■ 第3節<天使たちの抗い>
王宮の最上階へと続く門「神の扉」が開いた。
我先にと、最上階を目指していった仲間たち。
失われた「輝き」を手に入れるため
には、5つの塔のどれかひとつを
巡らねばならぬようだが……。
■フ・ゾイの王宮正面玄関ホールの大扉「神の扉」の前
Prishe:あっ、[Your name]!
みんなを知らネェか!?
Prishe:なんだよ、まったく!
先に行っちまったみてぇだ!
ウルミアまで、ひでぇと思わねぇか?
Prishe:……ん?
なんか声が聞こえるって言ってた?
この先から呼び声が……?
Prishe:ヤベェぞ!
みんな、あれが聞こえてたのか!?
すぐに追いかけネェと!!!
Prishe:じゃあ、これ、
おまえに渡しておくから、自分で
塔をまわっておいてくれ! じゃあな!
だいじなもの:不思議なアミュレットを手にいれた!
神の扉からル・メトの園に侵入したPCが
5つの塔最上階のEbon Plateで失った「輝き」を取り戻す際、
虚ろの器の前で悲嘆に暮れるナグモラーダのビジョンが見える。
Nag'molada:イブノイル様……
私はあなたに、伝えたかった……。
Nag'molada:あなたこそが
闇に囚われた私たちの光。
あなたにどれほど感謝しているか……
Nag'molada:心の言葉を手に入れ……
私はあなたに、伝えたかった……。
完全なる想いを……、完全に……、完全に……
Nag'molada:……完全、か……。
Nag'molada:私こそが完全になるべきもの。
不完全なるものを導くもののはずだった……。
Nag'molada:それなのになぜ、
裏切り者が完全なるものになり、
この私は、不完全なままなのだ……?
Nag'molada:教えてくれ。
私は、どこで過ちを犯した……?
それは、取り返しのつかないことなのか……?
Nag'molada:……いや、
私は過ちなど犯してはいない……。
不完全なる世界が過ちを犯しているのだな……。
Nag'molada:そうだ……、
この世界が、この世界を作り出した神々どもが、
許されざる過ちを犯したのだ……。
Nag'molada:男神プロマシアよ!
いったいおまえは、なにを「人」に望んでいる!?
なにを「世界」に望んでいるのだ!?
Nag'molada:そうだな、そうだよ……
不完全なる世界は、不完全なる存在のためにある……。
Nag'molada:それが……
私たちの存在理由……。
しかし、それでも……私は……
■「ル・メトの園」エレベーター3Fの扉にてイベント
(暁+黄昏の印が必要)
Cherukiki : おたすけを~!
Kukki-Chebukki : ご乱心でござる~!
Makki-Chebukki : 殿中でござる~!
(Ulmia、Louverance、Shikaree Z、Jabbosが倒れている)
Prishe : みんなッ!?
Prishe : おい、これって!?
Tenzen : ……峰打ちでござる。
命に別状はござらん。
Tenzen : 皆、我先にと、
この先の扉を開こうとしていたのでござる。
Tenzen : おぬしにも
聞こえているのでござろう?
皆、あの声に惑わされているのでござる。
Makki-Chebukki : あの声は
ウソなんか言ってないぞー!
あの先に、とうちゃんもかあちゃんもいるんだ!
Kukki-Chebukki : とうちゃんもかあちゃんも、
みんなで一緒に暮らそうって言ってんだ!
Cherukiki : そしたらもう
寒くないしひもじくないし、
寂しくなんか悲しくなんかないんだ!
