SONYNEWS2009

Last-modified: 2010-09-19 (日) 22:25:15

SONY2009NEWS2

ソニー、大規模な社内改革?−英Times紙、今月にも動きがあると報道

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/05/32955.html
英Times紙が関係者筋からとして伝えるところによりますと、ソニーが大規模な改革を控えているとする情報があるとのことです。

この改革は「古くからあるソニーの商習慣の多くを廃止」し、大幅なリストラや工場の閉鎖などを伴うものであるとのこと。1月8日から行われるCES(Consumer Electronics Show)の終了後に改革に関する発表があるとされています。

ソニーは先月16000人をリストラするという計画を発表したばかりですが、Times紙の記事には、ソニーの経営改善の遅れを複数のアナリストが指摘しているとする記述もあり、今後の動きが注目されます。

『リトルビッグプラネット』欧州で20万本突破−業界団体の賞を獲得

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/09/33028.html
『リトルビッグプラネット』は欧州での売上が20万本を突破したことで、ゲーム業界団体ELSPAの「ELSPA売上賞」の「ゴールド」に入賞しました。

ELSPAは1999年から欧州でのゲームの売上を集計しており、「ゴールド」は20〜30万本を売り上げたゲームが入賞します。「ゴールド」の上は「プラチナ」で30〜60万本。最高位となる「ダイヤモンド」は100万本を突破することが必要となります。

「ELSPA売上賞」は同一タイトルでも機種ごとの計算。

『リトルビッグプラネット』はプレイステーション3オンリーで「ゴールド」となり、『マリオカートWii』と『Wii Fit』がWiiオンリーで「ダイヤモンド」となっており、機種独占タイトルの重要さが浮き彫りになっているといえるでしょう。

PS2、北米で5000万台を突破

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/15/33106.html
プレイステーション2は北米で5000万台を売り上げたとのことです。

AP通信がソニーからの発表として伝えたところによりますと、北米でのプレイステーション2の累計が5000万台を突破したとのこと。

SCEA(ソニー・コンピュータエンタテインメントアメリカ)のハードウェアマーケティングディレクターであるJohn Koller氏は、プレイステーション2を買っているのが初期からの支持者やハードなゲーマー層ではなく、むしろゲームに入門しようとする人々やゲームを再び始めようとする人々であるとコメント。同時にKoller氏はソニーがプレイステーション2を放棄するつもりはないとの見解も明らかにしています。

NPD調べによると2008年11月に北米市場ではプレイステーション2は20万6000台売れており、これはプレイステーション3の37万8000台に次ぐ値となります。また、プレイステーション2は2008年の1〜10月に全米で最も遊ばれているハードウェアであるとするニールセンの調査結果もあり、これからもプレイステーション2は人々に親しまれていくこととなりそうです。

YouTube、WiiとPS3向けチャンネルを開設

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/18/33148.html
動画共有サイトのYouTubeは、Wiiおよびプレイステーション3のブラウザでテレビから視聴することを目的とした「YouTube for Television」を開設しました。日本語にも対応していて、テレビ画面の解像度に最適化された画面で豊富な動画を楽しむことができます。

サードパーティからWiiやPS3向けのサービスは複数行われていましたが、公式で対応するのは今回が初めてとなります。

トップページを開くと「再生回数」「高評価」「おすすめ」「新着動画」の4つのくくりで動画が表示され、気になる動画を検索することもできます。ログインすれば好みの動画を保存しておくこともできます。

ぜひチェックしてみてください。

「PSブランドは昨年5000億円を生み出した」−SCEAの声明

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/19/33161.html
SCEA(ソニー・コンピュータエンタテインメントアメリカ)は、米国の調査会社NPDグループの発表した2008年12月の売上に関する声明を発表したとのことです。

SCEAのシニアバイスプレジデントであるPeter Dille氏の声明によると、2008年に米国で販売されたプレイステーション3は360万台で前年比40%の増加。12月の売上総数は72万6005台で前月比92%の増加となっているとのことです。
ソフトは12月に約600万本を売り、2008年のソフト売上は前年比116%の増加を見せているとしています。

