艦娘対談/長月の陣形講座

卯月
「ここでは菊月ちゃん長月ちゃんが陣形の説明をするぴょん！
やっぱり画像付きが一番わかりやすいぴょん？」

長月
「陣形は重要な話だ。
作戦を開始する前に、ちゃんと頭に叩き込んでおけ」

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単縦陣(たんじゅうじん)

長月
「縦一列に並んだ、基本的な陣形だ
砲撃、雷撃の火力の補正値が一番高いと言われている
また、雷撃や夜戦時の命中率にもプラスの補正があるようだ。」

卯月
「うーちゃん、たんたてじん、って読んでまっす！」

長月
「艦数が3隻以下の場合、この陣形にもなる
まだ艦隊の数が揃っていない場合は同然として
索敵中に遅れた艦が戦闘に不参加となった場合などに起こり得るな。」

卯月
「たんたて陣で注意することって、あるぴょん？」

長月
「海域に出撃してすぐの時は、この陣形だ。
後続艦が爆撃を回避しづらいので注意しろ。
戦闘中も後続艦が攻撃を回避し切れない事も多いな。」

複縦陣(ふくじゅうじん)

長月
「単縦字を分割して二列にしたような陣形だな。
砲撃力、雷撃力は単縦陣より落ちるが、砲撃の命中率が高いようだ
戦艦の主砲が妙に当たる気がするのは、恐らくこの陣形効果だろう。」

卯月
「うーちゃん、ふくたてじん、って読んでるぴょん！」

長月
「単縦陣より火力が落ちた分、対空防御が上がっているそうだ。
無論、夜戦火力は単縦陣より落ちるから気を付けろ。
全体的にバランスの良い陣形だから、この陣形を基本とするといいだろう」

卯月
「ふくたて陣で注意することって、あるぴょん？」

長月
「特にないな。安定した陣形だ。
だからこそ、陣形の変更ミスには注意しろ。
あとは編成時の並び順が特殊なくらいだな」

卯月
「よよっ？
どう違うぴょん？」

長月
「やや特殊なので、別項目で説明する。
ちゃんと覚えておくんだぞ？」

輪形陣(りんけいじん)

長月
「随伴艦が旗艦を護る陣形、それが輪形陣だ
砲撃力や雷撃力は複縦陣より更に下がり
雷撃の命中率も著しく下がると言われているな。」

卯月
「うーちゃん、りんけいじん、ってちゃんと読めまっす！」

長月
「代わりに対空防御値が大きく上がるようだが…。
だからといって、航空戦力が大きく上がるわけではないな。
爆撃を受けた時の防空力が上がる、と言った所だ。」

卯月
「ほかに注意するところはどこぴょん？」

長月
「随伴艦が旗艦を庇う率が高い事だ。
味方空母が旗艦の戦艦を庇って中破するかもしれないな。
戦略にもよるが、戦闘では庇うのせいであまり使わない陣形だろう」

卯月
「それって何の意味があるぴょん…」

長月
「逆に敵艦隊が輪形陣の場合は、旗艦への直撃を庇われたり、
防空効果で爆撃でのダメージが思ったより見込めないかもしれないな。
どちらかと言うと、敵艦隊に使われて厄介な陣形だろう。」

梯形陣(ていけいじん)

長月
「輪形陣並の砲撃力、雷撃力の低さと
単縦陣並の防空力の低さを持つ陣形だ」

卯月
「ていけいじん、って何に使うぴょん？」

長月
「…………　私も、それを知りたいくらいだ。
一般的には、役に立たない陣形だと言われているな。
隊列も良くないし回避にも向いていない陣形じゃあないか？」

卯月
「やくたたずぴょん………。ぷっぷくぷー。」

長月
「あとは、索敵フェーズ中の速力の変更に
最も早く対応できる陣形だ、などと噂されているが……。
回頭も早くなっているかどうかまでは、やや情報が足りないな…。」

単横陣(たんおうじん)