Ulmia : う……
歌を聞きたがってるわ……。
私にしか歌えない、私だけの歌……。
Louverance : ……。
私の力を求めている……。
この滅びた都をもう一度、輝かせるために……。
Shikaree Z : ああ……
罪の起きぬ……完全な法が……その先にあるのだ……。
それがあれば……皆に……新しい生き方を……
Jabbos : 強さ、強さ、強さ……。
虐げられたもの……護る、強さ……
あの声……、俺に……くれる言う……。
Tenzen : そして我輩には、
これより先、我輩が正しく歩むべき
「道」を教えてくれるという。
Tenzen : ひと欠片の後悔もない、
ひと差しの迷いもない、そんな「道」を。
Prishe : ……俺には……
Prishe : ……終わりを……
??? : 「虚ろなる闇」が呼ぶ声。
それに答える自らの「虚ろなる闇」の声。
Selh'teus : だからこそ人は
「虚ろなる闇」から逃れることはできない。
Selh'teus : おまえたちは、
まだ耐えることができているようだ。
Selh'teus : しかし、
「世界の終わりに来る者」、
男神プロマシアの姿を前にしても
耐えることができるだろうか。
Prishe : セルテウス!
まだ言うのか!? 俺たちなら……!
Prishe : な、なんだ!?
Selh'teus : まさか!?
Prishe : [Your name]
そっちは任せたぜ!
準備運動だと思ってくんな!?
■BF『天使たちの抗い』壺NM4匹と戦闘
バトルフィールドクリアタイム:*分**秒
『天使たちの抗い』のベストタイムを更新
BFクリア後「光の収斂前」へ通行可能に、北側の扉を調べるとイベント
(男神プロマシアの「器」が封印されている部屋にて)
Selh'teus : ……遅いぞ。
Prishe : !?
Prishe : あれがっ!?
Nag'molada : フフフ……、
どうした、おまえたち。
Nag'molada : あれほど
「世界の終わりに来る者」を倒すと
息巻いておきながら、そんなところで
なにをしている?
Tenzen : [Your name]殿、
プリッシュ殿。我輩、ここまででござる。
心閉ざせども、あの声は忍び入り……
我輩を呼び寄せるのでござる。
Prishe : へへへっ……。
ここまで来れただけ、上出来だぜ。
俺はおまえと逆で、正直言って
あいつに近寄りたくねぇからな。
Prishe : でも、[Your name]
行かなきゃなんねぇ。
しっかり気ぃ引き締めてろよ。
Nag'molada : 、[Your name]
もっと側に来い。気色悪い話だが、
おまえと私が分かち持つ「輝き」が、
ここでは唯一の光だ。
Nag'molada : ……それにおまえは
誰よりも知りたいだろう?
Nag'molada : ただの平凡な
冒険者だったおまえは、あいつらのせいで
平和な暮らしをかき乱されたのだ。
Nag'molada : 誰もがおまえに押し付けた。
「世界を救え」、「人を救え」、あまつさえ
「そのために死んでみせろ」とな。
Nag'molada : しかしおまえは、実を言えば、
人も世界も、どうでもいいんじゃないか?
Nag'molada : ただ、
真実を知りたいだけなんじゃないか?
誰も知らない真実を?
選択モード
真実を知りたい?
「はい」
「いいえ」
「はい」を選んだ場合
Nag'molada : 私もそうだ。
やっとわかったよ。
「いいえ」を選んだ場合
Nag'molada : そうかな?
それは、おまえがまだ気づいていない
だけではないか? 私はやっとわかったよ。
Nag'molada : この不完全な世界。
人と人との伝達もままならぬ世界で、人が頼るべき
唯一完全なものは、「真実」。それだけなんだよ。
Nag'molada : 「真実」を知る者だけが、
全知なる者だけが、完全なる、完璧なる
「楽園」を知ることができるのだ!
Nag'molada : 男神プロマシアよ!
私に、すべての「真実」を教えてくれ!
Nag'molada : 不完全な人間たちを導いてやろう!
扉の向こう……完全なる「真実」のありかへ!!
(ナグモラーダが封印を破る、活動を停止していた
男神プロマシアに輝きが戻り拘束具が解かれ復活する)
Selh'teus : やめろ!!!
イブノイル様の封印が……!!!
Prishe : [Your name]下がれ!!!
Tenzen : な、なんということを!?