PlayStation Networkの会員数は1700万人で、これまでに3億3000万ダウンロードを記録しているとコメントされています。

PSPの売上は100万台を突破し、これは前月比143%となっているとのこと。ソフトの売上本数は370万本を越えており『マッデンNFL 09』『WWE Smackdown vs. Raw 2009』『レゴ バットマン』が人気を博したとされています。

プレイステーション2は前月と比較してハードウェアが99%、ソフトが124%の売上アップとなったのこと。

「プレイステーション」ブランドは2008年のアメリカで64億ドル以上(約5760億円)を生みだし、ハード売上は25億ドル(約2250億円)以上、ソフト売上は32億ドル(約2880億円)を越えているとのことです。

「Xbox360は短命」「PS3が追いつくことはない」−SCEとマイクロソフトが激しい応酬

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/22/33233.html
ソニー・コンピューター・エンターテイメント(SCE)の平井一夫氏がOfficial PlayStation Magazineのインタビューで発言した内容に対し、マイクロソフトのAaron Greenberg氏が反撃しています。

ソニーはこの業界のオフィシャルリーダーシップを継続。任天堂は別世界の存在であり競争相手とは見ていない。Xbox360の寿命は短い。彼らのゲーム機(Xbox)は5年以上もたなかったが、プレイステーション3は10年のライフサイクルを約束する。よほど状況が悪くならない限り、競争相手が我々のゲーム機の台数を上回っていることはないだろう……というのが平井氏の発言。

Xbox360のプロダクトマネージャーであるAaron Greenberg氏は平井氏の発言に対し、この世代のゲーム機戦争がハードウェアスペックだけで決着がつくものではなくオンラインとソフトウェアでの意識革新が必要であり、それはどちらもマイクロソフトのDNAに刻まれているものであるとコメント。

「プレイステーション3が我々に追いつくようなどんなシナリオも想像できない。もしもXbox360の売上が現状のままであり、プレイステーション3の売上が倍になったとしても、2014年にならないと両機種の差は埋まらない」と発言しています。

「PS3はグローバルでは360に追いつける」−ソニーとマイクロソフトの舌戦に援護射撃

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/23/33263.html
ソニー・コンピューター・エンターテイメント(SCE)の平井一夫氏がOfficial PlayStation Magazineのインタビューで「Xbox360は短命」と発言。これに対しマイクロソフトのAaron Greenberg氏が「プレイステーション3は2014年までXbox360に追いつけない」と返して話題となっていますが、「どちらも間違っていない」とする意見が出てきました。

Wedbush Morgan証券のアナリストであるMichael Pachter氏はGameDailyのインタビューに答えて、「確かにプレイステーション3はXbox360に2014年まで追いつけないかも知れないが、グローバルでは追いつくことができる」とコメント。日本でのプレイステーション3はおそらくXbox360を400万台ほど上回っているので、日本での販売台数が増えることでトータルとしての台数は追いつけるだろうと予測。

両機種の2008年の販売台数を例に挙げ、プレイステーション3の価格が418ドル(約37000円)の状態で差が120万台なので、今年のどこかで299ドル(約26000円)に値下げすれば、ブルーレイディスクの効果でXbox360と同じくらいの台数が売れるだろうとしています。

ややソニー陣営よりのPachter氏の予測ですが、最後に「誰もWiiに追いつく話をしてないのがおかしいよね」と冗談交じりに語ったとのこと。

SCE、PSP全世界累計売上台数5000万台達成!

http://www.inside-games.jp/article/2009/02/13/33656.html
ソニー・コンピュータエンタテインメントは、携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル」が、2009年1月末時点で全世界累計売上台数5000万台達成したことを発表しました。

プレイステーションポータブルは、プレイステーションファミリー初の携帯型ゲーム機として、2004年12月12日の日本国内での発売を皮切りに、2005年3月には北米地域、同年5月にはアジア地域、同年9月には欧州地域へと順次発売されてきました。

