コンラ

Last-modified: 2018-07-19 (木) 02:34:08

【クラス】ランサー
【真名】コンラ
【容姿】金髪が特徴的な少年
【英雄点】35:令呪1画消費
【HP】15 / 15
【筋力】A:5
【耐久】C:3
【敏捷】A+:6(7)
【魔力】B:4
【幸運】E:1
【スキル1】鮭飛びの術:A
5点:先手判定と逃走判定時、補正値5を得る。
【スキル2】:原初のルーン(攻):
5点:物理攻撃時、補正値3を得て、相手のスキルによるダイスのプラス補正を無効にする。
【スキル3】武の神才:A
5点:物理攻撃時と先手判定時ダイスの面数を1増やす
【宝具1】『轟雷槍・飛神投』(トゥーラン・クレス・ゲイ・ボルグ) 1/1
【ランク・種別】B+:対軍宝具 レンジ:5~40  最大補足:30人
【効果】物理攻撃と魔術攻撃時、補正値5を得て任意の陣営の前衛全てに攻撃できる。
【宝具2】『全てを超え得る武の鬼才』(デミ・サウィルダーナハ) 1/1
【ランク・種別】A:対人宝具 レンジ:0  最大補足:1人
【効果】セッションで自身が行った同判定×1の補正値(上限5まで)を得ることが出来る
【その他】混沌・中庸 人型・神性

設定等

【キャラクター詳細】
 アルスターサイクル最大の英雄クー・フーリンと影の国のもう一人の女王アイフェの一人息子。
 物心がつく前に母から引き離され、影の国の女王スカサハに戦士として教導され、その実力は七歳にしてゲイボルク以外ではクー・フーリンと互角あるいは上回るものを持っていたとされる。
 本人は自分自身が父親の実力を知るために使いに出されたことを知らないため、師匠に対する恨みは微塵もないが仮にそれを知ったとしても恨みを持つことはないだろう。
 自らに戦士としての証である三つのゲッシュと名前を授けてくれた父、自らにこの世を生きる肉体と、父に愛された証である指輪を与えてくれた母。自らに外の世界で生き、戦える力と技を授けてくれた師匠の三人を何物にも代えがたい恩人として認識しているため、馬鹿にすることは許さない。
 戦闘以外のことについての知識は殆ど知らないため、教え込まれたことを信じやすくまた価値観が非常に偏っている。性格的には戦闘自体も好ましいと思っているが、それ以上に小鳥と戯れ花を愛で歌を聴き自然を愛することを好む穏やかな性格。経験的にも資質的にも戦士としての完成度は父や母よりも大きく劣る。

 ───生前について後悔はない。ゲッシュでそれが定められていたとしても。それが最初からそうなるべき運命だったとしても。それがどんなに残酷な結果に終わったとしても。その道を選んだのは自分自身で、戦闘の果てに死を迎えるのは戦士として当然だと思ったから。だから父さんの切り札を知らなかったことは無念ではあったけれど、それも仕方ないと思っていたのに。
 ───だけど、父さん。なんで?なんでそんな悲しい表情をするの?
 自分自身が何か悲しませる失言をしたのか。それとも、敵としてすら見れないほどに未熟だった自分に失望したのか。もしかしたら、悲しんでほしいという願望で見えた幻覚だったのかもしれないけども。
 それでも答えを知りたいんだ。聖杯に願ってでも。

 

 日常と戦闘のオンオフを切り替えるタイプ。日常時は喧嘩を売られない限りはのほほんと陽気に暮らしているが、戦闘時には自分の身をも投げ捨てるかのような苛烈な闘争を行う。敵対者が誰であろうと容赦せず、その命令が不本意なものであろうとその場では言うことを聞き、従うようにする。
 しかし戦闘が終れば殺したくない相手を殺し、傷つけたくない相手を傷つけたら心に傷を負いふさぎ込み、不本意な命令をされた場合は怒りと悲しみが積み重なりふとしたことで爆発しかねない。正確に言えば戦闘時にのみ心に蓋をし、仮面を被ることによって冷酷でいなければ未熟な自分では武勲を立て英霊となった者たちに勝てないと考えているため。
 一度仮面がはがれた精神は歳と経験相応に脆く、最悪マスター殺しの危険性もある未熟な存在。仮に言うことを聞く便利な存在とだけ考え、相互理解をしなかった場合待ち受けるのは互いに望まない結末となるだろう。

