前年度計画
部門別
2010年 | 2010年 | 2010年 | 2010年 | 2010年 | 2010年 | 2010年 | 2010年 | ||
売上 | Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ターム売上 | Q1 | Q2 | Q3 | Q4 |
遊技機事業(百万円) | 19,682 | 68,311 | 125,647 | 160,376 | 遊技機事業(百万円) | 19,682 | 48,629 | 57,336 | 34,729 |
アミューズメント機器事業(百万円) | 7,865 | 17,971 | 33,119 | 45,117 | アミューズメント機器事業(百万円) | 7,865 | 10,106 | 15,148 | 11,998 |
アミューズメント施設運営事業(百万円) | 14,136 | 28,930 | 41,429 | 54,788 | アミューズメント施設運営事業(百万円) | 14,136 | 14,794 | 12,499 | 13,359 |
コンシューマ事業(百万円) | 18,046 | 37,652 | 82,927 | 121,838 | コンシューマ事業(百万円) | 18,046 | 19,606 | 45,275 | 38,911 |
その他事業(百万円) | 730 | 1,529 | 2,212 | 2,821 | その他事業(百万円) | 730 | 799 | 683 | 609 |
消去又は全社(百万円) | -877 | -1,986 | -3,132 | -4,351 | 消去又は全社(百万円) | -877 | -1,109 | -1,146 | -1,219 |
売上高(百万円) | 60,461 | 154,395 | 283,336 | 384,679 | 売上高(百万円) | 60,461 | 93,934 | 128,941 | 101,343 |
利益 | |||||||||
遊技機事業(百万円) | -1,037 | 10,897 | 26,950 | 29,502 | 遊技機事業(百万円) | -1,037 | 11,934 | 16,053 | 2,552 |
アミューズメント機器事業(百万円) | -1,077 | -737 | 4,707 | 7,094 | アミューズメント機器事業(百万円) | -1,077 | 340 | 5,444 | 2,387 |
アミューズメント施設運営事業(百万円) | -125 | 223 | -644 | -1,338 | アミューズメント施設運営事業(百万円) | -125 | 348 | -867 | -694 |
コンシューマ事業(百万円) | -4,500 | -8,193 | 1,416 | 6,322 | コンシューマ事業(百万円) | -4,500 | -3,693 | 9,609 | 4,906 |
その他事業(百万円) | 107 | 456 | 347 | 336 | その他事業(百万円) | 107 | 349 | -109 | -11 |
消去又は全社(百万円) | -1,186 | -2,783 | -3,913 | -5,213 | 消去又は全社(百万円) | -1,186 | -1,597 | -1,130 | -1,300 |
営業利益(百万円) | -7,820 | -318 | 28,863 | 36,712 | 営業利益(百万円) | -7,820 | 7,502 | 29,181 | 7,849 |
部門数字 | |||||||||
パチンコ販売台数(台) | 53,748 | 167,715 | 329,850 | 360,171 | パチンコ販売台数(台) | 53,748 | 113,967 | 162,135 | 30,321 |
パチスロ販売台数(台) | 5,111 | 57,038 | 79,243 | 162,932 | パチスロ販売台数(台) | 5,111 | 51,927 | 22,205 | 83,689 |
国内アミューズメント施設 | 298 | 277 | 274 | 260 | 国内アミューズメント施設 | 298 | -21 | -3 | -14 |
海外AM施設 | 21 | 21 | 21 | 14 | 海外AM施設 | 21 | 0 | 0 | -7 |
コンシューマゲームソフト(億円) | 83 | 157 | 493 | 847 | コンシューマゲームソフト(億円) | 83 | 74 | 336 | 354 |
コンシューマネットワーク(億円) | 97 | 219 | 336 | 513 | コンシューマネットワーク(億円) | 97 | 122 | 117 | 177 |
CS研究開発費・コンテンツ制作費(億円) | 58 | 112 | 160 | 196 | CS研究開発費・コンテンツ制作費(億円) | 58 | 54 | 48 | 36 |
日本その他(本) | 53 | 109 | 247 | 382 | 日本その他(本) | 53 | 56 | 138 | 135 |
米国(本) | 99 | 230 | 609 | 1,055 | 米国(本) | 99 | 131 | 379 | 446 |
