THQ2010NEWS

Last-modified: 2010-11-14 (日) 04:58:42

THQ、学生がゲームをテストするユーザビリティ研究室を設立

http://www.inside-games.jp/article/2010/03/07/40830.html
THQはゲームの遊びやすさに関して新たな試みを行うようです。

THQは、ユーザビリティに関する研究室を米国の南メソジスト大学に設立すると発表しました。同校の学生がゲームのテストを行うことで、大学側は生徒にインターンシップとしての就業体験をさせることができ、THQはユーザビリティに関する研究結果が得られるとのこと。

THQ Core GamesのバイスプレジデントであるDanny Bilson氏は「ゲームデザインは進化しています。ユーザーフレンドリーで直感的なゲームを作ることでゲーマーの基本的な要求を満たすことは重要です」とコメントしています。

研究室は2010年夏には本格的にスタートするとのことです。

就業体験とデータ収集という二つのニーズが意外なところで合致した感がありますが、大学とゲーム会社という二つの力がポジティブな影響を及ぼすことが期待されます。

中古ソフトのオンライン対戦に新たな課金制度 ― THQが新機軸を導入5/24

http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=1644

今後、中古のゲームはオンラインで遊ぶのに課金が必要となるかも知れません。THQは『UFC Undisputed 2010』において、オンラインでゲームを遊ぶためのコードを付けると発表しました。

『UFC』シリーズは同名の総合格闘技大会をテーマとしたスポーツ系格闘ゲーム。前作『UFC 2009 Undisputed』では新品でも中古でもオンラインの対戦を楽しめましたが、次回作はオンラインで遊ぶためにゲームに付属するコードを入力する必要があります。

コードが使えるのは一回きり。5ドル(約450円)でコードを購入することができるので、中古のゲームを買った場合もオンライン対戦が可能です。

オンライン認証のコードは新たな中古対策として注目を集めています。コードを使うと追加のコンテンツが入手でき、中古ソフトでもコードのみを別途買える・・・というのがこれまでの方式。

『Mass Efect2』の「ケルベロス・ネットワーク」や『タイガー・ウッズ PGA TOUR 11』の「オンラインパス」が話題となりましたが、これらのソフトが追加コンテンツを提供するのに対し、『UFC Undisputed 2010』のオンライン対戦は前作に基本機能として装備されていたものである点が大きな違い。

『UFC Undisputed 2010』のコードは5ドルと他のコードに比べて半額ほどになっていますが、コードにどういった機能を持たせ、いくらで販売するのがベストなのか、業界の模索が続きそうです。

【E3 2010】板垣伴信氏のヴァルハラゲームスタジオ、第一弾はTHQ『Devil's Third』・・・最新映像を入手

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/17/42683.html
元Team Ninjaの板垣伴信氏が独立して設立したヴァルハラゲームスタジオ。その第一弾タイトルは米国の大手パブリッシャーTHQが獲得。今回のE3で『Devil's Third』と明らかにされました。ブースでは大型スクリーンで映像が紹介されていました。

多くは明らかにされていませんが、近未来を舞台にして、動きの速いアクションと衝撃的な描写が目に付きます。トレイラーを入手しましたので、ぜひご覧下さい。

http://www.youtube.com/watch?v=3Y7-zPGOAJ8&feature=player_embedded

板垣伴信氏は「ヴァルハラゲームスタジオで率いているチームは本当に才能豊かな面々で構成されます。私たちはTHQと組んで最高に革新的なゲームを世界中に届けるのを楽しみにしています。皆さんに楽しんで頂ける刺激的なゲームを作れる自信があります」とコメントしています。

本作はPS3とXbox360向けに開発中。発売時期は明らかにされていません。

【E3 2010】北朝鮮がロサンゼルスに侵攻、洒落にならない? THQが放つ最新作『HOMEFRONT』

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/17/42699.html
E3会場前の駐車場に並んだ車には見慣れない国旗が。ロサンゼルスの至るところで見られる星条旗ではありません。これは北朝鮮国旗です。さらに会場に入ってみると北朝鮮軍の軍服に身を包んだ軍人の隊列が。どうしてしまったというのでしょうか?

