2010EANEWS3

Last-modified: 2010-11-14 (日) 05:54:36

EAが軍に貢献する人々を配慮し「Medal of Honor」からタリバンの表記削除を決定、反対勢力に修正

http://doope.jp/2010/1016330.html
http://www.vg247.com/2010/10/01/ea-removes-taliban-from-medal-of-honor-for-the-men-and-women-serving-in-the-military/
本日プレオーダーの好調をお知らせした「Medal of Honor」が先日から問題となっていたタリバンの問題を受け、軍に従事する人々を配慮し表記の変更を決定、マルチプレイの党派が”Taliban”から”Opposing Force”(反対勢力)へと変更される事が明らかになりました。

プロデューサーのGreg Goodrich氏はMOH blogにてこの決定について、この数ヶ月で今回のマルチプレイの問題について世界中のゲーマーや現役の軍人やその友人・家族からフィードバックを得たと述べ、まずフィードバックの多くが圧倒的に問題に対して肯定的だった事に感謝の言葉を述べています。

しかし、今回のタリバン問題について戦死者の友人や家族から懸念の意志を含むフィードバックを受け取り、このフィードバックがMedal of Honorチームにとって非常に重要な”声”であると考え、大きな犠牲を払った人々の家族の為に変更を決断したと理由を明かしています。そしてGoodrich氏はMedal of Honorフランチャイズは決して故意、或いはその他の方法であなたの記憶と功績を軽んじる事は無いと強く語っています。

各国で紛糾した問題に対して表現の客観性と現実の二面性を強調していたEAですが、発売直前でのこの大きな決断は決して安易な対応では無くEA自信が背負うリスクも大きい物だと感じます。今回の決断が今後のフランチャイズにどういったイメージをもたらす事になるか、リリース後の動向に注目が集まります。

なお、マルチプレイのゲーム性自体には一切変更が加えられていないとの事。抑えた渋いテイストと骨太のアクション、真実のオペレーターを描いたと評されるドラマチックな物語も魅力的なMedal of Honorのリリースは10月12日、対応プラットフォームはPS3とXbox 360、PCとなっています。

『NBA エリート11』発売日が延期に

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/01/44787.html
エレクトロニック・アーツは、PS3/Xbox360ソフト『NBAエリート11』の発売日を延期することを発表しました。

当初の予定では10月28日に発売予定でしたが、クオリティアップの為に延期になりました。

新たな発売時期につきましては、決定次第公開するとのことです。

『NBA エリート11』は、発売日は未定で価格は6090円(税込)です。

(C) 2010 Electronic Arts Inc. EA, EA SPORTS and the EA SPORTS logo are trademarks of Electronic Arts Inc. The NBA and individual NBA member team identifications reproduced on this product are trademarks and copyrighted designs, and/or other forms of intellectual property, that are the exclusive property of NBA Properties, Inc. and the respective NBA member teams and may not be used, in whole or in part, without the prior written consent of NBA Properties, Inc. (C) 2010 NBA Properties, Inc. All rights reserved. All other trademarks are the property of their respective owners.

Activision BlizzardとElectronic Artsの大人げない舌戦

http://www.next-gen.biz/news/kotick-ea-is-suffocating-studios
http://www.industrygamers.com/news/ea-fires-back-at-bobby-kotick/
http://gamasutra.com/view/news/30648/
http://www.gpara.com/kaigainews/eanda/2010100102/
 Activision BlizzardとElectronic Arts。世界に名だたるサードパーティ・パブリッシャの2大巨頭が、大人げない舌戦を繰り広げている。

 事の発端は、Activision BlizzardのCEO・Bobby Kotick氏が、ゲーム誌“Edge”とのインタビューの中で口にしたこと。「EAは開発スタジオを買収しては才能を押しつぶしている」と氏は言ったのだ。

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Kotick氏:
 私たちの企業運営はEAとは正反対。EAは開発スタジオを買収しては、EAフロリダ、EAバンクーバー、EAニュージャージーなんて名前に変えている。でも、開発スタジオで大事なのはその文化なんですよ。独自のビジョンが成功を生み出すものなんです。私たちは「Activision何とか」なんてスタジオは作りません。

 2つを除けば全てのスタジオで、当初の創設者が今でも運営を続けています。私たちがやろうとしているのは、スタジオをより大きな成功に導くためにサポートする仕組みを提供することだけ。うまくやれば――実際、多くのスタジオがうまくやってくれてますが――この業界で最も手に入れにくいものが手に入ります。オリジナルの知的財産をね。

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 さらにKotick氏は、「素晴らしい才能を持つ人が“EAでは働きたくない”と思っている」「EAから人材を引っ張ってくるのに困らない」「EAは道を見失ってしまった」などと、言いたい放題。

 かねてから強気発言の多いKotick氏なので、またかといった感もなくはないのだが、さすがにEAはカチンときたようだ。EAコーポレート・コミュニケーションのバイスプレジデント、Jeff Brown氏は次のように言い返した。

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Brown氏:
 Kotickと開発スタジオとの関係は、訴訟沙汰でよく知られているとおりですよ。あそこの会社は3つのゲームフランチャイズに基づいて成り立っています。その1つは彼が直接手をつけていないファンタジーMMO。もう1つは急な下り坂にさしかかってますし、最後の1つにいたっては、本人の思い上がりのせいで崩壊の一途をたどっています。

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 解説は長くなるので省くが、ここでBrown氏が指した3つのフランチャイズは『World of Warcraft』『Guitar Hero』『Call of Duty』のことであるのは明らか。

 スーツを着た企業のトップが、ライバル企業の弱点をあげて自社の優位を強調するのはよくあることだが、こんなに激しいのはちょっと珍しい。2人の発言がここ数日ネットで語りぐさになっている中、ジャーナリストのChris Morris氏は、開発者向けニュースサイト“Gamasutra”で「業界としてお恥ずかしい限り」と両氏に批判を浴びせた。

「ライバル関係にある企業は、普通だったら価格競争や新製品開発などで勝負を挑むもの。映画業界の巨頭であるパラマウントとワーナーブラザースはこんなやり取りをしない。ゲーム企業のトップともあろう人たちが、まるで高校生のようだ。メディアも“いいぞ、もっとやれ”とはやしたてているだけで、ゲーム業界の未成熟ぶりを露呈しまっている」

 たしかに、業界を代表する立場にあることを2人がもっと意識していたら、上のような悪口の応酬はありえないか。ライバルをやり込めるより、業界全体のイメージをそこなわないよう心にとめてほしいものだ。

(中島理彦)

EAが3DSのロンチを目指す『My Garden』について聞きました

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/03/44805.html
先日の「EA Tokyo Showcase」にて発表されたニンテンドー3DS向け『My Garden』。タヌキのキャラクターが自分だけの庭を作っていくというシミュレーションゲームです。EAがロンチを目指すという本作。プロデューサーのPhil Katz氏に一問一答式で聞きました。

―――3DSの印象を聞かせてください
3DSに関しては、とても素晴らしいと思いました。 とてもパワフルで、3DSのエフェクトも本当にユニークです。3DSを手にするまではどれだけ凄いかわからないかもしれません。例えば『My Garden』のような美しさを体験できるソフトと一緒に触るとより美しさが分かると思います。

―――ガーデニングというテーマを選んだきっかけ、アイデアは?
このガーデンニングというテーマは実は2人の人から出たアイデアでした。一人目はEA PLAYレーベルのエクゼクティブバイスプレジデントのロッド・ハンブル、二人目は、『My Garden』のクリエイティブディレクターのダスティン・ハンセンです。3Dという奥行きやレイヤーがあるものを最大限に表現したい時、ガーデニングやフラワーで最高の演出ができると思いました。また、ガーデニングというテーマはニンテンドーの携帯機のユーザーのプレイスタイルに合ったテーマだと思いました。

―――庭を成長させるためにこなすミッションとはどういうものか?
『My Garden』には、20種類以上のフォトチャレンジがあります。出されたお題に沿って写真を撮ります。例えば、庭を赤い花でいっぱいにしてというお題などが出ます。レアな赤い花を植えればボーナスポイントが入るような仕組みになっています。同時に赤いちょうちょを引き寄せたらさらにボーナスポイントがもらえたりします。