欧州(本) | 112 | 200 | 816 | 1,238 | 欧州(本) | 112 | 88 | 616 | 422 |
合計(本) | 253 | 540 | 1,673 | 2,675 | 合計(本) | 253 | 287 | 1,133 | 1,002 |
プラットフォーム別
2010年 | Q1 | Q1 | Q2 | Q2 | Q3 | Q3 | Q4 | Q4 |
プラットフォーム | タイトル数 | 出荷本数 | タイトル数 | 出荷本数 | タイトル数 | 出荷本数 | タイトル数 | 出荷本数 |
PS2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
PS3 | 2 | 31 | 2 | 35 | 8 | 112 | 20 | 356 |
Wii | 6 | 55 | 11 | 110 | 18 | 465 | 23 | 574 |
Xbox360 | 2 | 20 | 2 | 21 | 8 | 79 | 16 | 230 |
NDS | 3 | 18 | 9 | 62 | 15 | 313 | 24 | 429 |
PSP | 2 | 11 | 2 | 21 | 7 | 107 | 8 | 131 |
PC | 2 | 2 | 4 | 4 | 6 | 73 | 14 | 149 |
リピート等 | - | 126 | - | 285 | - | 521 | - | 804 |
合計 | 17 | 265 | 30 | 540 | 62 | 1,673 | 105 | 2,675 |
プラットフォーム | タイトル数 | 出荷本数 | タイトル数 | 出荷本数 | タイトル数 | 出荷本数 | タイトル数 | 出荷本数 |
PS2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
PS3 | 2 | 31 | 0 | 4 | 6 | 77 | 12 | 244 |
Wii | 6 | 55 | 5 | 55 | 7 | 355 | 5 | 109 |
Xbox360 | 2 | 20 | 0 | 1 | 6 | 58 | 8 | 151 |
NDS | 3 | 18 | 6 | 44 | 6 | 251 | 9 | 116 |
PSP | 2 | 11 | 0 | 10 | 5 | 86 | 1 | 24 |
PC | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 69 | 8 | 76 |
リピート等 | - | 126 | - | 159 | - | 236 | - | 283 |
合計 | 17 | 265 | 13 | 275 | 32 | 1,133 | 43 | 1,002 |
地域別
2001年 | 2002年 | 2003年 | 2004年 | 2005年 | 2006年 | 2007年 | 2008年 | 2009年 | 2010年 | |
売上 | 3月期 | 3月期 | 3月期 | 3月期 | 3月期 | 3月期 | 3月期 | 3月期 | 3月期 | 3月期 |
日本(百万円) | 167,686 | 160,090 | 163,425 | 163,992 | 全セグメントの売上高の合計及び 全セグメントの資産の金額の合計 額に占める「本邦」の割合がいず れも90%を超えているため、省略 | 529595 | 366,168 | 357,236 | 322,012 | |
北米(百万円) | 51,115 | 34,302 | 26,447 | 16,979 | 37,035 | 45,030 | 35,315 | 27,079 | ||
欧州(百万円) | 24,076 | 11,941 | 7,351 | 10,285 | 24,781 | 43,152 | 32,857 | 31,985 | ||
その他(百万円) | 7,561 | 4,625 | 3,784 | 3,602 | ||||||
利益 | ||||||||||
日本(百万円) | -19,479 | 22,121 | 16,322 | 14,903 | 全セグメントの売上高の合計及び 全セグメントの資産の金額の合計額に占める「本邦」の 割合がいずれも90%を超えているため、省略 | -14,530 | 8,358 | 35,614 | ||
北米(百万円) | -9,365 | -587 | -6,971 | -591 | 3,316 | 383 | 31 | |||
欧州(百万円) | -13,505 | -1,508 | -429 | -374 | 6,416 | 1,321 | 1,603 | |||
その他(百万円) | 727 | 119 | 161 |
1Q
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、昨年来より顕在化した世界経済の景気後退局面において、企業業績や雇用情勢の悪化、個人消費の低調推移等が続いており、景気回復に向けては、未だなお不透明な状況が続いております。