2007年9月には全世界でPSP-2000シリーズを導入、PSP-1000シリーズの基本機能とデザインを継承しながら大幅に軽量・薄型化を実現し、Skype機能に対応。2008年10月には、映像クオリティを追求した液晶ディスプレイに内蔵マイクを新たに標準搭載したPSP-3000シリーズが導入されました。

PSP専用UMDソフトは全世界で延べ2000以上のタイトルが発売され、累計売上本数は約2億本を数えています。2008年秋よりPSPから直接「PlayStation Store」にアクセス出来るようになり、オンライン配信専用タイトルに加え、初代PSからの人気ソフトやUMDで発売されているタイトルのダウンロード版なども配信をスタートし、全世界で延べ500タイトルを超えるゲームコンテンツが提供されています。

SCEJ「PlayStation Network」日本国内で200万アカウント達成!

http://www.inside-games.jp/article/2009/02/20/33787.html
ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンは、「PlayStation Network」のアカウント総数が、2009年2月20日時点で、日本国内200万アカウントを達成した事を発表しました。

「PlayStation Network」は、プレイステーション3やプレイステーション・ポータブルで楽しむことが出来るコンテンツを提供する「PlayStation Store」を初め、コミュニティーサービス『PlayStation Home』や、PS3を介して離れたユーザー同士がPSPのアドホックプレイをプレイ出来る『アドホック・パーティーfor PlayStation Portable β バージョン』、『まいにちいっしょ』や『まいにちいっしょポータブル』、「時間」と「場所」をキーワードにインターネット上のコンテンンツを表現するアプリケーション「Life with PlayStation」など、様々なサービスとオンラインゲームやAVチャットなどの機能を楽しむことが出来ます。

ゲームコンテンツに加え、アニメを中心とするビデオコンテンツを取り揃える「PlayStation Store」は、毎月約 0万アカウントのユーザーが利用しています。
※月間ユニークアカウント数による数値

2006年11月11日のオープン以来、日本国内でダウンロードされたコンテンツの総数は約3500万件を超え、新作ゲームの体験版や各種ダウンロードゲーム、初代PS用ソフトをPS3やPSPで遊べる「ゲームアーカイブス」など、総数にして3200種類を超えるコンテンツをユーザーに提供しています。
※数値はすべて2009年2月10日時点

SCEJは200万アカウント達成した件について「今後もPS3やPSPとブロードバンドネットワーク環境によりさらに広がる、新たなコンピュータエンタテインメントの創造を推進してまいります」とコメントしています。

【GTMF2009】モーションで面白いゲームをぜひ! SCE「PLAYSTATION Eye」などを紹介

http://www.inside-games.jp/article/2009/02/21/33799.html
株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントは「PLAYSTATION3向けテクノロジーのアップデート」と題して豊 禎治氏よりSCEが取り組むPS3向け技術の最新動向を説明しました。内容は主にCellの8つのコアであるSPEの活用と、新しいコンパイラの開発についての二つに分かれました。

まずSPEのグラフィック方面での活用については、PLAYSTATION EdgeとしてSCEが取り組んでいるものから、レンダリングの前処理をSPEで行うことでGPU負荷を下げるEdgeジオメトリと、複数SPUの協調動作によって複数キャラクターのアニメーションを描写するEdgeアニメーションの2つが紹介されました。

また、SCEの開発チームが作成したものとして、フレームバッファのピクセルごとに光源の影響をSPEで計算する「デファードシェーディング」のデモや、ファー(毛)の表現のデモで、雪男のようなキャラが動くものが紹介されました。これらのうち、ファーのデモはできたてほやほやでソースコードの公開などはこれからだそうですが、それ以外はライセンシー向けに公開されていて直ぐにゲーム開発で利用できます。

また、SPEはグラフィック以外での活用も模索されています。セミナーではSCEの提供する物理計算エンジンのPhysics Effectで、ゲームエンジンのUnreal Engine3の物理演算を行うことで処理を大幅にアップさせた事例(Killzone 2など)や、「PLAYSTATION Eye」を使いカメラのプレイヤーの顔をトラックするオメガトラッキング(仮称)が紹介されました。プレイヤーがうなずくことで回答できるクイズゲームや、FPSで物影に隠れる動作、といったものが考えられます。豊氏は「体感ゲームは任天堂さんが作った一つの流れで、その中でもカメラは色々な可能性があると思う」と述べ、ゲームへの応用に期待を示していました。