長月
「高い対潜効果と雷撃回避率を持った、横一列に並んだ陣形だ
砲撃力、雷撃力は輪形陣並に下がると聞いている。
代わりに砲撃の命中率は複縦陣並に高いようだな」

卯月
「うーちゃん、たんよこじん、って読んでまっす！」

長月
「横一列に並んでいるから、敵の爆撃を回避しやすい。
索敵時にも艦隊の遅れを把握しやすいのは便利だな。
くれぐれも戦闘時に陣形を変更し忘れるなよ？」

卯月
「たんよこ陣で注意することって、あるぴょん？」

長月
「そうだな…。一応、4隻から組めるが…。
本来は対潜水艦用の陣形だ
潜水艦相手に使うのが、一番だろう…」

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複縦陣の艦隊配置

長月
「母港での艦隊編成が、これだ。
この艦隊編成の配置が、戦闘中には……。」

長月
「こうなる。
1隻目2隻目と、3隻目4隻目の順番が前後するな。
5隻目6隻目はそのままだ。もし戦艦を置くならそこだな。」

卯月
「すごいわかりやすいぴょん！」

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交戦形態

卯月
「次は交戦形態について説明するぴょん！
皐月ちゃんが自軍艦の旗艦さんでっす！」

長月
「海上での交戦形態は、その時の状況によって何度も変わる。
陣形との相乗効果で大幅に戦況を変える事もあるかもしれないな。
くれぐれも、不利な状況に陥らないように気を付けてくれ」

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同航戦

長月
「自軍艦隊と敵艦隊が並走する交戦形態、これが同航戦だ
交戦形態による攻撃力や命中率に補正は無いが
陣形での補正はちゃんと受けるので、注意してくれ」

卯月
「うーちゃん、攻撃しやすくて大好きでっす！」

長月
「こちらが攻撃しやすい、と言う事は
相手からも攻撃を受けやすい陣形だ
基本的な交戦形態である以上、回避は怠るなよ？」

卯月
「…なんか、攻撃に当たりやすい気がするぴょん？」

長月
「この状態だと、攻撃範囲のサークルが増大するようだな
つまり敵の砲撃や爆撃を回避するのが難しくなる
敵艦隊の編成には、十分に気を付けてくれ」

反航戦

長月
「自軍艦隊と敵艦隊が擦れ違う交戦形態、それが反航戦だ
攻撃力が低下して決定打を与え辛くなるだろう
敵からの攻撃も弱まるからと言って、油断して被弾しないようにな」

卯月
「この時は攻撃しないほうがいいぴょん？」

長月
「多少の補正がかかるとはいえ、攻撃するのはアリだと言える範囲だ
戦艦などの大火力がある場合は、補正も気にならないかもしれないな
ただし敵艦隊との距離と、直後の航路、舵取りを忘れるんじゃないぞ？」

卯月
「同航戦みたいに、攻撃サークルが変化したりしないぴょん？」

長月
「そうだな……相対的に、同航戦より攻撃範囲のサークルは小さくなるが
お互い、あまりこの状態で攻撃し合う事はないだろう。
本当に小さくなっているのか、気休め程度でしかないな」

Ｔ字有利

長月
「敵の頭を抑えた攻撃に有利な交戦形態、それがＴ字有利だ
攻撃力の増加が見られる。命中率に補正はないようだな
できればこの状態で攻撃するのが、最も打撃を与えられるだろう」

卯月
「Ｔ字有利なら、戦艦だって楽勝ぴょん！」

長月
「攻撃に有利だからと言って、回避を怠るなよ？
せっかくＴ字有利を取っておきながら、被弾大破は情けないぞ。
ちなみに、魚雷が一番効果を発揮するのが、この交戦形態だ」

卯月
「Ｔ字有利って、絶対に敵の旗艦や
艦隊の頭を抑えないといけないぴょん？」

長月
「良い所に目を付けたな。敵艦隊に対してＴ字になる、
つまり敵艦隊の背後からＴ字を取っても良いんだ。
回避を考えると頭を抑えるより、背中を取った方がいいかもな」

Ｔ字不利

長月
「敵に頭を抑えられた攻撃にも防御にも不利な交戦形態、これがＴ字不利だ
防御力の低下が起こる。攻撃力や命中率に影響はないようだが…
この状態で一撃を食らえば、容易く大破してしまうだろうな……」

卯月
「こうなったら、どうすればいいぴょん？」

長月
「当たらなければ問題は無い、落ち着いて攻撃を回避するんだ
攻撃力や命中率の低下はないようなので、攻撃するのもアリだが…
何より針路が取り辛い交戦形態だ、回避する先を抑えられないように気を付けてくれ」

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