時刻 〇二〇〇
トイレから帰る途中の卯月
卯月
「…お月様が綺麗だぴょん(とてててて)」
…
ふと立ち止まる卯月
…
卯月
「…(キョロキョロ)」
…
卯月
「…誰かいるのかぴょん…?」
霎
「…何してんの」
卯月
「ぴょーーーーーーーーーー!!!11!????」
霎
「…うるさいな」
卯月
「って霎ちゃんぴょん!?驚かさないで欲しいぴょん!」
霎
「…お前の索敵が下手なだけだ」
卯月
「…うーちゃんには偵察機のせられないから仕方ないぴょん」
霎
「(…電探付いてるだろ)…つーか『こんなところ』いつまでもチョロチョロするな」
卯月
「ぴょん?なにかあるぴょん?」
霎
「…航空母艦や軽空母の部屋の近くだぞ 明日の演習の的になりたいのか?」
卯月
「そ、それは困るぴょん…急いで帰らないと…霎ちゃんまた明日ぴょん(とてててて)」
霎
「…疲れるから出来れば会いたくない…」
霎
「…はあ…寝よ…」
…
霎
「…」
…
霎
「……」
…
霎
「(…何か言いたいなら口で言え…)」
…
霎
「(…私や霽が関わる義理なんか無いんでね…何かしたきゃ自分で動きな『アウトナンバー』…)」
…
霎
「…めんどくさ…」
…
その場から振り向く事無く気だるく遠ざかる霎
──
──今日はよく月が見える
──月は今日もそこにいてくれる
──私の隣には
──誰がいてくれるのだろうか
END