ハドソン/ハドソン決算2006-2009

Last-modified: 2010-05-10 (月) 20:59:03

2006

Q1

② コンシューマ・コンテンツ関連事業
自社ブランドゲームソフトとしては、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントの「プレイステーション・ポータブル」(PSP®)向けの「煉獄弐 The Stairway to H.E.A.V.E.N」等2タイトルを発売いたしました。また、前連結会計年度に発売した「DSパズルシリーズ」は引き続き好評を博し、売上に大きく貢献しております。
受託開発においては、人気シリーズものを中心に順調に推移しております。
以上の結果、当事業部門の売上高は9億78百万円(前第1四半期比59.9%減少)、営業利益は2億56百万円(前第1四半期比31.9%減少)となっております。

Q2

②コンシューマ・コンテンツ関連事業
自社ブランドによる家庭用ゲーム機用コンテンツの制作・販売事業におきましては、国内では10タイトルを発売しました。なかでも平成18年3月に発売した「SUDOKU 数独」等のDSパズルシリーズは今連結会計年度においても販売が好調であり、引き続き発売した「カックロ」、「ジグソーパズルシリーズ」などのパズルシリーズも好評を博し、売上に寄与いたしました。
海外におきましても、平成18 年6 月に北米向けに発売されたDS「SUDOKU グリッドマスター」をはじめ発売された4 タイトルがライセンス収入の獲得に寄与いたしました。。
他社ブランドの家庭用ゲーム機用コンテンツの受託事業におきましても有力コンテンツの受託制作を行い、順
調に売上と利益を計上いたしました。
以上の結果、当事業部門の売上高は25億26百万円(前年同期間比28.1%減)、営業利益は5億円(前年同期間比6.3%減)となりました。
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Q3

②コンシューマ・コンテンツ関連事業
自社ブランドによる家庭用ゲーム機用コンテンツの制作・販売事業におきましては、国内では22 タイトルを発売しました。なかでも平成18年3月に3 タイトルでスタートしたニンテンドーDS 向けパズルシリーズは、新たに9 タイトルを発売した他、前期発売した「SUDOKU 数独」を始めとしてリピートも好調で、当第3四半期の売上に寄与しました。また年末年始の定番タイトルでプレイステーション2向け「桃太郎電鉄16 北海道大移動の巻」も好評を博し、平成18 年12 月には転がしアクションパズル「コロリンパ」、フライトアクションゲーム「WINGISLAND」を任天堂のWii と同時発売いたしました。また同月発売としては、歩くことでキャラクターを育てウォーキングのモチベーションアップを図る育成散歩計と、データを記録しウォーキングとダイエットの手帳として使えるニンテンドーDS 向け用ソフトをセットにした「育成散歩計てくてくエンジェルPocket with DS てくてく日記」を発売し幅広い年齢層の方々から好評を得ております。
海外におきましても、欧州でニンテンドーDS 向けとして発売された「SUDOKU」、北米で発売された「Sudoku Gridmaster」などが売上に貢献しております。
他社ブランドの家庭用ゲーム機用コンテンツの受託事業におきましても有力コンテンツの受託制作を行い、順調に推移いたしました。
以上の結果、当事業部門の売上高は52 億33 百万円(前年同期間比6.8%減)、営業利益は8億76 百万円(前年同期間比5.6%増)となりました。

