ずっと工事中ぴょん
Battlestations Pacificってなぁに?
卯月
「うーん…」
熊野
「あら卯月さん、どうされたの?」
卯月
「誰かと思えばくまりんこ…うーちゃん暇で困ってるぴょん…」
熊野
「くまりんこ…暇ならゲームセンターに行ったらいかが?」
卯月
「行きたいのは山々だけど…うーちゃんのお小遣いはもう限界でっす…」
熊野
「あらあら、お金の管理も淑女の嗜みの一つでしてよ」
「熱中するのも良いけど自分のお財布事情もちゃんと把握しておかないと」
卯月
「むー…言われなくてもわかってるぴょん…」
「でも次の給料日司令官のお小遣い日までけっこうあるし…」
「それまで海鮮ゲームできないのは辛いぴょん…ぷっぷくぷぅー…」
熊野
「海鮮ゲーム…そういえば似たようなものが提督のパソコンに入っていましてよ」
卯月
「司令官のパソコンに…?」
「朝潮ちゃんをなでなでしたり朝潮ちゃんとサッカーするゲーム以外にも入ってるぴょん?」
熊野
「(なにそれ)ええ、もちろんでしてよ」
「確か…ほら、ありましたわ!」
卯月
「おお!本当に朝潮ちゃん以外のゲームが入ってたぴょん!」
卯月
「…でもこれ何のゲームぴょん?」
熊野
「何って、海鮮ゲームですわ海鮮ゲーム」
「具体的に言えば軍艦を操作して戦うRTSというジャンルになるのかしら」
「しかもこのゲームは艦船に限らず、戦闘機や潜水艦まで操作できるんですのよ」
卯月
「なんだか難しそうぴょん…」
熊野
「確かにPCゲームに慣れていないと難しく感じるかもしれないですわね」
「でもAOEのように忙しいゲームではないから、いずれ慣れると思いますわ」
卯月
「うーちゃんこんな硬派な感じのゲームじゃなくて、もっと気軽に遊べるゲームがしたいぴょん…」
熊野
「そんな…このゲームには睦月型駆逐艦もでて来ますのに…」
卯月
「!! うーちゃん出てくるぴょん!?」
熊野
「(卯月さんはどうだったかしら…)ええ、もちろんでしてよ」
「卯月さんに限らず、大人気海鮮ゲームに慣れ親しんだ方なら見慣れた名前が沢山でてきますわ」
卯月
「うーちゃんやる気になったでっす!」
「さっそくプレイするぴょん!」
熊野
「(単純ですわね…)」
やってみよう!
熊野
「それではSteamを起動して…と」
卯月
「このゲームはパソコンでしかできないぴょん?」
「うーちゃんマウスやキーボードでゲームするのに慣れないぴょん…」
熊野
「そうですわね…確かコンシューマではXbox360で発売されていたはずですわ」
「でも発売が2009年と古いゲームですので、今から中古で探すのは大変ですわね」
卯月
「司令官のXboxは赤い輪っかがワンポイントの置物になってるし…」
「…やっぱりマウスでプレイするしかないぴょん?」
熊野
「安心して欲しいですわ。このゲームはPCでもXboxのコントローラーに対応しておりますの」
「設定画面から変更すれば、コントローラーを使ってプレイできますのよ」
卯月
「それは助かるぴょん!」
熊野
「なので今から買うのであれば、Steamでの購入をお勧めしますわ」
「セール時なら数百円ほどと、海戦ゲームワンプレイより安く買えてしまいますの」
「まあ…古いゲームだからたまーに落ちたり、稀に起動しなかったりと」
「やや不安定なのがたまにキズだけど…」
卯月
「それじゃあ早速ゲームをはじめるぴょん!」
卯月
「おおー! ちゃんと日本語ぴょん!」
熊野
「あらかじめ日本語化MODを導入してありますわ」
「ちなみにこの日本語化MOD、作られたのは去年ですの」
「発売から約6年…本当に待ち焦がれていましたわ…」
卯月
「くまりんこ…遠い目をしてるぴょん…」
熊野
