【名前】ドナスィヤン=アルフォーンス=フランスワ=ド=サド マルキ=ド=サド侯爵
【クラス】キャスター
【HP】20 / 20
【宝具】 1 / 1
【筋力】A:5
【耐久】B:4
【敏捷】C:3
【魔力】A+:6
【幸運】D:2
【スキル1】【陣地作成】キャスター -10点
移動フェイズで現在地のエリアで陣地を作成出来る。
陣地内では魔術攻撃と魔術防御と物理防御とマスター含む奇襲防御時、補正値5を得る。
【スキル2】【無辜の怪物】令呪を1つ失う代わりにサーヴァントの英雄点10を得る。-5点
【スキル3】【拷問技術】移動フェイズで現在地のエリアで陣地を作成出来る、陣地内では物理攻撃と魔術攻撃時、補正値5を得る。-5点
【宝具】悪徳と淫蕩の百弐拾日(エコール・ド・リベルタン)
:現在地のエリアで陣地を作成出来る、陣地内では物理攻撃と魔術攻撃時、補正値5を得る
【容姿】フランス人の青年であり人を虐げることに何よりの愉悦を感じる。また、虐げられている人の様子を文字に書き起こしている
(代理画像 烏丸徨)
【その他】
フランス革命期の貴族にして、地下文学小説家マルキ=ド=サド侯爵。
その作品は暴力的なポルノグラフィーを含み、道徳的に、宗教的に、
そして法律的に制約を受けず、哲学者の究極の自由と、
個人の肉体的快楽を最も高く追求することを原則としている。
サドは虐待と放蕩の廉で、パリの刑務所と精神病院に入れられた。
バスティーユ牢獄に11年、コンシェルジュリーに1ヶ月、ビセートル病院に3年、
要塞に2年、サン・ラザール監獄に1年、そしてシャラントン精神病院に13年入れられた。
サドの作品のほとんどは獄中で書かれたものである。
サディズムという言葉は彼の名に由来する。
その名の通り、サディズムを突き詰めた書籍を発表。
しばらくは正当に評価されることがなかったが、現在その書籍は高い評価を受けている。
パリのオテル・ド・コンデにて誕生、彼は伯父のジャック・ド・サド修道士による教育を受けた。
サドは後にイエズス会のリセに学んだが、軍人を志して
七年戦争に従軍し、騎兵連隊の大佐となって闘った。
1763年に戦争から帰還すると同時に、サドは金持ちの治安判事の娘に求婚する。
しかし、彼女の父はサドの請願を拒絶した。
その代わりとして、彼女の姉ルネとの結婚を取り決めた。
結婚後、サドは息子2人と娘を1人もうけた。
父の死後、祖父ギャスパー・フランスワ・ド・サドの爵位を継ぎ侯爵となる。
それから復活祭の日に物乞いをしていた未亡人を騙し暴行、
マルセイユの娼館で乱交し、娼婦に危険な媚薬を飲ます等の不品行のかどで何度か投獄される。
そして獄中にてかの有名な長編小説をいくつか執筆した。
それらはリベラル思想に裏打された背徳的な思弁小説であり、エロティシズム、
徹底した無神論、キリスト教の権威を超越した思想を描いた。
だが『ソドム百二十日あるいは淫蕩学校』をはじめ、
淫猥にして残酷な描写が描かれた作品が多いため、19世紀には禁書扱いされており、
ごく限られた人しか読むことはなかった。
サドはフランス革命直前までバスティーユ牢獄に収監されていたが、
革命の影響で1790年に釈放される。だが政治活動を行うも再び投獄された。
後にナポレオン・ボナパルトによって「狂人」とされ、
1803年にシャラントン精神病院に入れられてそこで没した。
このたび召喚されたキャスターは、サド侯爵が無辜の怪物によりサディズムの概念として歪められた存在。
人を虐げずには存在できない狂ったサディスト。
ただし、生前より彼が培ってきたサディストとしての技術は、虐げられた人々に快楽を与えるほどまでに昇華されている。
彼の願いは「愛することのできなかった妻を純粋に愛する」こと。
自らの性質と初恋の相手の姉であるという事実により妻を最後まで愛することができなかった男の本心であった。
しかし、無辜の怪物により本人も聖杯を手に入れるまではそのことすら忘れている。
【宝具】
悪徳と淫蕩の百弐拾日(エコール・ド・リベルタン)
ランク:A+ 種別:結界宝具 レンジ:1-20 最大補足:1~58人
周囲の建物を触媒に、バスティーユ監獄に似た城塞を造り上げる。
その内部はキャスターの心象世界を反映した異界になっており、
彼の構想した脚本通りに物語が進んでいく。
結界内に囚われた人間は、記憶を徐々に改竄されて最後は彼が指定した役を
こなすだけの操り人形となってしまう。
役振りは精神異常者の4人の権力者たち、42人の犠牲者の美少年と美少女、
4人の遣り手婆、8人の絶倫男である。
結界内部で展開するストーリーは概ねキャスターの未完の傑作
「ソドム百二十日あるいは淫蕩学校」だが、キャスターの気分次第で配役を変えたり、
ストーリーのプロットを若干修正、変更することもできる。
物語はストーリー通り犠牲者がありとあらゆる性的虐待と恐ろしい拷問の末に殺されるのだが、
物語が未完の為に、終章と同時に異界内で起こった事は
すべてリセットされて再び物語が繰り返される。
犠牲者は拷問によって負った傷、ここで起こった事に関する記憶、
死んだという事実までリセットされて、ふたたび与えられた配役を演じる。
「無垢には穢れを。誠実には冒涜を。あらゆる希望に絶望を。さぁ、皆さまご照覧あれ!これこそ我が生涯を持ってして、ついぞ作り上げることの叶わなかった理想郷!『悪徳と淫蕩の百弐拾日(エコール・ド・リベルタン)』」