鎮守府 TACTICS 弐

Last-modified: 2016-11-06 (日) 06:55:29



かつて、人類は滅亡の危機に瀕していた
深海の底から現れた未知の生命体によって…
生き延びるために、人類は悪魔の兵器を手に入れた
人々は悪魔の兵器を駆使して、滅亡の危機から脱した
…はずだった
そして…悪魔を討つための兵器を使い、人類同士の戦いが始まった


少女は、星空に尋ねる
誰が、この戦いを終わらせてくれるの?
星空は、なにも答えてくれなかった


ストーリー

かつて人類は、最後の希望と、残された僅かな兵力を若き司令官に託し、
深海棲域の奥深くへ送り込んだ。

それから数ヶ月、数年が経つうちに、海上に現れる深海棲艦の数は減っていった。
人類はようやく訪れた安らぎの日々に歓喜した。

しかし、それは長くは続かなかった。

人類は長い戦いの間に、凶悪かつ強大な深海棲艦に対抗するため、
深海棲艦を人類の兵器として利用する、“艦娘システム”を開発していた。
そして深海棲艦との戦いが少なくなってからも、この強力な兵器を手放すことができなかった。

艦娘を巡って世論は二つに割れた。
未知なる敵からの侵略に備え、積極的に艦娘を保持・開発し続けようとするグループと、
艦娘を解体すべきだと主張するグループとに。
お互いの主張は噛み合うことなく、対立は深まっていった。

そして皮肉なことに、人類同士の戦争が始まった。

二つに分かれた人類は、新たな兵器を開発し続け、命を奪い合った。
戦いは泥沼化し、戦火は世界中に広がっていった。

人類同士の戦いは日々その凄惨さを増している。
今、再び人類に迫る強大な危機に気づいている者はいない。




陣営紹介

  • 連合鎮守府
    地球人類の統一政府が持つ海軍。
    深海棲艦兵器「艦娘」を開発し、深海棲艦を撃退していった歴史を持つ。深海棲艦との戦いが小康状態になった後も、艦娘の保持・開発を積極的に行っている。
  • 呉革命鎮守府
    艦娘依存に対して警鐘を鳴らす人々が興した「呉革命政府」が持つ海軍。
    日本の一都市で起きた深海棲艦兵器廃絶運動は、世界中に伝播し、人々は革命政府を立ち上げた。
    電撃的に資源地帯を占拠し、積極的に亡命者を受け入れたことから経済的にも、人口比的にも連合政府に比肩する存在となっている。
  • 深海棲艦
    純度の高い破壊本能を持つ未知の生命体。
    生物だけでなく、機械や鉱物なども取り込み、自分と同化させる能力を持つ。
    自己修復能力を持つ兵器が多く、戦いが長引けば長引くほど敵は劣勢に立たされる。
    深海棲艦の登場により、人類は海上での航行手段を喪失した。
  • 太平洋解放同盟
    呉革命鎮守府の過激派によって結成された組織。物語中盤において電撃的に独立を果たす。
    最新鋭艦を独占的に所有する他にDBS(Deepfleet Bind System)と呼ばれる深海棲艦の人為的コントロールを可能とする技術を有しているとされる。