このような状況の中、遊技機業界におきましては、多様なゲーム性を持ったパチンコ遊技機の入替が堅調に推移した一方、パチスロ遊技機におきましては、未だ市場の本格回復には至らず、斬新な遊技機の開発、供給等による市場の活性化が期待されています。
アミューズメント業界におきましては、個人消費の低迷等によって厳しい環境が続いており、今後の市場活性化に向けては、ファミリー層やライトユーザー層など多様化する顧客ニーズに応じた店舗運営を支援し、市場を牽引する新たなゲーム機の開発、供給等が期待されています。
家庭用ゲームソフト業界におきましては、国内及び北米では現世代機の普及に伴うゲームソフトの需要拡大が一段落したものの、欧州においては、概ね堅調に推移しています。
このような経営環境のもと、当期においては遊技機事業、アミューズメント機器事業、及びコンシューマ事業ともに主力タイトルの販売が下期中心となることから、当第1四半期連結累計期間における売上高は604億61百万円(前年同期比19.0%減)、営業損失は78億20百万円(前年同期は営業損失102億90百万円)、経常損失は80億0百万円(前年同期は経常損失98億76百万円)、四半期純損失は102億93百万円(前年同期は四半期純損失105億33百万円)となりました。
遊技機事業
パチンコ遊技機事業におきましては、タイヨーエレックブランド『CR機動新撰組 萌えよ剣 疾風怒濤編』の販売が堅調に推移しました。また、サミーブランド『ぱちんこCRハクション大魔王3 アクビ娘』の販売を行った一方で、一部のタイトルの発売を第2四半期に延期した結果、パチンコ遊技機全体で53千台の販売となりました。
パチスロ遊技機事業におきましては、当第1四半期では新機種の発売を計画しておらず、前期発売した機種の販売により、パチスロ遊技機全体で5千台の販売となりました。
以上の結果、売上高は197億54百万円(前年同期比60.8%増)、営業損失は10億37百万円(前年同期は営業損失43億50百万円)となりました。
アミューズメント機器事業
アミューズメント機器事業におきましては、当第1四半期では主力タイトルの発売を計画しておらず、カードなどアミューズメント機器の消耗品販売や前期に発売した大型メダルゲーム『ガリレオファクトリー』等の販売が中心となりました。
以上の結果、売上高は84億19百万円(前年同期比42.0%減)、営業損失は10億77百万円(前年同期は営業利益7億3百万円)となりました。
アミューズメント施設運営事業
アミューズメント施設事業におきましては、個人消費の低迷等により、セガ国内既存店舗の売上高は、前年同期比で96.0%の推移となりました。
厳しい経営環境を受け、国内においては、前期末から引き続き将来性・収益性の低い店舗の閉鎖を進めており、当第1四半期において25店舗の閉店を行う一方、新規出店を1店舗行った結果、当第1四半期連結会計期間末の店舗数は298店舗となっています。
以上の結果、アミューズメント施設事業における売上高は141億39百万円(前年同期比18.9%減)、営業損失は1億25百万円(前年同期は営業損失15億77百万円)となりました
|ガリレオファクトリー|メダルゲーム|本体|26台
コンシューマ事業
コンシューマ事業におきましては、家庭用ゲームソフト事業において、海外でのリピートタイトルの販売が伸び悩んだものの、その他タイトルの販売は概ね堅調に推移しました。その結果、ゲームソフト販売本数は、米国99万本、欧州112万本、日本・その他53万本、合計265万本となりました。
玩具販売事業におきましては、国内における販売が低調となったものの、海外では『爆丸』の販売が引き続き好調に推移しました。また、携帯電話・PC向けコンテンツ事業は、PC向けのゲーム配信を中心に堅調に推移し、アニメーション映像事業は、アニメーション制作収入及び販売収入が前年同期実績を上回ったものの、制作収入における費用増加などの影響により、収益面ではやや下回る推移となりました。
以上の結果、売上高は180億74百万円(前年同期比40.8%減)、営業損失45億0百万円(前年同期は営業損失41億15百万円)となりました。
Virtua Tennis 2009 | 米・欧 | PS3, Xbox360,Wii, PC | 79万本 |
The Conduit | 米・欧 | Wii | 15万本 |
初音ミク -Project DIVA- | 日 | PSP | ※9万本 |
2Q
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、世界的な金融市場の混乱による影響が一部緩和される傾向が見られたものの、依然、企業収益や雇用情勢の悪化、個人消費の低迷等が続いており、景気回復に向けては、未だなお先行不透明な状況にあります。
このような状況の中、遊技機業界におきましては、多様なゲーム性を持ったパチンコ遊技機の入替が引き続き堅調に推移いたしました。パチスロ遊技機におきましては、一部、斬新なゲーム性を搭載した遊技
機の供給が見られたものの、市場の本格回復には至らず、今後も市場活性化に向けたさらなる取り組みが期待されています。
アミューズメント業界におきましては、個人消費の低迷等によって厳しい環境が続いており、今後の市場活性化に向けては、ファミリー層やライトユーザー層など多様化する顧客ニーズに応じた、市場を牽引する斬新なゲーム機の開発、供給等が期待されています。