「2012年、金正日の死去に伴って新たに北の国に君臨した指導者・金正雲はそのカリスマ性で朝鮮半島を統一。世界経済の崩壊を契機に軍備を増強。世界への圧力を増していきます。2017年には大朝鮮連邦は遂に日本を取り込み、アジア各国を支配下に置きます。更に世界のコミュニケーションを遮断する新兵器を開発。2027年、脆弱となったアメリカまでもが占領を受けることになります。」

http://www.youtube.com/watch?v=o856tBDZHcs&feature=player_embedded

THQが放つ最新作『HOMEFRONT』は、ここからゲームが始まります。すなわち時代は2027年。占領されたアメリカで主人公はレジスタンスの一員として立ち上がります。自由のための、そして世界のための戦いが始まります。

ゲームジャンルとしてFPSになります。レジスタンスは樹に隠れた場所を基地として、他の参加者と生活を共にします。ここを拠点として占領軍との戦いを進めていくことになりそうです。

http://www.youtube.com/watch?v=ODWjgoH-9LM&feature=player_embedded

会場ではハングルで書かれた国民ハンドブックのようなものも配布されていました。読めないだけに怖いです。

ちなみに担当の方によれば、日本のパブリッシャーは間もなく決まるのではと話していました。

フィットネスと格闘技が融合・・・THQが『UFC Trainer』を3ハードで

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/24/42838.html
フィットネスはついに格闘技と融合するようです。

THQはフィットネスゲーム『UFC Trainer』を2011年1月1日に発売すると発表しました。

総合格闘技団体「UFC」をモチーフとしたフィットネスゲームで、対応機種はWii、プレイステーション3、Xbox360。プレイステーション3版はPlayStation Move専用、Xbox360版はKinect専用になるとのこと。

ゲームはE3に出品されていませんでしたが、同社コアゲーミング部門のバイスプレジデントであるDanny Bilson氏は「発売を遅らせるつもりはないが、一番クールなファイティングものになるまで出荷しない」とコメントしています。

ライト層に訴求できるフィットネスゲームは期待のジャンル。これまではWiiが中心でしたが、PlayStation MoveやKinectといったモーションコントロールが発表されたことで多機種展開が可能となります。

大手パブリッシャーがモーションコントロールの多機種展開を視野に入れていることは既にお伝えしたとおりですが、ライト層を狙える多機種展開という二重のメリットがあるだけに、今後はこうした動きがますます活発になりそうです。

米大手THQ、「テレビCMのコストに疑問」と副社長

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/28/42918.html
米国の大手ゲームパブリッシャーTHQのDanny Bilson氏は、様々なメディアが広がっていく中で、今後もゲームの宣伝にテレビCMの莫大な費用を投下していることを疑問視しているようです。

「大作に大きな予算を投じるのはいいでしょう。しかし私たちにとって目下最大の疑問は、テレビがどこまで重要なのかということです。テレビに関係ないコアゲーマー向けの作品にどこまでテレビCMが有効なのかということです。テレビCMは非常に高価で、大きなスポーツイベントなどは本当に大きな費用がかかります。そうであれば屋外やウェブ、もしくはもっと直接的にユーザーに訴えかける別の何かが出来るはずです」

Danny Bilson氏はTHQでコアゲーマー向けのタイトルを担当する副社長という立場。小さい頃はテレビで育ち、映画作家やプロデューサーなどを経て現在ではTHQで仕事をしますが、映画「The Rocketeer」、ゲーム『007 Everything or Nothing』のシナリオを書くなど多彩な才能で知られます。テレビ番組制作にも携わった経験があり、思い入れは人一倍ある氏の発言という意味でも重い証言です。

同氏は費用対効果以外にも、ゲームを遊んでいる際はテレビを見ることはできない、という理由からもテレビCMに疑問を示しているようです。一方で、「テレビ番組が原作のものや、WWEやUFCのようにテレビで人気のIPのタイトルには引き続き有効ではないか」とも述べています。

もちろんインサイドの見解は、もっとウェブで面白いことをやろう!です。よろしくお願いします。

ギャングと戦う人気作『セインツ・ロウ』が3DSに登場する理由

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/30/42964.html
THQから第一作目が2006年に発売された『セインツ・ロウ』は、オープンワールド系のクライムアクションゲームで、ストリートギャングの一員となり、敵のギャング団と街の支配権を争う抗争を繰り広げます。そんな作品がニンテンドー3DSのタイトルラインナップにあり話題を呼びました。

THQでコアゲームを担当するDanny Bilson氏がインタビューに答えたところによれば、『セインツ・ロウ』(Saints Row: Drive-By)を3DSに投入するという決定には任天堂の強い意向があったようです。

「彼らはバランスの取れたラインナップで発売を迎えたいと望んでいました。子供向けのプラットフォームと思われたくはないようでした。彼らは明確に『セインツ・ロウ』を必要としていました」

また、Bilson氏は3DS版はTHQにとってリスクのない商売であるとしています。「実は既にXbox Live向けに作っていたゲームですので、3Dで作ってありました。将来の『セインツ・ロウ3』に繋げていけますし(ゲームプレイも含めて)、3Dで既にゲームが制作されてるから、3DSで発売するというのはノーリスクな決断だったんです」

Bilson氏は3DSの大人向けタイトルを楽観視しているようです。「『セインツ・ロウ』は上手く行くんじゃないかなよ。特にもし任天堂がそういうマーケティングをやってくれればね。キラータイトルになってくれると思うし、ユーモアな世界を楽しんで欲しいね」

THQ: Red Dead hurt UFC 2010 sales 7/27

http://www.mcvuk.com/news/40167/THQ-Red-Dead-hurt-UFC-2010-sales
But publisher says latest fighter WILL meet expectations having shipped 2.6m units worldwide

THQ says the runaway success of Rockstar’s Red Dead Redemption’s damaged sales of its brawler UFC 2010.

