マルフィーザ

Last-modified: 2019-11-30 (土) 04:52:24

サーヴァント
【クラス】セイバー
【真名】マルフィーザ
【容姿】勝ち気な表情の女性剣士
【英雄点】35点(ステ20点・スキル15点):令呪X画消費
【HP】 50/50
【筋力】A+:6(7)
【耐久】A:5
【敏捷】B:4
【魔力】D:2
【幸運】D:2
【スキル1】対魔力:C
消費点数5:キャラクターシート作成時、英雄点5を得る。
  魔術防御時、補正値5を得る。
【スキル2】一気呵成:B
消費点数5:物理攻撃時補正値5を得る。最大HPを10増やす。
【スキル3】勇猛:A
消費点数5:物理攻撃時に補正値4を得る。最大HPを15増やす。
【宝具】覇道に供奉す幻想の剣(ファルシオン) 1/1
【ランク・種別】ランク:C+ 種別:対人宝具
【効果】物理攻撃時に任意の陣営の前衛全てに攻撃でき、補正値5を得る。攻撃対象の陣営の前衛数が自陣営の前衛数を越えている場合、攻撃対象の陣営の内一名に対してのみ更に補正値3を得る。
【その他】混沌・善・人型・地属性・王

設定等

【キャラクター詳細】
 シャルルマーニュ伝説の一つ、狂えるオルランドゥにおいて伝えられる精強なる若き女王。ブラダマンテの恋人ロジェロを兄に持つ。トロイア最大の英雄ヘクトールの末裔にして、個の強さによって数多の国を支配したとされる純正戦士。
 王が持ちうるカリスマではなく、人が持ちうる智恵を動員した政によるものでもなく、ただ強者に挑み、理不尽に挑み、敵を蹴散らし、手に届く弱者を庇護した結果として人々がより集まった結果王となった者。故に、マルフィーザは友となる者に出会うまで並び立つ者なき孤高の存在であった。
 強い心、強すぎる肉体。故に、陰謀を理解することが出来ない。弱者が強者の足を引っ張ろうとする道理を最期まで知ることはできず、父を失おうとも強者とは弱者を守護する為に存在し、弱者とは強者に庇護されるべきという立場を崩そうとはしなかった。
 ───最愛の兄と最愛の友の縁が最悪の結末を迎えてようやく、彼女に怒りという消えぬ炎が産まれたのかもしれない。それほどには自己を強者として位置付け、それ故に並び立つ相手として友になる存在を尊いものとし、だからこそ凡人に対して一種の傲慢さも持っている。

 

 男口調だが一人称は私。時折、見た目相応の女性言葉になることもあるが基本的には明るく、曲がったことは可能ならば正し、遊びにも食事にも眼を輝かせる笑顔の眩しい女性。
 普段は頭を働かせようとはしないが、意外にも聡く、案外割り切りも速い。不幸を不幸として受け止めた上でその先を良くしようとする。過去の悪事をもって現在の善行を否定することはないが、過去の偉業によって現在の悪事を見逃すこともない。ともすれば己よりも強い兄がそうしたように、友であるブラダマンテがそうしたように、無辜の民を傷付ける相手に対して退くことはなく、臆せずに戦う。それが最終的に自らの首を絞めることになろうとも、助けを求めていたと感じたのならば、自らが助けたいと思考したのならば己の理益を捨て置いてでもその身を差し出す。

 

 口調は男性的。行動方針は正義の人。男女構わず気に入った人物に対しては抱擁をしてしまう癖もあるが、貞操観念はしっかりとしている……というよりも大分乙女。恋バナに対しては顔を少し赤くしながら興味を持って話を聴く。お洒落には興味はあるが、セイバークラスで召喚された以上はまずは戦士としてあるべきと自己を律し、仮に小物屋に行かせようとしたら照れ隠し気味に食事の方が興味あると言い出す面倒臭い乙女な部分もあるが、それをさらけ出す相手は果たして現れるのだろうか。

 

【キャラクターデータ】
身長/体重:174cm・57kg
出典:シャルルマーニュ伝説
地域:欧州
属性:混沌・善 性別:女
好きなもの:友となりうる人・鍛練・食事
嫌いなもの:やたら迫ってくる人物・セクハラ
【ステータス】筋力:A+ 耐久:A 敏捷:B 魔力:D 幸運:D 宝具:C+

 

【武器】
○ファルシオン

絆レベル

【絆Lv1】
○一気呵成:B
攻め時を見つけた瞬間、己の安全を投げ捨てでも徹底的に攻撃を与えるスキル。攻撃判定に成功したとき、筋力に加え次回の防御判定に使用する能力分のボーナスを任意で獲得することが出来る。
セイバーは十八歳を一月か二月過ぎるかという年齢で七つの国をその手で攻め落としたとされる。

 

【絆Lv2】
伝説の英雄ヘクトールの子孫。十二勇士の一人、ブラダマンテの恋人であるロジェロの双子の妹。
人生は順風満帆とはいかず陰謀によって父を失い、親代わりの魔術師に育てられるも優れた容貌を原因として拐われ、ペルシア王の後宮に売り飛ばされる憂き目に会う。
しかしその不幸すらもマルフィーザの持つ武勇の輝きと英雄の資質を陰らせることはなく、不幸に折れなかった彼女は貞操を奪われることを拒否し王族を切り捨て王位を簒奪した。

