マーベラス決算2010

Last-modified: 2010-08-22 (日) 22:30:42

前年度計画

09q410p.png09q410p1.png09q410p2.png
09q410p3.png09q410p4.png09q410p5.png
09q410p6.png09q410p7.png09q410p8.png
09q410p9.png09q410p10.png09q410p11.png

部門別

2010年2010年2010年2010年2010年2010年2010年2010年
売上Q1Q2Q3Q4ターム売上Q1Q2Q3Q4
音楽映像事業(千円)774,5531,608,3042,716,7263,635,314音楽映像事業(千円)774,553833,7511,108,422918,588
デジタルコンテンツ事業(千円)1,192,4761,981,3243,032,0663,465,949デジタルコンテンツ事業(千円)1,192,476788,8481,050,742433,883
アミューズメント事業(千円)----アミューズメント事業(千円)----
舞台公演事業(千円)108,524758,222852,5061,183,581舞台公演事業(千円)108,524649,69894,284331,075
消去又は会社(千円)----消去又は会社(千円)----
売上高(千円)2,075,5534,347,5816,601,3008,284,845売上高(千円)2,075,5532,272,0282,253,7191,683,545
利益利益
音楽映像事業(千円)150,913234,904396,598505,633音楽映像事業(千円)150,91383,991161,694109,035
デジタルコンテンツ事業(千円)-99,351-224,473-1,232,480-1,680,588デジタルコンテンツ事業(千円)-99,351-125,122-1,008,007-448,108
アミューズメント事業(千円)----アミューズメント事業(千円)----
舞台公演事業(千円)-43,62145,22668,14393,780舞台公演事業(千円)-43,62188,84722,91725,637
消去又は会社(千円)-176,699-320,409-441,052-587,384消去又は会社(千円)-176,699-143,710-120,643-146,332
営業利益(千円)-168,758-264,751-1,208,791-1,668,559営業利益(千円)-168,758-95,993-944,040-459,768
経常利益(千円)-186,000-300,000-1,243,000-1,725,000経常利益(千円)-186,000-114,000-943,000-482,000
当期純利益(千円)-160,000-279,000-1,278,000-1,623,000当期純利益(千円)-160,000-119,000-999,000-345,000

地域別

2010年2010年2010年2010年2010年2010年2010年2010年
売上Q1Q2Q3Q4ターム売上Q1Q2Q3Q4
2010年2010年2010年2010年2010年2010年2010年2010年
売上Q1Q2Q3Q4ターム売上Q1Q2Q3Q4
日本(千円)1,815,6633,877,1475,936,3807,594,245日本(千円)1,815,6632,061,4842,059,2331,657,865
イギリス(千円)244,226422,971603,136603,136イギリス(千円)244,226178,745180,1650
アメリカ(千円)15,66347,73261,78387,463アメリカ(千円)15,66332,06914,05125,680
利益利益
日本(千円)75,641158,634-620,334-944,613日本(千円)75,64182,993-778,968-324,279
イギリス(千円)-58,158-79,190-116,834-102,865イギリス(千円)-58,158-21,032-37,64413,969
アメリカ(千円)5,628-16,904-20,996-22,045アメリカ(千円)5,628-22,532-4,092-1,049

1Q

当第1四半期連結会計期間(平成21年4月1日~平成21年6月30日)における当社グループ連結業績は、売上高2,075百万円(前年同四半期比26.5%増)、営業損失168百万円(前年同四半期は営業損失285百万円)、経常損失186百万円(前年同四半期は経常損失249百万円)、四半期純損失160百万円(前年同四半期は純損失186百万円)となりました。
売上高におきましては、デジタルコンテンツ事業において、主力の新作オリジナルタイトルの発売があったことに加え、舞台公演事業において、前年同四半期には計上がなかった「ミュージカル『テニスの王子様』」の公演実績を計上したことにより、グループ全体の売上高は前年同四半期を上回りました。
利益におきましては、音楽映像事業において、コンテンツ投資の絞り込みによるコンテンツ償却費の圧縮や製造原価の削減が進んだこと、デジタルコンテンツ事業において主力の新作オリジナルタイトルの販売が堅調に推移したこと、本社固定費の圧縮が進んだこと等により、グループ全体の利益は前年同四半期に比べ改善いたしました。

音楽映像事業

音楽映像事業におきましては、アニメーションを中心とした優良コンテンツの音楽・映像商品(パッケージソフト)化とコンテンツの企画立案から二次利用までを行うマスターライツ(映像著作権)保有作品の製作を行っております。
当第1四半期連結会計期間におきましては、音楽事業において、前期に発売した「フレッシュプリキュア!」の主題歌CDのリピート受注が好調に推移いたしました。
映像事業におきましては、前期に引き続き「ミュージカル『テニスの王子様』」シリーズDVD、「家庭教師ヒットマンREBORN!」、「あかね色に染まる坂」、「Yes!プリキュア5GoGo!」等の映像商品化を行いました。また、新たに「フレッシュプリキュア!」、「タユタマ」の映像商品化を行い、「タユタマ」については当社初となるDVDとブルーレイの同時発売を行いました。加えて、主力コンテンツ「家庭教師ヒットマンREBORN!」においては初めてとなるDVD-BOXを発売し受注が好調に推移したほか、平成21年3月に劇場公開された「映画プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」の興行収入が好調となりました。コンテンツ投資の絞込みにより、発売タイトル数が減少した結果、前年同四半期と比べて売上高は減少いたしましたが、一方でコンテンツ償却費の圧縮が進んだこと、および、映画等のマスターライツ収入が増加したことや、製造原価ほかコストの見直しを行った結果、前年同四半期と比べて利益は大きく増加いたしました。