Q4

(1) 経営成績に関する分析
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業業績の収益改善を背景として景気は回復傾向にあり、設
備投資の拡大などが進む状況の下、雇用も緩やかな回復傾向になる一方、個人消費は盛り上がりに欠け
伸び悩む状況でありました。
デジタルコンテンツを取り巻く環境は、ネットワーク化の進展、ワンセグ対応など携帯電話の高機能
化、携帯電話の番号ポータビリティ制度の導入、「ニンテンドーDS Lite」「Wii」「プレイステーション
3」など新型家庭用ゲーム機の発売等により好調に推移しております。
このような状況において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)の当連結会計年度は、ネットワ
ーク・コンテンツ関連事業では「iモード」「EZweb」「Yahoo!ケータイ」向けのコンテンツ配信が順調
に推移し、コンシューマ・コンテンツ関連事業では、新作ゲームソフトを国内で34 タイトル、海外で
17 タイトルを発売し順調に推移いたしました。
この結果、当連結会計年度の当社グループの業績は、売上高155 億10 百万円(前年同期間比7.4%
増)、営業利益17 億68 百万円(前年同期間比96.6%増)、経常利益18 億4 百万円(前年同期間比105.4%
増)、当期純利益23 億52 百万円(前年同期間比227.9%増)となっております。

②コンシューマ・コンテンツ関連事業
自社ブランドによる家庭用ゲーム機用コンテンツの制作・販売事業において、国内で34 タイトルを発売しました。ニンテンドーDS 向けに21 タイトルを発売し、なかでもパズルシリーズは昨年からの「数独ブーム」も追い風になり、前期に発売した「SUDOKU 数独」のリピートが好調に推移したほか、新たに14 タイトルを発売し、当連結会計年度の売上に寄与しました。また平成18 年12 月に発売した定番ボードゲーム「桃太郎電鉄16 北海道大移動の巻」(プレイステーション2)も好評を博したほか、任天堂の新型ゲーム機「Wii」向けに、ハードの機能を活かした転がしアクション「コロリンパ」や「めざせ!!釣りマスター」など5 タイトルを発売いたしました。ならびに「Wii」のバーチャルコンソールにおいて、「PC エンジン」シリーズで発売したタイトルのダウンロード販売もいたしております。
さらに育成散歩計とニンテンドーDS 向け用ソフトをセットにした「育成散歩計てくてくエンジェルPocket with DS てくてく日記」など他社には類を見ない商品を発売し、幅広い年齢層の方々から好評を得ております。
海外におきましても、欧州でニンテンドーDS 向けとして発売された「SUDOKU」、北米で発売された「SUDOKU Gridmaster」など17 タイトルを発売し売上に貢献しております。
他社ブランドの家庭用ゲーム機用コンテンツの受託事業におきましても、有力コンテンツの受託制作を行い順調に推移いたしました。
以上の結果、当事業部門の売上高は73億84百万円(前年同期間比8.5%増)、営業利益は7億18百万円(前年同期間比14.0%増)となりました。

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2007

Q1

②コンシューマ・コンテンツ関連事業
自社ブランドによる家庭用ゲーム機用コンテンツの制作・販売事業においては、ニンテンドーDS 向けに新たに3 タイトルを発売し、当第1四半期の売上に寄与いたしました。なかでも定番ボードゲーム「桃太郎電鉄DS~TOKYO&JAPAN」は、平成19 年4 月の発売以降27 万本を出荷し好評を博しております。また、来年12 月に「桃太郎電鉄」シリーズが発売20 周年となるのを記念して、銚子電鉄(千葉県銚子市)とタイアップし、車両にゲームの登場キャラクターを描いたラッピング車両の運行を行うなど、より多くのお客様への認知度向上のためプロモーションも展開しております。更に、平成19 年3 月に発売した「Wii」用の「めざせ!!釣りマスター」は受注リピートが順調に推移しております。また、「Wii」のダウンロードサービス「バーチャルコンソール」については、当社が展開する「PC エンジン」シリーズで発売したタイトルのダウンロード販売において、昔のゲームを懐かしむユーザーから好評を博し順調に推移しております。
他社ブランドの家庭用ゲーム機用コンテンツの受託事業におきましても、有力コンテンツの受託制作を行い順調に推移いたしました。
以上の結果、当事業部門の売上高は19 億8 百万円(前年同期間比95.0%増)、営業利益は6 億9 百万円(前年同期間比137.7%増)となりました