The 2009 edition of UFC was a smash hit, debuting at the top of the All Formats Charts and even receiving a nomination for Sales Triumph in this year’s MCV Awards.

So expectations were high for its sequel.

However, despite reasonable sales, THQ admitted the game hasn’t quite met expectations – at least not yet.

“Our sales were softer than where we would have liked them to be,” THQ’s UK marketing director Jon Rooke told MCV.

“We know our UFC and MMA fans have bought it, but we haven’t delivered the broader sales yet.

“That’s largely down to Red Dead Redemption. Rockstar have probably taken a fair amount of our market share. They shipped 5m units, taking a lot of consumer dollars.”

May saw the debut of a wide array of promising titles from several leading publishers, but none were able to prevent Red Dead from racking up six weeks at No.1.

Rooke went on to claim that UFC 2010’s performance was also due to “a change in circumstances” compared to when UFC 2009 hit the market, and he is confident UFC sales will pick up in the coming months.

“Last year, we had the perfect storm,” he said. “This year, Rockstar did.

“That’s not to say our sales were in any way disappointing. We still managed to ship 2.6m units, which is a fantastic achievement, and that figure is still growing.

“And we’ve got a long tail with that product. We know it sells consistently and will do so over a long period of time.

“We absolutely believe we will deliver our initial sales expectations for UFC and the 2010 edition has been a phenomenal success.”

THQ Reports $30M Loss, 2.7M UFC Units Shipped

http://www.gamasutra.com/view/news/29779/THQ_Reports_30M_Loss_27M_UFC_Units_Shipped.php
Agoura Hills, CA-based game publisher THQ reported a slide in revenues and a net loss for the company's fiscal Q1, ended June 30, as major release UFC 2010 Undisputed underperformed against expectations.

Sales were down 38 percent to $149.4 million for the quarter compared to the same period a year prior. Losses hit $30.1 million compared to profits of $6.4 million for Q1 last year.

THQ said that sales are in line with estimates, adjusted down on June 14 due to lower-than-anticipated sales of UFC Undisputed 2010, which received high review scores. The company also cited a strengthening U.S. dollar, which also negatively impacted financials.

UFC Undisputed 2010 shipped 2.7 million units during the quarter, THQ said. The game released at the end of May this year in North American and PAL territories. The publisher noted that the same quarter a year ago saw strong sales of UFC Undisputed 2009, plus sales of action game Red Faction: Guerrilla -- this most recent quarter did not have a strong action game release.

On the company's results call to analysts, THQ president Brian Farrell chalked up the weaker UFC performance to the competitive release window and the length of time in between releases, suggesting fans were still enjoying the prior edition when the follow-up emerged. "Our view is that we captured the hardcore UFC fans, but did not capture as many of the hardcore gaming population as [last year]," Farrell said.

For the fiscal year ending March 2011, the company expects non-GAAP fiscal 2011 revenues of between $845 million to $865 million, and roughly break-even full-year earnings. THQ has no new major titles due to release in fiscal Q2, and expects quarterly non-GAAP sales between $60 million and $70 million, and a loss of between 60 and 65 cents per share.

Major upcoming titles expected by the end of the current fiscal year include Kaos Studios' shooter Homefront and Volition's Red Faction: Armageddon -- both studios are wholly-owned by THQ.

In a statement, THQ CEO Brian Farrell continued to keep his sights set on long-term growth as the company establishes its franchises. "We ... delivered our most critically acclaimed E3 showing ever with a strong line-up of games in development, several of which are based on proven long-term franchises. Our goal this fiscal year continues to be to position THQ for growth in fiscal 2012 and beyond."

He added, "We are excited about the opportunity for industry growth provided by rapidly expanding online markets and new gaming platforms such as Kinect, Move and Nintendo 3DS. We are developing franchises on these new gaming platforms and we are increasing our investment in online and digital gaming to benefit from these emerging markets."

