鮫2

Last-modified: 2016-06-03 (金) 05:03:11

前のページ | 次のページ?


そんな事より鮫の話しようぜ!
jaws2.jpg

花の慶次のサメ

正確には花の慶次そのものではなく、原作者による戦国末期/江戸時代初期を舞台とした一連の小説「かくれざと苦界行」(吉原御免状の続編)に登場するサメ、
物語の舞台は花の慶次が終了してから数十年後。小田原攻めで慶次に諭された少年が、やがて誰からも慕われる老人に成長したころである。


平和とともに秩序が訪れた時代。かぶき者や自由の民の居場所は次第となくなり、迫害が進められていった。
士農工商の身分制度の外に置かれ、差別の対象となった流浪の民、まつろわぬもの達はイケメン老人をかしらと仰ぎ、一つの武力集団を作り上げていく。
やがて彼らを危険視した幕府が忍者を送り込んでき、激しい闘争が始まるのであった。


そんな物語で敵役、すくいようのない悪役として登場した残忍で悪辣非道な男が「救われる」シーンに登場し、シリーズ全体を凝縮したような活躍を見せたのは一匹のサメであった。


日本小説史に残る感動的な名シーンを「いや~んHなサメさんですぅ」と言ったやつの事を俺は絶対に許さない。絶対にだ。おのれ壺の連中め