Q2

自社ブランドによる家庭用ゲーム機向けコンテンツの制作・販売事業においては、国内では11 タイトルを発売しました。なかでも平成20 年12 月に発売20 周年を迎える「桃太郎電鉄」シリーズでは、「桃太郎電鉄DS 〜TOKYO&JAPAN」(ニンテンドーDS 用)、「桃太郎電鉄16 北海道大移動の巻!」(Wii 用)を発売し好評を得ております。平成19 年3 月に発売したWii 用の「めざせ!! 釣りマスター」はリピート受注が順調であり、合わせて米国でも発売を開始しました。
 100%子会社Hudson Entertainment, Inc.を通じ、平成19 年7 月から配信を開始したXbox LIVE アーケード用の「ボンバーマン・ライブ」は、2 ヵ月半で20 万ダウンロードを突破し好評を得ております。また、前年度よりサービスを始めたWii の“バーチャルコンソール”も、全世界で166 タイトルを配信中であり好調に推移しております。ともにデジタルダウンロード・ビジネスとして今後ますますの成長を目指していきます。
 受託制作においては、人気シリーズものを中心に順調に推移いたしました。
 以上の結果、当事業部門の売上高は52 億29 百万円(前年同期間比107.0%増)、営業利益は17 億74 百万円(前年同期間比254.2%増)となりました。

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Q3

②コンシューマ・コンテンツ関連事業
自社ブランドによる家庭用ゲーム機用コンテンツの制作・販売事業においては、国内向けに16 タイトルを発売
し、既存タイトルとともに当社の売上に寄与しました。なかでも、本年4月に発売したニンテンドーDS 向け「桃太郎電鉄DS~TOKYO&JAPAN」はリピート受注が順調に推移しました。平成19 年12 月にはXbox360 向けシリーズ最新作「桃太郎電鉄16GOLD」の発売も開始し、好評を得ております。また平成19 年3 月に発売した「Wii」向け「めざせ!!釣りマスター」もリピート受注が順調に推移しております。
ダウンロードビジネスとしては、米国の100%子会社Hudson Entertainment,Inc.が展開をしているXbox360 向けの「Bomberman Live®」が、7 月の米国からの配信以来25 万ダウンロードを突破しており順調に推移しました。
また「Wii」向けのダウンロードサービスである「バーチャルコンソール」も随時タイトルを配信し、順調に推移しております。
受託制作においても、人気シリーズコンテンツが好調で、順調に推移しております。
以上の結果、当事業部門の売上高は69 億85 百万円(前年同期間比33.5%増)、営業利益は21 億25 百万円(前年同期間比142.5%増)となりました。

Q4

(1) 連結経営成績に関する分析
当連結会計年度におけるわが国経済は、全体として回復基調ではあったものの、サブプライム問題に端を発した
米国経済の減速感や原油価格の高騰などの不安定要因により個人消費が盛り上がりを欠き、先行きの経済成長に不透明感を与えております。当社の属するエンターテインメント産業は、据え置き型・携帯型ゲーム機の普及やインターネット環境の整備に伴うオンラインゲームの普及により市場規模1 兆円超の産業に発展しつつあるも、人口減などの要因で将来的には飽和状態になる国内需要を見据え、今後の市場拡大のためには市場規模が国内を上回る北米・欧州を中心とした海外への事業強化を進めていくことや、新通信媒体を利用したゲームソフトおよびコンテンツの制作を積極的に進める必要に迫られております。
そのような状況のもと当社グループ(当社及び当社子会社)は、モバイル端末向けコンテンツの制作・販売・受
託を中心とするネットワーク・コンテンツ関連事業と、家庭用ゲームソフト及び周辺機器の制作・販売・受託を中心とするコンシューマ・コンテンツ関連事業を運営し、両事業とも新作ソフト・コンテンツの制作を積極的に進めるとともに、過去の人気ゲームを再活用し、新時代の媒体に合わせ発売、配信するなど、新たな収益の獲得に注力してまいりました。その結果、当連結会計年度においては、ネットワーク・コンテンツ関連事業では、「iモード」「EZweb」「Yahoo!ケータイ」向けを中心にコンテンツ配信が概ね順調に推移いたしました。コンシューマ・コンテンツ関連事業では、新作ゲームソフトを国内で18 タイトル、海外で14 タイトルを発売し好調に推移し、また過去の人気タイトルを活かしたコンテンツ配信事業も順調に推移いたしました。
以上の結果、当連結会計年度の当社グループの売上高は174 億27 百万円(前年同期比12.4%増)、営業利益は27 億17 百万円(前年同期比53.6%増)、経常利益は26 億54 百万円(前年同期比47.1%増)、当期純利益は29 億2百万円(前年同期比23.4%増)となりました。