Three Months Ended
June 30,
20102009
Net sales$149,379$243,501
Cost of sales:
Product costs60,70379,929
Software amortization and royalties33,35345,036
License amortization and royalties20,89032,539
Total cost of sales114,946157,504
Gross profit34,43385,997
Operating expenses:
Product development16,47522,158
Selling and marketing33,62638,443
General and administrative11,84416,578
Restructuring1681,652
Total operating expenses62,11378,831
Operating income (loss)(27,680)7,166
Interest and other income (expense), net(1,590)59
Income (loss) before income taxes(29,270)7,225
Income taxes8401,000
Net income (loss) prior to allocation of noncontrolling interest(30,110)6,225
Loss attributable to noncontrolling interest184
Net income (loss) attributable to THQ Inc.$(30,110)$6,409
Earnings (loss) per share attributable to THQ Inc. — basic$(0.44)$0.09
Earnings (loss) per share attributable to THQ Inc. — diluted$(0.44)$0.09
Shares used in per share calculation — basic67,74567,469
Shares used in per share calculation — diluted67,74567,606
Three Months Ended GAAP
June 30, 2010June 30, 2009
Platform Revenue Mix
Consoles
Microsoft Xbox 360$44,51329.8%$97,45440%
Nintendo Wii19,16012.813,2935.5
Sony PlayStation 347,45431.878,26732.1
Sony PlayStation 24,7033.16,7012.8
Other5
115,83077.5195,72080.4
Handheld
Nintendo Dual Screen19,66613.220,0208.2
Sony PlayStation Portable4,3412.95,0332.1
Wireless1,5891.14,1951.7
25,59617.229,24812
PC7,9535.318,5337.6
Total net sales$149,379100%$243,501100%
Geographic Revenue Mix
Domestic$101,13567.7%$162,31466.7%
Foreign48,24432.381,18733.3
Total net sales$149,379100%$243,501100%

THQがWii用タブレットを発売、お絵かき&パーティーゲームなど対応ソフトも用意

http://www.inside-games.jp/article/2010/08/22/43873.html
Wiiにタブレットをプラスした新感覚ソフトの登場です。

THQはWii用タブレット「uDraw GameTablet」を発売すると発表しました。Wiiにタブレットとペンを接続するというもので、お絵かきをはじめとした独特な操作感を楽しむことができます。

http://www.youtube.com/watch?v=ujISebPBc_g&feature=player_embedded

お絵かきソフト『uDraw Studio』が同梱されるほか、対応ソフトとしてパーティーゲーム『Pictionary』とアクションゲーム『Dood's Big Adventure』が発売されます。

価格は「uDraw GameTablet」が69.99ドル(約6,000円)、対応ソフトがそれぞれ29.99ドル(約2,600円)。発売時期はホリデーシーズンが予定されています。

ファミリー向けのタブレットというのは誰も予想していなかったのではないでしょうか。現時点では日本版はアナウンスされていませんが、今後の発表が注目されます。

THQのディレクター:「中古ゲームを買うのはチートだよ」8/25

http://www.kotaku.jp/2010/08/usedgame_is_cheat.html
特に不景気ですし、どっちの立場もよ~くわかるんですけどねぇ。

『WWE SmackDown』などのゲームを作ってきた、元おもちゃ会社のTHQ。そこのクリエイティヴ・ディレクターであるコリー・レデズマさんより、彼の会社がリリースし、そのあと中古品として出回ったゲームを買っている消費者に向けて放ったメッセージが、ちょっぴり辛口の表現になっております。

それは、そうした消費者の行いは、パブリッシャーに対してのチート(ズル)だというものです。

では以下で、レデズマさんがGamasutraに語った、もうちょっと詳しいインタヴューの内容をみてみましょう。

新品のゲームを買う人たちは、オンライン特典などのオマケをぜんぶ手にしていますが、中古ゲームを買う人たちが、そうしたオマケを手に入れるコトができなくて腹を立てているだとか、実際ワタシ達は、そういう事あんまり気にしないんですよ。そんなこと、ゼンゼン同情もしませんね。

ちょっとブシツケかもしれませんけど、このコメントで皆さんにガッカリして欲しくはないんです。ゲームが中古品として買われたとき、ワタシ達パブリッシャーは、チートされているんだっていうコトを理解していただきたいんですよ。

確かにごもっともです。ユーザーのお金が中古品にまわって、自社の新製品が売れなくなったらおマンマの食い上げになってしまいますもんね。

新品・中古、そうした商品をあつかうゲーム屋さんでの需要と供給もあるでしょうが、まぁ普通の人たちは、なるべく安いゲームを欲しがりますよね。

中古ゲームを買ってはいけない...なんて法律で禁止でもされていない限り、5~6000円くらいするゲームをいつもいつも買えるほど、皆おサイフに余裕があるワケでもありませんし...。うーん難しいモンダイです。