SCEの新しいコンパイラは数年前に買収したSNシステムズの技術陣によるものです。PS3では従来、様々なプラットフォームで利用されているGCCが利用されてきましたが、新たに開発した「SNC」もGCCを超える水準になってきたということです。特に手間なくコンパイラを乗り換えられるように設計されていて、国内タイトルでも『龍が如く3』などで採用されたようです。SCEではGCCのサポートは続けながらSNCの性能改善に力を入れていくとしています。

今回のセミナーで提供された情報は大部分がSDKに含まれていて、容易に利用することができます。豊氏は「今後も様々な技術を作って開示していく」と話していました。

任天堂、ソニー、ノキアが特許侵害で訴えられる

http://www.inside-games.jp/article/2009/02/24/33848.html
任天堂、ソニー、ノキアは無線通信の特許を侵害しているとして訴えられました。

テキサスのWall Wireless LLCは、米国特許6,640,086を侵害しているとして任天堂、ソニー、ノキアを訴えました。問題となっている特許は「携帯電話のようなハンドヘルド装置から、オペレーターによって発生する聴覚もしくは視覚的メッセージを、インターネットを介して分配する」というもの。

同社はニンテンドーDSやPSP、ノキアのN81、N82、N93、N95といったハードウェアや『マリオカート』『ワイプアウト』『Reset Generation』(ノキアの携帯電話で遊べるレトロゲーム風ボードゲーム)の通信対戦が特許を侵害しているとしており、販売停止と損害賠償、弁護士費用を求めていく構えです。

【朝刊チェック】DSi3色の新色3月発売に、SCEがPSネットワーク利用者2000万人突破(2/26)

http://www.inside-games.jp/article/2009/02/26/33872.html
日経産業新聞4面「任天堂のDSiピンクも登場、来月3色発売」
任天堂は25日、携帯型ゲーム機ニンテンドーDSiに3種類の新色を3月20日に投入すると発表しました。発売するのは「ピンク」「ライムグリーン」「メタリックブルー」の3色。これまでは「ホワイト」と「ブラック」のみでした。DSシリーズは国内で2567万台を販売しています。DSiは海外でも4月に発売します。

日経産業新聞4面「SCE、PS3・PSP向け配信利用者2000万人突破、2年3ヶ月で」
ソニー・コンピュータエンタテイメントは25日、家庭用ゲーム機向けサービス「プレイステーション ネットワーク」の全世界の利用者が20日時点で2000万人を突破したと発表しました。ゲームソフトのダウンロードや追加コンテンツ購入などが出来る無料ネットワークサービスで、2006年11月11日のプレイステーション3発売と同時に開始しました。約2年3ヶ月での2000万人超えとなります。据え置き型のPS3と携帯型のPSP向けで、パソコンからも利用が出来ます。600タイトル以上のPS3ソフトが対戦・協力プレイや追加コンテンツ配信に対応。これまでに3億8000万以上のコンテンツがダウンロードされ、累計売上高は1億8000万ドルを超えました。

「Wiiひざ」「Wii炎症」に続いて、今度は「プレイステーション手掌汗腺炎」

http://www.inside-games.jp/article/2009/03/01/33928.html
「Wiiひざ」「Wii炎症」などゲームが原因とされる症状が話題となりましたが、今度は「プレイステーション手掌汗腺炎」とのことです。

BBCが報じるところによりますと、「プレイステーション手掌汗腺炎」は激しい発汗に関係した症状で、手のひらに激しい痛みを伴う皮膚の変化が発生。この症状を訴えたスイスの12歳の女の子はゲームを止めることで10日ほど後に回復したと言います。