女王ではあるが、本質は戦士であり、個の人。教えや生まれではなく情によって敵と友を区別するために、本来敵対関係であるアストルフォと友誼を結び十二勇士達の物語に関わることとなった。
紆余曲折の末に生き別れの兄ロジェロと合流。互いの腕を認めあった二人は盟友として認識し、その関係は端から見れば相思相愛の恋仲に見えたほどだと言う。
そして、とある事情によって瀕死の重体を負っていた兄を介抱する際に誤解によって襲いかかったブラダマンテとの決闘の末にロジェロを兄と知り、ブラダマンテと親友になったのであった。

 

【絆Lv3】
苦難や不幸を認識した上で、折れずに進もうとする女性。
生前の経験から権力を行使した上で迫ろうとする男性は嫌い。
そして少しブラコンの気がある。
友情を感じた相手に対しては異性、同性関係なく友好的に接し恥ずかしげもなく抱き締める。ただし、異性に対して行う際にからかった場合、顔を赤くしてしまいうっかり力加減を間違える時もあるので注意。
冒険を愛し、勇者に憧れ、英雄として相応しくあろうとする女傑ではあるが、恋愛に関しては恋に恋する少女であり、それゆえに愛に対して真っ直ぐに突き進むブラダマンテのことを自分より少し先に進んだ者として敬意の感情も持っている。

 

【絆Lv4】
『覇道に供奉す幻想の剣』(ファルシオン)
【ランク・種別】C+:対人宝具 レンジ:1~3 最大補足:1人
 マルフィーザが所持したとされる、現実においても同名で量産される剣。
 事実、ファルシオン自体は剛力勇壮なる女王が扱えるように非常に頑丈に作られているが、伝承において伝えられる数ある魔剣や聖剣と異なり、剣自体には能力どころか特殊な素材を使用したとされる記録も存在しない。
 言うなればただ頑丈に作られただけの量産剣がなぜ宝具足りうるのかと問われれば、武力によって諸国を支配し、特別な武装すらもなくローラン達名高き聖騎士と互角以上に渡り合い、武勇によって伝説に名を残した女王が愛用した主武装という信仰によって得た存在の昇華である。
 故に、この剣は一つの剣として見る場合にはマルフィーザに振るわれるだけの剣である。
 しかし宝具として十全以上に扱えるのは数ある英雄の中でもマルフィーザただ一人。剣が砕けたとしてもマルフィーザの戦意が衰えぬ限り、マルフィーザの武勇の象徴である剣もまた砕けていないと判定され修復され、闘気を込めることによる過剰な負荷によって砕けちりつつも対軍規模の一撃を可能とする。

 

【絆Lv5】
『遮断せしは地獄の鎧』(インフェルノ・アヴェルヌス)
【ランク・種別】C:対人宝具 レンジ:0 最大補足:1人
 インフェルノ・アヴェルヌス。マルフィーザが所持する、地獄の業火によって鍛えられたともされる鎧。攻撃の威力を減衰・弾き返すとされる。
 マルフィーザは攻撃と認識した驚異に対して、鎧に生命力を込め宝具を起動。生命力を喰らい増幅した魔力を爆炎と衝撃波に変換し攻撃の衝撃を相殺、上回った場合は超過分のダメージを攻撃してきた相手に与える攻防一体の宝具。
 この宝具によってマルフィーザは魔力放出の類似スキルを獲得し、英雄達と比較するのならば見劣りする瞬発力をカバーし、平均以上の敏捷性能を獲得している。当然、拳などを体内にめり込ませた場合は内部爆発による追加ダメージを与えることも可能。
 この鎧を持つマルフィーザに対して数多の戦闘と試練を乗り越え英雄となったサーヴァントが相対するのならばともかく、生身の肉体を持つだけの人類が接近戦を挑む場合、マルフィーザが敵として認識しているのならば触れることすら出来ずに消し飛ばされるだろう。

 

【幻想に生きた者をクリア】
 ローランを始めとした十二勇士達はカール大帝が率いた史実の十二勇士達などを元とした現実の要素と、シャルルマーニュが率いたとされる伝説上の十二勇士達が成した幻想が混ざりあった存在である。
 ───しかし、セイバークラスのマルフィーザをサーヴァントとして構成する要素は全てにおいて幻想であり、更にセイバークラスであるが故に、強さと英雄らしい輝かしさを強調されている。
 座にとってはマルフィーザが兄ロジェロの死後に成したとされる復讐も、肉親を失った悲しみと怒りすらも不要な構成要素であり、セイバークラスのマルフィーザからは消却され、武勇を持ち冒険と友情を重んじた女傑。即ち『物語の終わりを未だ迎えぬ少女』としての存在であることを定義付けた。
 それ故にセイバーのマルフィーザにとって兄ロジェロとは肩を並べた盟友にして最愛の兄であり、ブラダマンテとは最愛の兄と結ばれようと努力する眩しい親友なのだ。

 「───私はさ、物語の最後を言われてもピンと来ることが出来ないんだ。ロジェ兄が殺されたと言うのに薄情な奴だと思うか?」
 「でもさ、もし仮にまたロジェ兄に会えたら凄い嬉しいし、ブラダマンテともアーくんとかリナ姉とかオリビーに会えたら私らしく抱き締めようとする。」
 「そしてたぶん、大切な人が理不尽にいなくなったのなら……」
 「うん!私らしくなかったな!やめだやめ!つーまーり。私は私らしく!友達にも恥ずかしくない立派な戦士として世界を救う。マスターも凄く大切だから、勝手にいなくなるのは許さないぜー?」

 最後に、マルフィーザは実は寂しがりやでもある。普段は自ら率先して行動し、よく笑い、慕われる彼女だが大切な人から無視をされた場合は結構傷ついて拗ねたりしてしまう可能性もあるのでご注意を。

・参加歴
フルメン日帰り??(御門 遙)