②コンシューマ・コンテンツ関連事業
自社ブランドによる家庭用ゲーム機用コンテンツの制作・販売事業においては、平成19 年4月に発売したニン
テンドーDS 向け「桃太郎電鉄DS~TOKYO&JAPAN」が高い支持を受け、発売本数が35 万本に達し売上に貢献いたしました。その他「桃太郎電鉄」シリーズは、平成19 年7 月にWii 向け「桃太郎電鉄16 北海道大移動の巻」を、平成19 年12 月にはXbox360 向け「桃太郎電鉄16 GOLD」を発売いたしました。また、平成20 年3 月に発売したWii 向け「デカスポルタ」の初回販売本数が10 万本を記録し、平成19 年3 月に発売したWii 向け「めざせ!!釣りマスター」も販売本数が10 万本を超え、売上に貢献いたしました。また定番コンテンツの「ボンバーマンランド」は、ニンテンドーDS、Wii、プレイステーション2 用に国内・北米・欧州向けに展開し、安定した売上を維持しております。その他リピート受注も順調に推移いたしました。
ダウンロードビジネスとしては、米国の100%子会社Hudson Entertainment,Inc.が展開しているXbox360 向け
の「Bomberman Live」が、平成19 年7 月に米国で配信開始以来、累計29 万ダウンロードを突破しており順調に推移いたしました。またWii 向けのダウンロードサービスであるバーチャルコンソールも随時タイトルを配信し順調に推移した他、平成20 年3月にはWii ウェアの配信がスタートいたしました。
他社ブランドの家庭用ゲーム機用コンテンツの受託制作においても、人気シリーズコンテンツが好調で、順調に推移いたしました。
以上の結果、当事業部門の売上高は97 億20 百万円(前年同期比31.6%増)、営業利益は27 億8百万円(前年同期比277.0%増)となりました。

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2008

Q1

②コンシューマ・コンテンツ関連事業
自社ブランドによる家庭用ゲーム機向けコンテンツの制作・販売事業においては、本年3月に発売したWii向け「デカスポルタ」の販売が好調で、国内累計販売本数が22万本に達しました。「デカスポルタ」についてはワールドワイドに販売展開を行い、北米向けでは販売本数が19万本、欧州向けの販売本数が11万本に達し収益に貢献いたしました。その他タイトルとしては昨年4月に発売したニンテンドーDS向け「桃太郎電鉄DS~TOKYO&JAPAN」が堅調な販売を続け、更に当期国内向け発売タイトルのニンテンドーDS向け「数独DS ニコリの“SUDOKU”決定版」、Wii向け「Wi-Fi対応 厳選テーブルゲームWii」や、既存タイトルのリピート版も順調に推移いたしました。
ダウンロードビジネスとしては、米国の100%子会社Hudson Entertainment,Inc.が展開をしているXbox360向けの「Bomberman Live®」が、昨年7月の米国からの配信開始以来33万ダウンロードを突破しており順調に推移いたしました。またWii向けのダウンロードサービスである「バーチャルコンソール」も随時タイトルを配信し、順調に推移しております。
受託制作においても、人気シリーズコンテンツが好調で、収益に貢献いたしました。
この結果、当事業部門の売上高は22億41百万円(前年同期間比17.4%増)、営業利益は6億85百万円(前年同期間比12.5%増)となりました。