デジタルコンテンツ事業

デジタルコンテンツ事業におきましては、据え置き型及び携帯型ゲーム機を中心としたデジタルエンターテイメントコンテンツの企画・開発・発売を行っております。
当第1四半期連結会計期間におきましては、国内において8タイトルを発売(前年同四半期は5タイトル)し、新作オリジナルタイトル「朧村正(Wii)」、「勇者30(PSP)」、「アークライズ ファンタジア(Wii)」が堅調に推移した他、前期に発売した「牧場物語 シュガー村とみんなの願い(PSP)」のリピート受注が好調に推移いたしました。英国子会社Rising Star Games Limitedにおいては、「Little King's Story(Wii)」(邦題:王様物語)等、計3タイトルを発売(前年同四半期は1タイトル)いたしました。米国子会社Marvelous Entertainment USA, Inc.においては、「Flower, Sun and Rain(ニンテンドーDS)」(邦題:花と太陽と雨と)を発売(前年同四半期は発売タイトルなし)いたしました。前年同四半期と比べ発売タイトルが増加し、新作オリジナルタイトルが堅調に推移した結果、前年同四半期と比べ売上高は増加し、損失幅は改善いたしました。
この結果、当第1四半期連結会計期間におけるデジタルコンテンツ事業の業績は、連結売上高1,192百万円(前年同四半期比48.2%増)、連結営業損失99百万円(前年同四半期は営業損失112百万円)となりました。

舞台公演事業

舞台公演事業におきましては、漫画やアニメ、ゲームの人気作品を原作にした興業ビジネスを展開しております。
当第1四半期連結会計期間におきましては、平成20年12月から平成21年3月にかけて公演した「ミュージカル『テニスの王子様』The Tresure Match 四天宝寺 feat. 氷帝」の後半公演の実績を計上いたしました。前年同四半期に計上された舞台「リンゴの木の下で~昭和21年のジャズ」よりも公演規模が大きいため前年同四半期と比べ売上高は大幅に増加いたしましたが、地方公演の一部において集客に苦戦したことにより、営業損失の計上となりました。

この結果、当第1四半期連結会計期間における舞台公演事業の業績は、連結売上高108百万円(前年同四半期比630.7%増)、連結営業損失43百万円(前年同四半期は営業損失4百万円)となりました。

2Q

当第2四半期連結累計期間(平成21年4月1日~平成21年9月30日)における当社グループの連結業績は、売上高4,347百万円(前年同期比0.2%増)、営業損失264百万円(前年同期は営業損失328百万円)、経常損失300百万円(前年同期は経常損失307百万円)、第2四半期純損失279百万円(前年同期は純損失237百万円)となりました。
売上高は前年同期並みとなりましたが、音楽映像事業においてコンテンツ償却費や製造原価の圧縮により利益率が改善したことや、本社移転による家賃光熱費の削減等、本社費の圧縮が進んだこと等により、営業損失幅は前年同期と比較して改善いたしました。

音楽映像事業

音楽映像事業におきましては、アニメーションを中心とした優良コンテンツの音楽・映像商品(パッケージソフト)化とコンテンツの企画立案から二次利用までを行うマスターライツ(映像著作権)保有作品の製作を行っております。

  • 音楽

平成21年上半期(平成21年1月~平成21年6月)における国内音楽ソフト(オーディオ/音楽ビデオ合計)の総生産金額は、前年同期比18.6%減の1,480億円となりました。有料音楽配信売上金額は、前年同期比0.8%減の446億円となり、2005年の統計調査開始以来初めての前年割れを記録しました。(社団法人日本レコード協会調べ)
このような状況下、当事業におきましては「プリキュア」シリーズの企画音楽が好調に推移した他、専属アーティスト「中河内雅貴」、「古川雄大」、「vistlip」の楽曲を中心に商品を編成いたしました。

