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アドバンスド空母大戦略/データ集
10/22戦爆連合について(11/3更新しました)
versionB Rev2より新しいシステムとして空母の「戦爆連合」が追加されています。
簡単に言うと、
①敵艦隊から航空優勢、もしくは制空権確保状態を取る
②接敵する
③「一定の組み合わせの艦載機を持った」空母艦娘が航空攻撃を行う
と戦爆連合が発動します。
特性上、砲雷撃戦のみでしか発動しません。マップ攻撃では今までに発動が確認できませんでした
発動すると左側の発艦モーションをしているキャラクターの周りに虹色の枠が出ます
書き文字や効果音などは一切無いので超分かりづらいのですがそういうもんです
ちなみにこの飛鷹の装備はこんな感じです
飛鷹改 (火力:20) | |
搭載数 | 艦載機名 |
---|---|
18 | 彗星一二型甲 |
18 | 流星 |
15.2cm単装砲 | |
15cm連装副砲 |
艦爆と艦攻を両方装備しているのがわかるかと思いますが、戦爆連合の発動にはこの「艦爆と艦攻の同時装備」が必要になります
また、艦爆、艦攻、そして艦戦の組み合わせによって攻撃力ボーナスの倍率が変化します。
※戦爆連合補正はキャップ後補正
艦戦(fighter)・艦爆(bomber)・艦攻(attacker)を同時に装備した場合(いわゆるFBA型)
倍率:1.10倍
艦爆(bomber)・艦攻(attacker)を同時に装備した場合(いわゆるBA型)
倍率:1.05倍
艦爆(bomber)を2つ・艦攻(attacker)を1つ、同時に装備した場合(いわゆるBBA型)
倍率:1.20倍
なおこの装備の組み合わせは、同じ艦娘に一定の艦載機を装備するのであれば、第一スロットから第四スロットまでのどこに装備しても変わりません。
(要は艦爆、艦攻、艦戦を積むのであればその順番がFBAでもBAFでもAFBでも変わらないということです)
また、FBAの装備を積んだ場合はBA、またはBBAの戦爆連合は発動しません。
そして、BBAの装備を積んだ場合はBAの戦爆連合は発動しません。
以下検証。
・検証のやり方
1-1で検証します。(なんやかんや言ってGPも安いし再現性が高いので検証するなら1-1が一番だと思う)
戦爆連合を発動させるためには制空権を取ることが必要になるため、一度マップ上で航空攻撃をする必要があります。
ただ空母に航空攻撃をさせると敵を撃滅させてしまうので、空母にはちょっと退いてもらった状態で確保を取ります
(マップ上で戦闘不参加になった艦娘は航空攻撃を行っても装備しているすべての艦載機が発動せず、またマップ上の発艦モーションを行う艦娘にも選ばれなくなります)
あがのの2スロに瑞雲を積めば航空攻撃の影響を最小限に抑えて確保を取ることができます
1スロで瑞雲を積める艦娘は潜水空母しかおらず、潜水空母は足が遅いため検証には不向きのため阿賀野型を選択しました
☆重要☆
以下の検証では、特に指定がなければすべて 「砲雷撃戦時・触接なし・同航・単縦陣」 での航空攻撃だと思ってください
・BA型
戦爆連合を行う飛鷹は上で見たものと同じ装備です。艦爆(bomber)を1つ、艦攻(attacker)を1つ装備しています
阿賀野改 (火力:40) | |
搭載数 | 艦載機名 |
---|---|
2 | 瑞雲 |
12.7cm単装高角砲 | |
25mm三連装機銃 | |
飛鷹改 (火力:20) | |
搭載数 | 艦載機名 |
---|---|
18 | 彗星一二型甲 |
18 | 流星 |
15.2cm単装砲 | |
15cm連装副砲 |
阿賀野第一スロット(搭載数:2)の瑞雲(爆装:4)の航空攻撃力:
(艦載機の爆装 + 艦娘の火力ステータス÷20)×√搭載数 ×1.5 +25
=(4+40÷20)×√2×1.5+25
=37
(残機1だと攻撃力34 )
飛鷹第一スロット(搭載数:18)の彗星一二型甲(爆装:10)の航空攻撃力:
(艦載機の爆装 + 艦娘の火力ステータス÷10)×√搭載数 ×1.5 +25
=(10+20÷10)×√18×1.5+25
=101
