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- 四半期
- 10年
- NEWS
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- 2006
- 2007
- 2008
- 米アタリが上場廃止危機に 「ドラゴンボールZ」ゲームで騒動も
- ソニーを退社したフィル・ハリソン氏、Atariの親会社Infogramsの取締役に就任
- インフォグラムス、アタリに対して完全子会社化を提案―1株1.68ドルで
- インフォグラムとアタリが合併決議、総額1100万ドル
- ビデオゲームの父をディカプリオが演じる!ノーラン・ブッシュネルの「Atari」が映画化決定
- アタリ、水口哲也氏によるWii向け音楽ゲームを発表
- 中古ゲーム販売は「非常な痛手」、ゲームが売られるのを防ぐには−アタリのCEOの秘策とは
- アタリの社長、PSPのオンライン配信に興味を示す
- アタリの親会社がMMORPGの制作会社を買収
- 2009
単位は百万ユーロ
http://corporate.atari.com/infogramesgb/
http://jp.moneycentral.msn.com/investor/invsub/results/statemnt.aspx?symbol=FR%3aATA
MSN
2010 | 2009 | 2008 | 2007 | 2006 | |
決算年月日 | 2010/3/31 | 2009/3/31 | 2008/3/31 | 2007/3/31 | 2006/3/31 |
決算月数 | 12 か月 | 12 か月 | 12 か月 | 12 か月 | 12 か月 |
決算発表日 | 2010/8/2 | 2010/8/2 | 2009/8/3 | 2007/8/9 | 2007/8/9 |
収益 | 115.7 | 136.4 | 90.3 | 305.3 | 365.5 |
売上高合計 | 115.7 | 136.4 | 90.3 | 305.3 | 365.5 |
売上原価合計 | 58.1 | 87.9 | 47.6 | 179.3 | 220 |
売上総利益 | 57.6 | 48.5 | 42.7 | 126 | 145.5 |
販売費及び一般管理費 (合計) | 30.7 | 50.4 | 49.6 | 107.4 | 147.1 |
研究開発費 | 48.9 | 67 | 46.5 | 57.9 | 53.6 |
固定資産償却費 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
利息純額(営業) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
特別損失(利益) | 2.6 | 54.3 | -1 | 23.3 | 97.8 |
その他営業費用合計 | 0.1 | 0 | 0.1 | -0.8 | 0 |
営業利益 | -24.7 | -123.2 | -52.5 | -61.8 | -153 |
---|---|---|---|---|---|
利息純額(営業外) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
固定資産売却損益 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
その他収益費用(純額) | -0.7 | -3.4 | -0.2 | -2.6 | -3.3 |
税金等調整前当期純利益 | -29.5 | -135 | -65.5 | -104.3 | -176.4 |
法人税合計 | -2.6 | -3.1 | 0.1 | -1.1 | 1.5 |
税引後利益 | -26.9 | -131.9 | -65.6 | -103.2 | -177.9 |
少数株主利益 | 3.8 | 0.8 | 11.4 | 9.4 | 29.5 |
持分法による投資損益 | 0 | 0 | 0 | -0.5 | -0.1 |
アメリカ会計基準調整額 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
異常項目前の当期純利益 | -23.1 | -131.1 | -54.2 | -94.3 | -148.5 |
異常損益項目合計 | 3.7 | -90.8 | 3.1 | -8.8 | -1.3 |
非継続事業に係る損益 | 3.7 | -90.8 | 3.1 | -8.8 | -1.3 |
当期純利益 | -19.4 | -221.9 | -51.1 | -103.1 | -149.8 |
調整額合計 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
配当金(優先株式) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
無限責任社員への配分 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
基本的期中平均株式数 | 15.15 | 12.95 | 12.67 | 3.04 | 5.08 |
異常損益項目を除く 一株当たり当期純利益金額 | -1.52 | -10.13 | -4.28 | -31.02 | -29.25 |
