UBI/UBINEWS2008

Last-modified: 2010-09-15 (水) 00:27:34

トム・クランシーに関する全ての権利をユービーアイソフトが獲得

http://www.inside-games.jp/article/2008/03/25/27971.html
ユービーアイソフトは、作家のトム・クランシー氏との間で、ゲームや関連する書籍や商品などで使用する「トム・クランシー」ブランドに関して、その全ての権利を獲得する契約を締結したと発表しました。

獲得金額は開示されてませんが、これにより同社は将来のロイヤリティの支払いなしに「トム・クランシー」ゲームの製作やその他の様々な事業を展開出来る事になります。

トム・クランシー氏の著作を基にした『レインボウシックス』や、シナリオを書き下ろした『スプリンターセル』など様々なゲームがこれまでに成功を収めていますが、ユービーアイソフトでは今回の契約により、年間で約500万ユーロ(約7億5000万円)程度のプラスに働くとしています。

ユービーアイソフトのYves Guillemot CEOは次のように述べています。

「過去10年間に渡って私たちのコラボレーションは『スプリンターセル』、『ゴーストリーコン』、『レインボウシックス』などクリエイティブ性で業界の高い水準を築くと共に、非常に大きな成功を収めてきました。今回、トム・クランシーの名前をゲームや関連するプロジェクトで使用する全ての権利を獲得できたのは大きな出来事と言えるでしょう」

「私たちの業界の将来は、ユーザーを魅了する素晴らしいブランドを生み出し、成長させ、幅広いメディアで展開する能力にかかっています。トム・クランシーのブランドは世界中で非常に刺激的なゲームや映画そして書籍を提供するものと認識されています。『EndWar』に基づく本も最近の成功の例で、NY Timesのトップ10フィクション作品にも4週間に渡ってリストされています。過去10年間で構築した強力なフランチャイズを、私たちは世界のエンターテイメント業界に通用する一段上のブランドに成長させていきます」

ユービーアイ、インドの開発会社を買収

http://www.inside-games.jp/article/2008/04/15/28452.html
フランスの大手ゲームパブリッシャーであるユービーアイソフトは、インドのプネーにある、携帯向けゲーム配信大手ゲームロフトのインド開発スタジオを買収すると発表しました。買収金額は明らかにされていません。2008〜2009年度には買収が完了する見通しです。

インドスタジオは2006年に設立され、現在120人のゲーム開発者やテスターが在籍しています。ユービーアイソフトでは1年以内に200名規模に、数年以内に500名規模に拡大するとしています。

「先日のシンガポールのスタジオ買収に続いて今回の案件はユービーアイソフトのアジア、特に中東でのプレゼンスを拡大するものです。インドのゲーム市場の未来は保証されていて、この国には非常に大きなチャンスがあります」とユービーアイソフトのワールドワイドスタジオ上級ディレクターのChristine Burgess-Quemard氏は述べています。

インドには非常に大きな人口があり、将来のゲーム市場として期待されますが、技術者も多く輩出していることもあり、ゲーム開発市場としても期待がかかります。

ユービーアイソフト、ウクライナに開発スタジオを開設

http://www.inside-games.jp/article/2008/05/01/28771.html
ユービーアイソフトは、ウクライナの首都であるキエフに開発スタジオを開設することを決定したと発表しました。同社にとって3番目の東欧のスタジオで、ここ数か月で5か所目の新スタジオとなります。

キエフには複数のIT系の大学が存在し、毎年7000名以上のソフトウェア技術者を排出しているそうです。新スタジオはPCバージョンの『Blazing Angels: Secret Missions of WWII』を開発したVitalii Blazheiev氏を中心とする12名のグループが核となり、1年で50人体制を築く予定だということです。

ユービーアイの東欧での展開は早く、1992年にルーマニアにユービーアイ ブカレストを開設、現在では500名以上のスタッフを抱えるほか、2006年にはブルガリアにユービーアイ ソフィアも開設、50名のスタッフを来年には倍にする計画です。