―――タヌキが使用できる能力(20以上がある)とはどのようなものか?
タヌキには庭をきれいにしていくのに必要な能力が備わっています。例えば植物が長く生きられるようにしたり、特別な鳥を呼び寄せたり庭を発見したりできます。雑草が生えるのを止めたりもできます。

―――無線通信やWi-Fiで庭を見せ合うなどの通信機能はあるのか
この機能についてはまだ開発中です。

―――マイクやカメラは使用するのか?
『My Garden』は、マイクと加速度計を使用します。プレイヤーは鳥を呼ぶのにマイクを使います。ニンテンドー3DSを振ると庭に来ていた動物たちがびっくりします。カメラを使用する予定はありません。

―――ターゲットとするユーザー層は?
このゲームはシンプルに遊んで頂けるように作っていますので多くの人に楽しんでいただきたいと思います。

―――期待している日本のユーザーに一言お願いします
プロジェクトの始まりから、日本と西洋のデザインについてチームは勉強してきました。日本の皆さんにも受け入れられるようになるべく作りました。タヌキもその一つです。美しい『My Garden』の世界は世界の多くの人に楽しんで頂けると思います

―――ありがとうございました

FIFA 11 week one sales hit 821k units 10/4

http://www.mcvuk.com/news/41174/FIFA-11-week-one-sales-hit-821k-units
New football game makes £28.93m; Second best ever day one UK sales; EA thanks retail for success

EA’s FIFA 11 sold a staggering 821,000 units in its opening weekend in the UK, MCV can reveal.

In total the game made £28.93m, which in itself is more than the total value of the UK video games market in any single week so far in 2010 – including weeks that saw massive releases such as Halo Reach and Red Dead Redemption hit retail.

FIFA 11 also enjoyed the second biggest 24-hour launch sell-through (684,602 units) in UK history, making it second only to Call of Duty: Modern Warfare 2 (1.23m units).

“FIFA 11 is the most critically and commercially successful football launch ever and that’s something the whole studio team in Vancouver, the EA publishing organisation and our retail partners can be immensely proud of,” UK marketing director Stuart Lang told MCV.

“But this is just the beginning. We want to bring all football fans into the FIFA franchise. So we’re really focused on long-term engagement and that means understanding how we can continually improve and stay ahead of the game to ensure we deliver the essential interactive football product and service that every football fan wants to participate in.

FIFA 11 Sells 2.6 Million Units Over Opening Weekend 10/5

http://www.gamasutra.com/view/news/30786/FIFA_11_Sells_26_Million_Units_Over_Opening_Weekend.php
FIFA 11, this year's iteration of EA's soccer franchise, sold 2.6 million units across its opening weekend in the U.S. and Europe according to internal figures released by the publisher today.

The game, which launched last Tuesday in the U.S. and last Friday in the UK, has made $150 million according to the publisher.

EA released a number of additional statistics about the game, stating that sell-through is up 29 percent compared to last year's title, and claiming that the period between October 1-2 was the busiest of any EA Sports game in terms of online engagement.

Gamers registered more than 18.6 million online connected EA Sports game sessions, with more than 11.3 million contributed by FIFA 11 over the two-day period.

EA also confirmed that this year’s iteration of FIFA’s Ultimate Team mode will be launched as DLC for free next month. Ultimate Team challenges players to build a squad of the world's best footballers by buying, selling and trading players.

“We’re thrilled at how fans embraced FIFA 11 last weekend," said EA Sports boss Peter Moore, "and we are excited to be able to offer one of our most popular game modes – FIFA 11 Ultimate Team – for free this November,”

“This is a landmark achievement for EA SPORTS – we’ve shattered sales records at retail, critics are praising FIFA 11 as being one of the most authentic and innovative titles ever, and fans are connecting and competing with other gamers around the world and have logged a record number of online connected game sessions.”

FIFA 11 launched for PS3, Xbox 360, Nintendo Wii, PC, PS2, PSP and Nintendo DS.

  • 『FIFA 11』が記録的なセールス ― 発売1週間で260万本

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/14/45027.html
エレクトロニック・アーツは、PS3/PSP/Xbox360ソフト『FIFA 11』が発売から1週間で260万本の売り上げを記録したと発表しました。

『FIFA 11』は、エレクトロニック・アーツのフットボールゲーム「FIFA」シリーズで19作目となるシリーズ最新作。北米では9月28日(火)に発売されました。

今回、北米と欧米の売り上げの合計が、初週で260万本を突破したと発表。EAのスポーツゲーム史上で最速となる1億5千万ドルの売り上げを記録し、セルスルーは前年度比29%上昇。またEA SPORTSタイトル内では最大のオンライン利用数を記録したとされ、1860万セッションの内50%以上の1,130万セッションが『FIFA 11』をプレイしたとのことです。

既に発売されている海外では売り上げのみなならず、ゲームとしても高い評価を受けている本作。日本では『FIFA 11 ワールドクラスサッカー』として、10月21日(木)より発売が予定されています。早く遊んでみたいですね。

『FIFA 11 ワールドクラスサッカー』は10月21日(木)より発売予定で、価格はPS3/Xbox360版が7,665円(税込)、PSP版が4,980円(税込)です。

(C) 2010 Electronic Arts Inc. EA, EA SPORTS, and the EA SPORTS logo are of Electronic Arts Inc. Official FIFA licensed product. "(C) The FIFA name and OLP Logo are copyright or trademark protected by FIFA. All rights reserved." Manufactured under license by Electronic Arts Inc. The Premier League Logo (C) The Football Association Premier League Limited 1996. The Premier League Logo is a trade mark of the Football Association Premier League Limited and the Premier League Club logos are copyright works and registered trademarks of the respective Clubs. All are used with the kind permission of their respective owners. Manufactured under license from the Football Association Premier League Limited. No association with nor endorsement of this product by any player is intended or implied by the license granted by the Football Association Premier League Limited to Electronic Arts. All other trademarks are the property of their respective owners.

元EAのマイクロスタジオがXbox Liveの自社パブリッシングに挑む~『Skulls of the Shogun』

http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=2220
http://skullsoftheshogun.com/
昨年から大手パブリッシャーによる大規模なリストラが相次いでいます。歴史ある開発スタジオが閉鎖されるのも珍しい事ではなく悲しい話ですが、その一方で、そうしたスタジオのあった地域には、幾つもの独立系の小規模なデベロッパーが誕生しているといいます。

Haunted Temple Studioもその一つ。水口哲也氏のユナイテット・ゲーム・アーティスツ(UGA)で『スペースチャンネル5』などに携わり、その後アメリカに戻りエレクトロニック・アーツで『Command & Conquer 4』などの制作に参加したJake Kazdal氏が元同僚と立ち上げたスタジオです。

現在Xbox Live Arcade向けに『Skulls of the Shogun』というストラテジーゲームを開発中で、見せていただく機会がありました。「『ファミコンウォーズ』や『ファイアーエムブレム』は大好きだけど、昔から変わらないよね」というJake氏が新しいストラテジーを作りたいという思いを込めた作品です。

司令官であるShogun(いわゆる将軍、ショーグン)がおり、ユニットは歩兵、弓兵、騎馬兵の3種類、拠点として田んぼ、寺社、お稲荷さんが存在します。ShogunやユニットにはHPがあり、ユニットを動かして攻撃し、相手のShogunを倒せば勝ちというターン制のストラテジーです。田んぼを占拠すると定期的にRice(お米)が手に入り、寺社でそれを消費する事で新しいユニットを獲得できます。お稲荷さんでは体力回復などの効果のあるキツネを呼び出す事が出来ます。

ストラテジーとアクションを上手く融合させたゲームデザインになっていて、ストラテジーの一種の特徴でもあるマス目状の移動範囲というのがありません。移動可能範囲は円形で示され、その中で自由にプレイヤーが動かせます。攻撃をすれば相手はよろめきます。後ろがない橋や崖などで攻撃をすることで敵を落として一撃で倒す、というような作戦も考えられます。

ストラテジー特有の情報量の多い画面とは無縁で、かなり直感的に楽しめる作りになっています。テンポも早く、アクションゲームのようにリズムよく遊べます。

この種のゲームの場合、実力が拮抗してしまうと、こう着状態に陥る事が多々あります。しかし本作では、収穫量が限られる田んぼが資金源になるため、自然と決着が着いていきます。

