プロマシアの呪縛/第5章~第8章/天使たちの抗い

Last-modified: 2012-06-17 (日) 18:39:24

■  第3節<天使たちの抗い>

 王宮の最上階へと続く門「神の扉」が開いた。
 我先にと、最上階を目指していった仲間たち。
 失われた「輝き」を手に入れるため
 には、5つの塔のどれかひとつを
 巡らねばならぬようだが……。


■フ・ゾイの王宮正面玄関ホールの大扉「神の扉」の前

Prishe:あっ、[Your name]!
 みんなを知らネェか!?

Prishe:なんだよ、まったく!
 先に行っちまったみてぇだ!
 ウルミアまで、ひでぇと思わねぇか?

Prishe:……ん?
 なんか声が聞こえるって言ってた?
 この先から呼び声が……?

Prishe:ヤベェぞ!
 みんな、あれが聞こえてたのか!?
 すぐに追いかけネェと!!!

Prishe:じゃあ、これ、
 おまえに渡しておくから、自分で
 塔をまわっておいてくれ! じゃあな!

だいじなもの:不思議なアミュレットを手にいれた!

神の扉からル・メトの園に侵入したPCが
5つの塔最上階のEbon Plateで失った「輝き」を取り戻す際、
虚ろの器の前で悲嘆に暮れるナグモラーダのビジョンが見える。

Nag'molada:イブノイル様……
 私はあなたに、伝えたかった……。

Nag'molada:あなたこそが
 闇に囚われた私たちの光。
 あなたにどれほど感謝しているか……

Nag'molada:心の言葉を手に入れ……
 私はあなたに、伝えたかった……。
 完全なる想いを……、完全に……、完全に……

Nag'molada:……完全、か……。

Nag'molada:私こそが完全になるべきもの。
 不完全なるものを導くもののはずだった……。

Nag'molada:それなのになぜ、
 裏切り者が完全なるものになり、
 この私は、不完全なままなのだ……?

Nag'molada:教えてくれ。
 私は、どこで過ちを犯した……?
 それは、取り返しのつかないことなのか……?

Nag'molada:……いや、
 私は過ちなど犯してはいない……。
 不完全なる世界が過ちを犯しているのだな……。

Nag'molada:そうだ……、
 この世界が、この世界を作り出した神々どもが、
 許されざる過ちを犯したのだ……。

Nag'molada:男神プロマシアよ!
 いったいおまえは、なにを「人」に望んでいる!?
 なにを「世界」に望んでいるのだ!?

Nag'molada:そうだな、そうだよ……
 不完全なる世界は、不完全なる存在のためにある……。

Nag'molada:それが……
 私たちの存在理由……。
 しかし、それでも……私は……
 
 
■「ル・メトの園」エレベーター3Fの扉にてイベント
 (暁+黄昏の印が必要)

Cherukiki : おたすけを~!
Kukki-Chebukki : ご乱心でござる~!
Makki-Chebukki : 殿中でござる~!
(Ulmia、Louverance、Shikaree Z、Jabbosが倒れている)

Prishe : みんなッ!?

Prishe : おい、これって!?

Tenzen : ……峰打ちでござる。
 命に別状はござらん。

Tenzen : 皆、我先にと、
  この先の扉を開こうとしていたのでござる。

Tenzen : おぬしにも
  聞こえているのでござろう?
  皆、あの声に惑わされているのでござる。

Makki-Chebukki : あの声は
  ウソなんか言ってないぞー!
  あの先に、とうちゃんもかあちゃんもいるんだ!

Kukki-Chebukki : とうちゃんもかあちゃんも、
  みんなで一緒に暮らそうって言ってんだ!

Cherukiki : そしたらもう
  寒くないしひもじくないし、
  寂しくなんか悲しくなんかないんだ!