キエフではPC版の『Tom Clancy’s HAWX』を最初に手掛けるということです。

ユービーアイ、バランスWiiボードに対応したスノボーゲームを発売

http://www.inside-games.jp/article/2008/05/29/29305.html
ユービーアイソフトは、X-Sportsで活躍するアメリカのプロスノーボード選手であるショーン・ホワイトの名前を冠した新作ゲーム『ショーン・ホワイト スノーボーディング』(Shaun White Snowboarding)を2008年ホリデーシーズンにWii、PS3、Xbox360、Windows PCで発売すると発表しました。

ゲームは『アサシンクリード』のゲームエンジンを使用した新しいアクションスポーツライフスタイルを提供するものです。特にWiiバージョンでは「バランスWiiボード」を使った体感的なゲームプレイが特色となります。

「『ショーン・ホワイト スノーボーディング』は過去のスポーツゲームの経験を全て逆転されるものになるでしょう。ユービーアイの革新的なアプローチとショーンのライフスタイルや思考は今までとは全く違ったゲーム体験を実現するでしょう」とユービーアイソフトのセールス&マーケティング担当副社長のTony Key氏は述べています。

Wii版では「バランスWiiボード」に対応するほか、複数人でのプレイが強化され、オリジナルのストーリーも搭載されるということです。

国内での発売は今のところ予定されていません

ユービーアイ、Wii向け新ブランド「PLAY ZONE」を立ち上げ

http://www.inside-games.jp/article/2008/06/23/29800.html
ユービーアイソフトは、ファミリーや友人同士で楽しめるWii向けのパーティゲームブランドとして「PLAY ZONE」を新たに立ち上げることを発表しました。第一弾として夏のスポーツを収録した『Sports Party』が7月11日にリリースされることが決定しています。

『Sports Party』は南の島を舞台に様々なスポーツを楽しめるもので、バスケットボール、クリケット、ダーツ、バドミントン、バレーボール、ホースシューズ、ミニゴルフの7競技が収録されています。どれもWiiリモコンを活かした直感的なゲームプレイで楽しめ、それぞれ3つの難易度でゲームはプレイできます。画面写真が3枚公開されています。

「新しいPLAY ZONEタイトルは、家族や友達と楽しい時間を過ごしたいと考えるWiiユーザーに最高のゲームを提供します。PLAY ZONEレーベルは一緒に協力したり競ったり、最高の時をプレゼントします」とユービーアイソフトのマーケティングディレクターであるJohn Parkes氏はコメントしています。

国内での発売は不明ですが、カジュアルブランド強化の流れの一つと言えそうです。

ユービーアイ、ブラジルに南米初の開発拠点を開設

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/02/29975.html
ユービーアイソフトは、同社の記念すべき20箇所目のゲーム開発スタジオを、初の南米、ブラジルのサンパウロに開設することを発表しました。サンパウロはブラジル経済の中心都市であり、南米を代表する都市でもあります。7月下旬に開設される新スタジオは当初20名のスタッフでスタートし、4年以内に200名規模に拡大する計画だそうです。

「サンパウロには大学のネットワークが存在し、文化的な豊かさは、国際的なユービーアイソフトの開発コミュニティにユニークな風を吹き込むことでしょう。私達は南米の素晴らしい才能を惹き付け、世界的な成長を目指すつもりです」とユービーアイソフトワールドワイドスタジオのChristine Burgess-Quémardエグゼクティブプロデューサーは述べています。

新設のユービーアイソフトサンパウロでは、他のスタジオと協力しながら、携帯ゲーム機、家庭用ゲーム機向けのファミリータイトルの開発を行うということです。代表に就任するのはユービーアイのブラジル法人で販売を指揮した経験を持ち、欧州・中東・アジアの開発部門を統括するBertrand Chaverot氏です。

『レッドスティール2』は「Wii MotionPlus」に対応予定―ディレクターが明らかに

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/29/30472.html
ユービーアイソフトは現在開発中のWii向け剣&銃アクション『レッドスティール2』について、任天堂が先日E3で発表した「Wii MotionPlus」に対応させる方針を明らかにしました。同社のエグゼクティブディレクターであるAlain Corre氏がGameIndustry.bizに対して明らかにしたものです。

「『レッドスティール2』はこれまで数ヶ月間に渡って開発が進められていて、新しいデバイスは正確なアクションを担保するものになるでしょう」としました。

『レッドスティール』は2006年12月のWiiのロンチタイトルの一つとして発売されたアクションゲームで、日本を舞台に剣と銃を使った戦いを楽しむ事が出来ました。日本では俳優の松田龍平さんを起用したことでも話題になりました。