シングルプレイヤーで春夏秋冬とステージをクリアしていくモードだけでなく、マルチプレイヤーも当然用意されます。マルチプレイヤーでは4人対戦もサポートしていて、入り乱れての合戦やこっそり同盟を結びというような遊びも出来そうです。

今回は見られませんでしたが、ゲームを途中でセーブしていつでも再開したり、面白い所でセーブして美味しいところを何度も遊べる機能や、ネット対戦中に抜けなくてはいけなくなった際にCPUに代わる、というような機能も実装予定だとのこと。

ステージは春夏秋冬をイメージして、色彩豊かな多数のステージが用意されるとのこと。グラフィックテイストはJake氏が大好きな「60年代の東映アニメ」をイメージしたということで、日本人にも親しみのあるものになっています。既に紹介しているように、ShogunやRiceなどゲームの中身もどこか和風です。

昨年6月頃から空き時間を使い開発をスタートし、今年の4月からフルタイムで制作に取り組んでいるという本作。あと半年~1年ほどで完成させるつもりだとのこと。開発チームは3人で、オフィスはなく、シアトルとロサンゼルスに住んでいるチームがテレビ電話などでやりとりしながら開発を進めているそうです。現在はXbox Live Arcadeですが、日本での展開を考えるとPlayStation Networkなども計画しているとのこと。「パブリッシャーももうすぐ見つかりそう」ということでした。

日本に5年住み、夫人も日本人。いずれは東京で開発スタジオをやりたいという夢も語っていました。「日本のご飯とビールが大好き」という氏の開発する『Skulls of the Shogun』(日本タイトルは未定です)は期待してても良さそうなゲームでした。ちなみに先日イギリスで開催されたEurogamer ExpoではINDIE games arcadeのファイナリストに選ばれたということで面白さは保証済み。ご期待あれ。

米軍施設での「Medal of Honor」販売を禁止したAAFES、タリバン問題の修正後も決定は覆らず10/7

http://doope.jp/2010/1016387.html
http://www.joystiq.com/2010/10/05/military-stores-wont-carry-medal-of-honor-despite-taliban-cha/
Medal of Honor」のマルチプレイでタリバン勢力をプレイヤーが使用できる問題が世界中で紛糾し、米軍施設内における本作の予約・販売を米軍の福利厚生組織であるAAFESが禁止、その後遂にElectronic Artsがタリバンの表記を武装勢力に修正するという事態に発展しました。

この修正についてAAFESはEAの決定を認識していると発言し、販売禁止の状況が改善される兆しが少なからず見えたかと感じられましたが、昨日AAFESが改めて当初の決定が変更される事が無い事を明言、やはり米軍施設内でのMedal of Honorの販売は禁止となってしまいました。

AAFESのBruce Casella将官は、現在も進行している現実の問題に敬意を払い、現実世界の出来事をゲームで描いた本作が名称の変更によって販売される事は無いと明言、さらにアメリカ軍人及び家族達がこの決定に理解を示す事に期待すると語っています。

この決定についてElectronic ArtsのシニアPRマネジャーを務めるAmanda Taggart氏は”EAはAAFESの決定を尊重する”と回答、EAがこの決定について答えや改善を要求するつもりが無い事を明らかにしています。ゲームタイトルにおけるスキャンダラスな刺激は確かに話題性と共にタイトルのPRを行う事に大きな効果を上げる場合がありますが、今回の各国国防大臣や米軍を巻き込んだ騒動の顛末が今後のフランチャイズや近代戦シューターにどういった変化をもたらすか、注意深く見守る必要がありそうです。

続報:ジャック・トンプソン氏が”Medal of Honor”に勝利宣言、「ゲーマーは地獄に落ちる」10/7

http://doope.jp/2010/1016375.html
http://www.computerandvideogames.com/article.php?id=268288
過去にGTAシリーズを始めDOOMやSimsなど有名タイトルを相手に多くの訴訟を起こし、滅茶苦茶な理論や迷惑行為で一躍有名人となったジャック・トンプソン氏、当時弁護士として活動していた氏は2008年に証拠に重大な虚偽があった事から弁護士資格が剥奪され、”元”弁護士となりました。

これで大人しくなるかと思われた氏ですが、全く勢いが衰える事は無く、資格剥奪以降にFacebookを訴えた事でも話題になり、今年9月始めには遂にタリバン問題の渦中にあった「Medal of Honor」をタリバン兵が不適切である事や、米軍特殊部隊兵士が協力したMedal of Honorが敵国にとって有用なトレーニングツールになるとの主張を、ロバート・ゲーツ国防長官に直接FAXを送り反対活動を行っていました。

そんな中、先日当サイトでもお知らせしたとおりElectronic Artsが”Taliban”の表記を”Opposing Force”(武装勢力)に修正した事を受けたジャック・トンプソン氏が”Medal of Honor”に対し高らかと勝利宣言を表明しました……。そして「ゲーマーは地獄に落ちる事になる」と相変わらず過激な物言いを見せています。

前の記事でもお伝えしたとおり、Electronic Artsは様々な経緯を経てタリバンの表記を武装勢力に修正したものの、AAFESによる米軍施設内でのMedal of Honorの販売禁止は解除されない事が明らかになっていますが、こういったElectronic Artsの軟化についてジャック・トンプソン氏は「私は再び勝った!予定通りだが」と述べ「私が我々の文化を保護している事を理解しないゲーマーどもは地獄に落ちる」と開いた口が塞がらないマジ○○発言を披露。

さらに、前述の弁護士資格の剥奪やFacebookを相手取った訴訟でも自身のFacebookアカウントが剥奪され訴えも取り下げられた事で負け続きだった氏、よほど嬉しかったのか言わんでもいい事を付け加え、知能の低さを露呈しています。付け加えられた発言は次の様な物「ああそうだ付け加えておくよ、地獄に早くたどり着ける方法を知らないゲーマー諸君は私に連絡をくれたまえ、地獄行きを早めるチートコードを送って差し上げよう!」

弁護士資格を失い完全に枷が外れたのか、もう何者からも自由なジャック・トンプソン氏、今後もこういった問題が紛糾する時は姿を見かける事となりそうです。

『シムシティ』の父、秘蔵資料を博物館に寄付

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/07/44892.html
『シムシティ』の父は秘蔵の開発資料を寄付することに決めたそうです。

ウィル・ライト氏といえば『シムシティ』『SPORE』『ザ・シムズ』といったシミュレーションゲームで知られるクリエイター。

氏は作品を作るのに使ったメモやノートと言った開発資料を米ロチェスターのゲーム博物館であるInternational Center for the History of Electronic Games(ICHEG)に寄付すると発表しました。

『ザ・シムズ』『シムシティ2000』『シムコプター』などの開発に使用され、着想などを書き留めた方眼紙ノートは9冊にも及んでいるとのこと。

都市システムから生態系まで氏の発想は広範囲にわたっていますが、この9冊のノートを見ればその秘密が少しなりとも掴めるかも知れませんね。

オバマ大統領ら、アメリカの有名政治家たちが『NBA Jam』で選手としてプレイ可能

http://www.kotaku.jp/2010/10/nba_jam_obama.html
http://espn.go.com/espn/thelife/videogames/blog/_/name/thegamer/id/5650055/palin-obama-star-nba-jam
これぞまさしくドリームチーム...?

ビル・クリントン元アメリカ合衆国大統領や、チャールズ皇太子など、政治的によく知られた人たちが、キャラクターとして登場していたバスケットボール・ゲームの『NBAジャム』シリーズ。

EAの最新版には、バラク・オバマ大統領や、のサラ・ペイリン元アラスカ州知事といった最近の顔ぶれも出てくるんですって。

スポーツと政治が大好きなアメリカンらしい発想ですね。ほかにも豪華な顔ぶれですよ!
 