  • 映像

平成21年上半期(平成21年1月~平成21年6月)のDVDソフト市場は、販売用・レンタル用ともに減少し、前年同期比14.4%減の1,189億円となりました。一方で、ブルーレイの売上金額は、前年同期比286.8%増の84億円となりました。(社団法人 日本映像ソフト協会調べ)
このような状況下、映像事業におきましては、前期より引き続き「Yes!プリキュア5GoGo!」、「遊☆戯☆王5D's」、「家庭教師ヒットマンREBORN!」、「ミュージカル『テニスの王子様』」関連DVD等の映像商品化を行った他、新たに「フレッシュプリキュア!」、「タユタマ」、「ジュエルペット」、「宙のまにまに」、「毎日かあさん」、昨年劇場公開した映画シリーズ「キラキラMOVIES」等の映像商品化を行いました。また、「タユタマ」では当社初となるDVDとブルーレイの同時発売を行い、主力コンテンツ「家庭教師ヒットマンREBORN!」においては初めてとなるDVD-BOXを発売し、受注が好調に推移いたしました。
映像ソフト市場の縮小に伴いDVDの受注が減少したこと、及び子会社のアートランドにおいてアニメーションの受託制作受注が減少したこと等により、前年同期と比較して売上は減少いたしました。一方で、出資映画作品等の配分収入が好調に推移したことや、コンテンツ償却費および製造原価の圧縮が進んだこと等により、利益におきましては前年同期と比較して増加いたしました。

この結果、当第2四半期連結累計期間における音楽映像事業の業績は、連結売上高1,608百万円(前年同期比9.7%減)、連結営業利益234百万円(前年同期比62.0%増)となりました。

デジタルコンテンツ事業

デジタルコンテンツ事業におきましては、据え置き型及び携帯型ゲーム機を中心としたデジタルエンターテイメントコンテンツの企画・開発・発売を行っております。
平成21年上半期(平成21年1月~平成21年6月)のゲーム市場規模は、ハード市場が921億円(前年同期比27.6%減)、ソフト市場が1,267億円(前年同期比21.8%減)、合計で2,189億円(前年同期比24.4%減)となりました。前年同期と比較して大型タイトルが少なかったことや、「Wii」の市場がハード・ソフトともに前年同期を大きく下回ったこと等により、ハード市場、ソフト市場ともに前年割れとなりました。(株式会社エンターブレイン調べ)
このような状況下、国内においては、新作オリジナルタイトル「朧村正(Wii)」、「勇者30(PSP)」、版権タイトル「家庭教師ヒットマンREBORN! バトルアリーナ2 スピリットバースト(PSP)」等13タイトルを発売しました。(前年同期は14タイトル発売)
英国子会社Rising Star Games Limitedにおいては、「Little King's Story(Wii)」(邦題:王様物語)、「Harvest Moon: Tree of Tranquility(Wii)」(邦題:牧場物語 やすらぎの樹)等7タイトルを発売しました。(前年同期は7タイトル発売)
米国子会社Marvelous Entertainment USA, Inc.においては、「Little King's Story(Wii)」(邦題:王様物語)、「VALHALLA KNIGHTS ELDAR SAGA (Wii)」等3タイトルを発売しました。(前年同期は発売タイトルなし)
ワールドワイド向けの大型タイトルの編成に伴い1タイトル当たりの制作費が増加する一方で、国内外におけるゲーム市場の縮小に伴い総出荷本数が軟調となったことや、海外市場においては予想を超える大幅な値引きが発生したことなどにより売上は微増に留まり、前年同期と比較して損失幅が拡大いたしました。
この結果、当第2四半期連結累計期間におけるデジタルコンテンツ事業の業績は、連結売上高1,981百万円(前年同期比1.7%増)、連結営業損失224百万円(前年同期は営業損失165百万円)となりました。

10q2.png10q21.png

舞台公演事業

舞台公演事業におきましては、漫画やアニメ、ゲームの人気作品を原作にした興業ビジネスを展開しております。
当第2四半期連結累計期間におきましては、前期末に公演した「ミュージカル『テニスの王子様』TheTreasure Match 四天宝寺 feat. 氷帝」の後半公演、今期5月に公演した「ミュージカル『テニスの王子様』 コンサート Dream Live 6th」、今期7月から公演した「ミュージカル『テニスの王子様』 The Final Match 立海 First feat. 四天宝寺」の前半公演、全102公演分の実績を計上いたしました。(前年同期は81公演分の実績計上)
前期末の公演において一部の地方公演で集客に苦戦したことが利益を圧迫いたしましたが、今期開催の公演においては観客動員数は順調に推移しました。
この結果、当第2四半期連結累計期間における舞台公演事業の業績は、連結売上高758百万円(前年同期比23.9%増)、連結営業利益45百万円(前年同期比38.5%減)となりました。