飛鷹第二スロット(搭載数:18)の流星(雷装:10)の航空攻撃力:
{(艦載機の雷装 + 艦娘の火力ステータス÷10)×√搭載数 +25}×艦載機種別補正
={(10+20÷10)×√18+25}× 1.5 または ×0.8
=113 または 60
(残機17だと攻撃力111/59 )
・1-1に出現する駆逐イ級(装甲値:3)、軽巡ホ級(装甲値:5)に航空攻撃を実行したときのダメージと戦爆連合による補正
例1:
1-1の駆逐イ級に戦爆連合状態で航空攻撃がヒットしました。ダメージは 196 と表示されました。
ただし阿賀野の瑞雲も同時にイ級に当たっているためこの影響も考えます。
総ダメージ | 196 |
航空攻撃発動者と艦載機 | 艦載機残機数(攻撃力) | 戦爆連合による補正 | 駆逐イ級の防御力予想 | 実ダメージ |
阿賀野(瑞雲) | 2(37) | 2 | 35 | |
飛鷹(彗星一二型甲) | 18(101) | → 106(×1.05) | 3 | 103 |
飛鷹(流星) | 17(59 弱撃(×0.8)) | → 61(×1.05) | 3 | 58 |
ダメージ:35+103+58=196
総ダメージからイ級の防御力の数値を差し引いて考えると、BA型のボーナスは「1.05倍」であるとすると矛盾がなくなります。
これだけだと根拠に欠けるのでもう一つ実例を出します。
例2:
例1とは別の出撃時に1-1の軽巡ホ級に戦爆連合状態で航空攻撃がヒットしました。ダメージは 188 と表示されました。
制空確保時の航空攻撃で阿賀野の瑞雲が1機撃墜され、残り1機になっている状態での攻撃でした。
今回も同様に阿賀野の瑞雲が同時にホ級に当たっているためこの影響も考えます。
総ダメージ | 188 |
航空攻撃発動者と艦載機 | 艦載機残機数(攻撃力) | 戦爆連合による補正 | 軽巡ホ級の防御力予想 | 実ダメージ |
阿賀野(瑞雲) | 1(34) | 5 | 29 | |
飛鷹(彗星一二型甲) | 18(101) | → 106(×1.05) | 5 | 101 |
飛鷹(流星) | 18(60 弱撃(×0.8)) | → 63(×1.05) | 5 | 58 |
ダメージ:29+101+58=188
・BBA型
BA型の飛鷹に、さらに1つ艦爆(bomber)を追加した装備です。合計艦爆(bomber)を2つ、艦攻(attacker)を1つ装備しています。
飛鷹の火力が装備の都合上21になっているので注意
阿賀野改 (火力:40) | |
搭載数 | 艦載機名 |
---|---|
2 | 瑞雲 |
12.7cm単装高角砲 | |
25mm三連装機銃 | |
飛鷹改 (火力:21) | |
搭載数 | 艦載機名 |
---|---|
18 | 彗星一二型甲 |
18 | 彗星一二型甲 |
18 | 流星 |
15.5cm三連装副砲 |
阿賀野第一スロット(搭載数:2)の瑞雲(爆装:4)の航空攻撃力:
(艦載機の爆装 + 艦娘の火力ステータス÷20)×√搭載数 ×1.5 +25
=(4+40÷20)×√2×1.5+25
=37
飛鷹第一・第二スロット(搭載数:18)の彗星一二型甲(爆装:10)の航空攻撃力:
(艦載機の爆装 + 艦娘の火力ステータス÷10)×√搭載数 ×1.5 +25
=(10+21÷10)×√18×1.5+25
=102
(残機17だと攻撃力99 )
飛鷹第三スロット(搭載数:18)の流星(雷装:10)の航空攻撃力:
{(艦載機の雷装 + 艦娘の火力ステータス÷10)×√搭載数 +25}×艦載機種別補正
={(10+21÷10)×√18+25}× 1.5 または ×0.8
=114 または 61
・1-1に出現する軽巡ホ級(装甲値:5)に航空攻撃を実行したときのダメージと戦爆連合による補正
例3:
1-1の軽巡ホ級に戦爆連合状態で航空攻撃がヒットしました。ダメージは 366 と表示されました。
阿賀野の瑞雲はすべて撃墜されていました(残機0)ので、飛鷹の航空攻撃の影響のみを考えます。
総ダメージ | 366 |
航空攻撃発動者と艦載機 | 艦載機残機数(攻撃力) | 戦爆連合による補正 | 軽巡ホ級の防御力予想 | 実ダメージ |