はい、しかもそれだけではなく、共和党と民主党に属するアメリカの政治家たちが、ゲームの中でも対立するようです。ジョージ・W・ブッシュ元大統領やジョン・マケイン議員、ディック・チェイニー元副大統領、映画「不都合な真実」でおなじみのアル・ゴア氏、ジョー・バイデン副大統領といった、そうそうたるメンバーが顔を揃えています。

こうした政治家キャラクターは、ただ数合わせのために登場するのではなく、ちゃんとしたNBAの選手としてゲーム内で取り扱われており、彼ら専用のユニフォームを着て、状況におうじて顔写真が変化するという凝ったモノになっています。たとえば、ディック・チェイニー氏は、ダース・ベイダーのような唸り声をあげたりするんですって。

どうやらこれらの政治家キャラクターたちは、Wii版でのみプレイが可能とのことですが、もしもXbox 360版やPS3版でも遊べるという情報が入り次第、また報告しますので、期待しない程度にお待ちください。

EAが「Edge」商標の裁判に勝訴、訴えたTim Langdell氏は証拠偽造により商標を失う結果に

http://doope.jp/2010/1016412.html
http://www.computerandvideogames.com/article.php?id=268818
http://www.joystiq.com/2010/10/05/ea-wins-edge-trademark-suit-court-cites-langdell-for-trollin/
Edge Gamesの創設者で、「Edge」の商標を持っていたTim Langdell氏は2001年にナムコのSoul Edgeの北米版を訴えSoul Bladeに変更させて以来、インディーデベロッパMobigameのパズルタイトル”Edge”も訴えるなど、Edgeの名称を含むタイトルを有する会社を片っ端から訴える勢いで、とうとう”Mirror’s Edge”のIPを所有するElectronic Artsに対してEdgeの使用差し止めを求める訴訟を起こしていました。

そのEdge裁判が先日とうとう結審され、Electronic Artsが勝訴しました。これはEdge GamesとTim Langdell氏の商標登録が不正な物であるとの証拠と、ゲーム産業内でのトローリング(所謂商標転がし)を目的にした物だとの旨を提出したElectronic Artsの主張が評価された物で、法廷はこれらTim Langdell氏の行為が刑事罰に値する物だと示唆しています。

さらに今回の判決を受け、Tim Langdell氏が所有していた”edge”、”cutting edge”、”the edge”、”gamer’s edge”の4つの商標が削除される事が決定、Langdell氏の代理人がこれに同意した事が裁判所文書に記されています。しかしLangdell氏は今回の判決と商標削除の同意について、犯罪行為を犯した事は認めていません。

Edge GamesとTim Langdell氏の行為は非常に悪質な物であると言えますが、サブマリン特許や商標の悪用はしばしば見られる物でもあります。商標や特許の保護はとても大切な問題ですが、商標や特許を有用に活かす事も保護と同様に取り組むべき重要な事ではないでしょうか。

EA Donates $100,000 To Breast Cancer Nonprofit 10/11

http://www.gamasutra.com/view/news/30873/EA_Donates_100000_To_Breast_Cancer_Nonprofit.php
Electronic Arts is supporting fundraising for breast cancer, announcing a $100,000 donation to the nonprofit Susan G. Komen For The Cure organization. Throughout the month of October, which is National Breast Cancer Awareness Month, EA Sports will sell copies of its titles at "select Best Buy store locations" that feature the Komen Running Ribbon logo.

It's EA Sports' third year working with the Komen organization, the publishing label notes. "EA is honored to work with Susan G. Komen for the Cure to spread awareness and to give EA SPORTS consumers an opportunity to participate in finding the cures," says Christopher Erb, EA Sports' senior director of partnership marketing.

Best Buy is the promotion's exclusive retail partner, and will sell the limited-edition EA Sports boxes, including games like IFA Soccer 11, NCAA Football 11, NHL 11, Madden NFL 11 and Tiger Woods PGA Tour 11 all month.

"Over the past 30 years, significant advancements have been made in the fight against breast cancer," says Komen for the Cure senior VP and chief marketing officer Katrina McGhee. "Without partners like EA SPORTS, Komen wouldn’t have been able to pay for half a million breast screenings for women last year. Together, we are literally saving lives."

Komen for the Cure claims status as the world's largest breast cancer organization, and says it's the biggest non-profit funding source dedicated to fighting the disease, which affects an estimated 1 in 8 U.S. women. The group has raised more than $1.5 billion to date.

EA、「Medal of Honor」の新作不評で株価急落 10/13

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1010/13/news038.html
「Medal of Honor」の新作がレビューで低く評価されたことで、EAの株価が下落した。(ロイター)
2010年10月13日 12時15分 更新
 米Electronic Arts(EA)の株価がNASDAQ市場の午後の取引で6%下落した。同社の主力タイトル「Medal of Honor」が発売日に予想以上に低い評価を受けたためだ。

 同タイトルはアフガニスタンを舞台にした一人称視点シューティングゲームで、タリバン風のキャラクターが米軍兵士を殺害する描写が物議を醸していた。EAにとっては、年末商戦に向けた重要なタイトルと考えられている。

 「株価の下落は、一部投資家が初期段階のレビューに失望したためのようだ」とWedbush Securitiesのアナリスト、マイケル・パッチャー氏は語る。

 強い影響力を持つWebサイトGamerankings.comとMetacriticでのMedal of Honorの評価は、米Microsoftの「Halo」や米Activision Blizzardの「Call of Duty」のような競合するシューティングゲームよりも低かった。

 レビューでの評価が低いと、ゲームの売り上げに打撃を与える可能性がある。

 「Medal of Honorのレビューはよくないようだ」と米Janco Partnersのアナリスト、マイク・ヒッキー氏は言う。「これ原因で、口コミで消費者の購入意欲が弱まり、今後の売り上げに響くかもしれない」

 EAは10月12日に、今回のMedal of Honor新作は同シリーズの中で最も予約が多かったと明らかにした。

 EA株は1.05ドル安の16.61ドルで引けた

EAとスピルバーグ監督のゲームが正式に開発中止に10/13

http://www.kotaku.jp/2010/10/ea_spielberg_cancelled.html
http://www.gamasutra.com/view/news/30909/EA_Officially_Cancels_Spielbergs_Project_LMNO.php?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed:+GamasutraNews+(Gamasutra+News)&utm_content=Google+Reader
ぐっすん。

エレクトロニック・アーツとスティーブン・スピルバーグ氏がタッグを組んで作ってるはずだった「LMNO」(Elemental、エレメンタルと読むそうです)プロジェクト。

もう2年も前からお蔵入りになってるんじゃないかと度々ウワサになってましたが、EAがついに開発中止を認めたそうです。

今になって中止を認めたのは、EAの元社員がポッドキャストで話したコトがキッカケのようですよ。

 
元EAでプロジェクトに関わっていたジェイク・カズダル氏は、8-4というゲーム関連のポッドキャストで次のように発言。

何が原因で崩壊したのか、僕にはわからない。他の人に聞けばみんなが少しずつ違うことを言うと思う。でも、結局何も始まらずに終わったんだ。

その頃ほかに、EAがパブリッシャーになるかどうかはまだわからないけど、僕たちがやってることとほとんど同じ内容のゲームがあった。そこにものすごい政治が絡んでた。

むう。ゲーム業界の政治って、イロイロありそうですね。

これをJoystiqが問い合わせたところ、EAは開発中止を認めたとのこと。ただし、「スティーブン・スピルバーグ氏との関係は続いている」と強調したそうです。

EAは以前、スピルバーグ氏と共に作ったWii用ゲーム『ブームブロックス』を発売しています。

噂:BioWare Mythicの開発者が匿名でEAを非難、3億ドル以上を費やした”SWTOR”はEA最大の災害となる10/14

http://doope.jp/2010/1016456.html
http://www.vg247.com/2010/10/13/rumor-ea-lay-offs-coming-in-november-spent-300m-on-swtor/
現BioWare Mythicの社員でかつてMythic Entertainment時代に”Warhammer Online”の開発に携わっていたと語る人物が”EA Louse”を名乗り匿名でblogを開設、来月に大きなレイオフが行われる事やBioWareが開発を進めているスターウォーズMMOタイトル「Star Wars: The Old Republic」が3億ドル規模の予算を投じている物の、内情は混乱しておりEA最大の災害になると投稿し、労働環境に対する内容など非常に生々しい状況が記されており、真偽の程に注目が集まっています。