家庭用ゲームソフト業界におきましては、現世代機の普及に伴うゲームソフトの需要拡大が一段落したものの、今後は、価格見直しが実施された現世代機のさらなる普及拡大、及びそれに伴う市場の活性化が期待されています。
このような経営環境のもと、当期においては遊技機事業、アミューズメント機器事業、及びコンシューマ事業ともに主力タイトルの販売が下期中心となることから、当第2四半期連結累計期間における売上高
1,543億95百万円(前年同期比23.0%減)、営業損失は3億18百万円(前年同期は営業損失75億78百万円)、経常損失は7億29百万円(前年同期は経常損失84億84百万円)、四半期純損失は63億23百万円(前年同期は四半期純損失95億54百万円)となりました。
遊技機事業
パチンコ遊技機事業におきましては、サミーブランド『ぱちんこCR宮廷女官チャングムの誓い』や『CRガメラ THE BATTLE PACHINKO』などの販売を行い、パチンコ遊技機全体で、前年同期実績を上回る167千台の販売となりました。また、盤面販売比率の上昇等により、利益率が改善いたしました。
パチスロ遊技機事業におきましては、斬新なゲーム性を搭載した、今期主力タイトルの一つであるサミーブランド『パチスロ交響詩篇エウレカセブン』や『パチスロうる星やつら2』の販売が好調に推移した結果、パチスロ遊技機全体で、前年同期実績を上回る57千台の販売となりました。また、パチンコ、パチスロ遊技機ともに、販売価格が上昇したことにより利益率が改善いたしました。
以上の結果、売上高は684億53百万円(前年同期比4.3%増)、営業利益は108億97百万円(前年同期は営業損失10億65百万円)となりました。
- パチンコ
パチンコ遊技機 | ぱちんこCR宮廷女官チャングムの誓い | (サミー) | 50千台 |
パチンコ遊技機 | CRガメラ THE BATTLE PACHINKO | (サミー) | 35千台 |
パチンコ遊技機 | CR機動新撰組 萌えよ剣 疾風怒濤編 シリーズ | (タイヨーエレック) | 34千台 |
- パチスロ
パチスロ遊技機 | パチスロ交響詩篇エウレカセブン | (サミー) | 31千台 |
パチスロ遊技機 | パチスロうる星やつら2 | (サミー) | 16千台 |
アミューズメント機器事業
アミューズメント機器事業におきましては、施設運営者の投資効率向上と当社の長期安定収益確保を目的としたレベニューシェアモデル(All-NET P-ras)にて販売を行った今期主力タイトルであるビデオゲーム『ボーダーブレイク』の稼動が好調に推移いたしました。なお、上期は大型タイトルの発売を計画しておらず、売上、利益とも前年同期実績を下回りました。
以上の結果、売上高は191億92百万円(前年同期比46.8%減)、営業損失は7億37百万円(前年同期は営業利益46億41百万円)となりました
ボーダーブレイク | ビデオゲーム | サテライト | 2,436台 |
アミューズメント施設運営事業
アミューズメント施設事業におきましては、個人消費の低迷等により、セガ国内既存店舗の売上高は、前年同期比92.3%で推移し、前年同期実績を下回る水準となりました。
厳しい経営環境を受け、国内においては、前期末から引き続き将来性・収益性の低い店舗の閉鎖を進めており、当第2四半期累計期間において、46店舗の閉店を行う一方、新規出店を1店舗行った結果、当第2四半期会計期間末の店舗数は277店舗となりました。
以上の結果、アミューズメント施設事業における売上高は289億48百万円(前年同期比22.1%減)、営業利益は2億23百万円(前年同期は営業損失28億22百万円)となりました。
コンシューマ事業
コンシューマ事業におきましては、家庭用ゲームソフト事業において、新作タイトルの販売は概ね堅調に推移したものの、海外でのリピートタイトルの販売が低調となりました。その結果、ゲームソフト販売本数は、米国230万本、欧州200万本、日本・その他109万本、合計540万本となりました。なお、上期に見込んでいた一部のコンテンツ制作費の費用計上が下期以降に繰り延べられています。
玩具販売事業におきましては、海外販売は好調に推移したものの、国内販売が低調となりました。また、携帯電話・PC向けコンテンツ事業は、PC向けのゲーム配信を中心に堅調に推移した一方、アニメーション映像事業は、主にアニメーション制作収入が前年同期実績を下回りました。
以上の結果、売上高は378億1百万円(前年同期比39.0%減)、営業損失は81億93百万円(前年同期は営業損失59億16百万円)となりました。
c
Virtua Tennis 2009 | 米・欧 | PS3, Xbox360,Wii, PC | 88万本 |
The Conduit | 米・欧 | Wii | 27万本 |
ぷよぷよ7 | 日 | NDS | 19万本 |
3Q
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、一部持ち直しの動きが見られたものの、急激な円高やデフレ進行の影響等を受けて企業収益は圧迫され、それにより雇用情勢が低水準に留まり、また個人消費も低迷が続くなど、未だなお厳しい状況が続いております。