2010年3月期 第2四半期決算説明会 質疑応答概要

Q1 : 上期に発売したゲームの販売本数を教えてください。
A1 : 説明会資料15ページに掲載されているタイトルにつきまして、ご回答申し上げます。 国内発売のタイトルにつきましては、「朧村正(Wii)」47,000本、「勇者30(PSP)」70,000本、「アークライズ ファンタジア(Wii)」45,000本、「VALHALLA KNIGHTS2 BATTLE STANCE(PSP)」35,000本、「家庭教師ヒットマンREBORN! バトルアリーナ2 スピリットバースト(PSP)」41,000本です。 北米発売のタイトルにつきましては、「VALHALLA KNIGHTS ELDAR SAGA(Wii)」16,000本です。 欧州発売のタイトルにつきましては、「HARVEST MOON : Tree of Tranquility(Wii)」(邦題:牧場物語 やすらぎの樹)57,000本、「VALHALLA KNIGTS2(PSP)」3,000本です。 また、日・米・欧で発売した「王様物語(Wii)」(海外名:Little King's Story)につきましては、国内26,000本、欧州67,000本、北米37,000本です。 なお、こちらは2009年9月末時点の実績であり、リピート受注によって出荷本数が伸びているタイトルもございます。

Q2 : 上期はWii向けのタイトルが不振だったとのことですが、収支実績はどうだったのでしょうか?
A2 : Wii向けタイトルにつきましては、上期中に4タイトル発売いたしましたが、うち3タイトルが上期中に黒字化を達成できず、厳しい結果となりました。

Q3 : 御社のゲームソフトは、外部からの評価は高いものの、それが販売に結びついていない印象です。その要因はどの辺りにあるとお考えでしょうか?
A3 : 要因のひとつとして、売れるソフトが定番の大型シリーズ作品に集中していることが挙げられます。当社が上期に発売した「朧村正」、「勇者30」、「アークライズ ファンタジア」、「王様物語」などは、どの作品も外部から高い評価をいただきましたが、全て新作タイトルだったため、多くの受注を獲得するには至りませんでした。 また、当社のブランド力が低いことも、大きな要因であると考えております。今後も質の高い作品を市場に供給し続けることにより、ブランド力の更なる向上に努めてま
いります。

Q4 : 海外のゲーム出荷本数が昨年と比較して増加していますが、今後デジタルコンテンツ事業は海外主体になっていくのでしょうか?
A4 : 今後、PS3やXbox360などのハイエンド・ゲーム機向けソフトを編成していくにあたり、リスク分散のため必然的にワールドワイド向けタイトルが増加すると考えております。

Q5 : PS3やXbox360向けソフトは開発費が高いですが、今後デジタルコンテンツへの投資額は増加していくのでしょうか?
A5 : 国内ゲーム市場が成熟期に入り、1タイトルあたりの販売本数が減少している状況下において、これまで以上に投資の選択と集中を図っていかなければならないと考えております。確実に収益貢献できるタイトルだけに投資を集中させるべく、企画段階はもちろん、制作途中の段階でも作品の評価を徹底して行い、来期以降のタイトル数を絞り込んでおります。

Q6 : 下期発売のゲームソフトのうち、一番期待している作品はどれでしょうか?
A6 : 当社オリジナルシリーズの新作はもちろんですが、新規作品では「Fate EXTRA(PSP)」に期待をしております。原作はPCゲームで、家庭用ゲーム機向けにもこれまでに他社より何作品か発売されている人気の高い版権作品です。当社ブランドでは初めての発売となる今作は、同作品の中で初めてとなるRPGということで話題を呼んでおります。また限定版特典のフィギュアも、過去の実績を踏まえた豪華な仕様となっており、受注前の商談でも手応えを感じております。

Q7 : 過去に何度かゲームのバグによる問題があり、それが御社のブランド力向上を妨げる一因になっていると感じます。バグについて、現在はどのように対策をしているのでしょうか?
A7 : 現在では、年間の開発費の10%以上をデバッグ費に充当するとともに、外注のデバッグ会社を選定し直し、デバッグの質を高めております。費用と時間を十分にかけ、バグを最小限に抑えられるよう万全の体制で取り組んでおります。

Q8 : 任天堂が海外の販売支援策を行っていますが、御社は支援を受ける可能性はあるのでしょうか?
A8 : 任天堂様には、これまでも国内外において販促支援等を行っていただいております。現状はパッケージビジネスの比重が大きいですが、今後はダウンロード販売など、長期に渡って利益を回収できるスキームが更に充実することを期待しております。

Q9 : 以前の説明会で、アニメがHD制作になっても制作費にあまり変化はないと仰っていましたが、業界他社の中には制作費が上がっている企業もあるようです。御社の制作費が変わらない理由は何でしょうか?
A9 : 以前から、作品によってはいち早くHD制作に対応していたということもあるかもしれませんが、SDかHDかの諸費用よりも、個別作品の内容による制作費の強弱の方が大きく、それらの平均で考えると、制作費はこれまでとあまり変わっていない印象です。

Q10 : 業績予想の前提となっている為替レートを教えてください。また、直近の海外の市場動向についてどうお考えでしょうか?
A10 : 前提の為替レートにつきましては、期初予想から変わらず、1$=85円、1€=110円、1£=120円で見ております。 市場動向につきましては、特にヨーロッパにおいてゲームの値崩れが激しく、昨年末からの不況感が未だ好転していないと感じております。予断を許さない状況が続きますので、慎重な経営判断を行っていきたいと考えております。

