プロマシアの呪縛/第5章~第8章/楽園を求めるは

Last-modified: 2012-06-17 (日) 18:22:21

■  第3節 第2小節 みっつの道-楽園を求めるは

 テンゼンは、霊獣カーバンクルの力を
 借りるためにラテーヌ高原へ向かった。
 小さき霊獣は、その迷いを断ち切り、
 人に力を貸してくれるのだろうか。


■ ラテーヌ高原

(カーバンクルの石碑の???)

Tenzen:待つでござる、PC殿!

Tenzen:ちまたの噂では、この場所にて
 霊獣カーバンクルに会えるということでござるな?
 ふぅむ……

Tenzen:霊獣カーバンクルよ!
 我輩、霊獣フェニックスの意志にて
 ひんがしの国より海を越えて遣わされし者、
 テンゼンと申す!

Tenzen:ヴァナ・ディールには
 「世界の終わりに来る者」が現われ、
 母なるクリスタルのうち4つまでもが
 虚ろなる闇に包まれているでござる!

Tenzen:だが、バハムートにもディアボロスにも
 母なるクリスタルを守るべく立ち上がる気配、
 ついぞなし!

Tenzen:ディアボロスに関しては、
 虚ろなる闇より人を守るといいながら、
 かの夢の世界に人の魂を引き込み……

Tenzen:バハムートにあっては、
 古の契約に基づいて人すべてを滅ぼさんと、
 真龍の一族を呼び集めている有り様!

Tenzen:……霊獣カーバンクルよ、
 我輩たちは、男神プロマシアの呪いを
 その身に宿しているそうでござるな……。

Tenzen:……そして人は、
 その呪いなくしては人では有り得ぬもの……。

Tenzen:しかしだからといって
 滅びを受け入れるわけにはいかぬでござる!
 我らは生まれるべくして生まれ、生きるべく
 して生きているのでござるから!

 (石碑が7色に光輝き、Carbuncle登場)

Carbuncle:海の向こうから
 フェニックスの魂を連れてきた人。
 そして、母なるクリスタルの祝福ある人・

Carbuncle:キミたちはとうとう
 知ってしまったんだね、プロマシアの意志を。

Carbuncle:過去が砕けて土となっても、
 いつか人が真実を掘り起こしてしまうのは
 わかっていた。

Carbuncle:いくら封じても、母なるクリスタルと
 共にある限り、いつか男神プロマシアの意志は
 目覚めてしワうもの。

Carbuncle:だからボクは、人を導いてきたんだ。
 眠れる神々の力を借りるように。

Carbuncle:できらけ多くの人が
 男神プロマシアの目覚めを
 食い止めることが出きるように。

Carbuncle:眠れる神々……
 それは、各地に眠るといわれる
 大いなる力の化身のことでござるな?

Tenzen:……!?

 (鳳凰丸が共鳴)

Carbuncle:わかるよ。
 フェニックスは僕を責めているんだろ?

Carbuncle:世界を救おうとしている
 バハムート、人を救おうとしているディアボロス。
 そのどちらも、ボクがやろうとしていることを
 知ったら反対するはずだ。

Carbuncle:眠れる神々が持つ
 クリスタルの力を人に与えるということは、
 眠れる神々を目覚めに導くということ。

Carbuncle:それを続ければ、彼らを守る
 あのクリスタルの結果が割れて、彼らはこの世界
 ヴァナ・ディールに降り立つ。

Carbuncle:そしてきっと、ボクら霊獣
 「生ける神々」と「目覚めた神々」の間に
 長く激しい戦いが起きるだろう。

Carbuncle:……でもボクは、
 男神プロマシアの目覚めを止めるには、
 この方法しか残されていないと思うだ。

Carbuncle:男神プロマシアの
 目覚めはとても近い。

Carbuncle:「世界の終わりに来る者」が
 生れ落ちた今、あとは楽園への扉が
 開かれさえすれば……

Tenzen:ちょっと待つでござる。
 人が皆、楽園の扉を求めるは、
 男神プロマシアの呪いでござったな?

Tenzen:あんらば、人は皆、
 男神プロマシアを目覚めさせるために……?

Tenzen:カーバンクルよ。
 人を救うには、やはり我らの手で、
 彼の者を打ち滅ぼす他ないでござる!

Tenzen:せひにとも、その力をお貸し頂きたい!
 「世界の終わりに来る者」の居場所、ご存知ならば
 お教え願いたい!

Carbuncle:……キミの、その強い輝き……。
 その強く尊い輝きを、ボクはよく知っているよ。

Carbuncle:そうか。
 その輝きがすぐそばにあるから、キミたちは強く、
 そんなにも希望が満ちているんだね。

Carbuncle:わかった。
 キミたちに協力しようと思う。

Tenzen:本当でござるか!?

Carbuncle:30年ぐらい前のこと、ボクは確かに
 「世界の終わりに来る者」の誕生を感じた。

Carbuncle:だけど、何年か経ってそれは消えて
 ……今はなにも感じることができなくなってしまった。

Carbuncle:だけど、キミたちと旅をしてきた
 フェニックスなら、キミたちを良き方へと導いて
 くれるだろう。

Carbuncle:だから、ボクの力を
 キミたちに貸してあげる。
 その、フェニックスの半分の魂に……。

Tenzen:なんとありがたい!
 霊獣カーバンクル、我輩、感極まりないでござる!

Carbuncle:……あはは、
 喜ぼうのは早いよ、テンゼンさん。
 フェニックスに分け与えるべき力は
 ここにはないんだ。

Carbuncle:古い時代、ジラートの神都の外れに
 クリューの民が作った都……ソ・ジヤ。

Carbuncle:あの時代、ボクら霊獣が
 クリューの民を助けるために分け与えた力が、
 あの都には封じられているはず。

Carbuncle:PCさん。
 その塔の奥にある、カーバンクルの扉を
 開いておこう。その先にある魔導器の力、
 今のキミなら解放することが出きるはず。

Carbuncle:ボクには戦う力がないから、
 それはボクにできるせいいっぱいのことだけど……
 きっと助けになると思うよ。

 (Carbuncleが消える)

Tenzen:カーバンクル殿!
 恩に着るでござる!

Tenzen:PC殿!
 初めて、我らに力を貸してくれる霊獣と
 出会えたでござるな! これは皆にも
 吉報となるでござろう!

Tenzen:しかし、まずはソ・ジヤにて
 力を得ることが必要。ソ・ジヤにあるという
 カーバンクルの扉の前にて待ち合わせるでござる!

End


プロマシアの呪縛
前のミッションミッション名次のミッション
みっつの道楽園を求めるは螺旋