Wiiのタブレットでアーティストが本格イラスト

http://www.inside-games.jp/article/2010/08/25/43932.html
Wii用のお絵かきタブレットは大きな反響を呼んでいるようです。

『uDraw Studio』はWii用のタブレット「uDraw GameTablet」に同梱されるお絵かきソフト。海外のゲームショーであるGamesComでは、米国在住のアーティストであるDavid Kassan氏が『uDraw Studio』で似顔絵を描く様が公開されました。

http://www.youtube.com/watch?v=Fx54ZtCPxpA&feature=player_embedded

氏は写真にしか見えないようなリアルな作風で知られており、これまでもiPadでの制作風景を公開してきましたが、『uDraw Studio』でもかなり本格的なイラストを仕上げています。

『Just Dance』やこの「uDraw GameTablet」など、サードパーティが本気でライト層の取り込みにかかっている感のあるWiiゲーム界、これからの動きも必見といえそうです。

Wii用お絵かきタブレット開発秘話「実はヌンチャク」

http://www.inside-games.jp/article/2010/09/11/44332.html
Wiiのお絵かきタブレットの開発は一筋縄ではいかなかったようです。

THQが発表したWii用タブレット「uDraw GameTablet」が話題を集めています。Wiiリモコンをセットするタブレットで、本格的なお絵かきも可能な『uDraw Studio』が同梱されます。

プロダクト部門のディレクターであるWayne Cline氏は「uDraw GameTablet」の開発にまつわる様々な苦労を語っています。

Wiiでお絵かきするのならWiiリモコンを使えばいい・・・と考える人は多いと思いますが、これは以外と思った通りに行かないそうです。

「一般的な問題の一つは、あなたが何かを描こうとするときにWiiリモコンを安定させるのが非常に難しいということで、絵は結局ガタガタになってしまいます。プレイヤーが描こうとしているものをより忠実に再現できるデバイスを出す時だと考えたのは自然なことでした」

よりスムーズにお絵かきするため、様々な試行錯誤が行われました。

「最初に我々が実験したのは、絵を描くフィールドから赤外線ビームを発射しWiiリモコンで受信するというものでした。ペンがLEDを内蔵していて、自身の位置をチェックするという方法もありました。これはいろいろなレンズや鏡を使いますから、タブレットが複雑な上に靴箱ほどの大きさになってしまったんです。これが本当に大きかったので、我々はタブレットに戻りました」

お絵かきに使うペンの正体は実はヌンチャクだといいます。

「Wiiリモコンをタブレットに入れるとき、接続部分がヌンチャクのようになっているのが分かると思います。我々はヌンチャクの能力を模倣しており、タブレット自身もヌンチャクと同じチップを使っています。ペンにはCとZのボタンがあり、筆圧を感知するのはヌンチャクのアナログスティックと同じ能力というわけです」

ヌンチャクが転じてお絵かきペンになるというのは意外な事実。アナログ入力を筆圧チェックに使う辺りもアイデアといえるでしょう。

なお、「uDraw GameTablet」の開発には任天堂の協力もあり、様々なアイデアがやりとりされたとのこと。追加デバイスとはいってもハード上の制約はつきまとうもので、これを解決した手腕は高く評価されるべきものでしょう。

デル・トロ監督がTHQと制作中のゲームは「ラヴクラフト風味」のホラー作品10/2

http://www.kotaku.jp/2010/10/deltoro_lovecraftorian.html
http://multiplayerblog.mtv.com/2010/09/29/guillermo-del-toro-thq-game/
どんなクリーチャーが出てくるのかも楽しみです。

『ヘルボーイ』シリーズ、アカデミー賞受賞作『パンズ・ラビリンス』の監督でもあるギレルモ・デル・トロ監督。現在はTHQと共に仕事をしているという話も確認されているデル・トロ監督、いったいどんなゲームを作ろうとしているのでしょうか?

デル・トロ監督がMTV Multiplayerに語ったところによると、監督は『レッド・ファクション』や『セインツ・ロウ』のパブリッシャー・THQと現在仕事をしており、取り掛かっている作品は2013年には出てくるだろうとしています。

彼によれば、現在「いくつかのビッグなゲーム」のための仕事をしており、もうじきその作品の発表があるとのこと。普通のゲームとは一味違うホラーゲームも1作品含まれているようです。

これはホラーですが...ちょっと違うタイプのホラーゲームなんだ。これはサバイバルホラーじゃあない。心底奇妙なものになるよ。これは「ラヴクラフト的」なものなんだ。

デル・トロ監督は現在、「クトゥルフ神話」でおなじみの作家ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの2013年公開予定の『狂気山脈(At the Mountains of Madness)』の映画化にも関わっています。『ヘルボーイ』にもクトゥルフ/ラヴクラフト的なところがありましたが、監督は今後も『狂気山脈』の映画化に「ラブクラフト的」ホラーゲームと、ラヴクラフトファンを楽しませてくれそうです。

Assassin’s Creed creator joins THQ 10/19

http://www.mcvuk.com/news/41395/Assassins-Creed-creator-joins-THQ
Patrice Désilets to head previously announced new owned studio in Montreal

Publisher THQ has announced that Assassin’s Creed creator Patrice Désilets is to head up its new owned development studio in Montreal.

