トーセ決算2006

Last-modified: 2010-09-08 (水) 16:51:49

前年度計画

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部門別

2006年2006年2006年2006年2006年2006年2006年2006年
売上Q1Q2Q3Q4ターム売上Q1Q2Q3Q4
ゲームソフト開発事業(千円)685,0741,312,1331,744,3242,619,013ゲームソフト開発事業(千円)685,074627,059432,191874,689
モバイル・インターネット開発事業(千円)378,824788,6891,220,1551,565,776モバイル・インターネット開発事業(千円)378,824409,865431,466345,621
その他事業(千円)115,676212,306524,481720,648その他事業(千円)115,67696,630312,175196,167
消去又は全社(千円)----消去又は全社(千円)----
売上高(千円)1,179,5752,313,1283,488,9604,905,438売上高(千円)1,179,5751,133,5531,175,8321,416,478
利益
ゲームソフト開発事業(千円)226,802430,887575,098818,555ゲームソフト開発事業(千円)226,802204,085144,211243,457
モバイル・インターネット開発事業(千円)164,132322,678513,826558,045モバイル・インターネット開発事業(千円)164,132158,546191,14844,219
その他事業(千円)64,099112,474205,349283,882その他事業(千円)64,09948,37592,87578,533
消去又は全社(千円)-196,593-437,999-668,768-955,391消去又は全社(千円)-196,593-241,406-230,769-286,623
営業利益(千円)258,440428,041625,505705,091営業利益(千円)258,440169,601197,46479,586
経常利益(千円)300,977502,146712,051821,420経常利益(千円)300,977201,169209,905109,369
当期純利益(千円)169,544277,066389,662356,246当期純利益(千円)169,544107,522112,596-33,416

1Q

当第1四半期における当社グループの業績は、各事業におけるロイヤリティ売上が好調であったことに加え、ゲームソフト開発事業とモバイル・インターネット開発事業での開発状況も堅調であったことから、計画を上回る売上を計上することができました。
これらの結果、当第1四半期の連結売上高は11億79百万円(前年同期比38.9%増)、経常利益3億円(前年同期比67.3%増)、第1四半期純利益1億69百万円(前年同期比93.5%増)となりました。

ゲームソフト開発事業

ゲームソフト開発事業につきましては、当第1四半期に開発完了を予定していたタイトルの一部が第2四半期にずれ込んだものの、計画外の小規模タイトルが完了したことで、開発売上は計画を上回りました。ロイヤリティ売上は、据置型ゲーム機向けタイトルの一部が好調であったことから計画を大きく上回りました。

モバイル・インターネット開発事業

モバイル・インターネット開発事業につきましては、開発業務、運営業務ともに堅調に推移し、関連サイトのユーザー数の推移も概ね堅調であったことから、開発売上、運営売上、ロイヤリティ売上ともに計画を上回る水準で推移いたしました。

その他事業

その他事業につきましては、パチンコ・パチスロ関連で開発完了を予定していたタイトルの一部が第2四半期以降にずれ込んだことから、開発売上は計画を大きく下回りました。一方で、ロイヤリティ売上は、パチンコ・パチスロ関連タイトルの状況が好調であったことから、計画を大きく上回りました

2Q

当中間連結会計期間におけるわが国経済は、企業収益の改善による設備投資の増加、個人消費の増加が進む中で、輸出や生産にも増加が見え始め、緩やかに回復してまいりました。
ゲームソフト業界におきましては、次世代機への移行期を迎えた据置型ゲーム機は現行機向けソフトウェアの販売が前期を下回ったのに対し、携帯型ゲーム機はニンテンドーDSとPSPの販売が好調であり、ニンテンドーDSがゲームボーイ・アドバンス向けソフトの互換機能を持つこともあり、ゲームボーイ・アドバンス向けソフトウェアを含めた携帯ゲーム機向けソフトウェアの販売は好調でありました。
こうした状況のもと当社グループは、各事業で開発スケジュールの変更が発生したものの、全体的な開発売上は計画を達成しました。一方で、ロイヤリティ売上は、各事業において計画を上回るロイヤリティが得られ、利益についても計画を大幅に上回る結果となりました。
この結果、当中間連結会計期間の売上高は、23億13百万円(計画比6.3%減、前年同期比4.4%増)となりました。
利益面につきましては、営業利益4億28百万円(計画比32.9%増、前年同期比3.2%減)、経常利益5億2百万円(計画比45.9%増、前年同期比0.3%増)、中間純利益2億77百万円(計画比63.8%増、前年同期比0.3%減)となりました。