(ナグモラーダが球状の姿-ルモリアエリアのNPC(?)-
になり男神プロマシアの「器」の顔の部分に吸い込まれ同化する
- 男神に頭部は有りますが顔は無いです-)
Nag'molada : (アアア……!!!)
Nag'molada : (これが真実なのかッ……)
Nag'molada : (こんな真実がッ……!
こんな真実があるのかッ……!?)
Nag'molada : (……人は……)
Nag'molada : (……人は……)
Nag'molada : (……人は……)
Nag'molada : (……人はアアアアァァァ……ッ!)
Selh'teus : 言うなッ! ナグモラーダッ!!!
??? : そこ に いた の か
??? : 我か ら 分かた れた 子供た ちよ
??? : むか えに いこ う
??? : 我が から だに 還 …… レ
(残像で揺れているジュノ庭噴水・北サンド噴水・バス商業区噴水・
ウィン石の区天の塔の映像が表示された後、男神プロマシアの頭上に
虚ろ(?)が発生し吸い込まれ消える)
Selh'teus : どこへ……、まさかっ!?
Prishe : 今……、
あいつ、なんて言ったんだ?
Prishe : あいつ、
いったい、なんて!?
Prishe : ……子供たち……
男神の、子供たち……?
……それは、まさか……?
選択
声をかける?
「プリッシュ、しっかりしろ!」
「黙って出て行こう」
「プリッシュ、しっかりしろ!」を選択
Prishe : ……うう……
Prishe : 「復活」と「死」……。
Prishe : ……そんなことはさせねぇッ……!!!
「黙って出て行こう」を選択
Tenzen : [Your name]殿、
プリッシュ殿、外だ……。
あいつは外に……。
Tenzen : そなたたちしか、
神を、止めることはできない……。
Prishe : 「復活」と「死」……。
Prishe : ……そんなことはさせねぇッ……!!!
End
※「ル・メトの園」のNPC台詞
Quasilumin:ここは ル・メト の 園。
王宮 の 中央 に 上層 と 下層 を 結ぶ
移動装置 が あるが 現在 使用禁止だ。
Quasilumin:ジラート は みな
彼ら を 呼ぶ声 に 従い ル・メト の 園 を
上っていった。後 を 追うならば暁の印と
黄昏の印 が 必要だ。
Quasilumin:時空点転移 の 後
巫女様 と クリュー の 男子 が
「接見 の間」 を 閉じた。その後
扉 が 開かれた ことはない。
Quasilumin:クリュー の 男子 は
多く の 悪性人種 を 連れて 帰ってきた。
兄王子様 の 親しい友人 だった というのに
兄王子様 は 連れて 帰ってこなかった。
Quasilumin:以前 は ここ に
立っている と たくさんの 声 が 聞こえて
きた。今 は みな 眠っている ようだ。
Quasilumin:この物質 は
時空点転移 に 失敗 した 屑。我ら の
経路上 に あり 経路断絶 を 引き起こす。
Quasilumin:王族 の 印 は
5つ の 感覚 と それら すべて を
統治する 偉大なる 感覚 を 示している。
Quasilumin:屋外 上空 に 見える 渦 は
時空点転移 によって 生まれた 軌跡 だ。
あの 軌跡 を 辿ること は 世界 が
生誕した様 を 辿ることである。
Quasilumin:昔 ある賢者 が
クリスタル の 力 は 5つ に 分離 できると
示した。そして この塔 を 造ることで 分離 に
成功 した。
Quasilumin:5つ の 塔 それぞれ
流れている 力 が 異なる。真龍との 戦い が
始まる前 この塔 は 癒し の 輝き を 放つ
聖なる塔 だった。
Quasilumin:……待て 連絡が 入った。ジラート
と 思しき 侵入者1名 極悪性人種3名 が 園
の 各設備 に 物理的ダメージ を 与えている。
地図 を 参考 にし 速やか に 逃亡 退出せよ。