異常損益項目を含む 一株当たり当期純利益金額 | -1.28 | -17.14 | -4.03 | -33.92 | -29.51 |
潜在株式調整後期中平均株式数 | 15.15 | 12.95 | 12.67 | 3.04 | 5.08 |
異常項目を除く潜在株式調整後1株当たり利益 | -1.52 | -10.13 | -4.28 | -31.02 | -29.25 |
異常項目を含む潜在株式調整後1株当たり利益 | -1.28 | -17.14 | -4.03 | -33.92 | -29.51 |
一株あたり配当金 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
配当金(普通株式) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
支払利息(補足的情報) | 4.1 | 8.4 | 12.8 | 21.2 | 20.1 |
減価償却費(補足的情報) | 1.4 | 1.6 | 4.2 | 4.4 | 4.1 |
正規化されたEBITDA | 12.1 | 2.4 | -9.2 | 11.3 | 3.8 |
正規化されたEBIT | -22.1 | -68.9 | -53.5 | -38.5 | -55.2 |
正規化した税引前利益 | -26.9 | -80.7 | -66.5 | -81 | -78.6 |
正規化した税引後利益 | -25.21 | -96.61 | -66.25 | -88.06 | -114.33 |
普通株式に係る正規化した利益 | -21.41 | -95.81 | -54.85 | -79.16 | -84.93 |
正規化した一株当たり当期純利益金額 | -1.41 | -7.4 | -4.33 | -26.04 | -16.73 |
正規化した潜在株式調整後一株当たり当期純利益金額 | -1.41 | -7.4 | -4.33 | -26.04 | -16.73 |
無形資産償却額 | 32.8 | 69.7 | 40.1 | 45.4 | 54.9 |
四半期
2011年 | 2010年 | 2010年 | 2010年 | 2010年 | |
第1四半期 | 第4四半期 | 第3四半期 | 第2四半期 | 第1四半期 | |
決算年月日 | 2010/6/30 | 2010/3/31 | 2009/12/31 | 2009/9/30 | 2009/6/30 |
決算月数 | 3 か月 | 6 か月 | 3 か月 | 6 か月 | 3 か月 |
決算発表日 | 2010/7/23 | 2010/8/2 | 2010/2/15 | 2009/12/2 | 2009/7/24 |
収益 | 19.3 | 47.2 | 24 | 68.5 | 54.5 |
売上高合計 | 19.3 | 47.2 | 24 | 68.5 | 54.5 |
売上原価合計 | 0 | 25.4 | 0 | 32.7 | 0 |
売上総利益 | --- | 21.8 | --- | 35.8 | --- |
販売費及び一般管理費 (合計) | 0 | 10.9 | 0 | 19.8 | 0 |
研究開発費 | 0 | 13 | 0 | 35.9 | 0 |
固定資産償却費 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
利息純額(営業) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
特別損失(利益) | 0 | 0.6 | 0 | 2 | 0 |
その他営業費用合計 | 0 | 0.1 | 0 | 0 | 0 |
営業利益 | 0 | -2.8 | 0 | -21.9 | 0 |
---|---|---|---|---|---|
利息純額(営業外) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
固定資産売却損益 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
その他収益費用(純額) | 0 | 1.8 | 0 | -2.5 | 0 |
税金等調整前当期純利益 | 0 | -0.5 | 0 | -29 | 0 |
法人税合計 | 0 | -2.5 | 0 | -0.1 | 0 |
税引後利益 | 0 | 2 | 0 | -28.9 | 0 |
少数株主利益 | 0 | 0 | 0 | 3.8 | 0 |
持分法による投資損益 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
アメリカ会計基準調整額 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
異常項目前の当期純利益 | 0 | 2 | 0 | -25.1 | 0 |
異常損益項目合計 | 0 | 1.8 | 0 | 1.9 | 0 |
非継続事業に係る損益 | 0 | 1.8 | 0 | 1.9 | 0 |
当期純利益 | 0 | 3.8 | 0 | -23.2 | 0 |
10年
売上 | 金利税引前利益 | 減価償却 | 純利益 | 1 株益 | 税率 (%) | |
10-Mar | 115.7 | -29.5 | 34.2 | -23.1 | -1.52 | 0 |