 

 主に師匠からの教育によって基本的に丁寧言葉で話す。特に年上の女性に対しては少し恐怖心を持っている。
 また、師匠が自分の目を見るときにはそこではない誰かを自分の目を通して見ていた気がするから自分の赤い目の色は苦手だし、誰かと似ているといった自分を通して誰かを見ているような評価を好まない。かといって金髪は父親の青の髪色と似ても似つかないためそれも苦手。自分のことをあまりよく思っていない。
 一般的な愛情に触れずに育ち、人生を終えたため愛情というものを向けられた時にはどう接すればいいかを理解していないし、甘え方も知らない。そのため年齢にしては老成しているように取られることもある。
 本質的な性格は武にあまりにも偏った才能とは異なる、戦士としては向いていない甘ちゃん。だがその性格を一時的に消してでも戦士として、英霊として未熟な自分を呼んでくれたマスターのために力を振るうという責任感を持つ。

 

【キャラクターデータ】
身長/体重:131cm・26kg
出典:ケルト神話
地域:アイルランド
属性:秩序・中庸 性別:男
好きなもの:花・自然・可愛いもの
嫌いなもの:悲しんだ表情
【ステータス】筋力:A 耐久:C 敏捷:A+ 魔力:B 幸運:E 宝具:B+

与えられた誓約は名を名乗るな。戦闘を断るな。一度決めた道を変えるな。
それがどんなに困難な状況であろうと、その結果死が待ち受けようと三つの誓約に反する行動を取ろうとすることはない。

 

【武器】
○槍
海獣の槍によって作成された魔槍ゲイボルクのような伝説上の逸品ではなく正真正銘の普通の槍。ルーンによる補強と持ち前の技巧によってゲイボルクのような伝説上の武器と打ち合える強度を持たせているが、この槍自体に特殊な効果はない。

絆レベル

【絆Lv1】
○鮭飛びの術:A
鮭飛びの術とは影の国においてゲイボルクと並んで語られる奥義であり、極めればあらゆる城壁すらも乗り越えるという一種の跳躍・移動法である。
神話においてはスカサハの弟子たちの多くはこの奥義を授けられた(というよりも影の国に至りそして故郷に帰る道がこの技を習得していないと突破できない)が、この奥義に関してのコンラの練度は弟子たちの中でも最高の一人であり、海上を走り回りクー・フーリンを翻弄したとされる敏捷性はこのスキルによるもの。
高速移動時の地形による敏捷マイナス補正を無視し、高度といった要素での障害物判定を無かったものとして行動が出来る。

 

【絆Lv2】
○神性:B+
ケルト神話における神々の王ルーの息子である半神の英雄クー・フーリンと、女神ともされる影の国のもう一人の女王アイフェの息子であるコンラは父をも超える神性を持つ。
しかしアイフェが女神であるかどうかは実のところ定かではなく、また一部説話においては母親が異なることも多々あるため神性はAランクに届かずB+ランクにとどまる。
しかしルーンの行使といった戦闘に関わる分野のときのみ、Aランククラスの恩恵を得ることが可能。

○原初のルーン(攻):
北欧の大神オーディンが得た魔術刻印ルーンの所持。
コンラはこのルーンの効能を攻撃分野に絞り込み槍に刻み付け生半な防御をたやすく突き破る攻撃力を付加している。

 

