オリジナル艦娘/陽炎型/凪風

彼女について

• 空気読めない頭空っぽ系のばかくちくと見せかけて、その内面は臆病で非常にナイーブなあまえたがり。そこそこの頻度で有名どころの海戦に参加しており、他の艦娘とは非常に気まずい。
  特に陽炎型については自分のせいで命を散らしたと考えている節があり、本当は末っ子として姉さまたちに甘えたいのだが、その気持ちを押し殺している。
  極力鎮守府内でも姉たちと顔を合わせないで済むよう、息を潜めていることが多いのはそのせい。

• その最期から同型の雪風を苦手としている。具体的には見掛けただけで挙動が不審になり、それを突っ込まれた時点で悲鳴をあげるレベル。
  なのだが、雪風のお気に入りらしく、よくきゃいきゃい泣きながら追いかけまわされている姿が目撃されている。
  なお、アメリカ艦であるアイオワとは親分と舎弟のような関係。側付きとして一緒にいる姿を見ることも多い。

• 正義という言葉を使うのは、自分に自信がないから。
  • そして、正しいことをしていればいつかまた、姉たちと再会できる信じていたから。

• 時折英語混じりに喋るが流暢と言うにはほど遠い。いわゆるジャパニーズイングリッシュ。
• コーラを愛飲しており、個人でダース単位を備蓄しているという噂も。

• AC版では鎮守府の廊下で凪風が挙動不審にしていると、陽炎型確定というオカルトが流れているとかいないとか。

• 改装後はそれまでと雰囲気が一変。瞳から光が消え、敬語を使い始める上に、自身を米軍駆逐艦Mayfieldであると主張し始める。記憶にも混濁が認められ、凪風とは別人と言っても差し支えなくなる。
  • かの国の技術で、改装を受けた結果なのであろうか？暗示と催眠による刷り込み、臨床試験前の深海棲艦由来技術の一部導入、米軍艦としての意識面が強く出るよう無理な調整を受けた結果のどれかか全部が原因

• 性格は寡黙で、口数も少ない。表情の変化も少なく、人形のようであると揶揄されることも。
• 時折虚空に向かって話しかけている姿が目撃されている。

• 深海棲艦の探知に対して気づかれにくい特性を有している。何らかの隠蔽能力を持っていると推測されるが、ブラックボックスとなっている為、詳細は不明。
  • また、本人からの申告に拠れば、深海棲艦が相互に意思疏通を行うチャンネルに干渉、傍受し、読み取ることが可能であるとのことであるが、そのような技術は実用化されておらず、詳細は不明である。

• 夜戦時においては、普段の様子から一変し攻撃性を露にする。

ゲームにおいて

• 運が低い以外は平均的な陽炎型のステータスで可もなく不可もなく。

• であるのだが、改装後は秋月型すら超える鬼のような対空値を持つ。その上火力、索敵も無駄に高い。USA!USA!

• が、やはり運は低めで、装甲もやや低い。

• 改装後に持参する5inch単装砲 MK.30は10cm高角砲＋高射装置の対空値さらに上回り、Mayfieldが装備していた場合、当然のように対空カットインも発生する。両用砲万歳。

小ネタ

• 数奇な運命を辿ることとなる凪風は、陽炎型駆逐艦としては最後に建造された20番艦の末っ子。秋雲とは違いあくまで陽炎型として設計されたため、純粋な陽炎型ということになる。

• 竣工後は主に南方での輸送船の護衛に当たっていたが、目的地への護送後の単独航行中に機関に重大なトラブルが発生。
• 航行不能の状態となった為、救助を待っていたが、彼女のもとにやってきたのは味方ではなく、哨戒中の連合軍艦隊であった。
• 抵抗らしい抵抗もできないまま拿捕された凪風はそのまま米軍拠点まで曳航されていき、以降徹底的にその性能諸元から特性を調べ上げられることとなる。
  • この際に取られたデータは、彼女の姉妹たちを沈める為に大いに役立てられ、艦娘となった後も彼女の心にしこりを残し続けることになる。

• 調査終了後は艦名をMayfieldと変え、米軍規格の艤装に換装して対日戦に投入される。
  • 対空戦を重視して無数の機銃が配され、さらに最新鋭の射撃指揮装置により高い防空能力を持たされた。
  • また主機関はGE製のものに換装されており、出力も大幅に向上している。
  • その他装備はフレッチャー級に準ずるものが搭載されていたが、度々更新されており、最終的に太平洋戦争時の陽炎型の中では最も高い性能を持つ艦となっていた。
    • 最終的な装備は、38口径5inch単装砲×5基、Bofors 40mm四連装機関砲×5基、20mm単装機銃9基、535mm5連装魚雷発射管2基、爆雷軌条2基、爆雷投射機6基。という対空を強く意識した重装備ぶり。明らかな過重搭載であり、僅かに残された当時の記録からも、復原性が不十分であったことが読み取れる

• 米国太平洋艦隊所属艦艇として対日作戦に従事、堅実に立ち回り、緒戦の勝利に貢献した。
  • その戦歴の中には、同じ陽炎型の姉と対峙し、その最期見届けることもあり、艦娘となった後も彼女の心にしこりを残し続けることになる。
    • Mayfieldの挙げた戦果の中で、特筆して挙げるべきは通商破壊での活躍ぶりであろう。改装された後も陽炎型としての面影を色濃く残していたMayfieldは、日本軍艦船に味方艦と誤認されるケースが多く、物資輸送中の艦船に比較的容易に接近することができた。軽快な足回りと高精度の砲撃も合わさって多くの商船、輸送船、鼠輸送に従事中の駆逐艦への「騙し討ち攻撃」に成功している。生存者たちは、既に失われた陽炎型駆逐艦凪風に酷似したその襲撃者を恐れ、「ガ島の亡霊」と恐れた。
    • つまり、駆逐艦たちのトラウマメイカーの一端を担っていたのである。

• 1944年初頭、哨戒任務中であったMayfieldは空母千歳を護衛し、サイパンから日本へ航行中の雪風を発見。雪風に対して不意打ちの雷撃を仕掛けるが、全弾回避される。
• 逆に雪風からの反撃の魚雷攻撃によってMayfieldは大破し、機関停止する。
  • 一方の雪風は米潜水艦に捕捉されることを嫌い、千歳を伴って速やかに離脱。Mayfieldは取り残されることとなる。
    • ほどなくして、現場に到着した米軍潜水艦が「陽炎型駆逐艦」に放った魚雷によって轟沈した。
      数奇な運命を辿り、敵方に流れた凪風はその最期に陽炎型駆逐艦として散ったのである。

容姿とか

背丈

• だいたい天津風とかと同じくらい。胸はぺたんこ。瞳はマリンブルー。改装後はレイプ目になる。

服装

• 陽炎型標準のジャケットタイプの方。首元のリボンタイは赤。スパッツ装着。

• 改装後はシャツが黒シャツに変わり、スパッツを脱いでガーターベルト装備に。ジャケットはレザー系っぽい質感に。アイオワと同意匠の籠手と水兵帽を装備する。

髪型

• 鳶色の髪を肩口まで伸ばし、ショートポニーテールにしている。
  • もみあげはやや長め。前髪は姫カット。

• 改造後はリボンタイで髪を結っている。

艤装

• 12.7cm連装砲を肩掛けにして背中にリュックタイプの機関やら魚雷管を背負ってるタイプ。

• 改造後は、砲が単装になり砲射撃指揮装置が乗っかっている他、背中の艤装から機銃満載のバインダーが4基追加され、巨大化している。艤装にはレーダーが装備されている。