9-Mar | 136.4 | -135 | 71.3 | -131.1 | -10.13 | 0 |
8-Mar | 90.3 | -65.5 | 44.3 | -54.2 | -4.28 | 0 |
7-Mar | 305.3 | -104.3 | 49.8 | -94.3 | -31.02 | 0 |
6-Mar | 365.5 | -176.4 | 59 | -148.5 | -29.25 | 0 |
5-Mar | 577.2 | -39.5 | 53 | -33.6 | -9.54 | 0 |
4-Mar | 700.8 | -31.6 | 138.2 | -31.5 | -8.62 | 0 |
3-Mar | 660.8 | -55.1 | 150.3 | -98.5 | -34.82 | 0 |
2-Jun | 770.1 | -88 | 188.5 | -79.4 | -30 | 0 |
1-Jun | 674.3 | -110.6 | 108.4 | -121.3 | -52.03 | 0 |
NEWS
2005
アタリが「ドラゴンボール」の契約を継続、DSにも登場
http://www.inside-games.jp/article/2005/01/12/15445.html
アタリはFUNimation Productionsとの間で結んでいる「ドラゴンボール」のゲーム化ライセンスを5年間延長することで合意したと発表しました。対象地域は米国・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・南アフリカです。国内ではアタリの「ドラゴンボール」タイトルはバンダイから発売されています。
「2002年に最初の製品を発売して以来、アタリとFUNimationはドラゴンボールをインタラクティブマーケットに投入する為に緊密に働き、これまでに700万本以上のゲームを販売しました。ドラゴンボールの人気が今後も減少しないのは明白です。私達は新しい携帯ゲーム機や次世代ゲーム機への投入など次のドラゴンボールの刺激的な計画を持っています」とアタリのJim Caparro社長はコメントしています。
アタリではGBA『ドラゴンボールGT トランスフォーメーション』やXbox『ドラゴンボールZサーガ』など4タイトルを2005年中に発売する予定で、ニンテンドーDSやPSPなどにも今後提供していくとのことです。
アタリ、業績不調で親会社に財政支援を求める
http://www.inside-games.jp/article/2005/08/13/16828.html
米国の大手パブリッシャーであるアタリは、7月30日で終わる2005年第1四半期が3280万ドルの赤字だったことから、財務状況が悪化したため、親会社であるフランスのインフォグラムスに支援を求めたことを明らかにしました。
『Driv3r』以降、最近はヒット作に恵まれていない同社ですが、インフォグラムスからの支援で一息つけるとしています。金額は公表されていません。
「インフォグラムスの支援の結果、アタリは業務で必要な資金や将来の成長に必要な財務の柔軟性を確保することができ、有力なライセンスの確保や優秀な開発リソースの確保が今後とも可能だと信じています」とアタリのCEOを臨時で代行しているインフォグラムスのBruno Bonnell氏はコメントしています。
アタリがHumongous Entertainmentを親会社に売却
http://www.inside-games.jp/article/2005/08/30/16940.html
経営不振に陥っている米国のパブリッシャーのアタリは、同社の子会社で開発会社のHumongous Entertainmentを、親会社の仏インフォグラムスに1030万ドルで売却したことを明らかにしました。売却益は当面の運転資金や新作の開発費用に当てると見られます。
Humongous Entertainmentは「バックヤード」ブランドのスポーツゲームの開発元として知られています。アタリは今後数年間の、Humongousの作品に対する権利を保留しているようです。
アタリはカリフォルニアとマサチューセッツの開発スタジオを閉鎖するなど合理化を進めています。
「会社の経営を効率化し、コスト管理を徹底する一方で、大衆にもコアゲーマーにも受け入れられる高品質のタイトルの開発に取り組んでいきます。この売却はホリデーシーズンに向けて最高のタイトルを作り、更に新作を開発していく資源を私達に与えるでしょう」とアタリ会長のBruno Bonnell氏は述べています。
アタリはゲーム市場を作ったメーカーとして有名ですが、現在のアタリには直接の繋がりは無く、フランスのインフォグラムスが権利を取得してブランドをアタリと変更したものです。フランスの親会社を除く全世界のグループがアタリを社名として用いています。
2006
仏パブリッシャー、アタリが存続の危機
http://www.inside-games.jp/article/2006/02/11/17867.html
フランスに本拠を置く大手パブリッシャー、アタリ(インフォグラムス)は第3四半期の業績で500万ドル近い赤字を計上し、最高財務責任者が辞任を表明するなど今後の存続が危ぶまれています。融資を受けていたHSBC Business Creditも今後の取引を見直すことを表明しています。