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ゲームソフト開発事業

当社グループのゲームソフト開発事業は、国内及び海外のゲームソフトメーカーなどのクライアントから依頼を受け、家庭用ゲーム機向けソフトの企画・開発を専門に行っており、商品の販売は一切行っておりません。そして、クライアントから得られる対価は、開発完了時に得られる開発売上と、クライアントからユーザーへ販売される毎に販売数量に基づき得られるロイヤリティ売上から成ります。
また、中国の開発子会社である東星軟件(上海)有限公司及び東星軟件(杭州)有限公司では、日本国内で受託した開発業務の一部を担うことで、当社グループの総合的な開発コストの削減を行うとともに、急速に拡大する中国国内での開発需要に応える為に、当中間連結会計期間より中国国内のクライアントから直接受託することを開始いたしました。
開発の状況としては、前年同期に比べニンテンドーDSやPSPなどの携帯型ゲーム機向けソフトの開発が大幅に増加し、その開発完了タイトル数は18タイトルとなりました。全体としては、開発完了が下期にずれ込んだタイトルが発生し、開発完了タイトル数は計画の28タイトルに対し25タイトルと減少しました。しかし、開発売上が計画よりも増額されたタイトルが複数発生したことから、開発売上は11億94百万円(計画比12.3%増)となりました。
ロイヤリティの状況としては、海外版への移植タイトルや他機種からの移植タイトルの販売状況が好調であったことによって、ロイヤリティ売上は1億17百万円(計画比14.2%増)となりました。
この結果、ゲームソフト開発事業の当中間連結会計期間の売上高は13億12百万円(計画比12.5%増、前年同期比7.8%減)、営業利益4億30百万円(前年同期比11.8%減)となりました。
 

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モバイル・インターネット開発事業

当社グループのモバイル・インターネット開発事業は、国内のゲームソフトメーカーやコンテンツ配信事業者などのクライアントから依頼を受け、NTTドコモの「iモード」に代表されるモバイル・インターネットのコンテンツの企画・開発やコンテンツを提供するサーバーの保守管理を行っております。
中国の開発子会社である東星軟件(上海)有限公司及び東星軟件(杭州)有限公司においても海外モバイル・インターネット市場の拡大に備えて、当事業に関する開発体制を構築し、すでに開発実績を上げております。
開発の状況としては、開発完了タイトル数は計画どおり38タイトルとなりましたが、比較的大型のコンテンツ3タイトルが下期へのずれ込み、さらに2タイトルが受注に至らなかったことにより、開発売上は3億51百万円(計画比21.1%減)となりました。
運営の状況としては、既存コンテンツは安定して推移しましたが、開発がすれ込んだタイトルに関する運営売上が計上できなかったことにより、運営売上は1億22百万円(計画比2.8%減)となりました。
ロイヤリティの状況は、既存サイトも新規サイトも概ね好調であったことにより、ロイヤリティ売上は3億13百万円(計画比18.1%増)となりました。
この結果、モバイル・インターネット開発事業の当中間連結会計期間の売上高は7億88百万円(計画比5.9%減、前年同期比17.8%増)、営業利益3億22百万円(前年同期比30.5%増)となりました。

その他事業

当事業は、ゲーム機向けソフト以外のソフト開発事業、パチンコ台にある液晶表示部分の画像制作事業、インターネット・オークションの管理運営事業等が含まれます。
開発の状況としては、パチスロ関連の開発業務のうち2タイトルが下期に完了がずれ込んだことにより、パチンコ・パチスロ関連の完了タイトル数は計画の4タイトルに対し2タイトルとなりました。さらにジェスチャー認識技術を用いた事業の立ち上げが遅れたことにより、開発売上は1億41百万円(計画比67.8%減)となりました。
運営の状況としては、インターネットオークションに関する事業で計画を達成することができず、運営売上は9百万円(計画比40.5%減)となりました。
ロイヤリティの状況としては、パチスロ関連タイトルの販売状況が好調であったことにより、ロイヤリティ売上は61百万円(計画のおよそ7倍)となりました。
この結果、その他事業の当中間連結会計期間の売上高は2億12百万円(計画比54.3%減、前年同期比71.9%増)、営業利益1億12百万円(前年同期比164.2%増)となりました。

3Q

当第3四半期における当社グループの業績は、ゲームソフト開発事業で開発完了を予定していた大型2タイトルにずれ込みが発生し、売上高は未達成であったものの、全事業においてロイヤリティ売上が好調であったことから、前期を上回る利益を計上することができました。
これらの結果、当第3四半期の連結売上高は34億88百万円(前年同期比15.3%増)、経常利益7億12百万円(前年同期比9.5%増)、第3四半期純利益3億89百万円(前年同期比13.2%増)となりました。

ゲームソフト開発事業

ゲームソフト開発事業につきましては、当第3四半期に開発完了を予定していた大型タイトルが第4四半期にずれ込んだことから、開発売上は計画を大幅に下回りました。一方で、ロイヤリティ売上は、携帯型ゲーム機向けソフトを中心に好調であったことから、計画を上回りました。同事業全体の売上高は、開発売上の大幅な未達成により、計画を下回りました。

モバイル・インターネット開発事業

モバイル・インターネット開発事業につきましては、開発売上は概ね計画通りに得られたものの、第2四半期と当第3四半期に計画していた新規サイトの立ち上げが遅れていることから、運営売上は計画を下回りました。しかし、ロイヤリティ売上は既存サイトのユーザ数の推移が好調であることから計画を上回り、同事業全体の売上高も計画をやや上回りました。