【絆Lv3】
○武の神才:A
 齢7歳にして大英雄と互角以上に戦える実力を持つに至った神話世界においてもあまりに稀有すぎる武の才能。
 あるいは、複数の究極の一に至るかもしれなかった磨き抜かれることなく終った才能の結晶。あまりにも大きな可能性。
 投擲や剣術といった他クラスで召喚されるべきだった技巧を劣化することなく受け取りまたそれらにかかわるスキルをこのスキルと同ランクで一時的に習得する。

 

【絆Lv4】
『轟雷槍・飛神投』(トゥーラン・クレス・ゲイ・ボルグ)
【ランク・種別】B+:対軍宝具 レンジ:5~40 最大補足:30人
 コンラが赤枝の騎士達との戦闘で放った投擲が雷へと変わり、直撃をあえてさせずにその衝撃だけで戦闘不能にしたという逸話と自らの死因であるゲイ・ボルグの持つ雷の投擲の逸話が合わさって完成した英霊化によって得た宝具。
 ケルト神話において投擲を雷に変える技巧とは一つの究極の技であり、それをトゥーラン・クレス────雷神の技として伝えられていた。雷神タラニスとは神々の王ルーとの関連性が示唆されてあり、あるいは祖父であるルーの因子がコンラに雷神の技を会得させる才能を与えたのかもしれない。
 上空に高く飛び上がり渾身の力を込めて放つ槍は三十条の轟雷へと変化。雷速をもって敵対者を穿ち貫く。
 この宝具を対軍ではなく一個人に向け、そして極めて限られた状況でのみ使用できる一種の防御法があるらしいが…?(TRPGでは基本的に使用されない)

 

【絆Lv5】
『全てを超え得る武の鬼才』(デミ・サウィルダーナハ)
【ランク・種別】A:対人宝具 レンジ:0 最大補足:1人
万能なりし者────サウィルダーナハ。
 コンラの祖父である太陽神にして英雄神のルーは万能なる能力を持つがゆえにその異名を与えられた。
 僅か七歳にして、説話によってはそれに加えわずか一日の指導にして父と並ぶ戦士となったコンラの武才が宝具となったもの。召喚された場から得た経験は全てコンラにとっての成長要素となり、見聞き経験したそれはコンラの動きを、攻撃を、防御をより洗練したものに変えていく。
 時間を与えられれば与えられるほどに成長を続けるその才能は最終的に奥義として新たなる宝具級の切り札を持たせ得る。

絆礼装

『影の国の雷』☆4
HP :100/100
ATK :100/100

ILLUST
 光一つない曇り空に映る一筋の雷光

解説
 影の国はですね。その名前の通り太陽とか…そういう明かりはないんですよ。どこもかしこも影だらけで陰気で…って悪口になっちゃいますねこれ!産まれて育った場所なのに!
 だからですかね。僕だって明かりが欲しくなっちゃうんですよ!ほら、太陽神の孫にして光の御子の子供でありますし僕!でも、ただ欲しいと思っただけでは何も変わらないでしょう?そもそも、僕は太陽なんて影の国から出る時まで見たこともなかったから……
 だから僕は真似をすることにしたんです。影の国には太陽はないし、いつも曇り空だけども……それでも一瞬、ピカリと光るものがあるんです!それを教えてくれたのは…誰だったかな…師匠ではない女の人でした。顔も、声ももう朧気だけれども。
 ───雷とは、その技はお前の祖父に通ずる技だって。教えてくれたのは誰かはもう思い出せないけれど、それでも絶対にそれだけは忘れてはいけない気がしたから頑張りました。ええ、頑張りましたよ本当に死にかけるまで!
 そうしたらですね、段々と投げる物の速さがぐんぐん伸びていって、ピカッと光るようになったんです!その時僕は初めて綺麗な光を見ることが出来て、なんでだか嬉しくて涙も出てきて。
 だからですね、僕の宝具はどんな英雄に出しても恥ずかしくない、本気の一撃だって!大英雄にも通用するんだって証明しなきゃいけないんです!それと今はマスターの力にもなれるって!
 これからも、よろしくお願いしますねマスター!