2005年12月31日までのアタリの第3四半期業績は売上高が1億80万ドルに対して順損失は480万ドルに登りました。発売したタイトルも『ドラゴンボールZ』や『The Matrix:Path of Neo』など昨年までと比べると小数に留まりました。同社では業績悪化の要員として昨年末の米商戦の全体的な不振を挙げています。
またアタリは上級副社長最高財務責任者(CFO)のDiane Baker氏が「他のチャンスに取り組むため」辞任することも発表しています。
これまで融資を受けてきたHSBC Business Creditとの関係も悪化していて「関係を継続する対象の企業としての能力に本質的な疑い」を持っていることを表明しています。HSBCは今後の融資を継続しないものと見られています。
アタリはこの経営危機を脱出するために、保有しているフランチャイズなどの資産や開発スタジオの売却などの「決定的な手段」を検討しているとしています。買収に次ぐ買収で巨大化していったアタリ(この名前も購入したもの)ですが、今後解体に向かう可能性は大きそうです。会社は第4四半期の業績予想を発表していません。
アタリがShiny Entertainmentなど傘下開発会社を売却する方針
http://www.inside-games.jp/article/2006/02/23/17973.html
第3四半期の壊滅的な業績を受けて、再建策を検討していた大手パブリッシャーのアタリは『Earthworm Jim』や『エンター・ザ・マトリックス』など著名なタイトルで知られるShiny Entertainmentなど傘下にある開発会社の売却や、従業員の20%カットなどの具体策を打ち出しました。伝説のゲームメーカー「アタリ」の名前を冠する会社が再び危機に陥っています。
この件についてShiny Entertainmentの創業者であるDave Perry氏は、会社を一時的に離れて最適な買い手を捜す方針を明らかにしました。「もちろん私は会社を売ることは出来ません。しかし色々なパブリッシャーに働きかけて会社を買うことに興味を持ってもらうことはできます」と同氏は述べています。
アタリ(親会社はフランスのインフォグラムス)の開発子会社にはShiny Entertainmentの他に、『パイロットウィングス』を開発したパラダイム・エンターテインメントや『V-Rally』のEden Studiosなどがあります。
2度目の終わりを懸念させるアタリの業績発表
http://www.inside-games.jp/article/2006/06/15/18594.html
米国の大手パブリッシャー・アタリが発表した第4四半期及び2006年度業績は、損失が6700万ドルに上るもので、引き続きゴーイングコンサーン(経営の継続性)に懸念を持たせる内容になりました。売上高は2億1870万ドルでした。
有価商戦報告書のリードには「前年度業績は会社が予期した以下の結果であり、会社の財務状況から起因する不確実性はゴーイングコンサーンを継続することへの本質的な疑念を増幅させている」と厳しい言葉が並んでいます。
「アタリブランドは30年間に渡って革新と開拓者精神を表すものでした。アタリは戦略を実行し、このブランドを奪還しなくてはなりません。2007年度、私達は確立しているフランチャイズや映画ライセンス、オンライン製品や携帯ゲーム機向けタイトルに集中していくでしょう」と会長兼CEOのBruno Bonnell氏は述べています。
ユービーアイが「Driver」のライセンスをアタリから獲得
http://www.inside-games.jp/article/2006/07/17/18745.html
ユービーアイソフトは、経営難に陥っているパブリッシャーのアタリから、同社の人気レーシングゲームシリーズ「Driver」のライセンスを1900万ユーロ(約28億円)で購入することでほぼ合意したと発表しました。またこの合意では、シリーズを開発していたReflections Interactiveとその全従業員もユービーアイが獲得することになります。
「私達はカタログに有名なタイトルを追加すると共に、ビデオゲーム産業で最も重要なカテゴリであるドライビングゲームに参入できることをとても嬉しく思います。これまで全世界で1400万本が売れたDriverシリーズはゲーム史上最も成功したブランドの1つです。私達はユービーアイのスタジオがこのフランチャイズを更に強化し、次世代の主要なブランドたる為に力を発揮することを楽しみにしています」とユービーアイソフトのCEOであるYves Guillemot氏はコメントしています。
「Driver」は様々な車に乗り換えつつ世界的な車窃盗団を追うというレースゲーム+アクションゲームです。3作目は『Driv3r』として発売されました。ユービーアイソフトはこのシリーズの今後の展開について具体的に話していませんが、Wiiで発売される可能性もありそうです。
Atari、Nasdaqから上場廃止勧告
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0609/04/news063.html
米Atariは9月1日、Nasdaqから上場廃止勧告を受けたことを明らかにした。
同社株が株価1ドル以上を維持するという上場基準に準拠していないためという。同社株は半年以上、1ドルを割る状態が続いていた。
同社は2006年3月3日に、8月30日までに終値が1ドル以上の日が10営業日以上続かなければ上場廃止になるとの通知をNasdaqから受けたことを明らかにした。同社はこの条件を守れなかった。