Désilets’ previous credits also include Prince of Persia: The Sands of Time. He will take charge of the new studio in summer of next year and will be tasked with recruiting the new team and the development of new IP for THQ.

“The best way we can deliver fresh, high-quality gaming experiences is by working with the best talent. THQ is delighted to have the opportunity to make a brilliant addition to our team next year with Patrice Désilets,” THQ’s executive VP of core games Danny Bilson stated.

“We expect calendar 2011 to be a watershed year for THQ, and adding developers like Patrice helps ensure our focus on new IP and great games charted by leading industry artists.

“Simply put, we can't wait for Patrice to join THQ. Patrice brings a passion for games rich with action-packed sequences, gripping characters and cinematic flair, and we're all looking forward to having him and his newly formed team develop an all new franchise with us.”

Ubisoftを退社した『アサクリ』クリエイティブディレクター、THQで新スタジオ設立

http://www.kotaku.jp/2010/10/ac_boss_thq.html
充電もばっちり?

『アサシンクリード』シリーズでクリエイティブディレクターを務めていたパトリス・デシレさん。

数か月前にUbisoftを退社していましたが、今後はカナダのモントリオールでTHQの新スタジオ立ち上げに関わっていくそうです。

デシレさんは今年6月に退職するまで13年間に渡ってUbisoftに在籍。『プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂』などの制作に関わった後に『アサシンクリード』のクリエイティブディレクターを務め、同シリーズは業界屈指のビッグタイトルとなりました。

新しいモントリオールスタジオで、デシレさん率いるチームは新作タイトルを手がけるとのこと。2011年夏から本格始動するそうです。

THQがニンテンドー3DSに3本ゲームを用意している ― 「3Dで遊ぶのがベストなものを」

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/24/45233.html
THQはニンテンドー3DSに少なくとも3本のソフトを用意しているようです。

THQのコアゲーマー向け部門でバイスプレジデントを務めるDanny Bilson氏は、海外メディアIndustryGamersのインタビューに対し、ニンテンドー3DSでのソフト展開について語っています。

「我々は3本ほどのゲームをニンテンドー3DSのために準備しています。これらは3Dのゲーム機で出すのがベストなタイトルで、まだ発表はしません。我々はニンテンドー3DSに新たなブランドを立ち上げようとしており、これはとてもエキサイティングです。我々はコアゲーマー向けブランドの一つとしてアナウンスするつもりですが、“3Dの上でどんな見た目とプレイが有ればベストだろうか”と考え、議論した結果です。M指定なのか、そうでないかもこちらからは強制していませんが、3本、もしかすると4本のゲームをニンテンドー3DSのために準備できたんです」

3~4本の3Dゲームとなればニンテンドー3DSには心強い援軍です。氏の発言からすると、全年齢向けのものにしろともM指定のものにしろとも経営サイドからは指示が出ていないようで、どういったゲームになるかが楽しみですね。

THQ「次世代機を望んでいない」

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/29/45325.html
ゲーム業界は新しいハードが登場する度に成長してきた歴史があります。しかし、米国の中堅パブリッシャーであるTHQのBrian Farrell CEOは「次のハードを望んでいない」と話します。

「正直に言って、いま業界が望むもので一番順位が低いのが新しいハードではないかと思います。PS3やXbox360でいま発売されているゲームはどれも素晴らしいものです。これ以上にお金をかけて、これ以上のゲームを開発していくというやり方が上手く行くとは思えません」

また、同氏はPS3の「Move」やXbox 360の「Kinect」などの工夫や、ハードの寿命を長くしようという取り組みが、より広いユーザーを獲得する事に繋がるだろうと言います。「いま市場はどちらが上手くやるか注目しています。モーションというコンセプトはコアなユーザーだけでない広がりをゲーム機に与えるはずです」

同氏は次世代機を始める「良いタイミング」についてははっきりした返答をしませんでしたが、「新しいハードは300~400ドルの本体と60ドルのソフトを強いることになります。それを提示すべきタイミングとして今は適切ではないと考えます」と話したということです。