この人物は自身も11月に敢行されるレイオフの対象である事を明かし、Electronic ArtsがSWTORのアートを外注した上、まだ何も達成されない事にうんざりしていると述べ、Mythicは最早死んだと語っています。そしてMythicのCEOを務めていたMark Jacobs氏の退職についても触れ、実際はElectronic Artsからの解雇だと非難、内部に恐怖が蔓延しているとMythic内部の状況を明らかにしています。

さらにStar Wars: The Old Republicの開発についても言及、なんと本作の開発に既に3億ドル(約245億円)の予算が投じられていると述べ、映画アバターよりも巨額の予算が投じられたと語るEA Louse氏は、EAが最もSWTORで誇りにしているのはサウンドだと指摘、20GBに及ぶインストールデータのほとんどがナレーターのボイスだと記しています。

さらにサウンドを差し引いたSWTORに残るのは冗談の様なつまらない物で、それを把握しているEAとジョージ・ルーカスはパニックに陥っていると発言、この状況の中でMythicは食い物にされたと語っています。

なお、巨額の予算についてはElectronic Artsの財務責任者であるEric Brown氏が自ら、SWTORがこれまでの歴史で最も予算が投じられたタイトルである事を発言しています。

なお、これらは匿名のEA Louse氏による主観的な物で、真偽の程は一切明らかではありません。しかし投稿内容には分刻みで上司の発言や実際の氏名、レイオフの詳細等が大量に記録されており、創作にしてはあまりに生々しい内容にも感じられ、レイオフの対象が旧Mythicを対象にした物である事もまさしく有り得そうな話ではあります。

この件に対してEurogamerがEAに確認を求めた所、EAの広報は噂或いは匿名のblogに応答は出来ないと回答しています。

さらに、EA Louse氏が自身のblogにWarhammer Onlineの開発とその失敗について、プロジェクト・リーダーは自分自身が何を行っているのかすら理解していなかったと批判、プロデューサーを務めたJeff Hickman氏を名指しで今まで見た中で最も惨めな人物だと評しています。

ここであろう事かお馴染みTwisted Metalを開発中のデビッド・ジャッフェが参戦、EA Louse氏の投稿に対してWarhammer Onlineについては良く知らないと断った上で、自己表現の欲求と仕事としてのアウトプットについてお説教。

さらにチーム内で作品を駄目にする不快で未熟なタイプの人物と作品の関係についても言及し、自身が手掛けたオリジナルのGod of Warをハードコアゲーマーが集まった少人数のチームで開発していた時代を挙げ、ストリートファイター2と鉄拳スタイルの深さを持つ戦闘システムを実現しようと取り組んでいたジャッフェに対し上役が「彼は現実認識の能力が欠けている」「ジャッフェ、それは出来ない」と口にし、何度も繰り返し説明を行っても理解が得られない人物が悩みの種だったと明かし、果たしてこの人物がゲーム業界で只一人の人間だろうかと問い、EA Louse氏を襲っている不幸な状況がさほど珍しい物では無い事を示唆しています。

なかなか大変な状況の所にジャッフェまで登場し、若干訳の解らない事態になっていますが、SWTORの状況に関する指摘は一部腑に落ちる部分が無いとは言えず、今後の動向が気になる所。EA Louse氏のblogはまだ開設されたばかりで、ほぼ怨み節で埋められた物言いにはまだまだ続きがありそうな様子で、暫く後を引く問題になるのかもしれません。

『Crysis 2』のクローズドベータ、最初はXbox360オンリー

10/14
http://www.kotaku.jp/2010/10/crysis_2xbox360beta.html
ちょっとずるいー。

『Crysis 2』最初のクローズドマルチプレイベータの招待状がすでに届きはじめているようです。それによればこの最初のクローズドベータはXbox 360限定とのこと。

今年6月、EAは本作のコミュニティーサイトに登録した人に最初のマルチプレイベータトークンが送られるとしていましたが、PS3とPCユーザーは今回おあずけのようです。
 
今回のベータはXbox 360ユーザーで、なおかつXbox LIVEのゴールドメンバーシップが必要となっています。

以下の招待状の画像は、Kotaku読者のJollyCloggerさんが送ってくれたもの。残念ながらJollyさんはすでにXbox 360を手放してしまったとのことで、今回のベータテストには参加できないそうです。
 
早くCrytekとEAが他のプラットフォーム用のテストを実施してくれるといいですね。

「オンラインゲームと掲示板の憎しみが最大の問題」 ― 海外クリエイターが語る

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/15/45060.html
http://multiplayerblog.mtv.com/2010/10/08/nba-jam-developer-pop-quiz-7/
「オンラインゲームと掲示板が最大の問題だ」と最新バスケゲームのクリエイターは語ります。

『EA Sports NBA Jam』はWii、プレイステーション3、Xbox360で先日発売されたばかりのバスケットボールゲーム。本作を手がけたEAのクリエイティブディレクターであるTrey Smith氏は、「現在のゲームが最も苦しむ問題は何ですか?」という問題に関して興味深い答えを返しています。

「現在のゲームにはいくつかの問題がありますが、最大の問題の一つはゲーマーのふるまいと態度にあると思います。もし、彼らが無知からくる憎しみを掲示板やオンラインゲームではき出す時間を短くし、愛する偉大なゲームを支持するために結集し、賑やかなコミュニティを作るのを助け、共にゲームをする人々を歓迎するなら、みんながWIN-WINになれるでしょう」

オンラインのコミュニティは荒れてしまう傾向にあるが、その労力で良いコミュニティを作って欲しい・・・というのがSmith氏の提言。ソーシャルゲームをきっかけに新たなプレイヤーが多く生まれる今だからこそ、コミュニティに関して考えることは有益なようです。

“Edge”商標を悪用したTim Langdell氏がかつて理事を務めたIGDAから除名処分

http://doope.jp/2010/1016483.html
http://www.vg247.com/2010/10/15/langdell-gets-igda-membership-revoked-due-to-lack-of-integrity-or-unethical-behavior/

先日Edge Gamesの創設者で”Edge”の商標を持つTim Langdell氏がElectronic Artsを相手取り”Edge”名称差し止めを訴えた裁判で敗訴、悪質な商標詐欺として刑事罰にも相当するとの判決が下され、氏が所有していた4つの商標が削除される結果となった事をお伝えしましたが、昨晩かつて氏が会長を務めたゲーム開発者の国際的な団体IGDA(International Game Developers Association)から除名された事が明らかになりました。

これはIGDAの役員会が決定・発表したもので、除名は前述の商標詐欺に絡む判決が理由で、IGDAの定款3条に記された”会員が非倫理的な行為と誠実さを欠く場合どのような会員からも資格が剥奪される”事に基づいた判断だった事が記されています。

なお、Tim Langdell氏は2009年8月に個人的な理由でIGDAの理事職を辞任しています。

Access Accepted第279回:Mythicに降ってわいた,内部告発のスキャンダル 10/18

http://www.4gamer.net/games/036/G003691/20101018012/

  • 内部状況を赤裸々に語る”EAの寄生虫”

 北米時間の10月12日,BioWare Mythicの開発者の一人と名乗る人物,EA Louse(EAの寄生虫,といった意味)氏が,「EA Louse: Bye Bye Mythic」と題したブログを立ち上げて激しい会社批判を展開し,ネット上で話題になった。

 最初のエントリーとなった「なぜWARは失敗したのか」でEA Louse氏は,Mythic Entertainment(現BioWare Mythic)の「Warhammer Online: Age of Reckoning」の開発がなぜうまくいかなかったのかというテーマを取り上げ,エグゼクティブ・プロデューサーのジェフ・ヒックマン(Jeff Hickman)氏,ゲームデザイナーのポール・バーネット(Paul Barnett)氏,コンテンツ・ディレクターのケイト・フラック(Kate Flack)氏,マーケティング副社長のユージーン・エバンス(Eugene Evens)氏,さらにMythic Entertainmentの創業者であるロブ・デントン(Rob Denton)氏など,いわゆるアッパーマネジメント(上級管理職)の人々を名指しで批判したのである。