「しかも字幕のみならず音声まで日本語なんですのよ!」
卯月
「わ、わかったから…どうやって始めるのか早く教えてほしいぴょん」
熊野
「一番上のシングルプレーヤーをクリックですわ」
卯月
「帝国海軍とアメリカ海軍があるぴょん」
熊野
「日本とアメリカ、両陣営のどちらかを選んでプレイしてくんですの」
「前作のMidwayでは、開戦からミッドウェイ海戦までを史実通りに進んでいくそうだけど」
「今作では陣営ごとにストーリーが異なるようになったんですのよ」
卯月
「うーちゃんはもちろん帝国海軍を選ぶぴょん!」
熊野
「最初のステージはもちろん真珠湾攻撃ですわ」
卯月
「うーちゃん空母とのおでかけは得意ぴょん!」
「とんぼ釣りなら任せて欲しいでっす!」
熊野
「作戦の説明が実際の記録動画と共に流れた後」
「今回の作戦目標が説明されますわ」
卯月
「…ねぇねぇくまりんこ」
熊野
「なんですの?」
卯月
「これ妖精さんの仕事じゃないぴょん?」
「うーちゃんたちは…?」
熊野
「艦艇が出てくるのはもう少し先になりますわ」
「このステージではパイロットとしてプレイしますのよ」
卯月
「うーちゃん飛行機なんて操縦したことないぴょん!」
熊野
「ゲームですから大丈夫ですわ」
「操作もそれほど複雑ではありませんし」
卯月
「なんか不安ぴょん…」
熊野
「すぐ慣れますわよ」
「さ、レッツプレイですわ!」
いざ出撃!
卯月
「誰このおっさんなんかムービーが始まったぴょん…」
熊野
「ファーストステージですからね」
「GAIJINによる日本軍のイメージビデオみたいなもんですわ」
卯月
「この頼もしい戦車は何ぴょん!?」
熊野
「それはもちろん、帝国陸軍が誇る九七式中戦車ですわ!」
卯月
「この前のイベントでカスダメ連発大活躍だった戦車とは違うぴょん?」
熊野
「それは八九式ですわね」
卯月
「後ろにプロペラ…こんな飛行機本当に日本にあったぴょん?」
熊野
「ええ、もちろんありましたわ」
「残念なことに実用的とは言えない代物ではあったのだけれど」
「このゲームでは最強の戦闘機として活躍するんですのよ」
「ブラウザ版の震電改…? 知らない子ですね…」
熊野
「そして戦艦大和…説明不要ですわね」
「ちなみにMODを入れれば改修後大和、いわゆるハリネズミ大和も操作可能ですわ」
卯月
「ムービーが長くて疲れてきたぴょん…」
熊野
「何を言ってらっしゃるの、まだゲームが始まってもいないですわよ」
熊野
「こちらが最初のステージ、真珠湾ですわ」
「陸に大きく入り込んだ入江の奥にあり、40cm砲を備える要塞群に囲まれたこの基地は」
「艦隊を接近させての艦砲射撃や上陸戦を行う事が不可能なほど堅牢でしたの」
熊野
「そしてこちらが攻撃目標の米国海軍太平洋艦隊ですわ」
卯月
「戦艦なのになんだかヒョロっとした艦橋ぴょん」
熊野
「海外艦の艦橋は日本に比べてシンプルに見えますわね」
卯月
「日本は違うぴょん?」
熊野
「日本の艦橋は…他国に比べて特徴的と言えばいいのかしら…」
「最初はシンプルだったのに改修に次ぐ改修でどんどん大きく複雑に…」
卯月
「うーちゃん知ってるでっす! 頭にジェンガ乗せた姉妹のことぴょん!」
熊野
「まあ日本の戦艦の場合、大和型を除けば全て大正生まれですし」
「条約によって戦艦を作れない時期が長かったから」
「既存艦を改修して一線級の戦力を維持しなければいけなかったという背景もありますわ」
卯月
「あ、うーちゃんこれも知ってるぴょん! 九九艦爆でっす!」
熊野
「本家海鮮ゲームでも江草さんの乗った本機には未だにお世話になってますわね」
卯月
「あんよが可愛いぴょん!」
熊野
「…卯月さん、そろそろ始まりますわ」