ジョギングの後に足の裏に皮膚の変化が発生するなど、「プレイステーション手掌汗腺炎」に似た症状は激しい運動をした子供達にも見られるとのことですが、スイスの12歳の女の子が手のひらに痛みを覚えてからもゲームをやり続けたことなどから、研究者は「ゲーム機への依存が見られ、症状には精神的なものも含まれる」とする見解を明らかにしています。

British Association of DermatologistsのNina Goad氏は「貴方が汗かきであるならゲームを遊びすぎない方がよいでしょう」と警告。Computer Entertainment Europeのスポークスマンによると、このような症状が報告されたのは初めてとのこと。ゲームは読書や映画鑑賞のような適切な娯楽であるが、ガイドラインに従わないことで弊害が起こる可能性があるとしています。

【朝刊チェック】SONY革命に四銃士 ストリンガー会長ワンストップ体制(3/2)

http://www.inside-games.jp/article/2009/03/02/33931.html

日経産業新聞4面「DS違法機器販売差止め、東京地裁」
任天堂は2月27日、違法に複製された海賊版ソフトをニンテンドーDSで使用できるようにする機器の輸入・販売指し止めを求めて提訴していた問題で、東京地裁が同日、請求を認める決断を下したと発表しました。任天堂は昨年、不正競争防止法に基づきソフトメーカー54社と共同で、同製品を輸入・販売する5社を相手取って訴訟を起こしていました。提訴の対象はネットで入手した海賊版のソフトのデータを記憶媒体に入れ、DSで動かす通称「マジコン」と呼ばれる機器。任天堂の広報室は「妥当な判決と認識している」とコメントしています。

日経産業新聞20面「SONY革命に四銃士 ストリンガー会長ワンストップ体制」
ソニーが4月1日付けで経営体制を刷新します。ハワード・ストリンガー会長兼CEO(最高経営責任者)が社長を兼務し、エレクトロニクス部門を統括していた中鉢良治社長が副会に就きます。不振の電機部門を立て直すため中鉢植社長との分担をやめ、会長が全権を握り、成否は新体制を支える「四銃士」にかかっています。
その中でゲーム関連をチェックすると以下の通り記載されていました。
新体制では「古い位ソニー」の収益改善とともに、「明日のソニー」をどうつくるかが課題。後者は、ネットワークプロダクツ&サービスを率いる2人が重役を担います。平井一夫ソニー・コンピュータエンタテイメント社長と、鈴木国正・米ソニー・エレクトロニクスEVPです。扱う製品はパソコン、携帯音楽プレーヤー、ゲーム機。最先端技術を結集し、ネットワークに対応した新しい製品・サービスの開発を急ぎます。ゲーム部門のSEC社長を務める平井氏は、4月1日付けでこのグループを統括すると共に、ソニーの執行役員EVPに就任します。それはソニーとSCEが事実上、統合することを意味します。「プレイステーションの父」と称される久多良木健氏が育てたSCEは独立心が強く、時にはソニーのDVDレコーダーと競合したり、開発リソースを奪い合うようなこともありました。ゲーム事業を率いる平井氏と新たにバイオ事業本部長となる鈴木氏のコンビにはグループ内の壁を乗り越えて新しい「ソニーらしいユーザー体験」(平井氏)を同打ち出すかが問われます。

ユニクロと世界に誇る日本ゲームがコラボレーション!3月16日より順次発売

http://www.inside-games.jp/article/2009/03/09/34074.html
ユニクロのTシャツブランドである「ユニクロUT」は、『モンスターハンター』『ソニック』『パックマン』『ボンバーマン』など日本が世界に誇るゲームソフトとコラボレーションした「UT×JAPAN GAME」のTシャツを3月16日から順次リリースします。

バンダイナムコゲームス、カプコン、タイトー、セガ、ソニー・コンピュータエンタテイメント、ハドソン、大手ゲームメーカー6社を代表するゲームソフトをモチーフにデザインされたTシャツは、2009年3月16日より順次発売されていきます。