 EA Louse氏は,ブログを立ち上げた動機として「11月に行われる予定のBioWare Mythicのレイオフ予定者の中に,自分が含まれているのを知った。EAが,アートワークのすべてをアウトソースしながら,何も達成できていない理由を我々に押し付けてくるのは耐えられない。Mythicは死につつあり,その犯人に仕立て上げられているのは俺達なんだ」と述べている。
 EA Louse氏の書き方が極めて過激であるだけに,信用度はやや低く感じられるのは仕方ない。同氏の語る話には風聞や誤解なども含まれている可能性もあるだろうし,そもそも,彼が自称どおりの人物であるのか確かめるのも難しい。読者の皆さんにも,その点は頭に入れていただいたうえで,EA Louse氏のブログに目を通していこう。
 EA Louse氏は“WAR失敗の理由”として以下のように書き込んでいる。
 欧米ゲーム業界でも非常に家族的なメーカーとして知られていたMythic Entertainmentは,2008年7月,Electronic Artsによって買収される。当時彼らが制作していたWarhammer Onlineは,イギリスのGame Workshopが制作/販売するテーブルトップRPGをライセンスしたコアゲーマー向けのMMORPGだったのだが,EAはそれを「World of Warcraftに肩を並べるほどの作品」にしようとし,反対する開発者達の要望を退けたという。もともと,目指すところが異なっているのだから,うまくいくわけがないということだろう。
 さらに,新たなプロジェクトリーダーがビッグバジェットの作品を制作した経験に乏しかったこと,ゲームデザイナーが達成できないことまでをファンに何度も約束してしまったことなどを挙げている。それなのに――と,EA Louse氏は怒りをぶつける――「解雇通知が送られてくるのは我々であり,上級管理職は自分の責任を回避し,新車でドライブしている」。

  • 買収によって失われた、Mythic Entertainmentの企業文化

 かつてのElectronic Artsは,定番となったスポーツタイトルから得られる豊富な資金力をバックに,「Ultima」シリーズのOrigin Systems,「Command & Conquer」シリーズのWestwood Studios,そしてイギリスのBullfrog Productionsなど,いくつもの名門デベロッパを買収してきた。しかし,買収されたデベロッパが成功しているうちはまだしも,失敗作を作り出した途端にあっさり解散させ,ファンに親しまれていた多くの開発会社が歴史の中に消えていった。

 全世界で約1万人の社員を抱える,欧米ゲーム業界を代表する大企業であるElectronic Artsだが,労働環境の整備が不十分であると批判されたこともある。その一つが,同社で働く開発者の妻達のサイト,「EA Spouse」で,残業や過度のプレッシャーの中で働く夫らを守ることを目的に,Electronic Artsの労働環境を告発したものだ。これは裁判に発展し,Electronic Artsが未払いの残業代,総額約12億円を支払うことで決着している。
 たまたまElectronic Artsの例を挙げたが,こうした裁判沙汰は,欧米ゲーム業界各社でしばしば見られることでもある。

 そういった経緯もあってか,Mythic EntertainmentやBioWareが買収された2008年,Electronic ArtsのCEO,ジョン・リキティエロ(John Riccitiello)氏は,「当社は昔と違い,デベロッパの文化や個性を大切にする」と宣言し,EA Partnersなどの新しい戦略を打ち出した。ただ,BioWareと同時期に買収されたPandemic Studiosが2009年に閉鎖されるなど,同社は赤字改善のため,依然としてリストラを続けている状況だ。

 EA Louse氏のブログに話を戻すと,最初の書き込みだけで1000以上ものコメントが寄せられており,やはり「よく書いてくれた!」という無記名の賛同コメントが目立つものの,実名で淡々と反論する内容も少なくない。EA Louse氏に賛成の意を表す人の中には,「買収される前から,Mythicにいる」と書き込む人もおり,書き込まれた内容が事実だとするなら,以前のMythicを知る人ほど,現状をよしとしていない様子が,これらの書き込みからうかがえる。

 ブログを読む限り,EA Louse氏は自分の失職よりも,Mythicのコーポレートカルチャー(企業文化)が変わってしまったことを憂いているようだ。Mythicの成功作である前作「Dark Age of Camelot」を事実上主導したマーク・ジェイコブズ(Mark Jacobs)氏が,Warhammer Onlineの責任を取る形で辞職したあと,Electronic ArtsやGames Workshopに反対意見を述べられないイエスマンが増え,Mythicは,昔のようなMythicではなくなってしまったと彼は嘆く。そうした郷愁めいた思いは,記述中「BioWare Mythic」と,自分の家というニュアンスを持たせた「Mythic」をはっきり使い分けていること,そして雇用者がワイワイと集まって仕事をしていた時代を連想させる,「“ドーナツデイ”がなくなった」という彼のコメントからも感じ取れる。

  • 労働者による告発は、欧米ゲーム業界の火種になるか?

 EA Louse氏のカミングアウトは,欧米ゲーム業界に波紋を呼ぶかもしれない。
 2007年の経済危機以降,ソーシャルゲームなどの低予算タイトルへのシフトが進んだため,アメリカのゲーム企業の労働者規模は10%ほど縮小したと言われている。アウトソーシングによって,多くのイラストレーターやモデラーが職に就けなくなっているのは筆者も身近で見聞きしていることだ。
 EA Louse氏のブログは「末端の人が切られるのに,プロジェクトの責任を取らずに高級車を乗り回す管理職」に対する告発のようにも読めるだろう。今回のブログをきっかけに,労働者を保護するための措置が,ゲーム会社に求められるようになるかもしれない。

 もっとも,欧米メディアの関心は,EA Louse氏が書き込んだ「BioWareが開発中のStar Wars: The Old Republicは,業界最大級の3億ドル(約240億円)も費やしたプロジェクトだが,失敗が予想されているため,Electronic ArtsやLucas Artsはパニックに陥っている」というくだりに集まっており,かけた金額の大きさがMMORPGファンの間で話題になっている。

 今回の件は始まったばかりで,今後どのような方向に向かうのかはまだ分からない。
 すでに「God of War」の生みの親であるデイビット・ジャッフェ(David Jaffe)氏らが,EA Louse氏のモラルをブログで批判しているし,ファンに愛されながらもMythicから解雇された,前コミュニティ・ディレクターのサニャ・ウェザーズ(Sanya Weathers)氏も,「解雇された理由は弁護士から止められているので話せない」としながらも,EA Louse氏に反対している。
 ちなみに,EA Louse氏のブログは,最近Valveが発表したばかりの「Defense of the Ancients 2」の開発者であるIceFrog氏を批判する匿名のValve社員のブログにリンクされており,こうした末端の開発者による告発合戦が,堰を切ったように始まる前ぶれなのかもしれない。

 こうした内部告発は,情報の漏洩やイメージ悪化につながると訴えられる可能性もあるし,EA Louse氏にとっては,次の雇用先が見つかりにくくなることにもつながる。アメリカの場合,このような「ホイッスル ブローワー」(警告を鳴らす人)は法律で保護されるのだが,法整備が十分に進んでいない若いゲーム産業では,守られないケースも多い。
 事実,このブログが立ち上げられた翌日13日,EA Louse氏は「今朝,解雇された」と書き込んでいる。最初の書き込みで「解雇されるにしても,今月の給与だけはもらっておきたい」としていたが,どうやらそれはかなわなかったようだ。

本日発売『メダル オブ オナー』、海外で初週150万本のセールスを記録

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/21/45181.html
エレクトロニック・アーツは、PS3/Xbox360/PCソフト『メダル オブ オナー』の売り上げが海外で初週150万本を突破したと発表しました。

日本より一足早く10月12日(火)より発売を開始した北米&ヨーロッパでは、発売後5日間にして150万本を記録する好セールスを記録。シリーズを一新するニュータイトルは、好調と言えるスタートとなったようです。

本作はミリタリーFPS『メダル オブ オナー』シリーズの最新作で、前作エアボーンから3年ぶりとなるカムバックタイトル。秘密特殊部隊「Tier1 オペレーター」を中心とした、中東・南アジアでのリアルな現代戦争が描かれています。マルチプレイモードでは、「バトルフィールド」シリーズで有名なEA DICEも開発に協力しました。

『メダル オブ オナー』は、好評発売中で価格は7,665円(税込)です。なお、PC版は諸事情により発売日が10月26日(火)に延期されています。価格はオープンです。

(C) 2010 Electronic Arts Inc. EA, the EA logo and Medal of Honor are trademarks of Electronic Arts Inc. All other trademarks are the property of their respective owners.