Q11 : 前期は無配でしたが、復配に向けた展望を教えてください。
A11 : 財務体質の改善・強化を第一に考えつつ、少しでも早い時期での復配に向けて、全社一丸となって取り組んでまいります。

以上

3Q

当第3四半期連結累計期間(平成21年4月1日~平成21年12月31日)における当社グループの連結業績は、売上高6,601百万円(前年同期比17.5%減)、営業損失1,208百万円(前年同期は営業損失241百万円)、経常損失1,243百万円(前年同期は経常損失231百万円)、第3四半期純損失1,278百万円(前年同期は純損失151百万円)となりました。
売上高におきましては、音楽映像事業においてアニメーションの受託制作受注が減少したことや、デジタルコンテンツ事業における販売不振が主因となり、前年同期と比べ減少いたしました。
利益面におきましては、本社移転等による本社固定費の圧縮や各事業部門における広告宣伝費・原価の削減による事業の効率化に努めてまいりました。音楽映像事業・舞台公演事業においては、効率化が進み利益率は向上いたしましたが、デジタルコンテンツ事業において、国内外における販売不振に加えて、市況の低迷が続く中で将来の販売計画の見直しを余儀なくされ棚卸資産を厳格に評価した結果、それらに係る評価減(728百万円)を売上原価に計上したことにより、前年同期と比べ損失が拡大いたしました。
また、連結子会社である株式会社アートランドの今後の業績見通しを勘案した結果、同社に係るのれん等の減損損失(47百万円)が特別損失として発生いたしました。

音楽映像事業

音楽映像事業におきましては、アニメーションを中心とした優良コンテンツの音楽・映像商品(パッケージソフト)化とコンテンツの企画立案から二次利用までを行うマスターライツ(映像著作権)保有作品の製作を行っております。

  • 音楽

音楽事業におきましては、「プリキュア」シリーズの企画音楽が好調に推移した他、専属アーティスト『中河内雅貴』、『古川雄大』、『vistlip』の楽曲等を中心に商品を編成いたしました。特に、ヴィジュアル系アーティスト『vistlip』は、2009年7月にフランスで開催された「Japan Expo 2009」や2009年10月にフィンランドで開催された「Tsukicon」など海外で行われた日本のポップカルチャーイベントへ参加した他、初のワンマンライブや年末カウントダウンライブ等も盛況となるなど精力的な活動を展開し、2009年12月に発売した1stフルアルバムも好調な受注推移となりました。

  • 映像

映像事業におきましては、前期より引き続き「Yes!プリキュア5GoGo!」、「遊☆戯☆王5D's」、「家庭教師ヒットマンREBORN!」、「ミュージカル『テニスの王子様』」関連DVD等の映像商品化を行った他、新たに「フレッシュプリキュア!」、「タユタマ」、「ジュエルペット」、「宙のまにまに」、「毎日かあさん」、「GA 芸術科アートデザインクラス」、「真・恋姫†無双」、「11eyes」等の映像商品化を行いました。また、「タユタマ」、「真・恋姫†無双」、「11eyes」につきましては、DVDとブルーレイの同時発売を行った他、ライブラリ作品のDVD-BOXやブルーレイBOXの発売を行うなど、投資コストを抑えつつ商品の多様化に努めました。
映像ソフト市場の縮小が加速する中、主力シリーズの受注が堅調に推移したことやライブラリの活用に伴い映像商品の受注は微減に留まったものの、子会社のアートランドにおいてアニメーションの受託制作受注が減少したこと等により、前年同期と比較して売上は減少いたしました。一方で、出資映画作品等の配分収入が好調に推移したことや、コンテンツ償却費および製造原価の圧縮が進んだこと等により、利益におきましては前年同期と比較して増加いたしました。
この結果、当第3四半期連結累計期間における音楽映像事業の業績は、連結売上高2,716百万円(前年同期比9.6%減)、連結営業利益396百万円(前年同期比54.4%増)となりました。

デジタルコンテンツ事業

デジタルコンテンツ事業におきましては、据え置き型及び携帯型ゲーム機を中心としたデジタルエンターテイメントコンテンツの企画・開発・発売を行っております。
当第3四半期累計期間におきましては、国内において、新作オリジナルタイトル「朧村正(Wii)」、「勇者30(PSP)」、「ルーンファクトリー3(DS)」、「ルミナスアーク3アイズ(DS)」、版権タイトル「家庭教師ヒットマンREBORN! バトルアリーナ2 スピリットバースト(PSP)」等19タイトルを発売しました。(前年同期は23タイトル発売)
英国子会社Rising Star Games Limitedにおいては、「Little King's Story(Wii)」(邦題:王様物語)、「Harvest Moon: Tree of Tranquility(Wii)」(邦題:牧場物語 やすらぎの樹)、「Muramasa:The Demon Blade(Wii)」(邦題:朧村正)等11タイトルを発売しました。(前年同期は12タイトル発売)
米国子会社Marvelous Entertainment USA, Inc.においては、「Little King's Story(Wii)」(邦題:王様物語)、「VALHALLA KNIGHTS ELDAR SAGA (Wii)」、「Half-Minute Hero(PSP)」(邦題:勇者30)等4タイトルを発売しました。(前年同期は1タイトル発売)
これまで、タイトルの絞込みを行いながらも、新たなオリジナルシリーズの創出とブランド力の確立に向けて、ワールドワイド向けの大型タイトルの開発に積極的に注力してまいりましたが、国内外におけるゲーム市場の縮小に伴い総出荷本数が軟調となったこと、経済環境の悪化から海外におけるゲームソフトの販売価格が下落したこと、前年同期に大きく売上貢献した「牧場物語」シリーズの新作の発売がなかったこと、デジタルコンテンツ資産の評価減を売上原価に計上したこと等により、減収減益となりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間におけるデジタルコンテンツ事業の業績は、連結売上高3,032百万円(前年同期比26.7%減)、連結営業損失1,232百万円(前年同期は営業利益21百万円)となりました。