現在公開されているデザインでは、『パックマン』、『ボンバーマン』、『ディグダグ』などは、Tシャツにドット絵でキャラクターがデザインされたTシャツが大半で、ドット絵以外のデザインでは、『バイオハザード』がメッセージでのデザインされている物になっていたりと様々な種類が登場。

■3月16日発売
・パックマン (バンダイナムコゲームス
・ボンバーマン (ハドソン)
・ディグダグ (バンダイナムコゲームス)
・アルカノイド (タイトー)
・ギャラクシアン (バンダイナムコゲームス)
・マッピー (バンダイナムコゲームス)
・サルゲッチュ (ソニー・コンピュータエンタテイメント)
・バイオハザード (カプコン)

■4月6日発売のTシャツ
・ラリーX (バンダイナムコゲームス)
・逆転裁判 (カプコン)
・電車でGO! (タイトー)

■4月20日発売
・モンスターハンター (カプコン)
・ゼビウス (バンダイナムコゲームス)
・ストリートファイター2 (カプコン)
・ロックマン (カプコン)
・ソニック・ザ・ヘッジホッグ (セガ)
・ファミリーテニス (バンダイナムコゲームス)
・鉄拳 (バンダイナムコゲームス)
・ぷよぷよ (セガ)

■4月27日発売
・みんなのゴルフ (ソニー・コンピュータエンタテイメント)
・ドルアーガの塔 (バンダイナムコゲームス)
・パラッパラッパー (ソニー・コンピュータエンタテイメント)

■5月発売
・リトルビックプラネット (ソニー・コンピュータエンタテイメント)
・どこでもいっしょ (ソニー・コンピュータエンタテイメント)
・魔界村 (カプコン)

■6月発売
・リッジレーサー (ソニー・コンピュータエンタテイメント)
・バーチャファイター (セガ)
・桃太郎伝説 (ハドソン)
・桃太郎電鉄 (ハドソン)

現時点では値段は未定となっていますが、ユニクロブランドTシャツなのでお手軽価格で発売されると思われます。

NVIDIA、PS3に物理エンジン「PhysXテクノロジ」を提供 〜 砕けるガラスや風で曲がる木々、水塊などをリアルに表現

http://www.inside-games.jp/article/2009/03/18/34258.html
米国NVIDIA(エヌビディア)コーポレーションは18日、ソニー・コンピュータエンタテイメント(SCEI)と、PLAYSTATION3向けのツールおよびミドルウェアライセンス契約を結んだことを発表しました。

この契約により、PS3ゲームの開発者は、登録するだけでNVIDIA PhysXテクノロジSDKを無償でダウンロードし、SCEIデベロッパ・ネットワーク上で利用可能となります。

NVIDIA PhysXソフトウェア開発キット(SDK)は、フル機能のAPIおよび頑強な物理エンジンで構成されており、さまざまな物理表現をリアルタイムで作成、プレビューできるようになります。粉々にされたガラスや武器弾薬などの残骸、風で曲がる木々、水塊や勢いのある水などをインタラクティブに制御でき、デベロッパ、アニメーター、レベル・デザイナー、アーティストがより表現の幅を広げることができるとのこと。

PS3用のソースコードであるPhysX SDK、および主要なゲーム・プラットフォームのライセンスは、NVIDIAから直接入手可能です。

NVIDIAのコンテンツ・アンド・ テクノロジのシニア・バイス・プレジデントであるトニー・タマシ(Tony Tamasi)氏は、「NVIDIAは、認可ミドルウェア・プロバイダとしてPLAYSTATION 3をサポートできることを誇りに思っています。

PhysXテクノロジを使用してPLAYSTATION 3向けに開発されたゲームは、ゲームのキャラクターやゲーム内の他のオブジェクト間のリアルで、実物そっくりなインタラクションを提供します。当社は、次世代ゲーマーのリアルという定義を変えるゲームが登場することを期待しています。」とのコメントを寄せています。

PS3がGDC2009の前後に値下げ?『レジスタンス』をバンドル?

http://www.inside-games.jp/article/2009/03/19/34284.html
海外サイトCVGは現在399ドル(約4万円)のプレイステーション3が300ドル(約3万円)に値下げされるとする噂を掲載しています。