同社はNasdaqに公聴会を要請し、上場基準準拠の計画を提出する意向だとしている。同社株は、公聴会で決定が下されるまでNasdaq市場で取引が継続される。
2007
アタリの創業者であるBruno Bonnell氏がグループから辞任
http://www.inside-games.jp/article/2007/04/05/20252.html
ゲームメーカーのアタリの親会社でフランスのインフォグラムス・エンターテインメントは創業者で会長兼CEOを務めるBruno Bonnell氏が、アタリを含むグループの主要な役職を辞任すると発表しました。
アタリ及びインフォグラムスは一昨年から事業の存続が危ぶまれるほどの経営危機にありましたが、金融面での再構築を昨年度中に無事に終えることができました。経営陣及びBruno Bonnell氏はこの機会に人心を一新し、ビジネスの再構築を行う道を選択したようです。
「私は24年間の後にこのグループを去ります。共に私たちは最悪の状況下でも革新力の強さと能力を見せることができます。私たちのビジネスにとって、企業家の時期は去り、これからは論理的な経営が求められます。いまこそインフォグラムスが飛躍し活躍する時です」とBruno Bonnell氏はコメントを残しています。
新会長兼CEOとなるPatrick Leleu氏は「取締役会が私を信頼してくれたことに感謝を表したい。私はインフォグラムスがエンターテイメント業界に戻り再び活躍する資産と人材をまだ持っていると確信しています」とコメントしています。
暫く苦境にあったアタリですが、再び飛躍していくことを期待したいですね。
ゲームは北へ ロシアなどで活躍中の1Cがアタリと提携
http://www.inside-games.jp/article/2007/04/25/20460.html
世界に広がるゲーム市場、今度はロシアへ。ロシア、東ヨーロッパ、中央ヨーロッパの市場でパブリッシャーやディストリビューターとして活躍している1Cカンパニーとアタリが、北米市場で共同発売元となっていくことで提携すると発表しました。今後ロシアなどのゲームがどんどん世界に出てくることになるかもしれませんね。
1Cは主にPC向けゲームを発売していますが、今回の合意には全ての家庭用ゲーム機や携帯型ゲーム機も含まれていて、最初のタイトルは今年後半に発売される予定になっています。
「ロシアや東ヨーロッパのデベロッパーは革新的なゲームや魅力的なゲームで急成長を遂げています。1Cはゲームを発掘し開発し成長させる素晴らしい能力を持っています。私たちは1Cとの提携で、幅広いゲーマーに良い製品を届けていくことができると確信しています」とアタリのRobert Stevenson上級副社長は述べています。
アタリは内部スタジオの多くを売却しましたが、外部スタジオとの関係を構築する方針のようです。
アタリ、「ドラゴンボール」のライセンス問題で350万ドルを支払い
http://www.inside-games.jp/article/2007/12/11/25644.html
GameIndustry.bizによれば、米国や欧州で「ドラゴンボール」に基づくゲームを発売しているアタリが、契約不履行によりライセンス元のFUNimationから契約解除を申し立てられていた件で、両社はアタリがFUNimation側に350万ドルの支払いをすることで決着することに合意したということです。
「私達は今後もFUNimationとの関係を継続し、素晴らしい『ドラゴンボールZ』のフランチャイズを多くのユーザーに提供できるのをとても楽しみにしています」とアタリのリストラクチャリング担当役員のCurtis G. Solavig氏は述べています。
アタリは2005年度にドラゴンボール関連で8500万ドルの売上を記録するなど、収益の柱となっていて、交渉が決裂すれば経営再建中の同社に大きな影響があると見られていました。
2008
米アタリが上場廃止危機に 「ドラゴンボールZ」ゲームで騒動も
http://animeanime.jp/biz/archives/2008/01/post_277.html
米国のゲーム企業アタリの経営が迷走している。企業業績の悪化により株価が下落し、現在同社が株式を上場する米国ナスダック市場から上場廃止の警告を受けている。
これは株価下落によりアタリの株式の時価総額が、上場維持に必要な1500万ドルを30日連続で下回ったためである。3月20日までに10日間連続で時価総額が1500万ドルを超えなければ、コンピューターゲームの老舗企業は上場廃止に追い込まれる。アタリはこれまでにも、2度の上場廃止の警告を受けてきたが、これまでは上場維持に成功してきた。
アタリは今回の上場廃止危機だけでなく、昨年末から度々米国のメディアを賑わせている。そのひとつが、『ドラゴンボールZ』のゲーム化ライセンス権に関するものである。
『ドラゴンボールZ』のゲームソフトは、2001年以降ゲームソフト会社として復活を目指した米国のアタリが販売した人気シリーズ。現在もキャラクターゲームとして人気が高いだけでなく、今年は20世紀フォックスよる実写映画の劇場公開もあるから、今後も同社の経営の中核となるとみられている。
しかしこの10月にアメリカでの『ドラゴンボールZ』のゲーム化ライセンスを管理するファニメーションが、アタリの持つ『ドラゴンボールZ』シリーズのゲーム化ライセンスの期限が失効したと警告を行っている。この契約の解釈を巡って両者間で論争となった。