そして今ゲーム業界が求められるものとして「既にグラフィックはかなりの水準にきています。しかしサウンドやオーディオはどうでしょうか? まだ不完全です。ゲームプレイも必ずしも全てが満足させられる水準ではないと思います。これからはグラフィック以外の面で映像や映画が実現するような感情をゆり動かすようなエンターテイメントに磨いていく事が重要ではないでしょうか」とコメント。テクノロジーの進化だけでない方向性を指摘しました。

THQがQ2会計報告、4700万ドルの損失ながら今後の強力なラインアップに強い期待感11/4

http://doope.jp/2010/1116666.html
http://www.joystiq.com/2010/11/03/thq-reports-47m-q2-loss-remains-fixated-on-future/
本日Electronic Artsの第2四半期会計報告の結果をお知らせしましたが、THQも昨晩プレスリリースで第2四半期における会計報告を発表、7710万ドルの売上に対し4700万ドルの損失を計上した事が明らかになりました。

昨年のQ2は1億130万ドルの売上げに対し、損失は560万ドルとなっており、好調だった前年に比べて大きな下落を見せる結果となってしまいました。なおTHQは次四半期のローンチタイトルとしてWWE SmackDown vs. Raw 2011やファミリー向けのWii用タブレットuDraw GameTablet等を用意しています。

しかし、それ以降には期待のHomefrontを始めWWE All Stars、UFC Personal Trainer、Blob 2などが控えているだけでなく、Assassin’s Creedで知られる人気クリエイターのPatrice Desilets氏の雇用や、期待のシリーズ新作Red Faction: Armageddon、GoWキラーと自ら名乗り上げたW40Kシリーズ初のアクションRPGタイトルWarhammer 40,000: Space Marine、Saints Rowシリーズの最新作、さらには板垣氏率いるヴァルハラスタジオのDevil’s Thirdやギレルモ・デル・トロ監督が取り組むゲームタイトルなども控えており、今年のホリデーシーズン以降のポテンシャルはかなりの物だと言えそうです。

http://investor.thq.com/phoenix.zhtml?c=96376&p=irol-newsArticle&ID=1491406&highlight=

For the Three MonthsFor the Six Months
Ended September 30,Ended September 30,
(Unaudited)(Unaudited)
2010200920102009
Net sales$77,053$101,290$226,432$344,791
Cost of sales:
Product costs35,00338,97595,706118,904
Software amortization and royalties21,16224,19154,51569,227
License amortization and royalties9,583(9,049)30,47323,490
Total cost of sales65,74854,117180,694211,621
Gross profit11,30547,17345,738133,170
Operating expenses:
Product development17,90019,30434,37541,462
Selling and marketing24,02319,02857,64957,471
General and administrative11,87814,05523,72230,633
Restructuring(161)87072,522
Total operating expenses53,64053,257115,753132,088
Operating income (loss)(42,335)(6,084)(70,015)1,082
Interest and other income (expense), net(3,991)290(5,581)349
Income (loss) before income taxes(46,326)(5,794)(75,596)1,431
Income taxes6591541,4991,154
Net income (loss) prior to allocation of noncontrolling interest(46,985)(5,948)(77,095)277
Loss attributable to noncontrolling interest378562
Net income (loss) attributable to THQ Inc.$(46,985)$(5,570)$(77,095)$839
Earnings (loss) per share attributable to THQ Inc. - basic$(0.69)$(0.08)$(1.14)$0.01
Earnings (loss) per share attributable to THQ Inc. - diluted$(0.69)$(0.08)$(1.14)$0.01
Shares used in per share calculation - basic67,81367,46267,77967,466
Shares used in per share calculation - diluted67,81367,46267,77967,745
  • プラットフォーム別
Three Months Ended September 30,Six Months Ended September 30,
Platform2010200920102009
Consoles
Microsoft Xbox 360$14,260$21,698$58,773$119,152
Nintendo Wii13,0119,35932,17122,652
Sony PlayStation 312,27917,46759,73395,734
Sony PlayStation 21,9038,1896,60614,890
Other5
41,45356,713157,283252,433
Handheld
Nintendo Dual Screen17,24619,84236,91239,862
Sony PlayStation Portable6,8627,58511,20312,618
Wireless1,4992,7793,0886,974
25,60730,20651,20359,454
PC9,99314,37117,94632,904
Total Net Sales$77,053$101,290$226,432$344,791
  • 地域別
Three Months Ended September 30,Increase/%
20102009(Decrease)Change
North America$41,11053.4%$55,73055%$(14,620)(26.2)%
Europe19,75125.634,95434.5(15,203)(43.5)
Asia Pacific9,53412.49,6979.6(163)(1.7)
International29,2853844,65144.1(15,366)(34.4)
Changes in deferred net revenue6,6588.69090.95,749632.5
Consolidated net sales$77,053100%$101,290100%$(24,237)(23.9)%
Six Months Ended September 30,Increase/%
20102009(Decrease)Change
North America$149,13765.9 %$214,53662.2%$(65,399)(30.5)%
Europe55,89524.796,70028.1(40,805)(42.2)
Asia Pacific25,63211.323,0446.72,58811.2
International81,52736119,74434.8(38,217)(31.9)
Changes in deferred net revenue(4,232)(1.9)10,5113(14,743)(140.3)
Consolidated net sales$226,432100 %$344,791100%$(118,359)(34.3)%