CVGによると「英国の一流の小売業者」はプレイステーション3の値下げが「もうすぐ確実に行われる」とする通知を受け取ったとのこと。また、「北米では値下げはGDC2009の前後に行われる」「値下げではなく『レジスタンス』『MotorStorm』を同梱するのではないか」と様々な噂が流れていますが、ソニーは「噂と憶測にはコメントしない」との姿勢を表明しているとのこと。

これまでにも何度か値下げの噂が囁かれてきたプレイステーション3ですが、GDC2009の前後というのはいかにもありそうなタイミングであり、今後の動向が注目されます。

【朝刊チェック】SCE、PS3ソフト開発機材の機能絞り価格1/5の廉価版発売(3/25)

http://www.inside-games.jp/article/2009/03/25/34367.html
日経産業新聞4面「SCE、PS3ソフト開発機材の機能絞り価格1/5」
ソニー・コンピュータエンタテイメントは24日、家庭用ゲーム機プレイステーション3向けゲームソフトの開発用機器セットの廉価版を発売したと発表しました。機能を基本的な部分に絞り込むことで、価格を既存製品の約1/5に引き下げました。ゲーム開発会社設備投資抑制を手助けることで、PS3用タイトルの拡充に繋げる狙いです。

SECはPS3発売当初に開発用機材セットの価格を190万(税抜)としていましたが、2007年11月に半分の95万円(税抜)に引き下げました。廉価版の開発用機器セットは、プログラミングやグラフィックデザインといった基本機能に特化することで、価格をさらに抑え、20万円(税抜)にしました。

今勢いがついてきたPS3。今後新作が沢山登場してくれると嬉しいですね。

日本経済新聞9面「東京モーターショー、出展企業が半減」
日本自動車工業会は24日、今秋に開催する東京モーターショーの出展企業が122社となり、2年前の前回(241社)の約半分に減ると発表しました。独フォルクスワーゲンなど参加の意向だった欧州大手も方向転換、ゼネラル・モーターズなどの米国勢は既に不参加を表明しており、大部分の海外メーカーが出展を見送ることになります。機関の4日間短縮も正式に発表されました。

【GDC 2009】プレイステーション3の立体技術を試す

http://www.inside-games.jp/article/2009/03/29/34452.html

【朝刊チェック】北米・欧州でPS2値下げ、スクエニ『FFXI』不正侵入防止「セキュリティ・トークン」(4/2)

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/02/34529.html
日経産業新聞4面「プレイステーション2、北米・欧州で値下げ」
ソニー・コンピュータエンタテイメントは家庭用ゲーム機「プレイステーション2」の価格を1日から北米・欧州地域で改定しました。北米で約2割値下げして99ドル、欧州でも同様に引き下げて399ドルの「プレイステーション3」と区別することで拡販に繋げます。値下げは北米・欧州ともに3年ぶりです。

日経産業新聞4面「スクエニ、『FFXI』不正侵入防止で使い捨てパスワード導入」
スクウェア・エニックスはオンラインゲーム『ファイナルファンタジーXI』向けに国内初となる「ワンタイムパスワード」と呼ばれるセキュリティー機能を実装します。「セキュリティー・トークン」と呼ぶ液晶画面を持った小型専用装置で、1回ごとに使い捨てるパスワードを生成して表示します。他人のIDを使ったゲームに不正侵入するといった行為を防ぐのに役立ちます。価格は980円で4月7日に発売。

将来的に統合IDとセキュリティー・トークンをオンラインゲームや同社のオンラインサービスに利用できるようにする計画となっています。

SCE、欧州部門のトップが交代

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/15/34782.html
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)は、SCEヨーロッパの社長兼Co-COOに、5月1日付けでソニーCMO(Chief Marketing Officer)兼グループ役員のアンドリュー・ハウス氏が就任する人事を発表しました。現在、社長兼CEO兼Co-COO及びSCEI副社長を務めるデビッド・リーブス氏はグループから引退します。