「『レッドスティール』は強力なブランドです。Wiiの最初の年に発売し、多くの人が新しいテクノロジーを感じました。しかしそのテクノロジーは完成されたものではありませんでした。私達は現在のベストを尽くして新作を開発中です。最高のクオリティを実現するつもりです。前回実現できなかったのは剣の正確性だと思います。新しいデバイスはそれを変えるでしょう」

同じゲームが二度盗まれる―被害総額1億円のゲームソフト泥棒

http://www.inside-games.jp/article/2008/09/30/31423.html
同じゲームソフトが二度盗まれるという奇妙な事件が起こりました。
The Sunが「Grand theft auto」(大車両泥棒)の見出しで報じるところによると、PS3版『ブラザー イン アームズ ヘルズハイウェイ』を運んでいるトラックが英国ノーサンプトンで盗まれました。

ドライバーが休息している隙を狙っての犯行で、トラックには1万6000個の『ヘルズハイウェイ』を含む7枚のパレットが積まれていました。被害総額1億円は60万ポンド(約1億1300万円)。トラックは偽のナンバープレートを付けて逃走したのですが、警察に確保されました。

普通なら事件はここで解決なのですが、トラックは安全なはずの警察の倉庫から盗み出されました。数日後、積み荷のゲームソフトを持ち去られたトラックのみが見つかり、警察は目撃証言を募集しています。

『ヘルズハイウェイ』の発売元であるUbisoftは「更に多くの在庫をパラシュート投下していますので、ファンの皆様は心配しなくても大丈夫です」とのコメントを発表しています。

被害額1億円オーバーの車泥棒、果たして犯人はいかなる人物なのか。最初の盗みと二度目の盗みに関連はあるのか否か。多くの謎をはらんだ注目の事件となりそうです。

任天堂、196週目にしてDSチャートで首位陥落―英国

http://www.inside-games.jp/article/2008/10/20/31772.html
英国のゲーム業界誌「MCV UK」が伝えるところによれば、任天堂は実に196週にわたって保持してきた、ニンテンドーDSでのナンバーワンソフトメーカーの座をユービーアイソフトに明け渡したということです。これは、2005年3月11日、DSが英国で発売されて以来初めてのことになります。

10月4日で終わる週のチャートは、フランスに本拠を置くユービーアイソフトが新たに立ち上げたカジュアルゲームブランド「Games For Everyone」の新作タイトルである『Puzzler Collection』(3位)や『Imagine: Teacher』(7位)が健闘。『脳を鍛える大人のDSトレーニング』(2位)や『マリオカートDS』(8位)を擁した任天堂を販売本数で上回りました。

ユービーアイの「Games For Everyone」ブランドでは、女性向けゲーム、動物をテーマにしたゲーム、能力開発系のゲームなどを提供して好評を得ています。同社の担当者は「非常に画期的で大きな出来事。私たちの取り組みが正しいことが認められた」と話しています。

逆を返せば、英国でもヒットを続けるDSは、任天堂が自身で大きく牽引していったということが分かります。

ウールワース破綻、任天堂「影響は少ない」、ユービーアイは150万ユーロの損失

http://www.inside-games.jp/article/2008/12/15/32687.html
先日もお伝えしたように、リバプール発祥で約100年間の歴史を持つ英国の小売チェーン「ウールワース」(Woolworth)が経営破綻しました。AP通信などによれば、現在も買い手を捜しているものの、未だに手を挙げた会社はないようで、各店舗では閉店セールスが行われているそうです。

GameIndustry.bizによれば、任天堂は2100万ポンド(約28億円)の債権を同社に対して持っていると伝えられていましたが、英国任天堂のDavid Yarnton氏は、実際にはその半分であり、その大部分も保険に入っているため保障されるとコメントしています。また、「例え全てが損失になったとしてもビジネスへの影響は小さい」とのこと。

ただ、フランスの大手パブリッシャーであるユービーアイソフトは150万ユーロ(約1億8000億円)の損失となる見込みと明らかにしています。また、マイクロソフトも2600万ポンド(約35億円)の債権を有していると伝えられています