阿賀野(瑞雲) | 0(0) | 0 | ||
飛鷹(彗星一二型甲) | 18(102) | → 122(×1.20) | 5 | 117 |
飛鷹(彗星一二型甲) | 18(102) | → 122(×1.20) | 5 | 117 |
飛鷹(流星) | 18(114 強撃(×1.5)) | → 136(×1.20) | 4 | 132 |
ダメージ:117+117+132=366
例4:
1-1の軽巡ホ級に戦爆連合状態で航空攻撃がヒットしました。ダメージは 393 と表示されました。
阿賀野の瑞雲が同時にホ級に当たっています。この分も差し引いて考えると…
総ダメージ | 393 |
航空攻撃発動者と艦載機 | 艦載機残機数(攻撃力) | 戦爆連合による補正 | 軽巡ホ級の防御力予想 | 実ダメージ |
阿賀野(瑞雲) | 2(37) | 5 | 32 | |
飛鷹(彗星一二型甲) | 18(102) | → 122(×1.20) | 5 | 117 |
飛鷹(彗星一二型甲) | 17(99) | → 118(×1.20) | 5 | 113 |
飛鷹(流星) | 18(114 強撃(×1.5)) | → 136(×1.20) | 5 | 131 |
ダメージ:32+117+113+131=393
BA型と同様に総ダメージからホ級の防御力の数値を差し引いて考えると、BBA型のボーナスは「1.20倍」であるとすると矛盾がなくなります。
・FBA型
BA型の飛鷹に、さらに1つ艦戦(fighter)を追加した装備です。攻撃機自体はBA型と同じで艦爆(bomber)を1つ、艦攻(attacker)を1つ装備しています。
飛鷹の火力が装備の都合上21になっているので注意
阿賀野改 (火力:40) | |
搭載数 | 艦載機名 |
---|---|
2 | 瑞雲 |
12.7cm単装高角砲 | |
25mm三連装機銃 | |
飛鷹改 (火力:21) | |
搭載数 | 艦載機名 |
---|---|
18 | 烈風 |
18 | 彗星一二型甲 |
18 | 流星 |
15.5cm三連装副砲 |
阿賀野第一スロット(搭載数:2)の瑞雲(爆装:4)の航空攻撃力:
(艦載機の爆装 + 艦娘の火力ステータス÷20)×√搭載数 ×1.5 +25
=(4+40÷20)×√2×1.5+25
=37
飛鷹第二スロット(搭載数:18)の彗星一二型甲(爆装:10)の航空攻撃力:
(艦載機の爆装 + 艦娘の火力ステータス÷10)×√搭載数 ×1.5 +25
=(10+21÷10)×√18×1.5+25
=102
飛鷹第三スロット(搭載数:18)の流星(雷装:10)の航空攻撃力:
{(艦載機の雷装 + 艦娘の火力ステータス÷10)×√搭載数 +25}×艦載機種別補正
={(10+21÷10)×√18+25}× 1.5 または ×0.8
=114 または 61
・1-1に出現する軽巡ホ級(装甲値:5)に航空攻撃を実行したときのダメージと戦爆連合による補正
例5:
1-1の軽巡ホ級に戦爆連合状態で航空攻撃がヒットしました。ダメージは 202 と表示されました。
すべて撃墜なしの状態でしたので差し引きで考えると、
総ダメージ | 202 |
航空攻撃発動者と艦載機 | 艦載機残機数(攻撃力) | 戦爆連合による補正 | 軽巡ホ級の防御力予想 | 実ダメージ |
阿賀野(瑞雲) | 2(37) | 4 | 33 | |
飛鷹(彗星一二型甲) | 18(102) | → 112(×1.10) | 5 | 107 |
飛鷹(流星) | 18(61 弱撃(×0.8)) | → 67(×1.10) | 5 | 62 |
ダメージ:33+107+62=202
例6:
例5とは別の出撃で1-1の軽巡ホ級に戦爆連合状態で航空攻撃がヒットしました。ダメージは 261 と表示されました。
すべて撃墜なしの状態でしたので差し引きで考えると、
総ダメージ | 261 |
航空攻撃発動者と艦載機 | 艦載機残機数(攻撃力) | 戦爆連合による補正 | 軽巡ホ級の防御力予想 | 実ダメージ |
阿賀野(瑞雲) | 2(37) | 5 | 32 | |
飛鷹(彗星一二型甲) | 18(102) | → 112(×1.10) | 4 | 108 |
