トーセ決算2011

Last-modified: 2010-10-08 (金) 19:54:40

前年度計画

家庭用ゲーム市場におきましては、任天堂株式会社のニンテンドーDSの後継機であるニンテンドー3DSが今後発売されることにより、ニンテンドー3DS向けゲームソフトの発売が増加することが予想されます。当社グループといたしましては、依頼されている開発業務を着実に遂行するとともに、顧客の販売戦略に適合した企画・開発をより一層進めてまいります。また、ダウンロード販売形式のソフトやネットワーク機能を利用したソフトの普及が今後益々期待でき、さらには、プレイステーション3向けのモーションコントローラー「PlayStation Move」(プレイステーションムーブ)やプレイヤーの音声や動作を認識することで本体を操作することのできる、Xbox360向け周辺機器「kinect」(キネクト)の登場などにより、今後は体感型ソフトも増加するものと考えられます。このように家庭用ゲーム機器における遊びの幅が広がる中、当社グループといたしましては、各ソフトメーカーに対して、これらの次世代ゲーム機器や新しい周辺機器の特徴を活かした斬新な企画提案を積極的に行うとともに、より一層の開発業務の効率化を押し進め、収益力の向上を図ってまいります。そして、顧客である各ソフトメーカーからの信頼をより一層強固にし、市場環境の変化に伴い発生する新たなビジネスチャンスを積極的に取り込んでまいります。
モバイル・インターネット市場におきましては、SNSやスマートフォンの台頭により、大きく市場が変化しました。SNS向けゲーム市場では、小型のカジュアルゲームが市場の多数を占めて、コンテンツの入れ替わりが激しい状態が続いています。一方で、スマートフォン向けコンテンツ市場では、各ソフトメーカーともに、価格設定が高めの大型コンテンツの配信も開始し、好調に推移しております。当社といたしましては、積極的に企画提案を行うとともに、従来の携帯電話向けコンテンツはもちろん、SNS向けやスマートフォン向けコンテンツにおけるユーザの分布を適確に捉え、コンテンツ開発に取り組むハードの選択または配分を適正に行い、市場環境の変化に伴い発生する新たなビジネスチャンスを積極的に取り込んでまいります。
その他事業におきましては、Wiiウェアを利用した家庭用カラオケ楽曲配信事業やプレイステーション・ポータブル向け電子コミック配信事業などが順調に推移しているほか、特定店舗や商用施設で、その場所特有のゲーム、音楽、画像、営業情報、販促物などの独自コンテンツをニンテンドーDSにダウンロードできるサービス「ニンテンドーゾーン」事業の案件も徐々に増加しており、益々魅力的なサービスの提供に努めるとともに、業務の効率化を推進し、収益力の向上を図ってまいります。
平成23年8月期の連結業績予想につきましては、売上高59億35百万円(前連結会計年度比32.3%増)、営業利益2億39百万円(前連結会計年度比33.0%増)、経常利益2億60百万円(前連結会計年度比44.7%増)、当期純利益1億21百万円(前連結会計年度比110.4%増)を予定しております。

部門別

① ゲームソフト開発事業……………………ゲームソフトの企画・開発
② モバイル・インターネット開発事業……コンテンツの企画・開発、コンテンツを提供するサーバーの保守管理
③ その他事業…………………………………eコマースの運営、その他

2011年2011年2011年2011年2011年2011年2011年2011年
売上Q1Q2Q3Q4ターム売上Q1Q2Q3Q4

1Q

ゲームソフト開発事業

モバイル・インターネット開発事業

その他事業

2Q

ゲームソフト開発事業

モバイル・インターネット開発事業

その他事業

3Q

ゲームソフト開発事業

モバイル・インターネット開発事業

その他事業

4Q

ゲームソフト開発事業

モバイル・インターネット開発事業

その他事業