このような状況の中、遊技機業界におきましては、多様なゲーム性を持ったパチンコ遊技機の入替が堅調に推移いたしました。一方、パチスロ遊技機におきましては、斬新なゲーム性を搭載した一部の遊技機が評価を受けたものの、市場を本格回復させるまでには至らず、今後も市場活性化に向けたさらなる取り組みが期待されています。
アミューズメント業界におきましては、依然厳しい環境が続いており、今後の市場活性化に向けては、ファミリー層やライトユーザー層など多様化する顧客ニーズに応じた、市場を牽引する斬新なゲーム機の開発、供給等が期待されています。
家庭用ゲームソフト業界におきましては、個人消費の低迷等によって、主に欧米市場での需要が低調に推移いたしました。今後は、価格見直しが実施された現世代機のさらなる普及拡大、及びそれらに伴う市場の活性化が期待されています。
このような経営環境のもと、当第3四半期連結累計期間における売上高は2,853億36百万円(前年同期比7.7%減)、営業利益は288億63百万円(前年同期は営業損失27億57百万円)、経常利益は276億36百万円(前年同期は経常損失50億9百万円)となりました。原状回復費戻入益など23億13百万円の特別利益を計上した一方で、減損損失など特別損失を74億28百万円計上した結果、四半期純利益は169億45百万円(前年同期は四半期純損失108億40百万円)となりました。
遊技機事業
パチンコ遊技機事業におきましては、今期主力タイトルであるサミーブランド『ぱちんこCR蒼天の拳』や、新たなゲーム性を搭載した『ぱちんこCR戦国乱舞 蒼き独眼』などの販売が堅調に推移した結果、パチンコ遊技機全体で、前年同期実績を上回る329千台の販売となりました。また、盤面販売比率の上昇や部材調達コストの低減等により、利益率が改善いたしました。
パチスロ遊技機事業におきましては、第2四半期に発売したサミーブランド『パチスロ交響詩篇エウレカセブン』の販売が当第3四半期においても引き続き堅調に推移いたしました。なお、当第3四半期においては主な新作タイトルの発売がなかったため、パチスロ遊技機全体では、前年同期実績を下回る79千台の販売となりました。また、パチンコ、パチスロ遊技機ともに販売価格の見直しを行った結果、利益率が改善いたしました。
以上の結果、売上高は1,258億64百万円(前年同期比17.7%増)、営業利益は269億50百万円(前年同期比409.2%増)となりました。
アミューズメント機器事業
アミューズメント機器事業におきましては、施設運営者の投資効率向上と当社の長期安定収益確保を目的としたレベニューシェアモデル(ALL.Net P-ras)にて販売を行った、今期主力タイトルのビデオゲーム『ボーダーブレイク』の稼動が引き続き好調に推移いたしました。また、『スターホース2 フィフスエクスパンション』や『WORLD CLUB Champion Football Intercontinental Clubs 2008-2009』などのCVTキット販売も堅調に推移いたしました。なお、当期は大型タイトルの発売を計画していないため、売上、利益ともに前年同期実績を下回りました。
以上の結果、売上高は351億42百万円(前年同期比33.4%減)、営業利益は47億7百万円(前年同期比24.3%減)となりました。
ボーダーブレイク | ビデオゲーム | サテライト | 2,988台 |
シャイニング・フォース クロス | ビデオゲーム | サテライト | 2,389台 |
スターホース2 フィフス エクスパンション | メダルゲーム | メインCVT | 851台 |
スターホース2 フィフス エクスパンション | メダルゲーム | サテライトCVT | 9,806台 |
WORLD CLUB Champion Football Intercontinental Clubs 2008-2009 | トレーディング カードゲーム | サテライトCVT(8P) | 690セット |
WORLD CLUB Champion Football Intercontinental Clubs 2008-2009 | トレーディング カードゲーム | サテライトCVT(4P) | 168セット |
アミューズメント施設運営事業
アミューズメント施設事業におきましては、個人消費の低迷等により、セガ国内既存店舗の売上高は、前年同期比91.3%となり、前年同期実績を下回って推移いたしました。
厳しい経営環境を受け、国内においては、前期末から引き続き将来性・収益性の低い店舗の閉鎖を進めており、当第3四半期連結累計期間において、51店舗の閉店を行う一方、新規出店を3店舗行った結果、当第3四半期会計期間末の店舗数は274店舗となりました。
以上の結果、アミューズメント施設事業における売上高は414億58百万円(前年同期比23.8%減)、営業損失は6億44百万円(前年同期は営業損失49億70百万円)となりました。
コンシューマ事業