結局、米国メディアの報道によれば、アタリは12月までにファニメーションに350万ドルの支払いによりライセンスを更新している。もともとアタリは、2004年に1000万ドルの支払いでゲーム化ライセンスを獲得していたが、2007年9月にこれが失効していた。今回の支払いでアタリは2010年1月までのライセンスを確保した。
また、アタリは2007年3月期に7000万ドルの損失を計上し、今期は第1四半期1200万ドルの赤字となった。さらに年次報告書の証券取引所提出が大幅に遅れるなど、メディアでの話題が絶えない。
*現在、米国のアタリと日本のアタリジャパンには、直接の資本関係はない。
ソニーを退社したフィル・ハリソン氏、Atariの親会社Infogramsの取締役に就任
http://gs.inside-games.jp/news/152/15225.html
http://www.videogaming247.com/2008/03/03/phil-harrison-appointed-software-head-at-infogrames/
インフォグラムス、アタリに対して完全子会社化を提案―1株1.68ドルで
http://www.inside-games.jp/article/2008/03/07/27645.html
ゲームパブリッシャーのアタリは、親会社であるフランス・インフォグラムスから、同社が保有していない残りのアタリ株式について、1株1.68ドルで取得する事について提案を受けたと発表しました。アタリの取締役会はこの提案について評価している最中であるとしています。
インフォグラムスは先日、元SCEワールドワイドスタジオのフィル・ハリスン氏を社長に迎える人事を発表しています。
インフォグラムとアタリが合併決議、総額1100万ドル
http://www.inside-games.jp/article/2008/05/02/28813.html
仏インフォグラム・エンターテインメント(ユーロネクスト上場)と、過半数の議決権を所有する傘下の米アタリ(ナスダック上場)は、合併することで合意すると発表しました。アタリは『Driver』や『Matrix』などで知られるゲームメーカーですが、経営不振から『Driver』の権利をユービーアイに売却するなど再建が続けられてきました。
インフォグラムはアタリの51.4%の株式を所有していて、関連会社などが保有する以外の一般株主が保有する残りの株式を1株あたり1.68ドルで取得します。総額1100万ドル程度になる見通しです。ここ数か月間、アタリの株式は1.5ドル程度で推移してきましたが発表を受けて5月1日の終値で1.65ドルと買い取り価格にさや寄せしています。
両者ではこの合併により、アタリの資金不足を解消し、強力なマネジメントを導入でき将来成長するプラットフォームに投資することができるようになると共に、低迷するアタリの株主に対してイグジットの機会を与えることができるとしています。
「アタリとインフォグラムを統合することで世界的にシンプルなビジネス構造を作ることができるだけでなく、強化された経営陣、そして財務的に健全な企業を作ることができます。これは既存の株主にとってもグループの将来にとっても有益な決断だと確信しています」とインフォグラムのデビッド・ガードナーCEOはコメントしています。
現在のアタリは『ポン』を作ったアタリと同じぶらんどを冠しますが、別の企業です。
ビデオゲームの父をディカプリオが演じる!ノーラン・ブッシュネルの「Atari」が映画化決定
http://www.inside-games.jp/article/2008/06/10/29539.html
Viacom傘下のParamount Picturesは、ビデオゲームの父とも言われるアタリ創業者で『ポン』などを制作した、ノーラン・ブッシュネル氏の半生を描いた映画「Atari」を制作することを発表しました。演じるのはなんとレオナルド・ディカプリオで、自身でプロデュースも務めることになります。
1943年に米国ユタ州で生まれたブッシュネル氏は29歳のとき、アタリを創業。卓球のように弾を打ち合う『ポン』はゲーム史上初の大ヒット作になりました。その後、家庭用ゲーム機「Atari 2600」を開発、ヒット商品にはなったものの、後のアタリショックと呼ばれる出来事もありました。アタリには後にアップルを創業するスティーブ・ジョブス氏も在籍したことがあります。
アタリは資金不足からワーナーコミュニケーションズ(当時)に2800万ドルで売却され、意見の対立からブッシュネル氏はアタリを離れることになります。しかし、その後もピザ屋「チャックEチーズ ピザ・シアター」、遊べるレストラン「uWink」、コンピューター関連企業など多数のベンチャー企業を設立、1985年には破産も経験しますが、現在も様々な事業に多忙な人生を歩んでいます。
社名の「アタリ」は碁の用語から取られるなど、東洋文化にも深い造詣があり、何度も来日しています(DIEC 2005での講演)。
初期のビデオゲームで産業としての確立を支えたノーラン・ブッシュネル氏の半生がどのように映画化されるのか興味深いところですね。
Brian Hecker氏とCraig Sherman氏が描いた「Atari」を基に映画が製作されることになります。
アタリ、水口哲也氏によるWii向け音楽ゲームを発表
http://www.inside-games.jp/article/2008/12/03/32515.html
