グリー決算2011

Last-modified: 2010-11-02 (火) 22:18:19

前年度計画

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我が国のインターネット利用環境は、アクセス網の大容量化や低廉化を背景にモバイル及びPC共になお発展段階にあります。平成21年12月時点でインターネット利用者数は9,408万人、そのうちブロードバンド利用者数は6,867万人に達し、全利用者のうち約73%が光回線またはDSL回線等の利用が可能であると言われております(総務省平成21年「通信利用動向調査」)。また、モバイルインターネットに関しても成長著しく、平成22年9月時点で携帯電話契約数は1億1,540万件、そのうち第三世代携帯電話契約数は1億1,344万件に達し、全端末のうち約98%は高速データ通信が可能な状況と言われております(電気通信事業者協会発表)。加えて、パケット定額制に関しても、モバイルインターネットの利用拡大及び携帯電話事業者による定額料の見直しに伴い、普及が一層進んでいると言われております。
このような事業環境の下、当社は主力のインターネットメディア事業の拡大に向け、その中核を成すモバイル・PC向けSNS「GREE」において、ユーザー数の拡大、収益基盤の確立・強化に取り組んで参りました。ユーザー数の拡大に向けては、引き続き大手通信事業者との連携やTV-CM放映等によるプロモーションに取り組みました。その結果、平成22年9月末には「GREE」のユーザー数がモバイル・PC合計で2,246万人に達しております。
収益基盤の確立・強化に向けては、釣りゲーム「釣り★スタ」、ペット育成ゲーム「踊り子 クリノッペ」、探検ゲーム「探検ドリランド」、ガーデニングゲーム「ハコニワ」及びモンスター育成バトルゲーム「モンプラ」といった、一部有償アイテム利用を伴うエンターテインメント性の高いソーシャルゲームにおいて、新機能の導入などを実施したほか、新規タイトルとして海賊バトルゲーム「海賊王国コロンブス」を投入致しました。更に、ソーシャルゲームに関連した月額課金メニューの利用拡大を推進し、収益基盤の安定性向上を図りました。
平成22年6月から開始した「GREE Platform」をすべてのデベロッパーに開放したことにより、9月末時点で約60社のデベロッパーから約100タイトルの多様なコンテンツが提供され、ユーザーのアクティビティの活性化に貢献しております。また、SNSの特性を活かしたオリジナルのタイアップ広告等を推進致しました。
サイト内の安全性及びサービスの健全性の維持に関する取り組みとしては、平成20年8月に一般社団法人モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(注)(以下「EMA」といいます。)より、サイト運用管理体制に関する第三者認証を取得して以来、EMA基準以上の管理体制を維持し、継続的・定期的に実施されるEMAの審査に通過しております。
更に、一層強固なパトロール体制の整備、青少年の保護・健全育成に向けた取り組みの強化などを継続的に実施し、ユーザーによる安心かつ快適な利用環境の維持、並びにサービスの健全な発展に努めました。
以上の取り組みの結果、当第1四半期累計期間の業績は、売上高は12,410百万円(前年同期比81.5%増)、営業利益は6,221百万円(前年同期比57.9%増)、経常利益は6,227百万円(前年同期比58.0%増)、四半期純利益は3,695百万円(前年同期比73.5%増)となっております。
(注) モバイルコンテンツの健全な発展と違法・有害情報からの青少年保護を目的として、モバイルサイトの審査、認定、運用監視等を行う第三者機関

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