その他事業

その他事業につきましては、パチンコ・パチスロ関連業務において上期からずれ込んだタイトルと新しく計画されたタイトルが当第3四半期に完了したことから、開発売上は大幅に計画を上回りました。また、ロイヤリティ売上も、パチンコ・パチスロ関連で計画を上回ったことから、同事業全体の売上高も計画を大幅に上回りました。

4Q

当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益の改善による設備投資の増加に加え、個人消費、輸出、生産の増加により、緩やかに回復してまいりました。
ゲームソフト業界におきましては、携帯型ゲームのニンテンドーDSとPSPの販売が好調であり、これらのハードウェア向けソフトの販売も好調でした。さらに、昨年発売されたマイクロソフトのXbox360、今後発売されるソニー・コンピュータエンタテインメントのPS3や任天堂のWii(ウィー)などの次世代ゲーム機の動向に注目が集まっております。
こうした状況のもと当社グループは、各事業で開発完了に遅れが生じたものの、開発力の増強に伴い開発売上が大幅に増加しました。また、ロイヤリティ売上についても好調に推移し、ゲーム、モバイル、パチンコ・パチスロのそれぞれが計画を大幅に上回る結果となりました。
一方で、中国でのネットワークゲーム配信事業を展開するために設立した関連会社の業績が低調に推移していることから、当該関連会社に関する減損処理などを行い、特別損失として1億16百万円を計上し、他方、開発事業のために活用していた不動産を売却したことにより、特別利益として48百万円を計上いたしました。
この結果、当連結会計年度の売上高は、49億5百万円(前連結会計年度比14.7%増)、営業利益7億5百万円(前連結会計年度比1.1%減)、経常利益8億21百万円(前連結会計年度比2.0%増)、当期純利益3億56百万円(前連結会計年度比15.2%減)となりました。

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ゲームソフト開発事業

開発の状況としては、売れ行きが好調な携帯型ゲーム機向けのソフトが前期に比べ大幅に増加し、ニンテンドーDS向けソフトが15タイトル、PSP向けソフトが14タイトル、ゲームボーイアドバンス向けソフトが6タイトル完了しました。また、据置型ゲーム機向けソフトでは、PS2向けソフトが予定通りに7タイトル完了し、Xbox向けソフトが2タイトル完了しました。これにPC向けソフト5タイトルを加え、同事業の開発本数は計画の47タイトルに対し、49タイトルとなりました。しかしながら、開発売上は第3四半期に数タイトルで生じた開発完了の遅れを第4四半期で挽回できなかったことから、計画には及ばず23億48百万円(前連結会計年度比13.0%増)となりました。
ロイヤリティの状況としては、海外版への移植タイトルや他機種からの移植タイトルの販売状況が好調であったことにより、ロイヤリティ売上は2億70百万円(前連結会計年度比18.2%減)となりました。
この結果、ゲームソフト開発事業の当連結会計年度の売上高は26億19百万円(前連結会計年度比8.7%増)、営業利益8億18百万円(前連結会計年度比0.4%減)となりました。

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モバイル・インターネット開発事業

開発の状況としては、コンテンツの大型化により開発完了タイトル数が前期よりも減少する傾向にあります。こうした中で、開発完了に遅れが発生し、開発完了タイトル数は計画の77タイトルに対し、71タイトルとなり、開発売上は6億67百万円(前連結会計年度比0.1%減)となりました。
運営の状況としては、開発の完了がずれ込んだことで、運営業務の開始が遅れたタイトルが発生し、運営売上は2億55百万円(前連結会計年度比12.0%減)となりました。
ロイヤリティの状況は、既存サイトも新規サイトも概ね好調に推移したことから、ロイヤリティ売上は6億42百万円(前連結会計年度比21.0%増)となりました。
この結果、モバイル・インターネット開発事業の当連結会計年度の売上高は15億65百万円(前連結会計年度比5.1%増)、営業利益5億58百万円(前連結会計年度比9.7%増)となりました。

その他事業

開発の状況としては、パチンコ・パチスロ関連の開発業務が計画通り7タイトル完了しました。また、ジェスチャー認識技術を用いた事業は、立ち上げが遅れてはいるものの売上高47百万円を計上し、同事業全体の開発売上は6億24百万円(前連結会計年度比86.7%増)となりました。
運営の状況としては、インターネットオークションに関する事業が計画通りに推進できず、運営売上は15百万円(前連結会計年度比28.0%減)となりました。
ロイヤリティの状況としては、パチンコ・パチスロ関連のロイヤリティが計画を大幅に上回ったことから、ロイヤリティ売上は80百万円(前連結会計年度比238.2%増)となりました。
この結果、その他事業の当連結会計年度の売上高は7億20百万円(前連結会計年度比89.6%増)、営業利益2億83百万円(前連結会計年度比166.7%増)となりました。