Q2

②コンシューマ・コンテンツ関連事業
自社ブランドによる家庭用ゲーム機向けコンテンツの制作・販売事業においては、本年3月に発売したWii向け「DECA SPORTA(デカスポルタ) Wiiでスポーツ“10”種目」の販売が好調に推移いたしました。本タイトルはワールドワイドに販売展開を行った結果、本年3月発売からの累計販売本数が100万本を突破し、上半期でのヒット作となり、当社の収益に大きく貢献いたしました。その他コンテンツとしては、第2四半期から発売した新規タイトルのWii向け「めざせ!!釣りマスター世界にチャレンジ編」、Wii向け「ボンバーマン」の販売が堅調に推移いたしました。また定番タイトルである桃太郎電鉄シリーズの各タイトルも堅調に推移し、安定した収益を獲得いたしました。
ダウンロードビジネスとしては、米国の100%子会社Hudson Entertainment,Inc.が展開をしているXbox360向けの「Bomberman Live」が第2四半期も引き続き堅調に推移いたしました。またWii向けのダウンロードサービスであるバーチャルコンソールも随時新規タイトルを配信し、安定した収益を獲得しております。
RSD事業(受託制作)においても、人気シリーズコンテンツが好調で、収益に貢献いたしました。
以上の結果、当事業部門の第2四半期連結会計期間(3ヶ月)の売上高は26億54百万円、営業利益は10億26百万円となりました。
また、当事業部門の第2四半期連結累計期間(6ヶ月)の売上高は48億96百万円、営業利益は17億11百万円となりました
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Q3

②コンシューマ・コンテンツ関連事業
自社ブランドによる家庭用ゲーム機向けコンテンツの制作・販売事業においては、当期首より制作を進めてまいりましたニンテンドーDS「桃太郎電鉄20周年」を昨年12月に発売いたしました。本作は人気シリーズの最新作であり、かつテレビCMの投入など大規模な宣伝効果もあって当初の想定通りの販売を達成し、当期間の売上に大きく貢献いたしました。「桃太郎電鉄」シリーズ20周年の集大成として初のオンライン対戦などの新要素を満載した本作は、当四半期以降も継続的な販売を見込んでおります。その他のタイトルとしては、Wii向け「DECA SPORTA(デカスポルタ) Wiiでスポーツ“10”種目!」が北米では「DECA SPORTS」、欧州では「SPORTS ISLAND」という名称で販売展開を行い、第2四半期に引き続いて好調に推移いたしました。本タイトルはワールドワイドに販売展開した結果、昨年3月の発売以来12月末で160万本の売上を達成し、当社の収益に貢献してお
ります。
ダウンロードビジネスとしては、米国の100%子会社Hudson Entertainment,Inc.が展開をしているXbox360向けの「Bomberman Live」が第3四半期も引き続き堅調に推移いたしました。またWii向けのダウンロードサービスであるバーチャルコンソール、Wiiウェアが継続的に収益を獲得しております。
RSD事業(受託制作)においても、人気シリーズコンテンツが好調で、収益に貢献いたしました。
以上の結果、当事業部門の第3四半期連結会計期間(3ヶ月)の売上高は32億39百万円、営業利益は9億21百万円となりました。
また、当事業部門の第3四半期連結累計期間(9ヶ月)の売上高は81億35百万円、営業利益は26億32百万円となりました。

