THQ2007NEWS

Last-modified: 2010-10-17 (日) 22:33:17

THQがWiiのための新作を計画中

http://www.inside-games.jp/article/2007/02/02/19931.html
IGNによれば、米国のパブリッシャーTHQ傘下の開発スタジオで『MX vs. ATV』などの開発元であるレインボウ・スタジオが「Wii向けの独占オリジナル作品」のためにスタッフを募集しているそうです。THQの公式サイトに掲載されているそうです。

募集しているのはシニア・ツール・エンジニア、シニア・テクニカル・キャラクター・アーティストの2つのポジションで、いずれも勤務地はアリゾナとなるようです。

レインボウ・スタジオはこれまでレーシングゲームを主に手がけてきたデベロッパーですが、求人内容によれば今度の作品はアクション/アドベンチャーゲームになるようです。Wiiの独占タイトルということで、どのようなゲームになるのか楽しみですね。

THQがレスリングゲームをWii向けに開発中

http://www.inside-games.jp/article/2007/02/03/19944.html

THQは四半期業績発表の席でWii向けのレスリングゲームを開発中であることを明らかにしました。タイトルに関する詳細は公表されませんでしたが、『WWE SmackDown! vs. Raw 2008』になるものと推測されます。THQはWiiに関して、ゲーム人口を拡大していることは確かで全体として強気でいると述べました。

「私達の製品ポートフォリオは常に任天堂のプラットフォームと良く適合しました。GBAやDSでの成功と同様に、私達はWiiでも大きなシェアを獲得したいと考えています。私達は2008年度にWii向けに11タイトルをスケジュールしています」とCEOのブライアン・ファレル氏は述べました。

CFOのエド・ジマー氏は2008年度に各ハードどのくらいの数が売れるか予測を示しました。「Xbox360が500〜550万台、Wiiが500〜550、PS3が350〜400、PS2が350〜400、DSが700〜750、PSPが300〜350。ヨーロッパでは以下の通り。Xbox360が250〜300万台、Wiiが350〜400、PS3が350〜400、PS2が250〜300、DSが550〜600、PSPが250〜300。私達は世界的に最低でもXbox、ゲームキューブ、GBAのレベルを期待します」

マルチプラットフォーム戦略の転換?―THQが方針

http://www.inside-games.jp/article/2007/04/18/20367.html
主に海外のパブリッシャー、EAなんかは特にそうですが、1つのゲームがあったとして、1つのプラットフォームだけで発売するのではなく、Wii・PS3・Xbox360・・・etc、と複数のプラットフォームで発売し、それによって高騰する開発費を回収していくという戦略が取られてきました。しかしその流れに一石が投じられました。

特に子供向けゲーム市場に強い大手パブリッシャーの一角、THQのブライアン・ファレルCEOは今後、幅広いプラットフォームで発売する方向が緩和され、もっと各プラットフォームの強みにフォーカスしていくことらになると述べました。

「過去、私たちを含む多くのパブリッシャーは"オッケー、じゃあゲームを作りましょう、そして色んなハードで発売しましょう"と言ってきました。しかしもはやこれは私たちの今後の戦略ではありません。異なるゲームには、異なるプラットフォーム。私たちの戦略は、それぞれ異なるタイプのコンテンツには、それぞれ異なるセグメントのユーザーが居るのではないか、ということです」

とのことです。一世代前、ゲームキューブ、PS2、Xboxの頃からマルチプラットフォームが流行りだしたのですが、ここへきて各機種の個性がはっきりしてくると、すべてのプラットフォームで平等にリリースすることの意味が見出せなくなっているということでしょうか。無理やりWiiでも出す、のではなく、Wii向けにちゃんと作る、という方向に行ってくれればユーザーにとっても作る側にとっても幸せなことだと思います。

セガとTHQが共同でゲームイベントを計画、欧州で6月

http://www.inside-games.jp/article/2007/04/23/20431.html

英国のゲーム業界紙「MCV UK」によれば、THQとセガは共同で6月に欧州を対象した商品説明会を開催する予定にしているそうです。これは今年はE3が縮小され時期が遅まったことと、元々この時期には大きな欧州でのゲーム展示会が予定されてないという理由で、発表の場を確保したいという考えのようです。

MCVによれば約20のタイトルが展示されるもので、主に流通業者を対象としたものになるそうです。またTHQのIan Curran氏とセガのMike Hayes氏によれば、まだ他の会社の参加も歓迎するとのこと。

「E3も欧州全体をカバーするイベントもなく、ユーザーは色々なパブリッシャーのイベントを回る必要があります。小売業者も沢山のイベントに行く必要がなくなります」とセガオブヨーロッパのMike Hayes社長は述べています。

THQがニコロデオンタイトルを多数発表―WiiやDSなど

http://www.inside-games.jp/article/2007/05/09/20575.html
THQは人気アニメチャンネル「ニコロデオン」のゲームラインナップを発表しました。新作『El Tigre: The Adventures of Manny Rivera』や人気を続けている『SpongeBob SquarePants』『Avatar: The Last Airbender』など多くのゲームが発売されます。プラットフォームもWiiやDSからPS2、Xbox360、GBAまで幅広くなっています。

「私たちのニコロデオンタイトルはこれまでに4500万本以上が売れ、今後もキッズマーケットを牽引していきます。私たちはWiiでの拡大や初のXbox360向けタイトルなどを含めて2007年もニコロデオンのビジネスが盛り上がる事を期待します」とワールドワイドマーケティング担当上級副社長のボブ・アニエロ氏は述べています。