アンドリュー・ハウス氏は1990年にソニーに入社。広報業務を担当した後、1995年4月よりSCEIに加わり、初代プレイステーションやゲームソフトのマーケティングとプロモーション活動に関わりました。1996年3月にはSCEAのマーケティング担当バイスプレジデントとなり、北米の事業を推進、誰もが知るPlayStationブランドの構築に貢献しました。2000年からはパブリッシャー向けのゲーム開発サポートも担当していました。2005年にはソニーのCMOにも就任しています。

SCEIの社長兼グループCEOの平井一夫氏は「アンディと再びプレイステーションビジネスにおいて共に仕事ができることをうれしく思います。ソニーのCMOとしてこれまでに彼が培った経験や専門知識を駆使し、来るネットワーク時代に向けて欧州/PAL地域におけるプレイステーションビジネスの更なる拡大と新たな試みを実行していってくれるものと確信しています」 とコメント。

ハウス氏は「『プレイステーション』に戻り、新しい職責に取り組むことにわくわくしています。私自身、インタラクティブエンタテインメント業界とは大変深い縁があり、特にネットワークエンタテインメントを中心に、欧州/PAL地域で私たちのビジネスをさらに拡げていくことに十分な手ごたえを感じています。SCEEの皆さんと力を合わせ、ソニーの他のビジネスユニットとも連携しながらこの可能性を追求してまいる所存です」とコメントしています。

一方、退任したデビッド・リーブス氏は「『プレイステーション』でのこれまでの経験は素晴らしいものでした。欧州/PAL地域の全106の国々をすべて訪れることはできませんでしたが、66カ国には足を運ぶことができました。このたびSCEEを退社するにあたり、申し上げたいことが二つあります。一つはこれまでの14年間、SCEEと私個人を支えてくださったすべての皆様への感謝です。皆様のような素晴らしい方々と仕事をすることができ、本当に幸せでした。もう一つは、これからの私の進む道です。これまで社会から受けた恩恵を少しでもお返しすべく、今後は社会に報いる仕事をしていきたいと思っています。地域の学校で皆様のお子様方に物理を教えることもあるかもしれません。また、年配のスキーのインストラクター、腰の悪い自動車修理工、いつもPSP®のゲームを持ってくるソーシャルワーカーがいたら、それは私かもしれません。これまで『プレイステーション』を支えてくださったすべての皆様とSCEEの社員の皆様に改めて感謝を申し上げ、これからのますますの繁栄を願っています」とコメントを発表しています。

インドのゲーム市場をソニーが有望視

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/16/34795.html
BusinessStandard紙は、ソニー・コンピュータエンタテインメントヨーロッパ(SCEE)がインド市場を有望視しているとする記事を発表しています。

SCEEは3月25日にオリジナルのプレイステーション2用ゲーム『Hanuman : Boy Warrior』を発売し、初日に1万本を販売しました。有望な海外タイトルは初日に3〜4000本売れるということなので、これはかなりの数字。SCEEは今年一年で3万本を販売する予定でしたが、目標を5万本に上方修正しています。

『Hanuman : Boy Warrior』はインドのハイデラバードにあるAurona Technologiesが開発した三人称視点のアクションゲーム。インド神話のハヌマーンが力を取り戻す様を描く成長物語で、巨大なメイスを武器に猿神ハヌマーンが邪悪な敵に戦いを挑みます。ハヌマーンはインド初のアニメの題材になっているほか、ウルトラマンや仮面ライダーとも共演している人気のある神様で、これを題材に採る辺りは現地開発の強みが活かされているといえるでしょう。

この他にも現地のソフトハウスであるCandela Softwareが学生向けの学習クイズを2本開発しているほか、Gameshastraはインド伝統のスポーツであるギリ・ダンダ(クリケット風の球技)やカバディのゲームを開発するなど、インドではオリジナルゲームのブームが訪れつつある模様。

プレイステーションインドのマネージャーであるAtindriya Bose氏によると、インドのゲーム業界は2008〜2009年に300%の成長を見せているとのこと。自国の文化を題材としたゲームが良いのはどの国でも同じのようです。