飛鷹(流星) | 18(114 強撃(×1.5)) | → 125(×1.10) | 4 | 121 |
ダメージ:32+108+121=261
BA型と同様に総ダメージからホ級の防御力の数値を差し引いて考えると、FBA型のボーナスは「1.10倍」であるとすると矛盾がなくなります。
・キャップ前後判定
戦爆連合の攻撃力補正がキャップ前補正であるか、キャップ後補正であるかの検証を行います。
加賀に戦爆連合BA型になるように艦載機を装備させました。
丁字有利状態であれば、搭載数20のとき第二スロットの彗星一二型甲の攻撃力がちょうど150になります。
阿賀野改 (火力:40) | |
搭載数 | 艦載機名 |
---|---|
2 | 瑞雲 |
12.7cm単装高角砲 | |
25mm三連装機銃 | |
加賀改 (火力:50) | |
搭載数 | 艦載機名 |
---|---|
18 | 流星 |
18 | 彗星一二型甲 |
15.2cm単装砲 | |
熟練艦載機整備員 |
阿賀野第一スロット(搭載数:2)の瑞雲(爆装:4)の航空攻撃力 丁字有利状態:
{(艦載機の爆装 + 艦娘の火力ステータス÷20)×√搭載数 ×1.5 +25} ×1.2
={(4+40÷20)×√2×1.5+25} ×1.2
=45
加賀第一スロット(搭載数:20)の流星(雷装:10)の航空攻撃力 丁字有利状態:
[{(艦載機の雷装 + 艦娘の火力ステータス÷10)×√搭載数 +25}×艦載機種別補正] ×1.2
=[{(10+50÷10)×√20+25}× 1.5 または ×0.8] ×1.2
=153 または 88 (強撃の場合はキャップ補正前攻撃力165)
加賀第二スロット(搭載数:20)の彗星一二型甲(爆装:10)の航空攻撃力 丁字有利状態:
{(艦載機の爆装 + 艦娘の火力ステータス÷10)×√搭載数 ×1.5 +25} ×1.2
={(10+50÷10)×√20×1.5+25} ×1.2
=150
例7:
1-1の駆逐イ級に、丁字有利状態で加賀だけの航空攻撃が戦爆連合状態でヒットしました。(阿賀野はホ級を攻撃)ダメージは critical 322 と表示されました。
加賀の艦載機は撃墜なしの状態でしたのでクリティカルも含めて考えると、
:critical発生 | |
総ダメージ | 322 |
航空攻撃発動者と艦載機 | 艦載機残機数(攻撃力) | 戦爆連合による補正 | 駆逐イ級の防御力予想 | 実ダメージ |
加賀(流星) | 20(88 弱撃(×0.8)) | → 92(×1.05) | 3 | 89 |
加賀(彗星一二型甲) | 20(150) | → 236(×1.05とクリティカル) | 3 | 233 |
ダメージ:89+233=322
加賀の第二スロットの彗星一二型甲は、キャップ補正前の素の攻撃力が150となりますが、
もし戦爆連合補正がキャップ前補正であった場合、キャップ補正前に1.05倍が乗算されて補正前攻撃力が158、キャップ補正にて補正後攻撃力が152になります(クリティカルで228)が、
そうなると実ダメージ322に攻撃力が届かず、計算が合わなくなります。
戦爆連合がキャップ後補正とすると計算の辻褄が合いますので、戦爆連合補正はキャップ後補正であることが言えると思います。
・まとめ
戦爆連合はBBA型にすると攻撃力が1.2倍に上昇しますので、積極的にこれを狙っていきたいところです。
同じくキャップ後補正である触接補正と重複するので、
制空権確保して彩雲で触接を取った(1.17倍)場合、航空攻撃の攻撃力キャップ150まで届いているスロットであれば、
BBA型の戦爆連合にすると 150×1.17×1.2=210 となり、1スロットあたり攻撃力が60(150→210)も上昇することになります。
さらにクリティカルが発生すれば1スロットの攻撃力が315まで上昇し、これがいくつか重なれば装甲の堅い空母棲鬼も一撃死する威力になります…
そのため、空母を何人か艦隊に編成するなら、艦戦で制空権を取る空母艦娘(サポーター)と、BBA型戦爆連合で攻撃する艦娘(アタッカー)は分けるという分業体制がおすすめです。
サポーターもFBA装備にして戦爆連合できると尚良ですね。