Eurogamerによれば、米国のパブリッシャーであるアタリは、本日午後に開催したプレスカンファレンスの場で、Qエンターテインメント代表で過去に『スペースチャンネル5』『Rez』『Every Extend Extra』などを手がけた水口哲也氏によるWii向けの音楽ゲーム『QJ』(仮称)を発表したとのことです。
ゲームの詳細については明らかにされていませんが、発売は2009年になるということ。多くの音楽ゲームを手がけてきた水口氏が、Wiiでどのような作品を作るのか、楽しみですね。
中古ゲーム販売は「非常な痛手」、ゲームが売られるのを防ぐには−アタリのCEOの秘策とは
http://www.inside-games.jp/article/2008/12/05/32557.html
アタリは中古ゲーム販売によって「非常な痛手」を受けており、今後はオンラインに注力するとの見解を表明しました。
アタリのCEOであるDavid Gardner氏はロンドンで行われたイベントにおいて、中古ゲーム販売が経済的に非常な痛手を与えるものであり、消費者がゲームを売るのを防ぐために、オンライン要素を提供する必要があるとする考えを明らかにしました。
ここでいうオンライン要素とは追加コンテンツやソーシャルな要素のことで、「ゲーム機の中のディスクは経験の一部分のみとなり、中古ゲーム販売はさしたる問題にならないだろう」とコメントしています。
オンライン化によるコミュニティと拡張性により、消費者はゲームを手放したくなくなるだろうとするのがGardner氏とアタリの社長Phil Harrison氏の主張。内容で満足させれば中古に売られないという訳で、理想的に実現されるのであれば消費者とメーカーの双方が満足できる関係が築けるのではないでしょうか。
アタリの社長、PSPのオンライン配信に興味を示す
http://www.inside-games.jp/article/2008/12/09/32594.html
アタリの社長であるPhil Harrison氏はPSPのオンライン配信に興味を示しているとのことです。
Harrison氏は、ロンドンのイベントでEUROGAMERに「PSPは非常に活気に満ちたハードであり、その展望を疑うことはない。ソニーはPSPでオンラインでのソフトウェア配信を始めており、それは良い動きだと思っている」とコメントしています。
アタリはゲームソフトのオンライン要素に関心を寄せており、先日もCEOのDavid Gardner氏が「中古ゲーム販売は非常な痛手であり、消費者がゲームを売るのを防ぐために、オンライン要素を提供する必要がある」とする考え方を表明したばかり。
Harrison氏は同イベントでPSPへのソフト供給を続けていくとも語っており、アタリがPSPでどんなオンライン配信を行うのかが注目されます。
アタリの親会社がMMORPGの制作会社を買収
http://www.inside-games.jp/article/2008/12/15/32680.html
アタリの親会社であるInfogramesがオンラインゲーム開発のCryptic Studiosを買収することとなりました。
Cryptic Studiosは「スタートレック」のMMORPG『Star Trek Online』や、アメコミヒーローのMMORPG『Champions Online』を開発。最近では『ディアブロ』や『ヘルゲート:ロンドン』を手がけたBill Roper氏が入社したことでも話題となっています。
InfogramesはCryptic Studiosのツール類がMMORPGの開発コストを大幅に引き下げたことを評価しています。
Cryptic Studiosの技術はアタリのポータルサイトの強化にも使われるとのこと。アタリは先日のイベントで中古対策としてオンラインでの追加要素に力を入れることを宣言し、PSPのオンライン配信に興味を示したばかりで、Infogramesとアタリのオンライン戦略が注目されます。
2009
アタリがディストリビューション事業をバンダイナムコに売却、オンラインゲームに集中
http://www.inside-games.jp/article/2009/03/27/34426.html
アタリの親会社であるインフォグラムはディストリビューション事業をバンダイナムコゲームスヨーロッパに売却しました。売却価格は6000万ユーロ(約80億円)。これは先日発表されていたスキームに基づくものです。
今回の売却に関してインフォグラムは「これはオンラインゲーム中心の会社へ変化する重要なステップである」との声明を発表しています。
同社は昨年12月にCryptic Studiosを傘下に加えたばかり。Cryptic Studiosは『City of Heroes』『City of Villains』といったMMORPGを手がけ、現在は『Champions Online』や「スタートレック」をテーマとした『Star Trek Online』を開発している気鋭のデベロッパーとなります。
インフォグラムのCEOであるDavid Gardner氏は、今回の売却を「アタリが財的リソースとクリエイティブなエネルギーをオンラインゲームの開発とパブリッシングに集中できるようにする」ものであるとコメントしています。
元SCEのPhil Harrison氏がAtariの代表取締役を解任、非常勤役員に2009年05月29日
http://gs.inside-games.jp/news/189/18943.html