舞台公演事業

舞台公演事業におきましては、漫画やアニメ、ゲームの人気作品を原作にした興行ビジネスを展開しております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、2009年3月まで公演した「ミュージカル『テニスの王子様』The Treasure Match 四天宝寺 feat. 氷帝」の後半公演分、2009年5月に公演した「ミュージカル『テニスの王子様』 コンサート Dream Live 6th」、2009年7月から公演した「ミュージカル『テニスの王子様』 The Final Match 立海 First feat. 四天宝寺」、全110公演分の実績を計上いたしました。
(前年同期は131公演分の実績計上)
前年同期と比較して計上公演数は減少したものの、開催地の適正な選定による効率的な運営を図った結果、売上はほぼ前年同期並となり、利益率は改善いたしました。
この結果、当第3四半期連結累計期間における舞台公演事業の業績は、連結売上高852百万円(前年同期比0.3%減)、連結営業利益68百万円(前年同期比79.8%増)となりました。

4Q

当社グループは、「音とゲームと映像を融合させた新しいエンターテイメントの創造」を目指し、テレビアニメーションの制作、音楽CD、家庭用ゲームソフトやビデオグラム等のパッケージ商品、PC・モバイル向けのオンラインコンテンツの企画・制作・発売、テレビアニメーションのキャラクター等を使った舞台公演等を行っております。
当社グループを取り巻く環境は、音楽市場においては、国内ソフト市場が依然縮小傾向にあることに加え、これまで拡大基調にあった有料音楽配信市場が前年と比較して横ばいに留まったことにより、音楽市場全体では2年連続で前年を下回りました。映像ソフト市場においては、ブルーレイの売上金額が前年比146.9%増と引き続き伸長しましたが、DVD市場の縮小を補うには至らず、映像ソフト市場全体では5年連続の前年割れが続いております。家庭用ゲーム市場においては、ソフト市場は前年比で微減に留まったものの、ハード市場は据え置き機の一巡等により前年比13.6%減となり、ゲーム市場全体では2年連続で前年を下回りました。
このような状況下、当社グループにおきましては、成長分野への経営資源の集中を図りつつ、新たな収益の柱となる主力コンテンツの創出に向けた積極的な投資を進めてまいりました。
売上高におきましては、音楽映像事業においてアニメーションの受託制作受注が減少したことや、デジタルコンテンツ事業における販売不振、期中における連結子会社の異動が主因となり、前年同期と比べ減少いたしました。
利益面におきましては、各事業部門における広告宣伝費・原価の削減や組織の合理化、本社移転等による各種固定費の圧縮等に努めてまいりました。音楽映像事業・舞台公演事業においては、効率化が進み利益率は向上いたしましたが、デジタルコンテンツ事業においては、国内外における販売不振に加えて、棚卸資産の評価損を売上原価に計上したことや開発中止の判断、発売時期の見直し等を行ったことにより、前年同期と比べ損失が拡大いたしました。
このような経営環境の大きな変化を受けて、リスクが高く不採算な分野からは撤退し、当社グループの経営資源をより収益性と成長性の高い分野へと集中させて経営基盤を強化するため、当社が保有する英国の連結子会社Rising Star Games Limited並びに連結子会社株式会社デルファイサウンドの全株式を譲渡いたしました。この株式譲渡に伴い関係会社株式売却益122百万円が特別利益として発生いたしました。また、連結子会社株式会社アートランドの今後の業績見通しを勘案した結果、同社に係るのれん等の減損損失47百万円が特別損失として発生いたしました。
この結果、当期の業績は連結売上高8,284百万円(前期比18.3%減)、連結営業損失1,668百万円(前期営業損失1,238百万円)、連結経常損失1,725百万円(前期経常損失1,308百万円)、連結当期純損失1,623百万円(前期連結純損失1,221百万円)となりました。
また、単体におきましては、売上高7,131百万円(前期比11.4%減)、営業損失1,550百万円(前期営業損失1,040百万円)、経常損失1,594百万円(前期経常損失982百万円)、当期純損失1,620百万円(前期純損失1,055百万円)となりました。

