踏んでくれそうな艦娘の逆
「命令だ、踏んでくれ」と言い出しそうな位踏まれる事が好きそうな娘
靴を履いたまま派と脱いで派の溝は深い
わかばだ
痛いぞ!だが…悪くない。
うーちゃん
全力で
伊58
- あ~
提督に踏まれて怪我したでち~
オリョクルおやすみするでち~
龍驤
- 怒らんから、なんて言おうとしたか言うてみ?
文月
- だって名前が「踏み」月…
- 踏む側じゃねーか!
秋津洲
踏ませろ
羅針盤まわしてる妖精さん
踏ませろ
宵闇ちゃん
- 見てると踏みたくなる
- 止めなさい
雷雲改二
痛みを感じない身体になり数週間
感覚を失うのには慣れてきたつもりだったが傷付いている時だけの限定的な喪失と日常的に付き合う喪失の違いは予想以上に大きかった
自分だけで抱え込むのに限界を感じた私は司令官に相談し、身体を踏んでもらう事にした
うつ伏せの状態で過ごし少し経った後背中、腰、足と順に踏んだと伝えられる
何も感じなかった
実は何もやらなかったのではと疑い今度は仰向けの状態になり腹部に思いきり踵落としをしてもらった
実際に振り下ろされる足を見ていたが踵落としの痛みは感じなかった
しかし入った場所が場所だったので苦しさを感じ声が出た
申し訳ない事をしたと頭を下げる司令官にこちらも他に頼める人がいないからと無理に頼んだ事を謝罪する
お互いに沈黙してしまい場が保たないと判断し私は付き合ってもらった事に礼をいい執務室を出ていった
結局痛みを感じる事は出来なかった
しかし少し苦しくなったあの感覚は今まで試した方法で唯一痛みに近い物を感じ取れた様に思う
今度また司令官に踏んでもらう事を頼んでみるのもいいかもしれない
そう考えながら私は自室に戻りそのまま眠りに落ちた
見ちゃいましたとか言う声が後ろの方から聞こえたが気のせいだろう