http://www.gamesindustry.biz/articles/harrison-out-as-atari-president
Atariの親会社Infogramesの取締役だったPhil Harrison氏が役職を解任、非常勤役員になっていることが明らかになりました。
Atariの決算報告書から見つかった記述によると、ビジネスオペレーションの拠点を米国に移すという理由から、Harrison氏は代表取締役からグループの非常勤役員に転任。今後もサポート役として同社の戦略を導いていくとのこと。取締役後任者の名は発表されていませんが、David Gardner氏がチーフエグゼクティブディレクターという新たな役職に任命されています。
Phil Harrison氏は、Sony Computer Entertainment Worldwide Studiosの代表として、2005年からPS3やファーストパーティースタジオの立ち上げに貢献。その後2008年にSCEを退社すると、Infogramesの代表取締役に就任していました。
どのような経緯からHarrison氏が代表を退くことになったのか漠然としていますが、今回の決算報告でもAtariの業績低下や複数プロジェクトのキャンセルが報告されており、E3 2009への出展を取りやめていたことも含めると、同社の雲行きが怪しくなっているのは確かなようです。
Atari,「Star Trek Online」を2010年前半にリリースと発表
http://www.4gamer.net/games/017/G001775/20090601023/
ゲームパブリッシャのAtariは,2009年~2010年度の決算報告書の中で,スター・トレックの世界観を使用したスペースMMORPG「Star Trek Online」を,2010年の前半となる今期会計年度末頃にリリースする予定であると発表した(pdfファイル)。
「Star Trek Online」は,1960年代にSFテレビドラマとしてスタートした第一作から現在に至るまで,テレビドラマや映画としてシリーズ化されている人気作品,「スター・トレック」の世界観や設定を下敷きとしたMMORPGだ。
プレイヤーはクリンゴン帝国や惑星連邦などに所属するスペースパイロットとなり,宇宙船を操縦して宇宙を冒険したり,惑星を探検したりできる。
本作は2004年にPerpetual Entertainmentによる開発がスタートし,2008年7月よりMMORPG「City of Heroes」の開発元である,Cryptic Studiosが権利を取得して開発を行っている。
なお「Star Trek Online」の公式サイトでは,ゲームに登場するエクスカリバー級というクラスの惑星連邦宇宙船が新たに紹介されている。全長が350mで,防衛用にシールドジェネレーター,攻撃用にフェーザー砲と光子魚雷を備え,最大巡航速度がワープ7という,堂々たる宇宙巡洋艦だ。5年越しで本作の完成を待っている,というトレッキーな人は,ぜひチェックしておこう。
バンダイナムコ、欧州アタリの販売部門を完全買収へ2009年7月2日(木)
http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=77
バンダイナムコホールディングスは、アタリと共同出資するDistribution Partnersの株式についてプット(売却)オプションを行使すると今年3月25日に事前告知を受けていた件で、同社が保有している残りの66%の株式の取得について合意し、取得することを取締役会で決議したと発表しました。Distribution Partnersは欧州アタリの販売部門を独立する形で、アタリが66%、バンダイナムコが34%を出資して設立された会社。
バンダイナムコグループでは中長期的な経営戦略として、海外事業の強化を掲げていて、Distribution Partnersの買収はその大きな一歩となります。これまではタイトル毎に現地パートナーの流通に委託する形を取っていました。独占禁止法に関わる現地当局の確認を経て、7月中には株式の売買が行われる予定で、今後社名をNAMCO BANDAI Partners S.A.S.に変更予定だとのこと。
既に取得済みの34%の取得金額を含めると買収総額は3500万ユーロ(約47億円)とのこと。
1979年のレトロゲーム「アステロイド」が映画化
http://www.inside-games.jp/article/2009/07/06/36216.html
1979年というアーケードゲーム黎明期に発売されたのがアタリの『アステロイド』ですが、これを映画化しようとする計画が進んでいるとのことです。
映画化の権利を獲得したのはUniversal Pictures。プロデューサーは「DOOM」の映画などで知られるロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ氏で、脚本は「ベッドタイム・ストーリー」のマット・ロペス氏。
これを報じるThe Hollywood Reporterによれば「現代のゲームとは対照的にストーリーがないのでスタジオはゼロから企画を作っている」とのこと。
『アステロイド』はベクタースキャンによる画面に味のあるアクションゲーム。最新ゲームが映画化されることは珍しくなくなりつつありますが、「ストーリーがない」レトロゲームだけに脚本の組み立て方が問われることになりそうです。