお市の連れ子である浅井三姉妹を秀吉の下に送り届けると、北ノ庄城にてお市と共に自刃した。
　

人物像

狂化の影響で人格と呼べるものは殆ど失われている。
平時はマスターの傍に佇み、物言わぬ護衛に徹する。
しかし一度戦場に立てば一心不乱に敵陣へと斬り込み、視界から敵が消え失せるまで戦いを止めない鬼と化す。
傷つこうと、マスターに命じられても決して退こうとせず、むしろ撤退命令は勝家の暴走をより深めてしまう。
唯一の例外として、マスターが少女である場合、守るためならば撤退を辞さない姿勢を見せる。
かつて愛した妻の連れ子たちの姿を重ねているのか、或いは彼女たちを残して自刃した無念によるものか。
その状況においてのみ、狂戦士の僅かな理性は狂気を押し退けるほどの想いを発揮するようだ。
　

関連人物

雨宮凛?
いつかの聖杯戦争におけるマスター。
涙を流す彼女の顔に在りし日の茶々を思い出したのか、終始彼女を守ろうとしていた。
……結果として、再び守ろうとしたものを残して没することとなってしまった。
英霊は原則として記憶を残さない。記録のみが座に刻まれる。それでも。
勝家は慟哭を挙げる。その無念だけは決して手放してなるものかと、天に唾吐くかの如く吼える。