10q43.png10q44.png

音楽映像事業

連結売上高3,635百万円(前期比15.6%減)、連結営業利益505百万円(前期比7.7%増)

  • 音楽

平成21年(平成21年1月1日~平成21年12月31日)における国内音楽ソフト(オーディオ/音楽ビデオ合計)市場は、前年比12.5%減の3,165億円となりました。また、これまで拡大基調にあった有料音楽配信市場が前年比0.5%増の910億円と横ばいに留まり、音楽市場全体では2年連続で前年を下回りました。(社団法人 日本レコード協会調べ)このような状況下、当事業におきましては、「プリキュア」シリーズの企画音楽が好調に推移した他、専属アーティスト『中河内雅貴』、『古川雄大』、『vistlip』の楽曲等を中心に商品を編成いたしました。特に、「プリキュア」シリーズでは平成22年2月からスタートした「ハートキャッチプリキュア!」の主題歌CDがシリーズ最大のヒットとなり、専属アーティストでは国内外で精力的なライブ活動を展開したヴィジュアル系アーティスト『vistlip』のCD・ライブDVDがそれぞれ好調な受注推移となりました。

  • 映像

平成21年(平成21年1月1日~平成21年12月31日)における映像ソフト(DVD/ビデオカセット/ブルーレイ/UMD)市場は、ブルーレイの総売上高が前年比146.9%増の241億円、生産数も前年比135.9%増の536万枚(巻)と大きく伸長したものの、DVD市場の縮小を補うには至らず、映像ソフト市場全体では前年比4.2%減の2,739億円となり、5年連続の前年割れが続いております。(社団法人日本映像ソフト協会調べ)
このような状況下、当事業におきましては、前期より引き続き「Yes!プリキュア5GoGo!」、「遊
戯☆王5D's」、「家庭教師ヒットマンREBORN!」、「ミュージカル『テニスの王子様』」関連DVD等の映像商品化を行った他、新たに「フレッシュプリキュア!」、「タユタマ」、「ジュエルペット」、「宙のまにまに」、「毎日かあさん」、「GA 芸術科アートデザインクラス」、「真・恋姫†無双」、「11eyes」等の映像商品化を行いました。また、「タユタマ」、「真・恋姫†無双」、「11eyes」につきましては、DVDとブルーレイの同時発売を行った他、ライブラリ作品のDVD-BOXやブルーレイBOXの発売を行うなど、投資コストを抑えつつ商品の多様化に努めました。
映像ソフト市場の縮小が加速する中、「プリキュア」を中心とした主力シリーズの受注が好調に推移したことやライブラリ活用の拡大により映像商品の受注は微減に留まったものの、連結子会社の株式会社アートランドにおいてアニメーションの受託制作受注が減少したこと等により、前年同期と比較して売上は減少いたしました。一方で、出資映画作品等の権利配分収入が好調に推移したことや、コンテンツ償却費および製造原価の圧縮が進んだこと、組織の効率化が進んだこと等により、利益におきましては前年同期と比較して増加いたしました。尚、これまで連結子会社株式会社デルファイサウンドにおいて、アニメーションの収録やTVアニメの企画楽曲・ゲーム音楽等の原盤制作を行ってまいりましたが、グループの経営資源をより収益性の高い分野へと集中させることを目的に、当社が保有する同社の全株式を平成22年1月29日付で譲渡いたしました。

10q4.png

デジタルコンテンツ事業

連結売上高3,465百万円(前期比25.8%減)、連結営業損失1,680百万円(前期連結営業損失1,059百万円)

