ウィリアム・スミス

Last-modified: 2018-12-02 (日) 15:36:41

マテリアル

 外国語表記:William Smith
 身長:188cm / 体重:68kg
 イメージカラー:煙草の煙に似た朧気な灰色
 特技:バイオリンの演奏
 好きなもの:煙草、局員弄り / 苦手なもの:禁煙グッズ
 CV:大林隆介

略歴

「普遍的な」意味を持つ一大宗教の裏部門、異端狩りに特化した組織である聖堂教会。
その中で獣狩りに秀でた者達で構成される内部組織、「人狼局」のメッセンジャー兼対外折衝担当。
世界各地に散らばっている局員の元に直接出向き指令を伝えるのはこの男の役割。
また人狼局に関わる諸問題について先方と交渉するのも仕事の内である。
元はある規模の大きな聖堂騎士団の所属であり、その中で『やりすぎた』ために聖堂教会内で立場を転々とした後に人狼局に収まった。
現在は規模も小さく活動内容も縮小傾向の人狼局はこの男にとっていわば左遷先である。
ただ本人は現在の立場に特に文句もなく、政治はもう懲り懲りとばかりに毎日煙草を吹かす日々。
異端との戦いのために前線に出ることが多い局員たちとはまた違う戦場のために普段から世界を飛び回っている。

人物

胡散臭さを絵に描いたような初老の男。若作りの白人。
状況が許す限りあらゆる場面で咥え煙草を欠かさない。もはや意地やら生き方やらというレベル。
性別的には正真正銘の男性なのだが女性的な口調で喋る。いわゆるオネエ言葉。
普段から飄々とした態度であり、局員たちにもさも自分が苦労人という素振りでよく文句を言うが、大体は演技であり局員たちにも本気にされていない。
人に答えにくいことや嫌味を言ってその表情を愉しむ悪癖がありたいていの局員から煙たがられている。
ただスミスの職責上、任務のたびに一度は顔を合わせることが多く、人狼局員の悩みのタネになっている。
神父としてはあまり信仰心を見せるような場面は少ないが、根底には確かな信仰心がある。
若者に対しては稀に人生の先達としての慈しみが滲むような素振りや言葉を投げかけるが、そもそもがこういった困った人物なので感心されることは少ないようだ。
バイオリンが密かな趣味。局員の中でもあまり耳にしたことのある者は少ないが、人柄と違って穏やかな音色を奏でるのだとか。

能力

元聖堂騎士団の騎士にして現代行者として常人離れした力を持つ。
代行者の中ではオーソドックスな概念武装である灰錠に加えて聖別された剣を用いる。
が、本人曰く贔屓目でも実力は下の上。実際にその見立ては正しく人狼局の中でも大半の局員が彼よりも強い。
これといった取り柄もなく、個の力を重視する代行者と違い多で圧倒する聖堂騎士団出身らしいスペック。
むしろ彼の本領は政治工作にあり、かつて聖堂騎士団を放逐された原因もこれに依るもの。
世界各地で人狼局員たちがある程度自由に行動できるのは彼の各所に対する根回しが一因にあり、また現地の活動において発生した問題の始末も担っている。
教会本部において人狼局が微かながらもひとつの地位を保っていることや、
また活動のための予算が確保されているのは重鎮の居並ぶ協会本部の会合へ局長と共にこの男が出席して辣腕を振るっているからだとか。
判断は冷徹。普段は鷹揚そうな顔をしつつもラインを越えた行動は絶対に首を縦に振らない。ただし、可能な範囲に限り関係者への情を考慮することもある。
彼が日常的に世界を回っているのはメッセンジャ―としては勿論、局員たちの行動の尻拭いでもある。
口ではそうしたことの文句をぼやくが、内心では実力では劣る自分にとってこれこそが役割であるという納得がある。