Ulmia : う……
  歌を聞きたがってるわ……。
  私にしか歌えない、私だけの歌……。

Louverance : ……。
  私の力を求めている……。
 この滅びた都をもう一度、輝かせるために……。

Shikaree Z : ああ……
  罪の起きぬ……完全な法が……その先にあるのだ……。
  それがあれば……皆に……新しい生き方を……

Jabbos : 強さ、強さ、強さ……。
  虐げられたもの……護る、強さ……
  あの声……、俺に……くれる言う……。

Tenzen : そして我輩には、
  これより先、我輩が正しく歩むべき
  「道」を教えてくれるという。

Tenzen : ひと欠片の後悔もない、
  ひと差しの迷いもない、そんな「道」を。

Prishe : ……俺には……

Prishe : ……終わりを……

??? : 「虚ろなる闇」が呼ぶ声。
  それに答える自らの「虚ろなる闇」の声。

Selh'teus : だからこそ人は
  「虚ろなる闇」から逃れることはできない。

Selh'teus : おまえたちは、
  まだ耐えることができているようだ。

Selh'teus : しかし、
  「世界の終わりに来る者」、
  男神プロマシアの姿を前にしても
  耐えることができるだろうか。

Prishe : セルテウス!
  まだ言うのか!? 俺たちなら……!

Prishe : な、なんだ!?

Selh'teus : まさか!?

Prishe : [Your name]
 そっちは任せたぜ!
 準備運動だと思ってくんな!?
 
 
■BF『天使たちの抗い』壺NM4匹と戦闘

バトルフィールドクリアタイム:*分**秒
『天使たちの抗い』のベストタイムを更新

BFクリア後「光の収斂前」へ通行可能に、北側の扉を調べるとイベント
(男神プロマシアの「器」が封印されている部屋にて)

Selh'teus : ……遅いぞ。

Prishe : !?

Prishe : あれがっ!?

Nag'molada : フフフ……、
  どうした、おまえたち。

Nag'molada : あれほど
  「世界の終わりに来る者」を倒すと
  息巻いておきながら、そんなところで
  なにをしている?

Tenzen : [Your name]殿、
  プリッシュ殿。我輩、ここまででござる。
  心閉ざせども、あの声は忍び入り……
  我輩を呼び寄せるのでござる。

Prishe : へへへっ……。
  ここまで来れただけ、上出来だぜ。
  俺はおまえと逆で、正直言って
  あいつに近寄りたくねぇからな。

Prishe : でも、[Your name]
 行かなきゃなんねぇ。
  しっかり気ぃ引き締めてろよ。

Nag'molada : 、[Your name]
  もっと側に来い。気色悪い話だが、
  おまえと私が分かち持つ「輝き」が、
 ここでは唯一の光だ。

Nag'molada : ……それにおまえは
  誰よりも知りたいだろう?

Nag'molada : ただの平凡な
  冒険者だったおまえは、あいつらのせいで
  平和な暮らしをかき乱されたのだ。

Nag'molada : 誰もがおまえに押し付けた。
  「世界を救え」、「人を救え」、あまつさえ
  「そのために死んでみせろ」とな。

Nag'molada : しかしおまえは、実を言えば、
  人も世界も、どうでもいいんじゃないか?

Nag'molada : ただ、
  真実を知りたいだけなんじゃないか?
  誰も知らない真実を?
 
選択モード
真実を知りたい?
「はい」
「いいえ」
 
「はい」を選んだ場合
Nag'molada : 私もそうだ。
  やっとわかったよ。
 
「いいえ」を選んだ場合
Nag'molada : そうかな?
  それは、おまえがまだ気づいていない
  だけではないか? 私はやっとわかったよ。

Nag'molada : この不完全な世界。
  人と人との伝達もままならぬ世界で、人が頼るべき
  唯一完全なものは、「真実」。それだけなんだよ。

Nag'molada : 「真実」を知る者だけが、
  全知なる者だけが、完全なる、完璧なる
  「楽園」を知ることができるのだ!

Nag'molada : 男神プロマシアよ!
  私に、すべての「真実」を教えてくれ!

Nag'molada : 不完全な人間たちを導いてやろう!
  扉の向こう……完全なる「真実」のありかへ!!
(ナグモラーダが封印を破る、活動を停止していた
男神プロマシアに輝きが戻り拘束具が解かれ復活する)

Selh'teus : やめろ!!!
  イブノイル様の封印が……!!!