Q4

(1) 連結経営成績に関する分析
当連結会計年度におけるわが国経済は、上期での原油、素材価格の高騰や、下期でのサブプライムローン問題
に端を発した米国経済の後退により、主要企業では在庫、雇用調整が行われるなど生産・消費面とも厳しい局面を迎えております。各国政府とも積極的な財政出動を行い、景気の底入れ政策を進めておりますが、先行きの経済は依然として不透明感があります。
このような状況下、当社の属するエンタテインメント産業は、国内市場においてはハード・ソフトとも昨年までの好調な販売の影響もあり市場に飽和感が出つつありますが、欧米を中心とする海外市場では据え置き型ゲー
ム機の累計販売台数が依然として好調な販売を維持しており、今後も海外市場での市場拡大が期待されております。
当社グループ(当社及び当社子会社)の当連結会計年度は、昨年3月に発売した新規ゲームタイトルが欧米市場にて人気を博し、当連結会計年度のヒットタイトルとなったことや、昨年末に発売したカラオケソフトの販売が好調であったこともあり、売上は好調に推移いたしました。また新規事業においても、モバイルコンテンツでの新プラットフォームへの配信を開始し、新たな収益獲得への展開も進めてまいりました。
利益面では、ヒットタイトルの売上の増加により前連結会計年度に比べ向上いたしました。なお、当期純利益は前期末に繰越欠損が解消したことに伴い税金費用が増加したため、前連結会計年度に比べ減少いたしました。
以上の結果、当連結会計年度の当社グループの業績は、売上高は186 億92 百万円(前年同期比7.3%増)、営業利益は30 億1百万円(前年同期比10.4%増)、経常利益は30 億15 百万円(前年同期比13.6%増)、当期純利益は17 億42 百万円(前年同期比40.0%減)となりました。

①コンシューマ・コンテンツ関連事業
自社ブランドによる家庭用ゲーム機向けコンテンツの制作・販売事業においては、当社の人気シリーズタイトルの最新作であるニンテンドーDS 向け「桃太郎電鉄20 周年」が昨年12 月の発売以来好調な販売となりました。またWii 向け「DECA SPORTA(デカスポルタ) Wii でスポーツ“10”種目!」(以下デカスポルタ)も昨年
3月の発売以来、国内のみならず欧州(欧州版名称「SPORTS ISLAND」)、北米(北米版名称「DECA SPORTS」)
も好調な販売となり、当事業部門の売上に大きく貢献いたしました。「デカスポルタ」はワールドワイドに人気を博したことで発売時からの累計が200 万本を突破し、次期にはシリーズ第2弾を発売いたします。さらに、本年3月には小学館「月刊コロコロコミック」で連載中の人気漫画をモチーフにした、ニンテンドーDS 向けメタルファイト ベイブレード」を発売し、人気を博しております。当期に販売いたしました他タイトルとしては、日本で昨年末に発売したWii「はたらくヒト」が欧州(欧州版名称「JOB ISLAND」)で販売が好調で、売上に貢献いたしました。
ダウンロードビジネスにおいては、Wii 向けダウンロードサービスであるバーチャルコンソールやWii ウェアにおいて新規タイトルを随時投入したことでゲームの種類も充実しつつあり、継続的に収益を獲得いたしております。
RSD 事業(受託制作)においては、受注に一服感は出たものの、順調に推移いたしております。
以上の結果、当事業部門の売上高は104 億5百万円(前年同期比7.0%増)、営業利益は28 億85 百万円(前年同期比6.5%増)となりました。
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2009