「今のうちに操作方法を確認しておいた方が良くってよ?」
卯月
「操作方法!? 説明書なんてどこにあるぴょん!?」
熊野
「メニューの操作方法から確認できますわ」
「デフォルトが使いづらかったらキー配置の変更もオススメですわ」
卯月
「始まったぴょん! どうすればいいぴょん!?」
熊野
「航空機の操作はエースコンバット等のシューティングゲームとそう大差はありませんの」
「フライトシムのようにシビアな速度調整や操作は不要なので」
「コントローラーやマウスでも直感でプレイできるはずですわ」
卯月
「…確かに意外とスイスイ動くぴょん」
熊野
「落ち着いたようですわね」
「さ、任務目標が表示されていますわよ」
熊野
「まずは攻撃隊が突入できるように制空権を確保しますわ」
「奇襲によって相手の迎撃機はまだ離陸できていないので」
「飛び立つ前に撃破してくださいね」
卯月
「や、やってみるぴょん…」
熊野
「地上目標などの止まった的を狙う時はコクピット視点をオススメしますわ」
卯月
「あ、この前のイベントで貰えた新装備ぴょん」
熊野
「PBYカタリナ、米国の飛行艇ですわね」
「目立った特徴こそないけれど、頑丈で使い勝手がよく」
「爆撃、雷撃、輸送に救助と様々な任務で活躍しましたわ」
「特に航空救助として使われた機体は、有名アニメのキャラクターにちなんで「ダンボ」と呼ばれ」
「陸海軍問わず多くのパイロットたちから親しまれましたのよ」
卯月
「鎮守府の新入りさんを撃つのはちょっと気がひけるぴょん…」
熊野
「そう気負わなくてよくってよ卯月さん」
「ただのゲームなんですから」
卯月
「それもそうぴょん!(ダダダダ」
「グエー!」
熊野
「お見事ですわ!」
卯月
「この調子でどんどん行くでっす!」
卯月
「あれもずいぶん大きな飛行機ぴょん」
熊野
「B-17ですわね。米国陸軍の爆撃機ですわ」
「空の要塞と名乗る通り、防弾を施した機体に死角の少ない防御銃座と」
「日本のパイロットたちにとっても手強い相手でしたわ」
卯月
「もしかしたら今後のイベントに出てきたりするぴょん?」
熊野
「前のイベントで私達にも基地迎撃機が実装されましたから」
「深海の大型爆撃機!なんてのが登場する可能性もありますわね」
卯月
「もうサイレンの音は聞きたくないぴょん!」
熊野
「やりましたわね卯月さん」
「最初の任務をクリアしましたわ」
卯月
「飛行機の操縦もだいぶ慣れたぴょん!」
熊野
「それでは命令メニューを出して」
「零戦たちを空母に帰してくださいね」
卯月
「命令メニューって何ぴょん…?」
熊野
「命令メニューは艦隊や航空機などに指示を出せるコマンドの事で」
「帰還の他に散開やフォーメーション等の陣形も指示できますわ」
「真珠湾は航空機のみのステージなので帰投は場面転換にしかならないのだけれど」
「今後は空母や戦艦からの発艦、着艦を自分の判断で行う必要が出てきますの」
「なので命令メニューの出し方は覚えておくべきでしてよ」
卯月
「そんな一度に言われてもわからないぴょん!」
熊野
「後々何度も使う事になるので」
「今わからなくても自然と慣れますわよ」
熊野
「さて、次の任務ですわ」
「いよいよ艦隊への攻撃が始まりますわよ」
卯月
「爆撃ってことは、九九艦爆の出番ぴょん?」
熊野
「その通りですわ」
熊野
「こちらが九九艦爆。正式には九九式艦上爆撃機と言いますわね」
「操作自体は先ほどの零戦と変わらないのだけれど」
「爆撃機ということで、爆弾を投下するアクションがありますわ」
「卯月さん、Spaceキーを押してくださる?」
卯月
「わかったぴょん!」
※キー配置を変えているので、デフォルトでは多分違うキーだよ!