デジタルコンテンツ事業におきましては、据え置き型・携帯型ゲーム機及びソーシャルネットワー
クサービス向けを中心としたデジタルエンターテイメントコンテンツの企画・開発・発売を行ってお
ります。
平成21年(平成20年12月29日~平成21年12月27日)における国内ゲーム市場は、ハード市場においては、ニンテンドーDSが依然高い水準で推移したことに加え、大作ソフトの牽引によりPS3の販売台数が前年を大きく上回りましたが、総体的に各種ハードが成熟期を迎えたこともあり、前年比13.6%減の2,164億円となりました。ソフト市場においては、前年比1.8%減の3,261億円と微減に留まりましたが、市場全体に占める販売本数上位作品の割合は大きく拡大し、大手ソフトメーカーや大作ソフトへの市場の寡占化が進んでおります。これらの結果、ゲーム市場合計では、前年比6.9%減の5,426億円となりました。(株式会社エンターブレイン調べ)
このような状況下、当事業におきましては、国内において、オリジナルタイトル「朧村正(Wii)」、「勇者30(PSP)」、「ルーンファクトリー3 (DS)」、「ルミナスアーク3 アイズ(DS)」、版権タイトル「家庭教師ヒットマンREBORN! バトルアリーナ2 スピリットバースト(PSP)」等20タイトルを発売しました。(前年同期は24タイトル発売)
英国子会社Rising Star Games Limitedにおいては、「Little King's Story(Wii)」(邦題:王様物語)、「Harvest Moon: Tree of Tranquility(Wii)」(邦題:牧場物語 やすらぎの樹)、Muramasa:The Demon Blade(Wii)」(邦題:朧村正)等11タイトルを発売しました。(前年同期は17タイトル発売)
米国子会社Marvelous Entertainment USA, Inc.においては、「Little King's Story(Wii)」(邦題:王様物語)、「VALHALLA KNIGHTS ELDAR SAGA (Wii)」、「Half-Minute Hero(PSP)」(邦題:勇者30)等4タイトルを発売しました。(前年同期は3タイトル発売)
当事業においてはこれまで、タイトルの絞込みを行いながらも、新たなオリジナルシリーズの創出とブランド力の確立に向けて、ワールドワイド向けの大型タイトルの開発に積極的に注力してまいりましたが、当期においては経済環境の悪化や国内外におけるゲーム市場の縮小に伴い、前期と比べて総出荷本数が大きく減少しました。また、市場環境の急速な変化を鑑みて、開発中止の判断や発売時期の見直しを行ったことに加えて、将来の収支予測の見直しによりデジタルコンテンツ資産の評価損を売上原価に計上したこと等により、減収減益となりました。尚、市況悪化に伴う海外における事業リスクの拡大を受け、海外戦略の見直しを行い、欧州市場における自社発売からは撤退することを決定し、平成22年1月29日付で当社が保有する英国の連結子会社Rising Star Games Limitedの全株式を譲渡いたしました。

10q41.png
10q45.png10q46.png

舞台公演事業

連結売上高1,183百万円(前期比2.0%増)、連結営業利益93百万円(前期比55.3%増)

舞台公演事業におきましては、漫画やアニメ、ゲームの人気作品を原作にした興行ビジネスを中心に展開しております当事業におきましては、主力の「ミュージカル『テニスの王子様』シリーズ」においては、平成21年3月まで公演した「The Treasure Match 四天宝寺 feat. 氷帝」の後半公演分、平成21年5月に公演した「コンサート Dream Live 6th」、平成21年7月から公演した「The Final Match 立海 Firstfeat. 四天宝寺」、平成21年12月から公演した「The Final Match 立海 Second feat. The Rivals」の前半公演分の実績を計上いたしました。また、新たなシリーズ公演作品として定着し、平成21年11月から公演した「『マグダラなマリア』~マリアさんは二度くらい死ぬ!オリエンタルサンシャイン急行殺人事件~」の実績を計上いたしました。当期においては全181公演分の実績を計上し(前年同期は195公演分の実績計上)、前年同期と比較して公演数は減少したものの、各公演の観客動員が順調に推移したことに加え、「ミュージカル『テニスの王子様』」において海外公演の非開催等、開催地の適正な選定による効率的な運営を図ったことにより、売上はほぼ前年同期並となり、利益率は改善いたしました。

10q42.png

2010年3月期決算説明会 質疑応答概要

Q1 : 2010年4月に発売された「NO MORE HEROES 英雄たちの楽園(PS3/Xbox360)」について、海外での発売は予定しているのでしょうか?
A1 : 時期は未定ですが、現在他社へのライセンスアウトを介した海外での発売を検討しております。

Q2 : 今後、ハイエンド・ゲーム機向けソフトの開発は引き続き行っていくのでしょうか?
A2 : 「NO MORE HEROES 英雄たちの楽園(PS3/Xbox360)」の他、今期中にPS3向けゲームを1タイトル発売する予定です。

Q3 : 「学校をつくろう!for mixi」の現在の収益状況について教えてください。
A3 : 現在、会員数は約66万人(2010年5月17日付)と堅調に推移しておりますが、株式会社ライブウェアとの共同事業であることに加え、有料課金サービスを開始したのが2010年2月のため、現時点で大きな収益貢献には至っておりません。今後、バージョンアップ等により更なるサービスの充実を図り、会員数の増加につなげていきたいと考えております。

Q4 : 今期から来期にかけて、ブラウザゲームのラインナップは増えていくのでしょうか?
A4 : 今期につきましては、4~5作品のサービスインを予定しており、それらの実績を受けて来期以降の新規編成タイトルの検討を進める予定です。ブラウザゲームはパッケージソフトと比較して開発期間が短いため、実績や外部環境を鑑みた上で、柔軟かつ慎重に対応していきたいと考えております。

Q5 : 2010年3月末時点で、純資産が193百万円まで減少していますが、資本の増強については考えていますでしょうか?
A5 : 本業で利益を上げることで純資産を増加させることを大前提としていますが、それ以外の方法についても、臨機応変に取り組んでまいりたいと考えております。

Q6 : 2010年度に任天堂より発売予定の「ニンテンドー3DS」について、既に御社内で対応は開始しているのでしょうか?
A6 : 他社様の発売前の製品に関わることですので、この場で詳しく申し上げることはできませんが、新しいプラットフォームへの対応は当然必要であると考えております。

以上