Q1

①コンシューマ・コンテンツ関連事業
自社ブランドによる家庭用ゲーム機向けコンテンツの制作・販売事業においては、前年度に発売した、Wii 向け「DECA SPORTA(デカスポルタ) Wii でスポーツ“10”種目!」(以下「デカスポルタ」)の出荷本数が累計200 万本に達するなど欧米を中心に好調に推移したため、このヒットの持続的効果を狙い同シリーズ第2弾を日本で本年4月に、欧州で本年5月に発売いたしました。また、人気漫画の世界観をゲーム上で展開したニンテンドーDS 向け「メタルファイト ベイブレード」は、本年3月の発売開始後も引き続き販売を展開し、更なるユーザーの獲得を目指しました。その他Wii向けにて好評を博した「めざせ!!釣りマスター」を本年4月にDS 向けで発売し、ハード面の選択肢を増やすことで新たなユーザーの獲得を目指しました。
ダウンロードビジネスにおいては、Wii 向けダウンロードサービスであるバーチャルコンソールやWii ウェアにおいて順次タイトルを投入し、継続かつ安定的な収益獲得を目指しました。
RSD 事業(受託制作)においては、新規受注の獲得に取り組みました。
上記取り組みの結果、売上高は好調に推移し、前年同四半期と比べ増加いたしました。一方、営業利益は、新規タイトルの広告販促費の増加により、前年同四半期と比べ減少いたしました。
当事業部門の売上高は23 億64 百万円(前年同期間比5.5%増)、営業利益は4億45 百万円(前年同期間比35.0%減)となりました。

Q2

 自社ブランドによる家庭用ゲーム機向けコンテンツの制作・販売事業においては、市況によりゲームソフトの販売本数が低減いたしましたが、昨年からの人気シリーズの第2 弾として「DECA SPORTA2(デカスポルタ2) Wii でスポーツ“10”種目!」を、2009 年4 月の国内を皮切りに欧州、北米で発売、ワールドワイドで累計56 万本を販売いたしました。また、新作ソフトとして、人気アニメをゲーム化した「鉄のラインバレル」や定番タイトルの「桃太郎電鉄」シリーズなどが堅調に推移いたしました。さらに「メタルファイト ベイブレード」の追加受注も順調に推移しております。
 コンシューマのダウンロード事業としては、7 月末にXbox LIVE アーケード用「Bomberman Live」がワールドワイドで累計50 万ダウンロードを達成しました。また、Wii ウェア、DSi ウェア用などへも随時新規タイトルを配信し、順調な売上を計上いたしました。さらに6 月には、新たにPlayStationNetwork のNew ゲームに「Bomberman ULTRA」を提供開始しております。
 RSD 事業においては、ロイヤリティ収入が減少いたしましたが、継続受注を中心に取り組んでおります。
 以上の結果、当事業部門の中間期の売上高は39 億86 百万円(前年同期比18.6%減)、営業利益は5億22 百万円(前年同期比69.5%減)となりました。
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Q3

①コンシューマ・コンテンツ関連事業
自社ブランドによる家庭用ゲーム機向けコンテンツの制作・販売事業においては、新作タイトルとして5タイトルを発売いたしました。Wii向け「桃太郎電鉄2010 戦国・維新のヒーロー大集合!の巻」は、定番人気タイトルの最新作としてゲームボリュームもグレードアップしたことがユーザーの支持を受け、売上は好調に推移いたしました。また、Wii向け「メタルファイトベイブレードガチンコスタジアム」及びニンテンドーDS向け「メタルファイトベイブレード 爆誕! サイバーペガシス」は、人気TVアニメとの相乗効果により、当初の目標販売本数を超え、好調に推移いたしました。また既存タイトルでは、「DECA SPORTA(デカスポルタ) Wiiでスポーツ“10”種目!」が、北米(北米版名称「DECA SPORTS」)及び欧州(欧州版名称「SPORTS ISLAND」)にて人気が継続しており、順調に推移しております。
ダウンロードビジネスにおいては、コンテンツのマルチプラットフォーム展開を進めており、プレイステーション・ポータブル用「Bomberman ULTRA」やWiiウェア向け「Tetris Party」は引き続き順調なダウンロード数で推移いたしました。またXbox Liveアーケード向けに本年度11月に提供を開始したアクションゲーム「DINER DASH」につきましても 順調に推移いたしております。
しかしながらRSD事業(受託制作)においては、市場環境の悪化により受注先での制作見合わせ等があったことで、好調に推移した前年同四半期と比べ売上が減少いたしました。
上記の結果、当事業部門の第3四半期連結会計期間(3ヶ月)の売上高は、26億74百万円(前年同期間比17.4%減)となり、営業利益は5億5百万円(前年同四半期45.1%減)となりました。
また、当事業部門の第3四半期連結累計期間(9ヶ月)の売上高は66億61百万円(前年同期間比18.1%減)、営業利益は10億27百万円(前年同期間比61.0%減)となりました。