コンシューマ事業におきましては、家庭用ゲームソフト事業において、欧米市場向けタイトル『Mario & Sonic at the Olympic Winter Games™』や、国内市場向け人気シリーズの最新作『ファンタシースターポータブル2』など、複数の主力タイトルの発売を行いました。タイトル数の絞込みを行い、開発の効率化を図った国内での販売は概ね堅調に推移したものの、海外における販売が厳しい市場環境を受けて見込みを下回って推移したほか、一部タイトルの発売が来期に延期となりました。この結果、ゲームソフト販売本数は、米国609万本、欧州816万本、日本・その他247万本、合計1,673万本となりました。
玩具販売事業におきましては、国内における販売が低調となったものの、海外では『爆丸』の販売が引き続き好調に推移いたしました。また、携帯電話・PC向けコンテンツ事業は、PC向けのゲーム配信を中心に堅調に推移し、アニメーション映像事業においては、アニメーション制作収入は前年同期実績を下回ったものの、アニメーション販売収入は海外の『爆丸』等が牽引し堅調に推移いたしました。
以上の結果、売上高は831億14百万円(前年同期比13.6%減)、営業利益は14億16百万円(前年同期は営業損失56億47百万円)となりました。
Mario & Sonic at the Olympic Winter Games | 米・欧 | Wii, NDS | 567万本 |
BAYONETTA | 米・欧・日 | PS3, Xbox360 | 110万本 |
Football Manager 2010 | 米・欧 | PSP, PC | 74万本 |
ファンタシースターポータブル2 | 日 | PSP | 54万本 |
4Q
当連結会計年度におけるわが国経済は、一部持ち直しの動きが見られたものの、円高やデフレの進行等を受けて企業収益は圧迫され、雇用情勢が低水準に留まり、また個人消費も低迷が続くなど、未だなお厳しい状況が続いております。
このような状況の中、遊技機業界におきましては、多様なゲーム性を持ったパチンコ遊技機の入替が
調に推移いたしました。また、パチスロ遊技機におきましては、斬新なゲーム性を搭載し、市場から高い評価を受ける遊技機の供給が一部見られるなど、今後の市場回復へ向けて期待が持たれています。
アミューズメント業界におきましては、依然厳しい環境が続いており、今後の市場活性化に向けては、ファミリー層やライトユーザー層など多様化する顧客ニーズに応じた、市場を牽引する斬新なゲーム機の開発、供給等が期待されています。
家庭用ゲームソフト業界におきましては、個人消費の低迷等によって、主に欧米市場での需要が低調に推移いたしました。一方で、SNSやスマートフォン向けなどの新たなコンテンツ市場が拡大するといった市場環境の変化への対応が求められております。
このような経営環境のもと、当連結会計年度における売上高は3,846億79百万円(前期比10.4%減)、営業利益は367億12百万円(前期比339.0%増)、経常利益は359億25百万円(前期比441.3%増)となりました。減損損失や投資有価証券評価損など特別損失を119億53百万円計上した結果、当期純利益は202億69百万円(前期は当期純損失228億82百万円)となりました。
遊技機事業
パチンコ遊技機事業におきましては、サミーブランドの当期主力タイトル『ぱちんこCR蒼天の拳』や、新たなゲーム性を搭載した『ぱちんこCR戦国乱舞 蒼き独眼』、タイヨーエレックブランド『CR機 動新撰組 萌えよ剣 疾風怒濤編』などの販売が堅調に推移いたしました。パチンコ遊技機全体では、前期実績を下回る360千台の販売となったものの、盤面販売比率の上昇や部材調達コストの低減等により、利益率が改善いたしました。
パチスロ遊技機事業におきましては、斬新なゲーム性を備えたサミーブランド『パチスロ交響詩篇エウレカセブン』を発売し、市場から高い評価を得た結果、56千台を販売いたしました。また、サミーブランド『パチスロあしたのジョー』や、ロデオブランド『新鬼武者』などの販売も好調に推移いたしました。その結果、一部の主力タイトルの発売を次期に延期したものの、パチスロ遊技機全体では、前期実績を上回る162千台の販売となりました。
また、パチンコ、パチスロの価格戦略の見直しを行った結果、利益率が改善いたしました。なお、さらなる収益拡大を目的に、遊技機事業におけるマルチブランド展開の一翼を担う戦略的なブランドとして、株式会社銀座を完全子会社化いたしました。
以上の結果、売上高は1,606億98百万円(前期比1.1%減)、営業利益は295億2百万円(前期比103.1%増)となりました。
- パチンコ
- パチスロ
アミューズメント機器事業
アミューズメント機器事業におきましては、施設運営者の投資効率向上と当社グループの長期安定収益確保を目的としたレベニューシェアモデル(ALL.Net P-ras)にて販売を行った当期主力タイトル『ボーダーブレイク』の稼動が好調に推移いたしました。また、『セガネットワーク対戦麻雀MJ4 Evolution』など、主力タイトルのCVTキット販売も伸長いたしました。当期は大型タイトルの発売を行わなかったため、売上高は前期実績を下回ったものの、利益率は改善いたしました。
以上の結果、売上高は479億25百万円(前期比26.8%減)、営業利益は70億94百万円(前期比3.0%増)となりました。
アミューズメント施設運営事業