卯月
「飛行機の下に十字線が出たぴょん」
熊野
「これが爆弾の照準ですわ」
「こちらを艦船に合わせて、左クリックすることで」
「敵艦に爆弾を投下することができますわ」
卯月
「外しちゃったらどうなるぴょん?」
熊野
「その場合は命令メニューから帰投を選ぶ事でやり直せるので」
「何度失敗しても大丈夫ですわよ」
卯月
「それなら安心でっす!」
卯月
「目標をセンターに入れて…」
「クリック!」
熊野
「お見事ですわ!」
卯月
「えっへん!」
「うーちゃんこのゲーム得意かもしれないぴょん!」
熊野
「ちなみに艦船には弾薬庫、機関、燃料タンクと3つの部位がありまして」
「命中させるとそれぞれ効果の違う状態異常を引き起こせますの」
「それらを意識して攻撃できるようになると戦いの幅がグッと広がりますわよ」
熊野
「さて、次の任務も艦隊への攻撃なのだけど」
「今度は雷撃機を使って敵艦を攻撃するんですのよ」
卯月
「雷撃機ー? それは九九艦爆ちゃんとは違うぴょん?」
熊野
「爆弾を使って攻撃するから爆撃機」
「つまり魚雷を使って攻撃するのは雷撃機という事ですわ」
「詳しくは対談の第六回に書かれているのでそちらを読んでくださって」
熊野
「使用するのは九七式艦上攻撃機、卯月さんも知っていますわよね」
卯月
「あー見たことあるぴょん!」
熊野
「ほとんどの空母が初期装備として持ってくる航空機ですわね」
「それに江草さんの九九艦爆と同じく」
「友永さんの乗ったこちらの航空機にお世話になっている方も多いのではなくって?」
熊野
「操作は爆撃機と同じく、Spaceキーで航空機の下に照準が出ますわ」
卯月
「これで左クリックすれば魚雷が撃てるぴょん?」
熊野
「その通りですわ」
「でも雷撃を行う場合、高度と速度を落として水面と平行に投下するようにしてくださいね」
卯月
「どーしてぴょん?」
熊野
「着水時の衝撃が大きいと、魚雷が誤作動を起こしてその場で爆発してしまいますの」
卯月
「それはたいへんぴょん!」
熊野
「まぁ、このゲームだとそのまま甲板に落としても何故かダメージが入ったりするんですけどね」
卯月
「それじゃぁ~高度と速度を落として…発射ぴょん!」
熊野
「左舷艦首命中! やりましわ卯月さん!」
卯月
「えっへん! うーちゃん褒められて伸びるタイプぴょん!」
熊野
「攻撃は順調に進み、次はいよいよ真珠湾最後の任務ですわ」
卯月
「なんでもかかってくるぴょん!」
熊野
「それでは最後は卯月さんにドッグファイトをしてもらいますわ」
卯月
「ドッグ…え? 何ぴょん?」
熊野
「敵艦隊への爆撃を終えた攻撃隊が撤収するまで」
「敵の基地から離陸した迎撃機を抑えるのが今回の任務ですわ」
「今回は最初と違って、敵機も反撃してきますわよ」
卯月
「無理無理無理ぴょん!」
「うーちゃん駆逐艦ぴょん! 戦闘機の戦いなんて出来ないでっす!」
熊野
「まー何とかなりますわよ、ファイトですわ卯月さん」