プロマシアの呪縛/第5章~第8章/みっつの道

Last-modified: 2012-06-17 (日) 18:16:56

■  第3節<みっつの道>

 バハムートと人との契約を破るために
 一刻も早く「世界の終わりに来る者」
 を探し出さなくてはならない。
 神都、少年、そしてプリッシュ。
 それぞれを求めて、皆はバストゥーク
 を後にした……。


■ バストゥーク・大工房

Cid:PC君、
 無事でなによりだ。先に戻ってきた
 ルーヴランス君から話は聞いたぞ。

Cid:ジュノの研究者どもから
 箱を無事に取り戻すことはできなかったそうだが、
 無事に帰ってこれたことだけでも幸運だ。

 (ルーヴランスたち登場)

Louverance:失礼、シド殿。
 ……ああ、PC殿。

Louverance:さすが冒険者。
 自力でここまで戻ってくることができましたか。

Louverance:テンゼン殿とウルミアさんは、
 サンドリアにて無事保護いたしました。

Louverance:しかし、プリッシュさんの
 消息だけは、いまだにつかません。

Louverance:PC殿ように
 自力で氷河を抜けることができていれば
 いいのですが……。

Cid:ふぅむ。それは問題だな。
 実は先ほど、ジュノから各都市へ通達があったのだ。
 プリッシュ君は罪人として手配されているぞ。

Ulmia:そんな!?

Tenzen:プリッシュ殿の歌のせいで、
 セルテウスなる少年を逃してしまったからで
 ござるな。プリッシュ殿のことをセルテウスの
 仲間だと思ったのでござろう。

Ulmia:プリッシュの歌……。
 あれは「石の記憶」の4つ目の歌でした。
 しかし、彼女はどこであの歌を……

Tenzen:できるだけ早く、プリッシュ殿を
 見つけ出さねばならぬでござるな。

Tenzen:プリッシュ殿から
 話を聞けば分かるでござろう。その歌のこと、
 そして「世界の終わりに来る者」のこと……

Ulmia:それにバハムートのこともあります。
 プリッシュが、最後に私たちに告げようとしたこと。

Ulmia:あれはきっと、
 バハムートと人の契約を破る方法です。
 バハムートをいさめるための……。

Tenzen:バハムートの契約とは
 「世界の終わりに来る者」現れしとき
 すべての人を滅ぼす……、でござるな。

Cid:な、なに!?
 そんな恐ろしいことを、
 あの真龍の王が言ったというのか!?

Tenzen:そうでござる。
 「世界の終わりに来る者」……これは
 おそらく、あの少年セルテウスのこと。

Tenzen:彼は「神都アル・タユ」なる
 古代人の都からつかわされ、それを
 追うがごとくバハムートも現れた。

Tenzen:そして、バハムートは
 空の果てから、真龍たちに呼びかけたのでござる。
 「契約を履行するときがやってきた」と。

Ulmia:私たち、バハムートに会いに行ったんです。
 けれども、バハムートは私たちの話をまったく
 聞いてくれませんでした。

Ulmia:彼の怒りは深く、その原因は
 拭い切れないところにある……。

Ulmia:だから、彼を止める最後の手段は、
 その契約を破ることだと言うのです。
 ……けれど、どうやって……?

Cid:ふぅむ、契約を破る、か。

Cid:考えてみようではないか。
 ……「世界の終わりに来る者」現れしとき……
 すべての人を……滅ぼす……。それが契約……。

Cid:……「世界の終わりに来る者」……

Cid:……現れしとき……

Cid:んん!?
 なら、もしかして……
 「世界の終わりに来る者」がいなくなれば……

Louverance:契約を履行する
 必要がなくなる……!?

Cid:プリッシュ君が
 言いたかったことかどうかわからんが、
 契約の条件を破れば、確かに契約を履行する
 必要はなくなるかもしれん。

Cid:ただ、問題はその
 「世界の終わりに来る者」とやら、か。

Tenzen:セルテウスでござるな!
 もともとそれこそが、我輩の使命でござった。
 PC殿も同じでござる。

Tenzen:あの者を捕らえること、
 困難極まりないでござるが、迷っているという
 霊獣カーバンクルの協力を得ることが出きれば!

Ulmia:テンゼンさん、もし許されるのでしたら、
 私はプリッシュを探しに出てもよろしいでしょうか?

Ulmia:彼女は、あのセルテウスという方と
 お話が出きるようでした。もしかしたら
 私たちが知らない、大切なことを知って
 いるのかもしれません。

Louverance:では私は、古代人の都
 「神都アル・タユ」について調べてみます。
 セルテウスが神都アル・タユから来たのならば、
 そこへ帰ることもありましょう。

Cid:ふむふむ。
 3人とも手分けして、プリッシュ君の情報、
 「世界の終わりに来る者」の情報を集める
 ということだな?

Cid:PC君は
 どうするつもりだね?
 
※選択肢
どうするつもり?
 アル・タユを探す
 セルテウスを探す
 プリッシュを探す
 
 
※アル・タユを探すを選択

Cid:そうか。
 では、ルーヴランス君と同じ目的だな。

Louverance:PC殿。
 私は、古代人の都「神都アル・タユ」について
 調べるために、タブナジアへと向います。

Louverance:現代において
 「神都アル・タユ」の名を突き止めたのは、
 タブナジア大聖堂。ミルドリオン枢機卿も
 おそらくはそこを目指して……。
 
 
※セルテウスを探すを選択

Cid : そうか。
では、テンゼン君と同じ目的だな。

Tenzen : <Your Name>殿。
 我輩は、霊獣カーバンクルに会うがために
 ラテーヌ高原へと向かうでござる。

Tenzen : あの少年セルテウスの
 不可思議な力に太刀打ちするに、霊獣
 カーバンクルの加護あればなお心強い。
 
Cid:ふぅむ。
 では皆、なにかつかんだら。
 わしのところへ戻ってくるといい。

Cid:これも乗りかかった船。
 船といえば、わしの十八番。
 ちょっとやそっとのことじゃ、
 ひっくり返らんから安心せい。

Tenzen:シド殿、その寛容なるお心づかい、
 まことにかたじけないでござる!
 では我輩、さっそく出発するでござる!

End


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