アミューズメント施設事業におきましては、個人消費低迷などの厳しい経営環境を受け、セガ国内既存店舗の売上高は、前期比91.7%となり、前期実績を下回って推移いたしました。国内施設事業においては、前期末から引き続き将来性・収益性の低い店舗の閉店もしくは売却を進め、当期において66店舗の閉店を行い、一方で新規出店を4店舗行った結果、当期末の店舗数は260店舗となりました。
また、海外施設事業においては、収益性の改善を目的に、北米施設8店舗を閉鎖いたしました。
以上の結果、売上高は548億35百万円(前期比23.1%減)、営業損失は13億38百万円(前期は営業損失75億20百万円)となりました。
コンシューマ事業
コンシューマ事業におきましては、家庭用ゲームソフト事業において、欧米市場向けの当期主力タイトル『Mario & Sonic at the Olympic Winter Games™』や、グローバル市場向けの『BAYONETTA(ベヨネッタ)』、また、国内市場向け人気シリーズの最新作『龍が如く4 伝説を継ぐもの』や、『ファンタシースターポータブル2』など、複数の主力タイトルを発売いたしました。タイトル数の絞込みを行い、開発の効率化を図った国内での販売は概ね堅調に推移したものの、海外においては、厳しい市場環境を受けて新作販売が低調に推移したほか、一部タイトルの発売が次期に延期となりました。その結果、ゲームソフト販売本数は、米国1,055万本、欧州1,238万本、日本・その他382万本、合計2,675万本となりました。なお、海外のゲームソフト市場の環境変化に伴い、北米の開発子会社Secret Level, Inc.の閉鎖を決定いたしました。
玩具販売事業におきましては、海外販売は堅調に推移したものの、国内販売は不採算事業及び製品の絞込みによる売上高の減少や、折からの消費低迷による国内市場の冷え込みの影響などにより低調に推移いたしました。携帯電話・PC向けコンテンツ事業は、携帯電話のパチンコ・パチスロカテゴリー全体の会員数の減少傾向が継続している中、主力タイトルの投入やビジネスモデルの転換(従量課金の導入)を図ったことにより業績面では堅調に推移いたしました。アニメーション映像事業におきましては、テレビ向け、劇場映画の映像制作本数の減少はあったものの、劇場映画のヒットによる興行収入の増加、海外『爆丸』のヒットによるロイヤリティの増加などにより販売収入は総じて堅調に推移いたしました。
以上の結果、売上高は1,218億38百万円(前期比7.5%減)、営業利益は63億32百万円(前期は営業損失9億41百万円)となりました。
当社子会社(株式会社セガトイズ)における元従業員の不正取引について
平成22年4月15日及び5月6日に公表のとおり、株式会社セガトイズの元従業員が複数の取引先と不正取引を行っていたことが判明し、セガトイズの社内調査機関及び外部調査委員会の調査により、セガトイズを債務者とする架空の売掛金債権が総額約4億20百万円あることが判明しました。
株主、取引先をはじめとする関係者の皆様におかれましては多大なご迷惑とご心配をお掛けしておりますことを心よりお詫び申し上げますとともに、再発防止と信頼回復に努めてまいります。
本件につきましては引き続き鋭意調査を進め、最終報告については結果が判明次第、速やかに開示を行う予定です。
IRより
(億円) | 2006年3月期 | 2007年3月期 | 2008年3月期 | 2009年3月期 | 2010年3月期 | ||||||||
通期実績 | 通期実績 | 第2四半期 累計実績 | 通期実績 | 第1四半期 累計実績 | 第2四半期 累計実績 | 第3四半期 累計実績 | 通期実績 | 第1四半期 累計実績 | 第2四半期 累計実績 | 第3四半期 累計実績 | 通期実績 | ||
売上高 | 5,532 | 5,282 | 2,310 | 4,589 | 746 | 2,004 | 3,090 | 4,291 | 604 | 1,543 | 2,853 | 3,846 | |
内訳 | 遊技機 | 2,656 | 2,115 | 997 | 1,455 | 120 | 652 | 1,062 | 1,616 | 196 | 683 | 1,256 | 1,603 |
アミューズメント機器 | 715 | 754 | 343 | 710 | 137 | 344 | 499 | 619 | 78 | 179 | 331 | 451 | |
アミューズメント施設 | 1,062 | 1,038 | 479 | 912 | 174 | 371 | 544 | 713 | 141 | 289 | 414 | 547 | |
コンシューマ | 903 | 1,195 | 412 | 1,417 | 305 | 619 | 960 | 1,313 | 180 | 376 | 829 | 1,215 | |
その他 | 194 | 178 | 77 | 93 | 8 | 16 | 23 | 29 | 7 | 15 | 22 | 28 | |
営業利益 | 1,191 | 765 | -43 | -58 | -102 | -75 | -27 | 83 | -78 (-85) | -3 (-23) | 288 (241) | 367 (310) | |
内訳 | 遊技機 | 998 | 711 | 121 | 84 | -43 | -10 | 52 | 145 | -10 | 108 | 269 | 295 |