『Nicktoons 2007』(仮称)はスポンジボブをはじめとするニコロデオンの人気キャラクターが勢ぞろいするアクションゲームです。この秋にWii、DS、GBA、PS2で発売される予定です。

『SpongeBob’s Atlantis SquarePantis』はスポンジボブやギャング達が町を離れて伝説のアトランティスを冒険するという新作ゲーム。新しいゲームプレイを楽しみながら、アトランティスの財宝を探します。Wii、DS、GBA、PS2、とモバイルの各キャリアでこの秋の発売予定です。

『Avatar: The Last Airbender -- The Burning Earth』は人気のアニメのゲーム化第二弾で、今回はアニメの第二シーズンをベースにしたストーリーが楽しめます。Wii、DS、GBA、PS2、Xbox360で秋の発売です。

『El Tigre』(仮称)はアニメシリーズ「El Tigre: The Adventures of Manny Rivera」を元にしたもので、DSで秋に発売されます。

『Zoey 101: Field Trip Fiasco』は男子校だった学校が女性にも門戸を開いて、そこにZoeyたちが入校してくるというドラマをゲーム化したもの。前作はGBAで発売されたそうです。夏にDSで発売されます。

『Drake & Josh: Talent Showdown』はテレビで人気の音楽を競う番組をゲーム化したもので、夏にDSで発売されます。

THQがWiiの開発コストの低さを絶賛

http://www.inside-games.jp/article/2007/07/19/22131.html
米国のゲームメーカー、THQの上級副社長ケリー・フロック氏は「ニューヨークタイムズ」の取材に対して、「積極的」にWii向けタイトルを開発していくとした上で、PS3やXbox360と比較して大幅に下げられた開発コストについて絶賛しました。

フロック氏によればWiiのタイトルは12か月以内で開発することができるのに対して、競合のプラットフォームはだいたい2〜3年は必要になるそうです。また開発コストの面でも、Wiiタイトルは150〜400万ドルの範囲になるのに対して、PS3やXbox360では1000万〜1200万ドルが必要になってくるそうです。

「Wiiは神の贈り物です。私たちは積極的にもっと多くのWiiタイトルを探していきます」

またセガオブアメリカの上級副社長マーケティングのスコット・ステインバーグ氏は「Wiiの開発コストは確かに他のコンソールより低くなります。Wiiタイトルでは一般的に15〜25のプログラマが必要なのに対して、PS3やXbox360では50人以上が必要になってきます」

THQ、Wiiで「ワームス」最新作を発表

http://www.inside-games.jp/article/2007/09/03/23224.html
THQとチーム17ソフトウェアは定番のアクションパズルゲーム『ワームス』の最新作をWiiで2008年秋に発売すると発表しました。

タイトルは『Worms: A Space Oddity』です。

6つの星を舞台にワームスの冒険が始まります。SF調のグラフィックスタイルで、オンラインでのマルチプレイヤー対戦に対応、Wiiリモコンを使った始めての『ワームス』になります。

国内では発売予定がありませんが、先日にはニンテンドーDSとPSPで『Worms Open Warfare』が発売になっています

THQと任天堂が、IPの利用についてライセンス契約

http://www.inside-games.jp/article/2007/10/18/24344.html
THQが米証券取引委員会(SEC)に提出した書類によれば、THQは任天堂オブアメリカとの間で、任天堂のIP(知的財産)をWiiで利用するライセンス契約を締結したということです。

文面によればTHQは任天堂の特定のIPを用いてWii向けにゲームを開発したり、製造、宣伝、販売する権利を得ます。期間は2009年10月13日までで、対象地域は西半球とされています。また任天堂は、当該の製品についてゲーム内容、パッケージ、印刷物、同梱物、全ての販促物について事前に承認を与える権利を持つとされています。

本件についてTHQの代表者は「THQでは、全てのプラットフォームホルダーとの間で、ゲームを開発するためのライセンスを締結し、更新しています。本件も通常の更新であり、何か新しい合意があったわけではありません」とNext Generationに対してコメントしています。

マリオや任天堂キャラがTHQの作品に登場する、というような事があれば面白いですし、既にEAやセガなど実績も多数ありますが、通常のライセンスの延長という線が強そうな感じがします。また何か動きがあればお伝えします。

THQは今後も任天堂とMSを重視の方向―アナリストが見解

http://www.inside-games.jp/article/2007/11/13/25003.html
ラザード・キャピタルでアナリストを務めるコリン・セバスチャン氏は、THQ幹部との会見後に、同社が引き続き任天堂やマイクロソフトのプラットフォームを主軸として、プレイステーション3への注力は限定的になるであろうとの見解を示しました。

「私達はTHQが任天堂やマイクロソフトのプラットフォームを今後数年間は主軸にしていくと考えます。これはTHQが伝統的にGBAやDSなどの携帯ゲーム機に強かったこと、Wiiでの開発の増加、そしてXbox360での初期の成功、PS3の遅い立ち上がりによるものです」

同氏によればTHQは次のピクサータイトルになる『Wall-E』に自信を持っていて、『レミーのおいしいレストラン』(Ratatouille)よりも幅広いユーザーに訴求するだろうとしています。

THQが先日発表した2008年度3月期の第2四半期の業績は芳しくありませんでしたが、『Saints Row』や『Red Faction』といった注目タイトルで挽回したい考えです。また、伝統的に外部スタジオでの開発を重視してきましたが、今後は内製タイトルも拡充する戦略で、2008年度には40パーセントまでに高めたい意向です。