「ゲームを作りたいなら役員になるべきではない」 ― 海外の業界人の提言

http://www.inside-games.jp/article/2010/11/11/45567.html
海外の業界人は現場主義の大切さを語ります。

THQのDanny Bilson氏は先日米サンフランシスコで行われたIGDAのフォーラムでビジョンの重要性について語っています。

Danny Bilson氏はTHQコアゲーム部門のエグゼクティブ・バイス・プレジデント。最初はゲームの質を向上させるためのクリエイティブディレクターとして入社したそうです。当時のTHQにはクリエイティブな資質を持ったディレクターが少なく、“プロジェクトを進める前にあきらめるような”人々ばかりだったそうです。

「こうしたシステムはコンセプトを薄め、コストがかかります。こうした繰り返しの全てにお金がかかるのです。我々はここにアイデアがあるとなったら、ただ前進してそれを実現しました」

ゲーム界の問題の一つは膨れあがる制作費用ですが、氏は確固たるビジョンこそがこの問題を解決するといいます。

「我々はいかにしてコストを節約すべきか。一つの方法はクリエイティブなビジョンを手に入れ、それを推し進めることです。私は共同制作的なアートを信じません。皆は良く“沢山の人を雇いました”といいますが、ビジョンは一つで皆に周知されなければなりません。多くの人々はルールの中で制作する能力を持っているのです。過去にはマーケティングによる市場予測という枷がありました。予測は予算を決め、予算はあなたがゲームに盛り込めるフィーチャーと、ゲームでできることを決めます。彼らは自分が望むものを手に入れるために予測を操ることができます。なぜアーティストでない人がアートを変えるのでしょうか」

「ゲームはいかなる形であっても会社から指示されるべきではないと思います。もしあなたがゲームをデザインしたいのなら、ゲームスタジオに入るべきです。会社の本部にいるべきでも、役員になるべきでもありません」

氏のいうことを要約するなら「明確なビジョンに貫かれた現場主義」が大事であるということでしょうか。

ビジョンを明確にすることは無駄な繰り返しをなくし、それは回り回って予算の節約にも繋がる。マーケティングや予測は誰かが考えたものであり、どこかに主観が入ってしまうのでゲームの向上には必ずしも直結するものではなく、そうした視点よりはクリエイターとしての本文を貫くべきである・・・というのが主張であるようです。

注目のWii用お絵かきタブレット『uDraw GameTablet』を海外メディアがインプレッション

http://www.inside-games.jp/article/2010/11/13/45623.html
注目のWii用お絵かきソフトを、海外ゲーマーがチェックしました。

海外メディアGameSpotは『uDraw Studio』のインプレッションを発表しています。『uDraw Studio』はWii用のタブレット「uDraw GameTablet」同梱のお絵かきソフトです。

「「uDraw GameTablet」は気分をリフレッシュできるものとしてWiiリモコンの力を利用するものであり、今のところWii専用だ。同梱された『uDraw Studio』はWindowsのペイントブラシのようなもので、不透明度や厚みなど異なった特性の筆という選択を与えてくれる。我々が調子よくこれらのフィーチャーを使えるようになるには短い時間しかかからなかった」

「我々が遊んだバージョンでは世界的に有名な建物やスポーツしかスタンプとして収録されていなかったが、THQがいうには「スポンジボブ」や「Marvel’s Super Hero Squad」といったフランチャイズのデジタル塗り絵が使用されない訳ではないということだ。オリジナルの絵か手本をなぞっただけのものかに関わらず、デジタルの紙を使った作品はPCで読める高解像度のファイルとしてSDカードに出力でき、あとで親ばかの両親が家族のギャラリーに貼るのに使える」

「ハードとソフトの使いやすさ、シンプルな学習曲線、創造性を発揮する機会は、若いプレイヤーに適したものになるに違いないが、単に子供のためのおもちゃと見なさないで欲しい」

先日もリアルなタッチを得意とする画家David Kassan氏によるデモンストレーションが公開されて話題となりましたが、インプレッションによればかなり簡単に扱えるようです。

制作には任天堂も関わったという「uDraw GameTablet」ですが、日本版がアナウンスされていないのは残念ですが、11月14日の発売日を楽しみに待ちましょう。