アミューズメント機器 | 121 | 116 | 18 | 71 | 7 | 46 | 62 | 68 | -10 (-12) | -7 (-12) | 47 (38) | 70 (54) | |
アミューズメント施設 | 92 | 1 | -22 | -98 | -15 | -28 | -49 | -75 | -1 | 2 | -6 | -13 (-14) | |
コンシューマ | 19 | 17 | -125 | -59 | -41 | -59 | -56 | -9 | -45 (-50) | -81 (-96) | 14 (-23) | 63 (24) | |
その他 | -17 | -13 | -2 | 0 | 0 | 2 | 2 | 3 | 1 | 2 | 3 | 3 | |
全社/消去等 | -23 | -67 | -34 | -55 | -10 | -26 | -39 | -49 | -11 | -27 | -39 | -52 | |
営業利益率 | 21.5% | 14.5% | - | - | - | - | - | 1.9% | - | - | 10.1% (8.4%) | 5.2% (2.0%) | |
経常利益 | 1,195 | 812 | -39 | -82 | -98 | -84 | -50 | 66 | -80 (-87) | -7 (-27) | 276 (229) | 359 (302) | |
経常利益率 | 21.6% | 15.4% | - | - | - | - | - | 1.5% | - | - | 9.7% (8.0%) | 9.3% (7.9%) | |
当期純利益 | 662 | 434 | -202 | -524 | -105 | -95 | -108 | -228 | -102 (-109) | -63 (-83) | 169 (122) | 202 (145) | |
当期純利益率 | 12.0% | 8.2% | - | - | - | - | - | - | - | - | 5.9% (4.3%) | 5.3% (3.8%) | |
研究開発費・コンテンツ制作費 | 363 | 521 | 298 | 653 | 166 | 304 | 434 | 596 | 118 (125) | 229 (249) | 327 (374) | 415 (472) | |
設備投資額 | 385 | 366 | 349 | 504 | 65 | 145 | 201 | 266 | 27 | 63 | 114 | 161 | |
減価償却費 | 218 | 280 | 295 | 456 | 54 | 119 | 189 | 266 | 35 | 73 | 120 | 171 | |
広告宣伝費 | 189 | 222 | 90 | 228 | 41 | 112 | 167 | 207 | 27 | 78 | 143 | 207 | |
パチスロタイトル数 | 14タイトル | 17タイトル | 16タイトル | 22タイトル | 4タイトル | 9タイトル | 16タイトル | 19タイトル | 1タイトル | 5タイトル | 8タイトル | 12タイトル | |
販売台数 | 607,106台 | 523,422台 | 310,496台 | 380,688台 | 15,048台 | 55,102台 | 108,500台 | 123,286台 | 5,111台 | 57,038台 | 79,243台 | 162,932台 | |
パチンコタイトル数 | 8タイトル | 14タイトル | 2タイトル | 9タイトル | 3タイトル | 6タイトル | 8タイトル | 12タイトル | 2タイトル | 8タイトル | 10タイトル | 13タイトル | |
販売台数 | 288,895台 | 132,981台 | 56,641台 | 108,184台 | 19,704台 | 154,950台 | 237,288台 | 391,831台 | 53,748台 | 167,715台 | 329,850台 | 360,171台 | |
セガ国内既存店舗売上高前年比 | 103.3% | 95.8% | 88.9% | 89.0% | 87.3% | 90.6% | 92.1% | 92.4% | 96.0% | 92.3% | 91.3% | 91.7% | |
国内AM施設数 | 462店舗 | 449店舗 | 433店舗 | 363店舗 | 357店舗 | 347店舗 | 347店舗 | 322店舗 | 298店舗 | 277店舗 | 274店舗 | 260店舗 | |
ゲームソフトタイトル数(タイトル) | - (122) | - (140) | 22 (32) | 80 (138) | 14 (37) | 36 (61) | 58 (93) | 78 (122) | 11 (17) | 23 (30) | 39 (62) | 66 (105) | |
販売本数(万本) | 1,640 | 2,127 | 491 | 2,699 | 689 | 1,276 | 2,109 | 2,947 | 265 | 540 | 1,673 | 2,675 |