Q4

(1) 経営成績に関する分析
当連結会計年度におけるわが国経済は、中国を中心とする新興国の景気回復もあり前年度からの停滞感からは脱しつつありますが、デフレ経済の長期化により企業収益が低下し、個人消費も伸び悩む状況の下、先行きの経済は依然として不透明感があります。
当社の属するエンタテインメント産業においては、据置型ゲーム機・携帯型ゲーム機の需要に飽和感が出ており、今後ハード・ソフトの販売数の伸びの鈍化傾向が懸念されております。一方、インターネットメディア市場では高機能携帯端末(スマートフォン)の人気が高まり、今後もスマートフォン向けコンテンツの提供機会は増大していくものと考えられます。またソーシャルネットワーキングサービス(以下SNS)の活況にみられるように、ソーシャルゲームなどの新ネットサービスへの参入は、新たなユーザー層の獲得およびコンテンツの多面的展開の機会ともなります。このような状況をビジネスチャンスと捉え、ネットユーザーのニーズに応えながら魅力あるコンテンツを提供し続けていくことが、当産業に好影響を与えていくものと期待されております。
当社グループ(当社及び当社子会社)の当連結会計年度は、市場環境の悪化によるRSD事業(受託制作)の不振、家庭用ゲーム機向けパッケージソフト販売の低調及び自社モバイルゲームサイトの課金者数の減少により減収減益となりました。一部「着信★うた♪フル」等の音楽配信事業および原盤事業は好調に推移したものもありましたが、全体としては売上及び利益とも前年同期を下回りました。
当連結会計年度の売上高は160億40百万円(前年同期比14.2%減)、営業利益は10億22百万円(同65.9%減)、経常利益は10億16百万円(同66.3%減)、当期純利益は6億41百万円(同63.2%減)となりました。

②コンシューマ・コンテンツ関連事業
自社ブランドによる家庭用ゲーム機向けコンテンツの制作・販売事業では、新作タイトルとして22タイトルを発売いたしました。そのうち昨年5月に北米にて発売のWii向け「Help Wanted」は販売本数が伸び悩み、またニンテンドーDS向け「HUDSON×GReeeeNライブ!?DeeeeS!?」は、本年4月へ発売が延期となったため、予定販売本数を下回りました。一方で国内では、定番人気タイトルの最新作として昨年11月に発売した、Wii向け「桃太郎電鉄2010 戦国・維新のヒーロー大集合!の巻」がユーザーの支持をいただき、年明け以降も継続して販売本数を伸ばして好調に推移いたしました。また昨年11月に発売の、Wii向け「メタルファイトベイブレード ガチンコスタジアム」及び昨年12月に発売の、ニンテンドーDS向け「メタルファイトベイブレード 爆誕! サイバーペガシス」についても、人気TVアニメとの相乗効果により販売本数を伸ばし、順調に推移いたしました。
ダウンロード事業においては、コンテンツのマルチプラットフォーム展開を進めております。プレイステーション・ネットワーク用「Bomberman ULTRA」やWiiウェア向け「Wi-Fi8人バトル ボンバーマン」「Tetris Party」「ブルーオアシス 魚の癒し空間」、DSiウェア向け「いつでもボンバーマン」等は順調なダウンロード数で推移いたしました。
RSD事業(受託制作)においては、市場環境の悪化により受注先での制作見合わせ等があったことで、好調に推移した前連結会計年度と比べ減収となりました。
上記取り組みの結果、当事業部門の当連結会計年度の売上高は、86億47百万円(前年同期比16.9%減)となり、営業利益は8億55百万円(同70.4%減)となりました。

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