EA、iPhone『Angry Birds』のパブリッシャーChilingoを買収、開発元は自立路線へ(訂正) 10/21

http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=2299
EAにとっては久しぶりのお買いモノです。

エレクトロニック・アーツはiPhoneで大ヒットしているアクションゲーム『Angry Birds』の発売元である、Chilingoを買収することを明らかにしました。

ロイターの報道によれば、買収金額は2000万ドル以下の現金でということですが、その他の条件などは明らかにされていません。近頃の買収案件では比較的小規模となります。EAにとっては、2億ドル以上をつぎ込んだPlayfishの買収以来でしょうか。

EAのHolly Rockwood氏は「Chilingoの買収によりEAモバイルはマーケットでの存在感を更に高め、モバイルエンターテイメントの分野のリーダーとしての地位をより強固なものとするでしょう」とコメントしています。

『Angry Birds』の開発元であるRovio Mobileは今後はChilingoの力は借りず、自社でのパブリッシングを進めていく方針です。

※(訂正)Chilingoはパブリッシャーで『Angry Birds』の開発元は別の企業になります。お詫びして訂正いたします。

EA、100人規模での人員削減?

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/28/45311.html
海外の複数メディアは、エレクトロニック・アーツが100人規模での人員削減を行ったと伝えています。

MCVは同社の北米の広報担当者のコメントとして「当社は小規模な人員削減を行ないました。これは定期的なもので、タイトルが発売される事に適切な人員規模を維持するために行っているものです。年末には多くのタイトルが発売されますので、その後にチームの規模を調整する必要があります。しかしながらEAは成長しており、更に才能ある人材を求めています」と紹介しています。

その数については『Duke Nukem』で知られる3D Realmsの代表であるGeorge Broussard氏がTwitterで100名規模ではないかと示唆しています。「EAカナダは100人以上をレイオフしました。世界的な規模では数百になるかもという噂もあります」

さらに1UPはEAカナダは開発していた『NBA Elite』で失敗し、フランチャイズはEA Tiburonに引き継がれたと伝えています。同社は『マッデンNFLシリーズ』で知られますが、同シリーズを開発するきっかけも、Visual Conceptが開発に失敗したためと伝えられています。

Q2決算11/2

http://investors.ea.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=526321
四半期売上高(単位は100万$、()は前年同期)
GAAP・・・631百万ドル(788百万ドル)
四半期営業利益(単位は100万$、()は前年同期)
GAAP・・・-252百万ドル-417百万ドル)
四半期純利益(単位は100万$、()は前年同期)
GAAP・・・-201百万ドル-391百万ドル

6ヶ月売上高(単位は100万$、()は前年同期)
GAAP・・・1,446 百万ドル(1,432 百万ドル)
6ヶ月営業利益(単位は100万$、()は前年同期)
GAAP・・・-154百万ドル-662百万ドル)
6ヶ月純利益(単位は100万$、()は前年同期)
GAAP・・・-105百万ドル-625百万ドル

  • EA Q2 financials: Medal of Honor sells 2 million, FIFA 11 passes 8 million

http://www.vg247.com/2010/11/02/ea-q2-financials-medal-of-honor-sells-2-million-fifa-11-passes-8-million/
EA’s just announced ahead of its Q2 financial call Medal of Honor has sold 2 million units since its launch last month.

Further more, FIFA 11 has sold 8 million units worldwide since it release at the start of October.
EA also confirmed LtD numbers for the FIFA series as a whole, confirming it’s sold over 100 million units worldwide.
The call will begin shortly. We’ll bring you the latest from that when we get it.

  • EA Q2 financials: BFBC2 sells 6 million

http://www.vg247.com/2010/11/02/ea-q2-financials-bfbc2-sells-6-million/

※画像クリックで拡大

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  • プラットフォーム別
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「Battlefield: Bad Company 2」は2010年3月の発売以降600万本のセールスを記録。それでもElectronic Artsの2010年第2四半期は赤字に

http://www.4gamer.net/games/084/G008448/20101104014/

Electronic Artsが,2010年第2四半期の業績を発表した。それによれば,「FIFA 11」は発売後1か月で800万本の販売を記録したほか,ほかのスポーツタイトルも軒並み成功しているとのこと。3月発売の「Battlefield: Bad Company 2」も好調で,すでに600万本のセールスになっているという。しかし,赤字は2億100万ドル(約162億円)となっており,昨年の同期と比べると改善はしているものの,まだ厳しい経営状況は続いているようだ。

「PSP2」と”接触”を持っている、EAのPatrick Soderlund氏がその存在を示唆11/4

http://www.vg247.com/2010/11/02/ea-has-had-exposure-to-psp2-says-soderlund/
http://doope.jp/2010/1116664.html
先日PSP Phoneのリークイメージが登場し内外で大きな注目を集めていますが、一部では開発キットの配布も行われているとも囁かれる「PSP2」の存在についてElectronic ArtsのVPを務めるPatrick Soderlund氏がCVGのインタビューにて言及、ソニーとの関係から詳細については明かせないと前置きし、EAのデベロッパがPSP2と”接触”を持っている事を明言しました。

これまでMortal Kombatシリーズの開発などを手掛けるNetherrealm StudiosのShaun Himmerick氏がPSP2を持っている事を明かして以降、様々な噂と憶測が飛び交っていましたが、大手パブリッシャーがこれに言及する事は見られず、今回のEAによる発言には再び大きな注目が集まる事となりそうです。

先週にはPSP2が現在”Veta”とのコードネームで呼ばれており、現状よりも大きなスクリーンを持つHDデバイスで、1GBのメモリを搭載するパワフルなハードウェアだとのまことしやかな噂も登場しており、真偽の程に注目が集まります。

Electronic Artsの第2四半期会計は”FIFA 11″の好調により損失を大きく削減、Facebookとの5年に渡る提携も発表11/4

http://doope.jp/2010/1116665.html
http://www.joystiq.com/2010/11/02/ea-cuts-quarterly-losses-despite-declining-revenue/

今朝ほどBattlefield: Bad Company 2とMedal of Honorの好調なセールスがElectronic Artsの2011年度の第2四半期会計報告から明らかになった事をお知らせしましたが、今期は前述の2タイトル以上に”FIFA 11″が大きな成功を収め800万本セールスを記録、Q2の損失を大きく抑える結果となった事が明らかになりました。

EAの報告によるとQ2の売り上げは6億3100万ドルで、前年比で1億5600万ドルの減少となっていますが、昨年3億9100万ドルだったQ2の損失に対し、今回のQ2は損失を2億100万ドルまで抑え倍近い改善が果たされた事が判明、FIFA 11がブロックバスターとして成功を収めた事や、パッケージ周りの長期的な経費削減プランなどが功を奏した事が記されています。

販売の主な内訳はPS3タイトルが34%、Xbox 360が30%、Wiiとモバイル販売が6%となっており、なんとWiiのソフトウェアセールスは前年比で82%の下落を見せる衝撃の事実が明らかになっています。

さらにセールスの伸びでは、デジタル販売が35%の大きな成長を見せており、続いてPS3のソフトウェアセールスが7%成長、Xbox 360が1%の成長を達成しています。

デジタル販売の成長についてはElectronic ArtsがAppleのApp Storeにおけるナンバー1パブリッシャである事も明らかにされていますが、今回の会計報告に併せて今後5年に渡るFacebookとの戦略的な提携を発表。EAがリリースするFacebook用ゲームタイトルにEA専用の支払い方法が用意される事となりました。

EAは昨年11月にソーシャルゲームデベロッパであるPlayfishを買収しており、Facebookゲームのトップ10タイトルの内”Pet Society”と”Restaurant City”の2タイトルを擁しています。

昨今のFacebookにおけるゲームビジネスについては、Facebook Creditsを用いた囲い込みやロイヤリティなどが大きな問題となっており、Zyngaとの関係やマネタイズ関連の特許など様々な駆け引きが繰り返されていますが、今回のElectronic Artsの中期的な提携の同意にはロイヤリティのカットが大きく作用した模様で、今後早い段階でFacebook用のモノポリーや約20タイトルに及ぶPogo Gamesブランドのタイトルがリリースされる予定で、今後さらにデジタル販売への注力が強くなる傾向にある模様です。