Prishe : [Your name]下がれ!!!

Tenzen : な、なんということを!?
(ナグモラーダが球状の姿-ルモリアエリアのNPC(?)-
になり男神プロマシアの「器」の顔の部分に吸い込まれ同化する

  • 男神に頭部は有りますが顔は無いです-)

Nag'molada : (アアア……!!!)

Nag'molada : (これが真実なのかッ……)

Nag'molada : (こんな真実がッ……!
 こんな真実があるのかッ……!?)

Nag'molada : (……人は……)
Nag'molada : (……人は……)
Nag'molada : (……人は……)
Nag'molada : (……人はアアアアァァァ……ッ!)

Selh'teus : 言うなッ! ナグモラーダッ!!!

??? : そこ に いた の か

??? : 我か ら 分かた れた 子供た ちよ

??? : むか えに いこ う

??? : 我が から だに 還 …… レ
(残像で揺れているジュノ庭噴水・北サンド噴水・バス商業区噴水・
ウィン石の区天の塔の映像が表示された後、男神プロマシアの頭上に
虚ろ(?)が発生し吸い込まれ消える)

Selh'teus : どこへ……、まさかっ!?

Prishe : 今……、
  あいつ、なんて言ったんだ?

Prishe : あいつ、
  いったい、なんて!?

Prishe : ……子供たち……
  男神の、子供たち……?
  ……それは、まさか……?
 

選択
声をかける?
「プリッシュ、しっかりしろ!」
「黙って出て行こう」

「プリッシュ、しっかりしろ!」を選択

Prishe : ……うう……

Prishe : 「復活」と「死」……。

Prishe : ……そんなことはさせねぇッ……!!!

「黙って出て行こう」を選択
Tenzen : [Your name]殿、
  プリッシュ殿、外だ……。
  あいつは外に……。

Tenzen : そなたたちしか、
 神を、止めることはできない……。

Prishe : 「復活」と「死」……。

Prishe : ……そんなことはさせねぇッ……!!!

End

※「ル・メトの園」のNPC台詞

Quasilumin:ここは ル・メト の 園。
 王宮 の 中央 に 上層 と 下層 を 結ぶ
 移動装置 が あるが 現在 使用禁止だ。

Quasilumin:ジラート は みな
 彼ら を 呼ぶ声 に 従い ル・メト の 園 を
 上っていった。後 を 追うならば暁の印と
 黄昏の印 が 必要だ。

Quasilumin:時空点転移 の 後
 巫女様 と クリュー の 男子 が
 「接見 の間」 を 閉じた。その後
 扉 が 開かれた ことはない。

Quasilumin:クリュー の 男子 は
 多く の 悪性人種 を 連れて 帰ってきた。
 兄王子様 の 親しい友人 だった というのに
 兄王子様 は 連れて 帰ってこなかった。

Quasilumin:以前 は ここ に
 立っている と たくさんの 声 が 聞こえて
 きた。今 は みな 眠っている ようだ。

Quasilumin:この物質 は
 時空点転移 に 失敗 した 屑。我ら の
 経路上 に あり 経路断絶 を 引き起こす。

Quasilumin:王族 の 印 は
 5つ の 感覚 と それら すべて を
 統治する 偉大なる 感覚 を 示している。

Quasilumin:屋外 上空 に 見える 渦 は
 時空点転移 によって 生まれた 軌跡 だ。
 あの 軌跡 を 辿ること は 世界 が
 生誕した様 を 辿ることである。

Quasilumin:昔 ある賢者 が
 クリスタル の 力 は 5つ に 分離 できると
 示した。そして この塔 を 造ることで 分離 に
 成功 した。

Quasilumin:5つ の 塔 それぞれ
 流れている 力 が 異なる。真龍との 戦い が
 始まる前 この塔 は 癒し の 輝き を 放つ
 聖なる塔 だった。

Quasilumin:……待て 連絡が 入った。ジラート
 と 思しき 侵入者1名 極悪性人種3名 が 園
 の 各設備 に 物理的ダメージ を 与えている。
 地図 を 参考 にし 速やか に 逃亡 退出せよ。


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