Electronic Artsとスピルバーグ監督が取り組んでいたAAAタイトル「LMNO」のターゲットフッテージが登場11/5

http://doope.jp/2010/1116681.html
http://www.joystiq.com/2010/11/02/1up-examines-spielbergs-lmno/
http://www.joystiq.com/2010/11/04/see-gameplay-target-footage-of-spielbergs-canceled-project-lm/
2008年にリリースされたWiiタイトル”Boom Blox”で手を組んだElectronic Artsとスティーブン・スピルバーグ監督ですが、2007年にはBoom Blox(当時のプロジェクト名は”PQRS”)以外にも「LMNO」がアナウンスされていました。しかし続報はなかなか聞かれず、とうとう先日Electronic ArtsがLMNOの正式なキャンセルを明らかにしました。

このLMNOは数点のアートワークが公開されており、ETが可愛い女の子になったら……的な印象のAIキャラクターとの協力プレイが盛り込まれた”逃げる”事に特化したゲームプレイが特徴のタイトルであった事が伝えられています。

また、開発の一環としてデベロッパがゲームの目標を判りやすく映像で表現するために作成されたターゲットフッテージを1UPが本日公開、AI制御でプレイヤーと協力する前述のキャラクター”イブ”が登場し、本作がテーマにしていたゲーム性の高そうな”逃げる”様子が短いながらもしっかりと収められています。

スピルバーグ監督とのプロジェクト頓挫には様々な予算・ビジネス的な問題があったかと予想されますが、EA側でLMNOをコントロールしていたのが2008年にEAを退社したNeil Young氏だった事が1UPの特集記事等で明らかにされており、この他にもLooking GlassやEidosでの活躍で知られるカリスマ的な開発者Doug Church氏などもプロジェクトに参加するなど、最高のチームとも思えるオールスターチームの難しさが逆に仇となった模様。

しかしタイトルのコンセプトやユニークさは今も衰えを見せておらず、魅力的に思える事が残念でなりません。

EA、3DSのロンチに『マッデンNFLフットボール』を投入

http://www.inside-games.jp/article/2010/11/11/45572.html

エレクトロニック・アーツは、ニンテンドー3DSのロンチタイトルとして同社の主力フットボールゲーム『マッデンNFLフットボール』を投入すると発表しました。3D立体視による今までにない迫力のプレイを提供するとのこと。

ゲームでは通常の11対11のプレイに加えて、5対5の動きの速いプレイや、NFLチームとしてシーズンを戦うモードなどが用意されます。3D立体視の特徴を生かした「Spotlight Moments」「Call Your Shots」といった特徴も含まれているとのこと。

全32チームとスタジアムが登場。3D立体視用に最適化されたグラフィックとカメラが新しい時代のゲームプレイを実現します。

3DS『マッデンNFLフットボール』はレーティングE(全年齢対象)で、2011年上半期(3DSのロンチと同時)の発売予定です。国内での発売については明らかにされていません。

ちなみに開発を担当するのはEAノースカロライナスタジオ。

EA、ダウンロード専用タイトルで3スタジオと契約を締結

http://www.inside-games.jp/article/2010/11/11/45574.html
EAパートナーズおよびEAプレイは、PlayStation NetworkやXbox Live Arcadeのダウンロード専用タイトルで、3つのスタジオと提携しタイトルを投入すると発表しました。また自社開発タイトルも1本発表しています。

『ガトリング・ギアーズ』(Gatling Gears)は独立系デベロッパーのVangurd Gamesが開発するシューターで、ターン制ストラテジーの『Greed Corp』と世界観を共有します。スチームパンクな世界で資源を独占しようとする巨大企業に立ち向かいます。Xbox Live、PS Network、PCで発売予定です。

こちらも独立系デベロッパーのTrapdoorが制作する『Warp』はSFの世界観で繰り広げられるステルスアクションです。独特のアートスタイル、中毒性あるステージ設計、様々なトラップやパズルを乗り越えていく必要があります。こちらもXbox Live、PS Network、PCで発売予定

続いてBorne GamesとOver The Top Gamesが開発するのはFlashゲームとして大人気を集めている『The Fancy Pants Adventures』。昔懐かしいような横スクロールのアクションで、Flashでは1億回も遊ばれたそうです。家庭用のために新しいストーリーとモードが追加予定。こちらはXbox Live、PS Networkでの配信になります。

最後に、EAプレイレーベルで発売されるのはオリジナルIPの『Wildlife: Forest Survival』。開発するのはEAソルトレイクスタジオです。プレイヤーは巨大な森で暮らす動物となり、過酷な環境でのサバイバルを体験します。プラットフォームはXbox Live、PS Network。

『ニード・フォー・スピード ホット・バースト』体験版がシリーズ最高の200万ダウンロード ― 2週間で

http://www.inside-games.jp/article/2010/11/12/45594.html
エレクトロニック・アーツは、PS3/Xbox360版『ニード・フォー・スピード ホット・バースト』の体験版が200万ダウンロードを記録したと発表しました。

今回、200万ものダウンロード記録を樹立した『ニード・フォー・スピード ホット・バースト』体験版は、10月26日から11月9日まで期間限定で配信されていたもの。配信期間はおよそ2週間で、単純計算で1日あたり14万人ものプレイヤーが体験版をダウンロードした事になります。

『ニード・フォー・スピード ホット・パースート』は、レーシングゲーム『ニード・フォー・スピード』シリーズの最新作。“警察VSレーサー”がテーマの本作では、公道を舞台にしたド派手なバトルランが楽しめるようになっています。

『ニード・フォー・スピード ホット・バースト』は12月9日(木)より発売予定で、価格はWii版が6,090円(税込)、PS3/Xbox360版が7,665円(税込)、PC版がオープン価格となっています。

(C) 2010 Electronic Arts Inc. EA, the EA logo, Need for Speed, the “N” icon and the Need for Speed logo are trademarks of Electronic Arts Inc. The names, designs, and logos of all products are the property of their respective owners and used by permission. All other trademarks are the property of their respective owners.

バイアコム、『Rock Band』の開発スタジオHarmonixを売却へ2010年11月12日(金)

http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=2407
MTVの親会社としても知られる米国のメディア大手バイアコムが、Rock Bandシリーズなどを開発した子会社Harmonixの売却を計画していることが明らかになりました。

海外メディアの報道によると、これは昨日行われたViacomの会計報告から明らかになったもので、売却の理由ははっきりしていないものの、CEOのPhilippe Dauman氏は「コンソールゲームビジネスは我々が持ってない専門知識や規模を必要とした」とコメント。既に複数の買い手と交渉を開始しているようです。

また、MTV Gamesの広報担当者はIGNに対し、今回の売却によって、Rock BandやDance CentralといったHarmonix作品のサポートには影響を与えないと伝えています。

「EA Sports」体制変更で各スタジオのゼネラルマネージャー職を廃止・・・『NBAエリート』の失敗で11/14

http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=2419
『NBAエリート11』を完成させることができなかったEAカナダではリストラの嵐が吹き荒れ、今後のシリーズはEA Tiburonが引き継ぐ事になったそうですが、この事は「EA Sports」全体の今後にも影響を与えそうです。

これまで「EA Sports」ブランドはタイトルによって異なるスタジオによって開発されてきました(主にEAカナダとEA Tiburon)。今後もその体制は変わりませんが、指揮系統が変わるようです。

今後の開発では全体を統括する少人数のコアチームを作り、コンセプトを決めるほか、実際の開発に当たるスタジオも指揮します。スタジオにはそれぞれスタジオを統括するゼネラルマネージャーという職がありましたが、EAカナダとEA Tiburonでは廃止され、開発チーム長はEA SportsのシニアバイスプレジデントAndrew Wilson氏に直接報告する形となります。パブリッシング側のトップは引き続きピーター・ムーア氏です。

EA TiburonのゼネラルマネージャーであったPhilip Holt氏は引き続きEAに残りますが、EAカナダのゼネラルマネージャーであったMoira Dang氏は既に退職したとのこと。

『NBAエリート11』は技術的な問題で延期された後、正式に開発中止となっています。